建築家・安藤忠雄と直島!
建築家・安藤忠雄と直島!
安藤忠雄は独学で世界的建築家になった人物である。
テレビで偶に拝見するが笑顔を見たことがほとんど無い。ラグビーの稲垣のような存在である。
建築界では一匹狼と言われる奇才だが独学で建築家になったことが有名である。
作品も独特な発想から表現されるものが多く多くのファンが世界に存在する。
1級建築士の資格を取る条件の1つは「大学、短期大学、高等専門学校、専修学校等において指定科目を修めて卒業した者」であるが、
彼はこれらの学校に通っていないのでまず独学で2級建築士になり、7年以上の実務経験を経て1級建築士になった経歴を持つ。
通常の社会では往々にして学歴主義がまかり通るが、建築業界では学歴主義ではなく師匠主義が偉そうにしているらしい。
安藤忠雄はそれすらも無視して自分の道を歩んでいるので一匹狼と言われるのであろう。
僕が安藤忠雄を認識したのは直島であった。岡山県玉野市からすぐそばに位置する島だが香川県に属するのが不思議でもある。
港に近づくと草間彌生のカボチャが置かれていて、島そのものが芸術のような印象を与える。
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ここに安藤忠雄が設計したベネッセハウスムミュージアムや地中美術館がある。
安藤忠雄建築の全体の印象としては空間を大切にする事があるように思った記憶がある。
こんな一面もあるのかと思ったのは改築された熊本駅であった。
熊本は補聴器の仕事で何十回と通ったところであるが、新幹線が通るようになっても古ぼけた駅であったのに、
ある日訪れたら木で覆われた要塞の様になっていてびっくりした思い出がある。
正に偉大な建築家であろう!
キューバンサルサ!
キューバンサルサ!
先日、南米の友人に誘われてキューバンサルサのレッスンとパーティーに参加しました。
サルサ音楽は1930年代のキューバ音楽,ソンやルンバから発展したとされています。
サルサダンスは1960年代後半から1970年代前半のニューヨークでプエルトリコ人やキューバ人の間で流行したそうです。
実に乗りのいい曲で聞いていると自然に踊りたくなります。
輸入食品などを売っているカルディではいつもサルサがかかっていて、
買い物をしているとその音楽の軽快さに心楽しくなりつい財布のひもが緩くなります。
サルサはカジュアルな服装でどこででも気楽に踊れます。
打楽器が刻む心地良いリズムが魅力です。たくさんの人たちが踊っているのをサングリアを飲みながら見ていると
心地良く揺れているのを感じます。
音楽にのって体を動かすのは人間が古来からもっている楽しみの一つなのでしょう。私はいつもオンワンというスタイルで踊るのですが、
たまたま出会ったキューバンスタイルの魅力にこのスタイルでも踊ってみたいと思いました
。南米の人たちはとっても陽気で楽しむのが本当に上手です。初夏の陽気に誘われてバーベキューを楽しみながらサルサ、
夏になればビーチでサルサ、コロナ禍の前はこんな楽しみ方ができましたが、
今年かあるいは来年かまた平和で心躍る時代が戻ってきてほしいです。
山手線と第2山手線構想!
山手線と第2山手線構想!
山手線は1日約450万人が利用する世界一の路線である。日本の文明開化期に鉄道は私鉄が主導で始まっている。
山手線も私鉄の日本鉄道が当時国内有数の貿易港であった横浜港と関東地方内陸部の埼玉県、群馬県、栃木県、
さらに東北地方および北陸地方方面を結ぶ貨物線として建設したもので、始めは赤羽駅― 品川駅および大井町駅間を結ぶ路線であった。
その後東京市街地の拡大に伴い、市街をめぐる大都市の基幹交通路線に性格を変えていったのだが、
現在の完全環状線に至るまではいろいろな段階がありかなり複雑である。
日本鉄道が国有化されたのが1906年で電車が客車として運行されたのは1909年、
現在の様に環状運転が実施されたのは品川―池袋―田端駅間の複線化が完成した1925年になる。
当時の1周所要時間は72分であったが現在が59分になっている。
山手線と平行してさらに外側に第2の環状線を作る構想は1890年頃にあったが関東大震災でその構想は霧散した。
それを再現させようと立ち上がったのが小田急の創設者である利光鶴丸で、計画は大井町から州崎町まで画像の様なものであった。
建設費としての見積もりは当時3400万円(現在換算950億円)の巨額であったため、
彼は1928年に東京山手急行電鉄を立ち上げ株式を募った。
資金集めは順調に進んでいたのだが、ニューヨーク株式市場の暴落に起因する世界大恐慌が1929年に起こりこの計画は頓挫した。
執念深いというかしぶといというか彼は1936年に大井町ー駒込間に縮小した計画を国に申請したのだが、
1937年の日中戦争及び190年の太平洋戦争勃発でこの計画も断念せざるを得なかった。
不運としか言いようがない経過だが、当初の第2山手線が実現していれば東京都心はもっと広くなっていたであろうし
経済効果も莫大だった様に思う。
但し東京集中が益々進んでいるとすれば、現在我々が抱える様々な問題に対処するのが厳しくなっていたこともあるので、
どちらが良いか判断するのは難しいようにも思える。
2022年度の将棋界!
2022年度の将棋界!
4月から2022年度の将棋界が始まった。
昨年同様中心棋士は五冠を獲得した藤井五冠になる。
タイトル戦で見ると先ず始まったのは名人戦。渡辺名人に斎藤八段が2年連続で挑戦しているが渡辺名人が2連勝中。
さすがに強い印象である。
次はいよいよ藤井五冠の登場で4月28日からの叡王戦で出口六段の挑戦を受ける。
その後先日挑戦者が決まった棋聖戦が6月3日から始まる。
挑戦者は渡辺名人を決勝戦で破った永瀬王座で、受けて立つのはもちろん藤井五冠である。
永瀬王座は昔からの研究仲間であり、通算成績は藤井五冠が7勝3敗でリードしているが、直近の2千は永瀬王座が勝っているのである。残り3冠の対戦相手はまだ決まっていないが、いずれにしても厳しい相手になるだろう。
2022年度の5タイトルを全部防衛すると真に藤井1強時代が始まる様な気がする。
もう一つ今年の注目は来年の名人戦挑戦者を決めるA級順位戦である。6月から9ヶ月間かけて10棋士で挑戦者を決める戦いが始まる。今年A級に昇級した藤井五冠の初戦は将棋連盟会長の職にある佐藤康光九段である。
余談だがA級順位戦の組み合わせはトランプのダイヤA~10を使って決める事になっている。
2回目以降は対戦相手が既に対戦した相手になったらやり直すという大変原始的な方法でやっているらしい。
伝統を重んじるのは大切だが、公平性は保った上でもう少し効率的な方法に変えたらどうであろうか?
桜タンゴフェスティバル!
桜タンゴフェスティバル!
福岡で3日間にわたる桜タンゴフェスティバルが3年ぶりに開催されました。
近隣諸国とのタンゴを通した文化交流を日本の象徴とも言える桜のシーズンにアジア諸国と歴史的にも深い関わりのある
九州において行うというのは実に素晴らしい事だと思いました。
このコロナ禍で2年間開催を中止し今年は海外からの参加が出来ない状況の中でしたが、国内様々な所から参加者が集い、
ワークショップやミロンガ又アフターミロンガで交流を深めることが出来ました。
コロナによって人と人が様々な形で分断されて来ましたが、
人は人と共に歩むものでお互いの理解が大切で、それは国や民族を超えても同じ事です。
今世界で起きている戦争という最悪の争いでも、そこに心通う友人がいるなら、
武器を持ってその相手の国を標的にする事は出来るでしょうか?
人が人に敬意と思いやりを持って接する事をタンゴというダンスを通じて具現化するのはとても素敵で意義ある事に思いました。
チューリップの花を描いてみた!
チューリップの花を描いてみた!
コロナ禍が2年以上続き、何度も感染拡大を体験するとどうしても外出するのが億劫になる。
さらにプーチン大統領が率いるロシアがウクライナ侵攻をしている報道をみていると、
今のところ平和な日本にいること自体申し訳ないような気にもなる。
気が狂っているとしか思えないロシアの暴挙が拡大し、北海道に攻め込んできたらどうなるだろうと考えてもしまう。
悲観的な自分になりがちなので何かやろうと考えチューリップのデザイン画描きに挑戦してみた。
描いて色を塗っている間はコロナ禍もロシアの侵攻も忘れることが出来るので暫し心が和む。
いくつか描いてみて下記が一番のお気に入りだが如何なものか?
映画・ドライビングマイカ―を観て!
映画・ドライビングマイカ―を観て!
ドライビングマイカ―は村上春樹原作、濱口竜介監督、カンヌ映画祭で日本人で初めて脚本賞をとり、
更にアカデミー賞国際長編映画賞にも選ばれ、大きな注目をされている作品です。
私は外国映画の方が好きで映画館に行ったその日も他の二作品が候補だったのですが切符が売りきれでした。
次善の選択としてこの映画を選びましたが、これが多きな幸いとなりました。
はじめはすぐに溶け込めない作り物っぽい空気が流れていたのですが、少しずつ引き込まれて行くのです。
映画の中で特に印象に残ったのは、難聴とも関係のある手話で演ずる女性のオーディション場面。
手話で演技をするのですが何と力強く訴えかけてくることか、びっくりしました。
また、外国人の俳優が外国語で演技をしていると何を言っているのかわからないのに何故かそれは妙に現実味を帯び、
日本人が日本語で台詞を言うとそれが作り事に聞こえる、その両方が絡み合うと妙に落ち着いてすとんと収まってくるのです。
映画と演劇が重層的に絡み合い、コラボしているような複雑な感情の表現手法は現実と虚構の世界が曖昧になり、
現実の不確かさが浮かびあがってくるように思えました。
今までに見たこともないような映画を見た感覚でしたが、この不思議な気持ちは持続していて是非原作を読んでみたいです。
囲碁棋聖戦!
囲碁棋聖戦!
藤井五冠の誕生で押され気味の囲碁であるが、現在井山五冠に一力九段が挑戦している棋聖戦が
7番勝負の最終戦にもつれ込む大接戦になっている。
囲碁の三大タイトルといえば棋聖、名人、本因坊だが、賞金金額では棋聖の4500万円が一番である。
2日制の昨日第6戦が行われ井山棋聖が勝ってやっと3勝3敗になった。
最終戦は17,18日仁和寺で行われる。
一力九段は現在最も勢いのある棋士だが、昨年挑戦した碁聖戦5番勝負では2勝1敗から、
9~11月に行われた名人戦7番勝負では3勝2敗から連敗してタイトルを逃している。
3度目の正直で棋聖を奪取出来るか、2度あることは3度あるで再度失敗するか注目される!
藤井五冠A級順位戦に昇格!
藤井五冠A級順位戦に昇格!
将棋界のファンが最も注目したB級1組の藤井五冠対佐々木七段の1戦が昨日行われ、期待通り藤井五冠が勝ちました。
これで待望のA級リーグ戦に参戦する事になり、このリーグ戦を勝ち抜くといよいよ名人戦朝鮮となります。
ファン達が注目しているのは順当に勝ち抜いて名人戦に挑戦してタイトルを奪うと、
谷川九段が持っている21歳2ヶ月という最年少記録を更新する事になるからです。
次期A級順位戦参加棋士は現在の将棋界トップレベルと言って過言ではないでしょう。
4月から名人戦を戦う渡辺名人対斎藤八段の敗者、前期残留の糸谷八段、佐藤天彦九段、豊島九段、広瀬八段、永瀬王座、
佐藤康光九段、菅井八段に藤井五冠と稲葉八段が加わる顔ぶれです。
藤井五冠には10棋士に夜総当たり戦で是非勝ち抜いてほしいと思います。
幻の一夜城!
幻の一夜城!
秀吉の一夜城の逸話をご存じの方は数多くいらっしゃると思います。私などは子供のころに読んだ子供向け歴史本の中で藤吉郎と呼ばれていた頃の秀吉の活躍が生き生きと描かれていたのが印象に残っています。さてその藤吉郎が抜きんでた才知と行動力でたった一晩で作ったという城はどこにあったのでしょうか。墨俣城は岐阜県大垣市、長良川西岸墨俣にあります。信長が美濃の斎藤攻略の手立てとしてどうしても必要だった重要拠点だったのですが信長の家臣が何人か築城に失敗している中、藤吉郎が蜂須賀小六の力を借りて築城に成功し、その後の出世の大きな足掛かりとなったという事ですが、その真偽においては意見が二つに分かれる所です。さてもう一つは小田原市早川にある石垣山一夜城です。ここは秀吉が小田原北条氏を攻める際その本陣として総石垣の城を一夜で築いたという事です。この城を作るにあたっても秀吉が知略を用いて敵を欺きあっと言う間に作り上げた話になっていますが、実際には80日間のべ4万の人手を使って作り上げたそうです。城にはそれぞれ歴史があり、そこには様々なドラマがあり今も訪れる人の想像力をかきたてててやまないものがあります。
その他にも幻の名城があります。次の3つは何という城でしょう。
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