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ブログ - 天と地にある物事を想い巡らすサイト!よろず放談

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そのぎ茶とうれしの茶!

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年10月13日(日)

そのぎ茶とうれしの茶!

2019年の全国茶品評会が開催され、蒸し製玉緑茶部門で、最高賞の1等1席(農林水産大臣賞)に選ばれた東彼東彼杵町の中山雄太さんの出品茶を、茶商社である月香園製茶が、過去最高値となる1キロ当たり30万円で落札したというニュースがありました。月香園製茶は購入した高価なお茶を店舗の買い物客に抽選で配り、そのぎ茶のPRに役立てるそうです。ずいぶん太っ腹ですね。

お茶の世界はよくわからないのですが、そのぎ茶となるとなおさらわかりません。そこで少し調べてみました。

   玉緑茶とは独特の丸みを帯びた形状をしていて、一枚一枚の緑茶の艶が深く、香りや旨みが強いと言う特徴があります。また、そそぐたびに味や香り、旨みの移り変わりを楽しめるお茶だそうです。

   産地で一番有名なのが長崎県の東彼杵(ひがしそのぎ)と佐賀県の嬉野(うれしの)です。この二つの地区は隣接しています。1504年に嬉野で後述する釜炙り茶を作ったのが始まりだそうです。以前東彼杵の葉はうれしの茶のブレンド用として嬉野に出荷されていましたが、1987年にそのぎ茶振興協議会が発足し、そのぎ茶ブランドの育成に努めてきました。現在ではうれしの茶と並ぶ有名ブランドになっています。

   製法は二つあります。主流は蒸し製玉緑茶です。この製法は茶葉をまっすぐに整える「精揉(せいじゅう)」と言う工程を行わないので、渋みを抑え、甘みや旨みのあるお茶に仕上がります。もう一つは釜炙り茶です。嬉野が発祥の地ですが、現在でも全体の5%程に限定して作られています。釜炙りの香りが際立ち、さっぱりしたのど越しを楽しめるお茶です。

   お茶の効能としては、心と体をリラックスさせるテアニン、抗酸化作用や抗菌作用のあるカテキン、風邪の予防やストレス解消に効くビタミンC、そして、老化抑制に効果があるビタミンEなどがあります。

何れも東京では中々手に入らないらしいですが、インターネット経由購入することが出来るそうです。

囲碁・10代名人誕生!

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年10月09日(水)

囲碁・10代名人誕生!

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11月9日に20歳になる芝野虎丸が張羽名人を4勝1敗で破り新名人になりました。

これまでの記録は井山本因坊・他の20歳4ヶ月でしたが、芝野虎丸が10代で初めて7大タイトルの一つである名人を獲得したのです。

将棋の世界では藤井7段が16歳で華々しい活躍をしていますが、囲碁の世界では男性の10代棋士で注目される棋士が報道されていませんでしたので、ついに登場といった感じです。

しかし、知らないのは私だけかも知れません。報道によると、2017年に龍星戦で優勝していますし、もっと凄いのは、2018年に日中竜星戦で世界最強棋士の柯潔(かけつ)九段を破って優勝しているではありませんか!

顔写真を見ると繊細で優しそうな印象ですが、虎丸という名前が大変強そうで、しかも覚えやすいところが良いと思います。ご両親が同じ囲碁棋士の兄・龍之介二段と対(龍虎)になるようにと名付けたそうです。

今月の25日開幕の第67期王座戦5番勝負では井山王座に挑戦することになっているので、以前の井山様に、あれよあれよという間に7大タイトルを獲得していくかも知れません。

囲碁の世界では、昔は日本が最強だったのですが、現在は中国と韓国の後塵を拝しています。井山本因坊・他と芝野名人が競い合って互いのレベルを向上させ、日本最強時代が復活することを期待したいと思います。

日本の勝利を祝うような花火!

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年10月06日(日)

日本の勝利を祝うような花火!

昨日行われたラグビーW杯の日本対サモア戦は38対19で日本が勝ちました。4トライを挙げて勝ち点を14に伸ばし、プールAの単独1位になりました。

昨晩は二子玉花火大会があり、沢山の人が二子玉に集まりました。駅前はこれまで見たこともないほど大勢の人が行き来していました。

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絶好の見物場所は超混んでいるので諦め、二子玉の高台に位置する岡本にある急坂から少し花火を楽しみました。ちょっと誇大解釈かも知れませんが、その時に偶然撮影した写真が、一軒家に潜むゴジラが日本の勝利を祝うために火炎放射をしているように見えましたので掲載しておきます。

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尚、日本はこれでベスト8進出決定ではありません。最終戦のスコットランドに7点差以上で負けると、前回の2015年と同様1次リーグ予選で敗退となってしまいます。

まさに天王山の戦いになります!

 

 

ラグビーW杯の歴史について知っておこう!

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年10月04日(金)

ラグビーW杯の歴史について知っておこう!

日本中を興奮の坩堝とさせているラグビーW杯の歴史について、詳しく知っている日本人はラグビー関係者以外ではあまりいないと思います。折角ワールドカップを楽しみ、今後の発展が期待させるだけに、過去についても知っておきたいと思います。

   ラグビーの起源は1823年にイングランドのラグビー校のフットボールの試合中に、ウィリアム・ウェブ・エリスがボールを抱えたまま相手のゴールを目指して走り出したこととされています。ラグビーは地名でもあり学校の名前でもあります。

   現在ラグビーW杯開催の母体は、2014年に名称変更された「ワールドラグビー」ですが、元々は1863年に設立されたサッカーの「フットボール・アソシエーション」に対抗して、1871年にロンドンでラグビー協会が設立されたことに始まります。

   1895年に労働保障問題などから分裂が発生し、南部を母体としてアマチュア主義を尊重するラグビーユニオン(これが現在のワールドラグビー)と北部を母体として報酬を目的とするラグビーリーグに別れてしまいました。分裂当初は双方のルールは同じでしたが、現在はユニオンが15人制で、リーグが13人制です。さらにリーグはFWの密集(ラックやモール)を排除しています。

   ラグビーW杯の第1回は1987年に行われましたが、1983年にオーストラリアとニュージーランドがそれぞれ当時の国際ラグビーフットボール評議会にワールドカップの開催を提案したことに始まります。そのときは却下されたのですが、1985年の年次会合でメンバー8協会(オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、フランス、イングランド、ウェールズ、スコットラド、アイルランド)で投票を行い6対2で可決されて1987年にニュージーランド・オーストラリアによる共催で第1回が行われました。注目すべきは反対したスコットランドとアイルランドの理由です。アマチュアリズムが脅かされると言う理由だったそうですが、この時点ではアマチュア主義が続いていたわけです。もう一つ注目はこの投票に参加している南アフリカが1981年に評議会によってアパルトヘイト政策を廃止するまでラグビーユニオン国際大会への出場が禁止されていたことです。その後、1992年のアパルトヘイト政策廃止により、国際試合への復帰が認められ、1995年の第3回ワールドカップ開催と優勝につながりました。

   これまで行われたラグビーW杯は8回です。

大会   開催年  開催国     優勝国   (決勝スコア)準優勝国

1回  1987年 NZ・豪    NZ     29-9  フランス
2回  1991年 イングランド  豪      12-6  イングランド
3回  1995年 南ア      南ア     15-12 NZ
4回  1999年 ウェールズ   豪      35-12 フランス
5回  2003年 豪       イングランド 20-17 豪

6回  2007年 フランス    南ア     15-6  イングランド
7回  2011年 NZ      NZ      8-7  フランス
8回  2015年 イングランド  NZ     34-17 豪
これまでニュージーランドが3回、オーストラリアと南アフリカが2回、そしてイングランドが1回の優勝で優勝国が極めて限られています。今年の9回目はニュージーランドが3連覇に挑む一方で、エディー・ジョーンズHC率いるイングランドが2回目を狙っているように現状では感じます。ダークホースは日本でしょうか?

   第1回~第3回の参加国は16チームで4チームずつ4プールに別れた1次リーグでした。第4回以降は20チームに増えましたが、第4回は4チームのプールが5つありました。第5回からは現行通り5チームで4プールとなっています。

   これまでで一番強烈な印象を与えた大会は第3回の南アフリカ大会だったと思います。まず、アパルトヘイト政策解除で参加復帰が実現し、幻の最強国と言われていた南アフリカが参戦し、しかも自国開催であったこと。

次は、ニュージーランドを延長後半劇的なドロップゴールで勝利したことです。残念ながらこの試合は見たことがないのですが、インターネットで解説などを読むと世界最高の試合だったことが覗えます。

最後は日本がニュージーランドと対戦して17対145で玉砕したことです。この点数は今でも破られない恐ろしい記録です。80分という限られた時間の中で、ニュージーランドは21トライを取り、日本は2トライを返しました。80分を合計23トライで単純に割ると1トライにかかった時間は3分28秒になりますが、コンバージョンゴールキックに少なく見積もっても30秒くらいかかりますから、3分に満たない時間でトライを取り続けたことになります。どう考えてもこんな結果はあり得ませんので、当時のニュージーランド選手のコメントを読んでみました。ニュージーランドは控えメンバーが中心だったのですが、オールブラックスの名に恥じないように、日本に対して警戒を忘れず万全の対策を立てて臨んだそうです。それに対し、日本の選手達は僕たちをまるで神様のように尊敬し、勝とうと思っていなかったそうです。それまでは、パスを中心とした横の展開を主戦法としていましたが、この試合では、何が何でも縦に突っ込んで行ったらしく、タッチキックを使いながらエリアを挽回することもしなかったそうです。第4回から参加チームが20カ国に増えることが決まっていましたが、ニュージーランドとのこの試合が国際ラグビーフットボール評議会をして「プロ化」の宣言をさせたのではないでしょうか?

   2015年の第8回大会でエディー・ジョーンズHC率いる日本が南アフリカを破る奇跡を起こしました。今回もアイルランドに勝つという離れ業を成し遂げています。悪夢のような第3回とは雲泥の差ですが、ここまで大きく変わった最大の貢献者はエディー・ジョーンズHCのように思えてなりません。

   世界の3大スポーツ大会の一つのラグビーW杯があると言われています。残る二つはFIFAとオリンピックです。ラグビーW杯のTV視聴者数は40億人と言われています。FIFAのワールドカップは250億人だそうです。世界人口は80億人弱ですから、40億人というと世界人口の半分強になってしまいます。FIFAワールドカップの250億人になるとわけがわかりません。いろいろ考えて引き出した答えは試合数の累計でした。ラグビーW杯の試合総数は48試合です。40億人を48試合で割ると、1試合当り世界で83百万人が視聴していることになります。凄い数字ですがこれなら納得できる範囲でしょう。FIFAワールドカップは全部で64試合ありますので、1試合当り3億9千万人が視聴していることになります。今回のラグビーW杯の結果を踏まえ、今後TVでの放映が増えれば、次回フランスW杯ではもっと視聴者が増えるのではないでしょうか?

2019年住みやすい国ランキング!

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年09月27日(金)

2019年住みやすい国ランキング!

米国の非営利団体である社会発展調査機構が、国際連合が設定した17項目に基づいて、世界149カ国・地域の状況を調査した結果が発表されました。

17項目は次の通りです。

   貧困をなくそう

   飢餓をゼロに

   全ての人に健康と福祉を

   質の高い教育をみんなに

   ジェンダー平等を実現しよう

   安全な水とトイレを世界中に

   エネルギーをみんなに そしてクリーンに

   働きがいも経済成長も

   産業と技術革新の基盤を作ろう

   人や国の不平等をなくそう

   住み続けられるまちづくりを

   作る責任 使う責任

   気候変動に具体的な対策を

   海の豊かさを守ろう

   陸の豊かさを守ろう

   平和と公正を全ての人に

   パートナーシップで目標を達成しよう

調査項目としてはなかなかよく出来ていると思います。

結果としては、ノルウェーが昨年に続き1位となりました。

2位以下はデンマーク、スイス、フィンランド、スウェーデン、アイスランド、ニュージーランド、ドイツ、カナダと続き日本が10位になっています。アジア勢では韓国が23位、中国が89位でやはりアジア全体の評価は低いのでしょうか?

日本ワイン好調!

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年09月23日(月)

日本ワイン好調!

昨年秋に、国産ブドウだけを用いて国内で製造されたワインを日本ワインと命名し、輸入ワイン原料を国内で醸造する「国内製造ワイン」とは区別されるようになりました。その後、日本ワインが海外のワインコンクールで高い評価を得ていることもあって、日本ワインの販売が大幅に伸びているそうです。大手ワインメーカーのメルシャン、アサヒビール、サッポロビール、キッコーマン、サントリーワインインターナショナルそれぞれ大幅な増産体制を計画しています。数年後には凄い量の日本ワインが提供可能になりますが、問題は値段です。輸入関税の撤廃が進む中、海外のワインは500~600円位でも十分楽しめるワインが出てきているので、日本ワインもその水準になって欲しいものです。

「本当に住みやすい街大賞2019」!

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年09月18日(水)

「本当に住みやすい街大賞2019」!

住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社が関東地域の「本当に住みやすい街大賞2019」を発表しました。

選考基準は次の5項目で、それらを数値化して総合得点で順位を決めています。

    住環境:インフラ整備や、衣食環境などを中心に、「住むことの快適さ」などに影響を及ぼす周囲の状況の良さを総合的に審査しています。

    交通利便:「働く」という視点において、都心の主要駅へのアクセス面や交通機関の利用面における「快適さ」などから審査しています。

    教育環境:自治体の「教育」に対する制度の充実度のみでなく、子供たちにとって安全・安心に暮らしていける環境が学校・家庭・地域の連携により構築されているかなどを判断基準に審査しています。

    コストパフォーマンス:その他の審査基準と連動する形で、「住まい環境」の充実度に対する家賃相場や分譲価格相場、物価の相場などから審査しています。

    発展性: 商業・工業・その他インフラ整備や交通面など総合的な視点から街全体としての利便性において、将来的な「街としての価値の向上」が見込める点を中心に審査しています。

 

その結果1位から10位までは次の街になりました。子育てが重要な要素になっているせいだとは思いますが、訪れたことがない街が多く、個人的には凄く意外な感じがしました。

1位:赤羽     総合評価4.54

2位:南阿佐ヶ谷      4.40

3位:日暮里        4.07

4位:川口         4.04

5位:柏の葉キャンバス   3.96

6位:勝ちどき       3.95

7位:南千住        3.87

8位:千葉ニュータウン   3.84

9位:小岩         3.68

10位:矢向        3.43

詳細は下記URLをご覧ください!

https://www.aruhi-corp.co.jp/cp/town_ranking/2019_kanto/

働きアリとアリ地獄!

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年09月16日(月)

働きアリとアリ地獄!

アリとキリギリスではないですが、アリとアリ地獄の話も面白いものがあります。

まず、アリの世界ですが、アリの巣は巨大な組織があります。1匹の女王アリと数匹の雄アリがいて上層階級を作り、下層階級にはメスの働きアリが沢山います。一つの巣で数百匹から億単位の働きアリがいると言われています。働きアリの役目は外部から餌を取ってくることです。往復の行動範囲が約100メートルと言われる働きアリは1日に何度も外出します。働きアリの大きさは約1cmですから、1.5メートルの人間に置き換えると15kmに相当します。これを何回も繰り返すわけですから、人間で考えれば尋常ではありません。さらに、異常な早さで6本の足を動かしながら移動する働きアリの歩く(走る?)速さは、1秒間に10cmですから時速では360mです。1.5mの人間に置き換えると時速54kmになります。世界一早いウサインでも時速37km程度ですので、働きアリの歩く(走る?)速度はとてつもなく速いことになります。

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次は、アリ地獄です。働きアリの天敵で恐ろしい牙と猛毒を持っているアリ地獄が、か細く頼りないウスバカゲロウの幼虫であることを知っている(もしくは覚えている)人はあまりいません。成虫のウスバカゲロウは数週間~1ヶ月の寿命なのですが、アリ地獄は1~3年も土の中で働きアリを待ち構えます。

砂場で山を築くと円錐状の形になって安定する時がありますが、その斜面の角度を安息角と言います。アリ地獄は安息角の円錐を逆さにした状態に作り上げられています。何も表面に触らないと安定していますが、働きアリのような軽量なものでも表面に触れると限界点を超えて砂が崩れ落ちます。雨が降ったりすると安息角が変わるので、アリ地獄はこまめに傾斜を調整する必殺仕掛け幼虫なのです。

1日に何匹も働きアリが入ってくれるかというと、それほど甘い世界ではありません。働きアリの触覚がセンサーの役目を果たし、簡単に罠にはまることはありません。何週間から1ヶ月に1度くらいの程度のようです。一方のアリ地獄も絶食に耐えられるような体の仕組みにはなっているので、数ヶ月は絶食でも生き延びることが出来るそうです。

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ミクロの決死圏のようなセンチメートル世界の生存競争ですが、今日も至る所で、働きアリとアリ地獄の戦いが繰り広げられているでしょう!

ヘクトパスカル(hPa)とミリバール(mbar)との違いは?

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年09月09日(月)

ヘクトパスカル(hPa)とミリバール(mbar)との違いは?

昨晩(8日)から今朝にかけて関東に来襲した台風15号の暴風雨は凄かったですね!窓に当たる風の音や雨の音がうるさくて、眠りが浅かったように思います。

現在TVでは台風の規模を表現するのにヘクトパスカルを使っています。日本では1992年からヘクトパスカルを使うようになったのですが、その前まではミリバールと表現していました。いずれも一定範囲の大気中の圧力の強さを表す単位です。

日本最大の台風として知られる1959年の伊勢湾台風の最大中心気圧は929ミリバールで4万人以上の死傷者を出しました。現在、日本周辺の平均気圧は1013ヘクトパスカルです。この2つの単位の違いについて知っている人はどの位いるのかわかりませんが、結論は同じで、1hPa=1mbarなのです。国際単位系SI(International System of Units)に合わせるために、1992年にミリバールを廃止してヘクトパスカルへと切り替わったのです。最近は、毎日詳細な気象情報がTVで報道されていますが、正確さは今ひとつのようです。せめて1013ヘクトパスカルと930ヘクトパスカルの持つ意味は把握しておきたいですね。

線路の下にある砂利の役割は?

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年09月02日(月)

線路の下にある砂利の役割は?

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JRでも私鉄でも線路を見ると、レールに固定されて、まくら木があります。そして、まくら木の下も周りも砂利が敷き詰められています。砂利を敷き詰めた線路を「バラスト軌道」と称しますが、日本に在る線路のほとんどはこの「バラスト軌道」です。何気なく眺めている砂利の役割が沢山在ることを知っている人はあまりいません。単純に考えると重い電車が走るので緩衝材として敷いてあるのかな?と思いますが、それ以外にもまだまだあります。役割をあげてみます。

   荷重を分散させる

   振動を吸収する

   音を分散させる

   手に入れやすい

   施設が容易

   水はけが良い

   雑草が生えにくい

しかし、「バラスト軌道」にも欠点があり、長年使用することで劣化が起こりやすく、砂利(バラスト)を交換したりして、メンテナンスを定期的に実施しないと良好な状態を保つことができません。

そこで、最新の軌道の一つに、つくばエクスプレスに導入されている「弾性まくら木直結軌道」があります。まくら木は、弾性材を介してコンクリート製の基礎に固定して振動を吸収する構造になっているので、砂利(バラスト)がなくても使うことができます。しかし、画像の如く、基板の上に砂利(バラスト)が敷かれています。これは、音を吸収するためだけのものです。

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鹿児島市の路面電車では、一部区間で線路周りに芝が敷き詰められています。そこを通過するときだけ、路面電車の走る音が極端に小さくなります。同じ効果なのでしょう!