これらの漢字読めますか?(第2回)
これらの漢字読めますか?(第2回)
第2回からは、10漢字を掲載することにしました。
今回は比較的やさしい漢字もありますので、多くの方が全て正解されるように思います。
① 俄か
② 虞
③ 漣
④ 熟
⑤ 姦しい
⑥ 犇めく
⑦ 悴む
⑧ 嗽
⑨ 倹しい
⑩ 弁える
第1回の正解は次の通りです。
① 憚る はばかる
② 鯣 するめ
③ 鍔 つば
④ 踵 かかと
⑤ 鬱 ウコン
⑥ 踝 くるぶし
⑦ 颪 おろし
⑧ 樵 きこり
⑨ 臍 へそ
⑩ 械 からくり
⑪ 抉る えぐる
⑫ 鯣 するめ
⑬ 蠢く うごめく
⑭ 徐に おもむろに
⑮ 託つ かこつ
⑯ 粽 ちまき
⑰ 忽ち たちまち
⑱ 激る たぎる
⑲ 詰る なじる
⑳ 靡く なびく
ハイボールとは?
ハイボールとは?
最近日本で人気が高いハイボールはウイスキーを炭酸で割った飲み物と思っている方が多いのではないでしょうか?
正確に記述すると、ハイボール(Highball)はカクテルの総称です。ウイスキーをソーダ水で割ったものが元祖でですが、広義ではスピリッツ、リキュールをソーダやトニックウォーターなどの炭酸飲料や、フレッシュジュースなどアルコールの含まれていない飲料で割ったもの全般を指しています。例えば、イギリスのバーで、ウイスキーの炭酸割りを想定してハイボールと注文しても「何のハイボールですか?」と問い返されます。
炭酸入り飲料を何故ハイボールというのか疑問に感じたので由来を調べてみました。
実はいくつか説があるのですが、大きく分けると米国派と英国派に分れます。
米国派はもちろんバーテンダー発祥地の米国が主張していて2つあります。
① 開拓時代のアメリカにおいて、蒸気機関車による長距離移動の時に、途中で水の補給の
ための停車の際、棒の先にボールをつけたものを掲げて合図していました。
その時に、バーボンのソーダ割りのサービスがあったことからハイボールと名付けた説。
② アメリカの鉄道で、ボール信号というのが一般的に使用されていました。
ボールがあがっていれば進行、あがっていなければ停止でした。
駅員が隣の駅のボール信号を望遠鏡で見ながらバーボンをチビチビやっている時に、ボールがハイになり列車が来たので、
駅員が好きなバーボンにソーダ水を入れて一気に飲み干し、「ハイボール」と叫んで駅に行った説。
一方、英国派は伝統のゴルフに関連します。日本のサントリーはこの説を推奨しています。
③ ある日、スコットランドのゴルフ場で、ウイスキーのソーダ割りを飲んでいた人のところに、
高々と打ちあげられたゴルフのボールが飛び込んできたので、ウイスキーの炭酸割りを「ハイ(高い)ボール」と名前をつけた説。
どの由来も、現代のように時間がめまぐるしく進んで行く時代ではないので、大昔の映画に出てくる一場面のような感じです。
ちょっと現代感覚からは合わないかも知れません。
新約聖書の福音書!
新約聖書の福音書!
イエス・キリストの生涯を記録した福音書が、西欧の文化や芸術を理解するのに重要なのは誰もが理解していることです。
様々な西洋の絵画の主題は福音書からとられているのです。
そもそも福音とは「喜ばしい報」という意味です。
ギリシャ語では「エヴァンゲリスト」、英語では「ゴスペル」と言います。
新約聖書には4つの福音書が収録されています。
マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネによって書かれたとされています。
マタイとヨハネは有名な最後の晩餐にも描かれているイエスの12使徒の2人ですが、
ルカとマルコはパウロとペトロの弟子と言われています。
しかし、福音書はその使徒に由来する伝承を別の人が記したとする研究結果もあり、
その歴史的な事実は、現在のところ解明されていません。
マルコ福音書は紀元70年頃に成立した最古の福音書とされています。
マタイ福音書は紀元80年頃、ルカ福音書は紀元90年頃、
ヨハネ福音書は紀元100年頃の成立とされ、4世紀に正典と認められました。
新約聖書に収録されている順番で4つの福音書について掲載します。
① マタイ福音書:
アブラハムからダビデまで合計十四代、ダビデからバビロン追放まで十四代、バビロン追放から救世主まで十四代、
合計四十二代である「イエスの系図」を冒頭に置くために、最初に収録されています。
新約聖書は旧約聖書の続きの書であるため、旧約聖書に書かれた神の救いの成就、
すなわち救世主(キリスト)はダビデの子孫であるということを示す必要があったのです。
② マルコ福音書:
マルコ福音書は、「イエス・キリストの福音はこうして始まった」の簡潔な言葉から
始まり、イエスに洗礼を授けた洗礼者ヨハネがイエスを称賛する文に続きます。
「旧約」の歴史が終わり「イエスの福音」が新しく始まることを宣言しています。
福音書に書かれた有名なイエスのたとえ話はマルコ福音書にすべて記されています。
受胎告知などは描かれていませんが、イエスの言行を知るためには、
マルコ福音書が参考になります。
③ ルカ福音書:
ルカ福音書は、イエスの神性について語ると同時に、完全な人間としてのイエスを表すことでした。
イエスが、そのご生涯において、すべての時間を神に対して、絶対的な信頼をおいて生きられたのを表わすために、
御父である神に祈られた姿が、他の福音書に比べて、頻繁に出て来ます。
④ ヨハネ福音書:
ヨハネ福音書は、神学的に「神の子イエス」であることを表わすことでした。
マルコ・マタイ・ルカ福音書は、内容や順序がほぼ同じであり、イエスの言行の表現も似ているため、「共観福音書」と呼ばれます。
ヨハネ福音書も、イエスが神の子であることを証明しようとしていることや、伝道や受難、復活、昇天など、
イエスのエピソードが同じ順序で書かれていることなどは共観福音書と共通ですが、その視点が異なりました。
イエスと父なる神とのかかわりを神学的に説明し、神の子であるイエスを証明することに重点が置かれているのです。
ルターは本書を重要視して、プロテスタント派に影響を与えました。
聖書に収録されていない外典福音書が2つ発見されました。
1945年に発見されたトマス福音書と1970年代に発見されたユダ福音書です。
トマス福音書は初期キリスト教においてさかんに引用されたイエスの語録と同じであるとみなされている
「ナグ・ハマディ写本」群に含まれていた文書で、114の文からなるイエスの語録集です。
初期キリスト教の研究を飛躍的に進展させました。
ユダ福音書はユダのイエスへの裏切りは、実はイエスの指示だったという内容の、異端の書として存在を示唆されていたものです。
トマス福音書と同様、初期キリスト教の源流を知るために注目されています。
西暦元年の話!
西暦元年の話!
日本では1872年に現在の西暦が使われることになり現在に至っていますが、西暦の起源を調べて見るとかなり不明なところが見受けられます。
そもそも、西暦とは、イエス・キリストが生まれたとされる年の翌年を元年(紀元)とした紀年法と定められています。
これを定めたのはローマの修道士ディオニシウスで525年のことでした。
当時、12月25日はイエスの受胎告知の日と言われ、天地創造の人も考えられていました。そして、イエスが昇天した時は30歳であったと伝えられていました。そこでディオニシウスはローマ建国紀元753年の12月25日がイエスの誕生日と定め、その翌年を紀元1年と定めたのです。
それ以降、紀元元年はイエスの生まれた年と言われる方が主流になっているかも知れませんが、定めたときに遡ると翌年が元年になるのです。
もう一つの疑問であるイエスの30歳については事実ではないようなのです。
近年の聖書学研究によると、次の2つの福音書に、イエスの誕生した年を推測出来る記事があるのです。
① ルカ福音書2章に「大規模な人口調査が行われた年にイエスがベツレヘムで誕生した」
というが記述があります。さらに、「そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た」とあり、「初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた」と続きますす。そして、「人口調査は紀元前4年に行われたとされている」。
② マタイ複音書2章に次の記述があります。
「イエスが、ヘロデ大王の時代に、ユダヤのベツレヘムで生まれたとき、見よ、東方の
博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った」、「ヘロデ大王は、博士たちに騙されたことがわかると、激怒し、人をやって、ベツレヘムとその近辺の二歳以下の男の子をひとり残らず殺させた」。
これら聖書の記事は資料的には確定できませんが、ヘロデ大王の在位中にイエスが生まれたと推測されます。そして、当時の資料から、ヘロデ大王の死は当時の資料から紀元前4年とほぼ確定できるのです。従い、イエスの誕生は紀元前4年以前と考えられています。
現在当たり前に使われている西暦が必ずしも事実を基に定められていないのは、科学がこれほどまでに進んでいる世界では不思議に感じられます!
これらの漢字読めますか?(第1回)
これらの漢字読めますか?(第1回)
TVで漢字の読み方のクイズ番組が増えているせいか、インターネット記事に漢字問題が結構出ています。
挑戦してみるのですが、全て正解することが無く、いつも悔しい思いをしています。
これまで集めた漢字の中で、順次20問を不定期に掲載します。
正解は次回の20漢字掲載時にお知らせします。
自己基準ですが、20問中15問以上正解される方は相当漢字力があるように思います。
ご興味のある方はhttps://www.4133first.com/contact/feedback.htmlでご連絡ください。
3月7日迄にご連絡いただいた方の中で15問以上正解された方には
【補聴器購入必携バイブル】を無償贈呈し、後日郵送させて頂きます。
第1回20漢字:
① 憚る
② 鯣
③ 鍔
④ 踵
⑤ 鬱
⑥ 踝
⑦ 颪
⑧ 樵
⑨ 臍
⑩ 械
⑪ 抉る
⑫ 鯣
⑬ 蠢く
⑭ 徐に
⑮ 託つ
⑯ 粽
⑰ 忽ち
⑱ 激る
⑲ 詰る
⑳ 靡く
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の共通点!
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の共通点!
現在世界の3大宗教と言われるこの3つの宗教は歴史的に共通点があります。
マクロ的にその共通点を掲載します。
① 発祥地:中近東です。
② 神:名称は異なりますが神は同じです。(ユダヤ教はウハウェ、キリスト教はゴッド、
イスラム教はアッラーと称します。)
③ 聖地:それぞれ聖地がいくつかありますが、エルサレムは共通です。
④ 書物:ユダヤ教は聖書(旧約聖書と同じ)、キリスト教は旧約聖書と新約聖書で新約
聖書が最も重要、イスラム教は旧約聖書、新約聖書とコーランでコーランが
最も重要です。
⑤ 人物:ユダヤ教ではモーセは預言者でイエスは背いた者です。キリスト教ではモーセは
預言者でイエスは神の子で救世主です。イスラム教ではモーセとイエスは預言者
でムハマンドが最高の預言者です。
3大宗教ともモーセを預言者として認めているということは、モーセが神から授かった十戒が教えの基本になっているように思います。
現代でも宗教間の争いが絶えませんが、十戒の教えをよく理解して自ら実行すれば、争いはなくなるのではないでしょうか?
フランスが誇るシャンパンが奥深い!
フランスが誇るシャンパンが奥深い!
世界的に3気圧以上の炭酸ガスが含まれたワインをスパークリングワイン(発泡性ワイン)と称するのは多くの方が知っています。(3気圧以下は弱発泡性ワインと称します)。
スパークリングワインの発祥がどこかは定かではないですが、最も有名なのが、17世紀のシャンパーニュ地方です。我々もスパークリングワインと言えば、即シャンパンを思い浮かべる位有名なのです。そのシャンパンについて基礎的な内容を掲載します。
① スパークリングワインの製法種類:
瓶内発酵の伝統的製法(シャンパーニュ方式)、樽内発酵製法、人工的吹き込み製法があります。
② フランスでの名称:
シャンパン:
フランスのシャンパーニュ=アルデンヌ地域圏で生産されたブドウのみを使い、瓶内二次発酵を行った上で、封緘後15か月以上の熟成を経た伝統的製法のスパークリングワインです。元となるブドウは2010年11月22日の政令による定義に基づき、シャンパーニュ地方で造られた7つのブドウ品種、(黒ブドウはピノ・ノワールとムニエ、白ブドウはシャルドネ、ピノ・グリ、プティ・メリエ、ピノ・ブラン、アルバンヌに限られています。国家としてシャンパンを保護している感じです。
クレマン:
シャンパーニュ以外の地域で、シャンパンと同様の製法で造られた発泡性ワインです。芳香の強い白ワインの産地であるアルザス地方の発泡性ワインであるクレマン・ダルザス 等が有名です。
ヴァン ムスー:
ムスーとは、「泡」の意味です。AOC(産地呼称統制法)に指定されているものから、テーブルワインまで各種あります。製法は様々な方式で作られています。
ペティヤン :
フランス語で「ぱちぱちはねる」の意味で、弱発泡性のワインのことです。
③ シャンパーニュ地方式の詳細:
圧搾:
最初に圧搾した10樽は「La Cuvee(一番搾り)」と呼ばれ、果実味が
豊富で透明度が高い果汁になります。
発酵:
発酵は通常の白ワインと同様に行われます。
混合:
最初のオリ引きの後、畑・年度・種類の違うワインを混合します。
これをアッサンブラージュと言い、この調合が、ワインメーカーの秘伝技術と
なります。その後、ワインを再び濾過し、ショ糖とシャンパーニュ酵母を混ぜた
液体を加えて瓶詰めします。
第二次発酵:
地下のカーヴに寝かせたワインは瓶内でゆっくりと発酵し、アルコールと
炭酸ガスと、オリを生成します。
炭酸ガスは瓶内でワインの中に溶け込んで、2~3年で複雑で繊細な泡となります。
動瓶・オリ抜き:
冷凍槽に瓶のネック部分だけを浸して、オリの部分を凍らせて抜栓すると、
中のガス圧で凍った部分だけが飛び出し、オリが除去できます。
リキュール添加・栓打ち:
オリを除いた分量、同じタイプのワイン原酒の古酒、ショ糖、コニャック、甘味づけのリキュールを加えます。このときのショ糖の量によって、シャンパーニュのタイプ(辛口~甘口)が決まります。最後にコルク栓をして、出来上がりです。
ほぼ同様の工程を経たフランスの「クレマン」や他国のスパークリングワインに、
スペインの「カヴァ」、イタリアの「スプマンテ」)、ドイツの「ゼクト」等がありますが、
シャンパンはその選定基準の厳しさと熟成期間の長さにおいて突出しています。
④ 最初のシャンパン:
時代は17世紀に遡ります。
シャンパーニュ地方はパリの北東、北緯50度に位置していてとても寒い地域です。
オーヴィレール修道院の修道士であったドン・ピエール・ペリニヨンドン・ペリニヨンは29歳でワイン食料貯蔵庫長になりました。シャンパーニュ地方は元々赤いのワインの産地で色のうすい赤ワインが作られていました。彼は赤ワインではブルゴーニュ地方に勝てないと思い、白ワインの生産を作ろうとしたのです。その結果、黒ぶどうを軽くしぼることで、皮の赤い色が液体に入らないことを発見します。これが、赤いブドウから出来る白ワインの誕生でした。当時は温度管理が出来ない時代でしたから、17世紀、シャンパーニュ地方では樽に入れて保管されているワインに、ときおり泡が発生するのが悩みでした。時を同じくして、ガラス瓶が登場し始め、シャンパーニュ地方のワインを樽に入ったワインからガラス瓶に移し替えてイギリスに輸出するされはじめました。 そうすると、ドン・ペリニオンの思いに反して泡の入った白ワインの華やかさがイギリスの貴族階級の間でもてはやされるようになりました。現在のようなきめ細かな泡になるのはまだまだ先ですが、こうして現在のシャンパンの原型となるスパークリングワインが偶然完成したのです。
彼が他界した後、オーヴィレール修道院とぶどう畑をモエ・エ・シャンドン社が所有し、ドン・ペリニヨンの商標権を取得しました。
そして、ドン・ペリニヨンの名前を冠したシャンパーニュを世に出したのです。
⑤ ラベルに記載されている記号や用語:
RM(レコルタン マニピュラン):自社のブドウだけで製造する会社です。
CM(コーペラティヴ ド マニピュラシオン):シャンパーニュ生産者の協同組合です。
RC(レコルタン コーペラトゥール):ブドウ栽培者の協同組合です。
SRs(ソシエテ ド レコルタン):同族のブドウ栽培者によって構成される会社です。
Non millésimé(ノン・ミレジメ):ヴィンテージ(収穫年)がラベルに記載が無く、様々
な年のワインをブレンドされ造られています。Non Vintage(ノン ヴィンテージ)とも言
われます。アッサンブラージュのため味が安定している、最も基本的なシャンパンです。
Millésimé(ミレジメ):ヴィンテージが記載され、主にその年のワインで構成されます(他
の年のワインも20%ブレンド可能)。良年のみ造られるので、Vintage Champagne(ヴィ
ンテージ・シャンパン)とも言われます。ノン・ミレジメに較べて一般に高価ですが、ブレ
ンドを前提とするシャンパンにおいては異色です。
Rosé Champagne(ロゼ・シャンパン): 果皮から汁を出さないように搾汁した後、一定期
間果汁に果皮をつけ込むことで淡いピンク色を付けた(セニエ方式)ものです。ブレンド時
に赤ワインを混ぜる場合もあります。
Blanc de Blancs(ブラン・ド・ブラン):規定の白葡萄(シャルドネ)のみで造られたシャ
ンパンです。ブレンドを前提としたシャンパンの中では異色の存在です。
Blanc de Noirs(ブラン・ド・ノワール):規定の黒葡萄(ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ)
のみで造られたシャンパンです。皮を使用しないため色はつきません。ブラン・ド・ブラン
と同じく、ブレンドを前提としたシャンパンの中では異色の存在です。
Grand Cru(グラン・クリュ):ラベルに記載されている場合、格付Cru(畑)100%の
畑の葡萄だけで造られたシャンパンです。
Premier Cru(プルミエ・クリュ):ラベルに記載されている場合、格付Cru90~99%
の畑の葡萄だけで造られたシャンパンです。
⑥ シャンパンの7大ブランド:
ドン・ペリニヨン:
「ドンペリ」という略称で親しまれ、特別・豪華という印象が強い人気のシャンパンです。
通常の熟成期間を経た「白」から、色鮮やかなピンクのラベルが特徴の「ロゼ」、金色のラベルをした熟成期間の長い「ゴールド」、通常の熟成よりさらに長い熟成期間を経た「エノテーク」、最高級の「P2」などその種類も豊富です。
クリュッグ:
フランス北部の街ランスに拠点を構えているシャンパンメーカーです。
数あるシャンパンの中でも最高級とされ、品質に対する真摯なこだわりから「シャンパンの帝王」と称されています。「クリュッグ」の愛飲家は「クリュギスト」と呼ばれていて、日本にも多くの愛好家がいます。
ベーシックな「グランド・キュヴェ」や、ベースワインにシャンパーニュで作られた赤ワインをブレンドするというアッサンブラージュ法で醸造された「ロゼ」、メニル・シュール・オジェ村の単一畑から作られた「クロデュメニル」などがあります。
サロン:
優れているヴィンテージのみしか作らないため、「幻のシャンパーニュ」と呼ばれています。。
葡萄の出来に納得がいかない年にはシャンパンを作らないということもあり、作ったとしてもおよそ10年の熟成期間を経てから市場に出てきます。
そのため、これまでに誕生してきたヴィンテージも他のメーカーのシャンパンと比べると少なく、希少性が高いのが特徴となっています。
ルイ・ロデレール:
1776年に創業された大変歴史のあるシャンパン・メゾンです。
1年当り約260万本と生産量はそれほど多くないのですが、200ヘクタールに及ぶ広大な自社畑から80%の葡萄をまかなっていて、世界中で高い評価を受ける世界最高峰のシャンパン製造会社です。
世界最高級シャンパンである「クリスタル・ブリュット」や、スタンダードな「ブリュット・プルミエ」、フルーティな香りとキレのある甘みが特徴の「ブリュット・ロゼ」などがあります。
ヴーヴ・クリコ:
人の目を引くオレンジ色のラベルが印象的なフランスの老舗シャンパン・メゾンです。
シャンパン造りに情熱を注いでいたフランソワ・クリコ氏が逝去した後、未亡人となった妻「ヴーヴ・クリコ」の功績によって、その名を世界に広めフランスを代表するシャンパン・メゾンとしての礎を築きました。
英国王室御用達にも選ばれている評価の高いシャンパンで、さわやかさとキリッとしたのみ応えが味わえる定番の「イエローラベル」や、サーモンピンクのラベルが可愛らしいロゼシャンパン「ローズラベル」などがあります。
ペリエ・ジュエ:
美しいデザインのボトルに繊細さとエレガントさを併せ持った味わいが特徴で、名だたる著名人やセレブ達を魅了してきたシャンパン・メゾンです。品質とこだわりを持ち辛口シャンパンのパイオニア的な存在として知られています。
白のアネモネの花が描かれたボトルが特徴的な高級シャンパン「ベルエポック」や、ノンビンテージとして変わらない味を提供する「グラン ブリュット」、フルーティな香りが楽しめる「ブラゾン ロゼ」などがあります。
モエ・エ・シャンドン:
普段シャンパンを飲まないという人にも名が知れているほどの世界有数のシャンパン製造会社です。
そのネームバリューの高さから、結婚式の披露宴で振舞わることが多く、比較的リーズナブルな金額からプレゼント用としても人気が高い商品です。
主力商品の「ブリュット アンペリアル」のほか、サーモン・ピンクのラベルが特徴の「ロゼ アンペリアル」、やや甘口な「ネクター アンペリアル」、夏季限定「アイス アンペリアル」などがあります。
⑦ LVMH:
LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)を知っていますか?
世界最大のファッション業界大手企業体として、フランスのパリを本拠地とするコングロマリットです。
驚くことに、この企業が上記シャンパンブランドの中で、ドン・ペリィニョン、クリュッグ、ヴーヴ・クリコ、モエ・シャンドンを保有しています!
西日本は牛肉派・東日本は豚肉派?
西日本は牛肉派・東日本は豚肉派?
近畿地方が牛肉派で関東地方が豚肉派といった比較については、カレーライスに使う
具材の違いでしばしば報道されています。
東京に住むものとして、自分や友人達の好みを総合すると、やはりカレーの具材は
ビーフだと思うのですが、もう少しマクロな捉え方をすると結果が違ってくるようです。
インターネット利用者に必要な地域情報を届けるポータルサイトのJタウンネットが、
昨年12月から今年1月にかけて、「肉じゃが」の具材について47都道府県の
好み調査を行い、2852の回答を取得しました。
それによると、全体としては牛肉派が58%で豚肉派が42%でした。
この結果は個人的にも納得がいきましたが、都道府県別の傾向を調べたら、
東日本と西日本で顕著な違いが出たと言うのです。
新潟県・長野県・愛知県の県境を繋ぎ、その境界線で東日本と西日本を別けると、
東日本が豚肉派で西日本が牛肉派になったというのです。
東京などは牛肉派だと思うのですが、実は豚肉派だそうです。
西日本の牛肉嗜好ははっきりしていて、近畿地方では93.4%、中国地方では88.5%、
四国地方では90.9%、九州・沖縄地方では81.1%です。
沖縄は歴史的背景から豚派のイメージが強かったのですが、81.1%とは驚きでした。
拮抗している県は3県で、青森県、山形県、島根県でした。
豚派で強烈なのは山梨県の100%です。
前澤牛の岩手県や仙台牛の宮城県が豚派だったのは、前澤牛も仙台牛も価格が高い?ので
「肉じゃが」には使えないということなのでしょうか?
何れにしても、これほど明確な違いが出たのは予想外でした。
日本における牛豚肉食は、戦国時代にキリスト教イエズス会の宣教師たちが、
キリシタン大名たちを介して肉食の慣習を日本に持ち込んだ時期からと言われています。
豚は琉球や鹿児島で飼育が進み、庶民達も食することが出来ましが、
牛は食用家畜として飼育されている牛は無く、江戸時代でも極めて高価な「薬」でした。
明治の文明開化以降に牛なべ屋(すき焼き)が流行しましたが、本格的に広がったのは、
1991年4月からの牛肉の輸入自由化でしたので、牛肉の普及は歴史が浅いのです。
しかし、江戸時代から関西では、牛肉がなじみ深かったようで、肉といえば牛で、豚は
肉とは言わず豚と言宇野が監修になっているようです。豚肉を使った中華まんじゅうを
「肉まん」とは言わず、「豚まん」というのが良い例でしょう!
皆さんは牛肉派ですか?豚肉派ですか?あるいは鶏肉派かも知れませんね?
一字漢字の読み方!
一字漢字の読み方!
TVのクイズ番組などで、漢字の読み方を当てる質問が散見されます。大半は二字漢字以上ですが、たまに一字漢字の問題もあります。読み方が答えられない一文字漢字は沢山あるのですが、簡単と思われる漢字を取り上げてみました。皆さんは全て答えられるでしょうか?
① 欧く
② 集く
③ 集る(あつまるではありません)
④ 屯する
⑤ 挙って
⑥ 強か
⑦ 強ち
⑧ 強い(つよいではありません)
⑨ 竓
答え:(ここを開いてください)
紅茶の基礎知識!
紅茶の基礎知識!
世界でよく飲まれるお茶の中で約70%を占める紅茶について、基礎知識を掲載します。
① 紅茶と緑茶と烏龍茶は同じツバキ科の茶の木から出来ています。
② 製法は乾燥と発酵ですが、発酵度合いにより区別されています。緑茶は不発酵、烏龍茶
は半発酵、紅茶は完全発酵なのです。
③ 紅茶と言えばイギリスを想像しますが、イギリスにお茶が伝わったのは1600年頃
です。1800年代に植民地化したインドやスリランカでお茶の栽培に着手して紅茶がイギリスに入ってきました。
④ インドとスリランカの紅茶生産地地図と特徴は下記の通りです。
インド:
・ダージリン:標高1000~2500mに位置し、特徴のある香りと渋みで唯一
ブランディングされた紅茶です。
・アッサム:標高500m以下に位置し、濃厚な甘みと水色でミルクティー向けの代
表格の紅茶です。
・ニルギリ:標高1200m~2000mに位置し、インド茶のコクと爽やかさが共存
している紅茶です。
スリランカ:
・ヌワラエリア:標高1800m~000mに位置し、爽やかで繊細なセイロン紅茶のシャンパンとも言われています。
・ウヴァ:標高1000m~1700mに位置し、ほかの紅茶にはないメントール香
(ウヴァフレーバー)を楽しむことが出来ます。
・ディンブラ:標高1400m~1700mに位置し、色・香り・味すべてにバランス
がとれた正統派の風味は、華麗な王様とも言われています。
・ルフナ:標高200m~700mに位置し、上質なルフナ茶は、独特の麦芽香と舌
に転がる黒糖のような甘みがあります。
・キャンディ:標高600m~1200mに位置し、コクと渋みが控えめで、飲みやすさが特徴です。セイロンティー発祥の地でもあります。
・ウダプッセラワ:標高950m~1600mに位置し、高地産の茶葉ならではの繊細さと、口当たりのよいマイルドさがあります。
・サバラガムワ:標高200m~700mに位置し、コクがありながらライトな味わい
の紅茶です。
⑤ 世界三大紅茶はインドのダージリン、スリランカのウヴァ、中国のキーマンです。それぞれの特徴を記載します。
名称 ダージリン ウヴァ キーマン
原産地 インド スリランカ 中国
水色 オレンジ(時期で変化) 橙色 赤銅色
香り マスカット系 メントール香 花のような香り
味 やさしい口当たり コクと爽やかな渋み やさしい甘み
主な飲み方 ストレート ミルクティー ミルクティー
旬の時期 春・夏・秋の3回 8月〜9月 4月〜5月
⑥ 世界三大紅茶メーカーは、ブルックボンド、リプトン、トワイニングです。
⑦ その他の生産国ではインドに次ぐ生産量のケニアが有名です。「Crush(つぶす)」「Tear(引き裂く)」「Curl(丸める)」の頭文字をとったCTC製法により、均一かつ安定した品質が特徴です。
⑧ フレーバーティーを聞いたことはありませんか?5つの種類があるそうです。
・フルーツ系(アップル、いちご、ピーチ、レモン、オレンジなど)
・スイート系(バニラ、キャラメル、カスタードなど)
・ナッツ系(アーモンド、ヘーゼルナッツ、マロンなど)
・スパイス系(ジンジャー、シナモン、カルダモンなど)
・シーズンスペシャル(クリスマス、ウエディング、ハロウィンなど)
⑨ 紅茶にはグレードがあります。それは茶葉のサイズのことで、決して品質の良し悪しを表すものではありません。
・OP(オレンジペコー):細くよじれた長い形状で、7~11mmの茶葉です。
・PEKP(ペコー):3~5mmの茶葉です。
・BOP(ブロークンオレンジペコー):2~3mmの茶葉です。
・BOPF(ブロークンオレンジペコーファニングス):1~2mmの茶葉で、ティ
ーバッグや水出しでも濃く出るサイズです。
・D(ダスト):0.5~1mmの粉末状で浸出が早く、水色が濃く、強い香りが楽しめる
サイズです。
⑩ 茶葉のサイズによるグレードとは別に等級もあるそうです。推測ですが、製品ラベルに記載されているのではないでしょうか?
・F.T.G.F.O.P.(フィナー・ティピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー)
特に品質の良いゴールデン・ティップスを多く含むもので、最上級品です。
・T.G.F.O.P.(ティピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー)
ゴールデン・ティップスが少し含まれています。
・G.F.O.P.(ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー)
僅かにゴールデン・ティップスを含みます。
・O.P.(オレンジ・ペコー)
若く大きい葉で、高級紅茶の基本要素です。
・P.(ペコー)
オレンジ・ピコーになれない葉で、品質が良いとはいえません。
通常、その茶園でとれた茶葉のなかで一番良いものに最高の等級FTGFOPが付けられますが、稀にめちゃめちゃ良い紅茶が採れたときはSuperの「S」を加えて、SFTGFOPが付けられるそうです。
紅茶の世界も奥が深いことがわかります!