金の保有国10傑!
金の保有国10傑!
以前、金の仕事をしていたことがあったので、各国の金保有高を調べてみたところ次のようになりました。私が関与していた1989年頃の金地金価格は1オンス平均で381.55ドルでした.その時代金の採掘コストは約250ドルと言われていて、もし相場が落ち込んだら、新しい金が掘り出されなくなってしまうと業界で語られていたものです。2018年の平均価格は1268.49ドルでしたから、金がものすごく値上がりをしていて、相当お金持ちになった方もおられるのではないでしょうか?
2019年4月初めの各国中央銀行が保有している金の保有量が発表されました。
各国中央銀行は外貨保有の一環として金を保有するのですが、各国により金に対する方針が違うので面白いと思いました。
1位はアメリカです。但し、現在の世界経済ではドルが基軸通貨になっているので、ドル自体を製造保有しているアメリカは例外とみるべきでしょう。
国名 金の保有量 外貨準備に占める金の割合
1位 アメリカ 8133.5トン 74.9%
2位 ドイツ 3369.7トン 70.6%
3位 イタリア 2451.8トン 66.9%
4位 フランス 2436 トン 61.1%
5位 ロシア 2150.5トン 19.1%
6位 中国 1874.3トン 2.5%
7位 スイス 1040 トン 5.5%
8位 日本 765.2トン 2.5%
9位 オランダ 612.5トン 65.9%
10位 インド 607.8トン 6.4%
フランス人の心のよりどころ・ノートルダム大聖堂!
フランス人の心のよりどころ・ノートルダム大聖堂!
フランスの主都パリは大昔からフランスの中心として存在してきました。
そして、パリの中心はセーヌ川の中州であるシテ島です。
ノートルダム大聖堂はフランスにおけるローマ・カトリック教会の総本山として、1163年~1345年にかけてシテ島に建設されました。「ノートルダム」とは、フランス語で「われらが貴婦人」を意味しています。つまり聖母マリアを祀り、パリを象徴する大聖堂です。歴史を振り返って見ても、災害があるたびに人々が寄り集まった場所でもあります。
それほどフランス人の心のよりどころである大聖堂が、4月15日に改修中の思いがけない原因で火災を引き起こし、尖塔が崩れ落ちてしまいました。
パリの欠かせない観光名所といえば、凱旋門、エッフェル塔、ノートルダム大聖堂を思い浮かべますが、、初めの2つはフランス革命以降に作られたもので、ノートルダム大聖堂だけが約千年の歴史を貫いて生き続け、良い事も悪い事もすべて見守ってきたのです。
日本で考えれば、富士山が噴火して形が様変わりするくらいの衝撃的事件だったと推測します。
幸い、尖塔を含め大聖堂の設計図原本は残っているらしく、また、フランスだけでなく世界から復旧のための寄付金が集まっているので、限りなく早い時期に再建されることを期待しましょう!画像は焼失前後です。
世界で最も長く続く天皇家!
世界で最も長く続く天皇家!
今年5月に元号か「令和」に変わり、皇太子徳仁親王が即位されて、第126代の天皇になります。
これは、神話的存在である神武天皇からの数字ですが、実在が確実視されている第16代の仁徳天皇から数えても111代目となります。
世界を見渡してもこれほど長く続いている王家は世界にありません。
可能性のある欧州を調べると次の様な状況です。
現在のイギリス王室は1714年にスチュアート家のアン女王に成人した子供がなかったため、ドイツのハノーヴァー選帝侯が迎えられ、ジョージ一世として即位しました。それ以来、現在のエリザベス2世までで11代です。
フランス王家はカペー家(15代)、ヴァロア家(13代)、ブルボン家(8代)と主に3つの王家があり、全部足しても36代です。
神聖ローマ皇帝(後にオーストリア皇帝)のハプスブルク家は、最初にドイツ王となったルドルフ一世から、第一次世界大戦によって最後の皇帝となったカール一世までで24代でした。
デンマークは10世紀には王制が敷かれ、日本に次いで2番目に古い君主国とされることがありますが、記録が残っている710年頃から数えても70代しかありません。
スペイン王国とスウェーデン王国はいずれも17代しかありません。
一方、日本国内に目を向けてみると、現在まで84代も続いている出雲国造(いずもこくそう、または、いずものくにのみやつこ)家があります。南北朝時代に千家(せんげ)家と北島家に分かれたのですが、古代の官制である「国造」を名乗り続けている千家家は現在、出雲大社の宮司家でもあります。現在の当主は尊祐氏で、出雲大社宮司および第84代の国造です。2014年に、皇族の高円宮家の典子女王が、尊祐氏の長男、国麿氏と結婚されましたが、国麿氏は現在、出雲大社の権宮司で、いずれ第85代国造を継ぐと見られています。
伝統を長く維持して、歴史に刻む日本人気質は、世界に誇れるのではないでしょうか!
丸・楕円・ハート型!
丸・楕円・ハート型!
日本のほとんどの地域で、春の花のリレーは2月の梅からはじまり、桃、桜と順につながっていきます。
今日時点、東京では桜が満開を過ぎ、花吹雪が舞い始めました。
先日、東横線からは「満開の 桜が隠す 目黒川」でしたし、井の頭線からは「高井戸で 桜溢れる 神田川」でした。
私たちを楽しませててくれる、梅・桃・桜の花びらに特徴があることを知っていますか?
梅は「丸」、桃は「楕円」、桜は「ハート型」なのです!
画像は左が目黒川、右が神田川です。
JAPAN‘S BEST GLOBAL BRANDS 4位と5位は?
JAPAN‘S BEST GLOBAL BRANDS 4位と5位は?
世界最大のブランドコンサルティング会社・インターブランドが上記タイトルの2019年版を発表しました。このランキングの評価手法は3つあります。
① 財務分析から企業が生み出す将来の利益予測はどれぐらいか?
② 利益のうち、ブランドが顧客の購買意思決定にどれくらい貢献したのか?
③ ブランドによって将来の利益を維持できる力はどれくらいあるのか?
これらについて企業情報、アナリストの業績予想、インターブランドの過去の価値評価実績データなどを基に分析し、企業のブランド価値を金額で算出したものです。別の言い方をすると、企業のグローバル化がどれほど進んでいるかを見る指標です。
1位:TOYOTA
2位:HONDA
3位:NISSAN
4位:?
5位:?
4位と5位候補で、単順に思いつくブランド候補は次の様なものがあります。
SUBARU、MAZDA、
PANASONIC、SONY、
MUFG、MIZUHO、SMBC、
NIKON、CANON、
BRIDGESTONE、DUNLOP
SHISEIDO、KAO、
UNIQLO、NINTENDO・・・・・・・・・
この先はすぐに読まないで、まず4位と5位を当ててみてください!
小休止・・・・・・・・・・・・・
1位から3位までは全て自動車産業でした。世界で売れている金額や台数からすると当然のように思いますが、
4位と5位については、迷う方が結構おられるのではないでしょうか?
その中で選ばれたのは、4位がCANONで、5位がSONYでした。SONYはある程度理解できますが、4位がCANONとは思いつきませんでした。皆さんは如何でしたか?
森昌子との思い出!
森昌子との思い出!
60歳になった森昌子が2019年末をもって引退することを発表しました。あまり芸能界とは縁がない私ですが、森昌子とは一度の接点がありました。1969年上智大学に入学し、スポーツはテニス部に入りました、確か年末の時期にコートで練習をしていた時に、カメラマンたちと一緒に小さな学生服姿の女の子がやって来ました。その時おつきの人が、受験生向け雑誌「大学時代?」の表紙写真を撮りたいというので、私ともう一人が森昌子を挟んで写真を撮りました。彼女とは一言もしゃべらなかったのですが、この子が森昌子かと思いました。さらに、直前に偶然新宿で見かけたのですが、山口百恵はきれいな印象でしたが、森昌子はかわいい印象でした。後日その雑誌を買いに行ったら、書店の店頭平台で売られていました。50年が経過した現在、その雑誌は手元にありませんが、森昌子引退とニュースで知って記憶がよみがえってきました。果たして彼女は覚えているでしょうか?
「ボヘラプ」とは?
「ボヘラプ」とは?
大手の一角であるTOHOシネマズが、6月1日から観賞料金を100円上げることを発表しました。アルバイト人件費などの運営コストの増加が理由とのことですが、実に26年振りの値上げです。26年振りであればまあいいかと思うのですが、業界ではあまり歓迎されていません。TOHOシネマが値上げをするということは、他の大手も当然上げてくるでしょうから、映画ブームが益々落ち校で行くと危惧しているからです。「ボヘミアン ラプソディー」が注目を浴びて、映画鑑賞は伸びていると思っていたのですが、実態は2016年をピークに2017年が前年比2.9%減、2018年が前年比2.7%減と落ち込んでいるのです。10月には消費税が上がることも危惧の材料になっているようです。映画には夢があるので、我々が盛り立ててあげなければと思いますが如何でしょう?
ところで表題の「ボヘラプ」ですが、これは「ボヘミアン ラプソディー」の略称です。いつも思うのですが、日本人は4文字略語が好きで、しかも実にうまい4文字にすると感心してしまいます。「ボヘラプ」が歴代興行で相当上位に入っていると思いきや、18位なのには驚きました。歴代上位を掲載します。
第1位:『千と千尋の神隠し』(2001年) 308億円
第2位:『タイタニック』(1997年) 262億円
第3位:『アナと雪の女王』(2014年) 255億円
第4位:『君の名は。』(2016年 205億円
第5位:『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年) 203億円
第18位:『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年) 125億円(上映中)
人間の感情に影響を与える音楽!
人間の感情に影響を与える音楽!
○ アメリカのある大学の研究によると、決断を下すときに後押ししてくれる音楽は、ベースが強調されて重低音が効いた音楽だそうです。中でも現在脚光を浴びているクイーンの(We Will Rock You)が最も効果があったそうです。
○ オーストラリアの大学の研究によると、怒りやネガティブな感情に陥ったときに効果が一番あったのはベビ―メタルの曲だったそうです。怒った時は怒りの曲、悲しいときは悲しい曲など、その時の感情に寄り添った音楽を聴くのが効果的だそうです。
○ 日本の脳科学者が指摘するのは、言語習得、分析、リスニング、記憶、語彙といった能力を向上させるには、楽器の演奏スキルを習得することだそうです。認知機能を司るさまざまな脳内の部位が活性化され、皮質の量が増えたという研究報告もあります
○ 人間の脳は体重の2~3%程度の重さしかないのですが、体の25%の酸素、ブドウ糖の20%を使い、カロリーも沢山消費しています。従い、エネルギー節約のために簡単な音学、例えば、どこかで聞いたことのある曲、わかりやすいメロディーと歌詞の曲、心拍に近い曲などを好む傾向があります。人との結びつっきを強めるためには、ピコ太郎の「PPAP」の様な心拍に近い曲を流すと良いそうです。
○ 心理学では、音楽の好みがその人のパーソナリティや思考パターンに関係していることがわかっているそうです。いくつかの大学の研究による
と、感情移入しやすい人はR&B・ソウルやソフトロックなどの心地よい音楽を好み、論理的な考え方をする傾向がある人はパンクやハードロ
ック、ヘヴィメタルなど激しい音楽を好む傾向があるそうです。また、各種ロックを好んだ人は、一般に自尊心がそれほど高くなく、ブルース、ク
ラシック、ジャズ、ラップ、オペラ、レゲエ、ソウル、チャートの上位曲などが好きな人は、自己評価が高い傾向があるそうです。このように、そ
の人の「人となり」を理解するには、好きな音楽を知ることが役に立つようですが、自分自身を知ることも出来そうです!
カルピス100周年!
カルピス100周年!
僧侶出身の実業家である三島海雲が、内モンゴルで出会った飲料「酸乳」をヒントに国民の健康を願って開発したのがカルピスです。脱脂乳を乳酸菌で発酵させた飲料「醍醐素」に砂糖を加えて2日ほど放置した結果生まれたのが「カルピス」の原液で、それに日本の食事に不足していた「カルシウム」を混ぜて完成させました。名前の由来は、カルシウムの「カル」とサンスクリット語の「サルピス」から「ピス」を合わせたものです。「サルピス」は仏教で五味と呼ばれる乳・酪・生酥・熟酥・醍醐の中の熟酥(じゅくそ)のことです。カルピスの元になっている醍醐は五味で最高位にあたりサンスクリット語で「サルピルマンダ」と呼ぶため「サルピル」や「カルピル」といった案もあったそうですが、音声学の権威であった山田耕筰に相談したところ、響きの良さを重視して醍醐の次位である「サルピス」からとって「カルピス」となったそうです。
1919年年7月7日の七夕に発売を開始しましたが、瞬く間に広まっていき、カルピスは有名ブランドになったそうです。
100年間経過した現在でも販売を伸ばし続けているカルピスは立派なブランドですが、100年の歴史は必ずしも順風満帆に成長を遂げたわけではなく、これまでに何回か苦難の時期があったそうです。創業者の三島海雲が立ち上げたカルピス食品工業は、三島の「一品主義の思い」を貫き、60~70年代には希釈用飲料として、贈答用商品などを中心にシェアを高めました。しかし、コンビニエンスストアや自動販売機が増えた1980年代に最初の苦難が待ち構えていました。飲料の主流が缶やペットボトル入りに替わり、いつでも外で飲めるようになったため、希釈用のカルピスはその流れに乗れませんでした。さらに、外で飲めるようなものを開発すると、希釈用との共食いが懸念され、決断できなかったそうです。この状況が続く中、同社は1991年に味の素の資本参加を仰ぎました。それを機に缶入りの「カルピスウォーター」を発売し、2000万ケースを販売する大ヒットとなり苦難を克服しました。懸念された共食い現象も起きませんでした。
2度目の苦難は2000年代に来ました。飲料市場の競争が一層激化し、カルピスは「子ども用の白い甘い飲み物」と言ったイメージが強まり、さらに、カルピスウォーターの大ヒットに頼りすぎて、新規製品開発を怠ったことが業績を悪化させました。過去の失敗経験を踏まえ、2009年以降は原点である「発酵」を切り口として「おいしさと健康」をブランドの価値として訴求しました。具体的には「濃いめのカルピス」「カラダカルピス」などをラインアップに加え、再度販売を成長軌道に乗せのです。
経営体制にもメスを入れました。2007年に味の素の子会社となり、その後2012年にアサヒグループが買収してアサヒ飲料となりました。アサヒ飲料には100年続く3大飲料がありますが、カルピスは他の三ツ矢サイダー、ウイルキンソンにも増して、重要な位置にあるそうです。
2019年は、発売100周年としてカルピスブランドのさらなるPR活動や商品展開の拡充を推進します。商品ラインアップではヨーグルトとカルピスを組み合わせた「ヨーグルト&カルピス」を通年商品として加えました。6月には大人向けリッチテイストの新シリーズを発売するほか、10月には100周年限定商品として新たな発酵技術を活用したカルピス新商品を発売する予定です。どんな製品が誕生するのでしょうか?