2022年度の将棋界!
2022年度の将棋界!
4月から2022年度の将棋界が始まった。
昨年同様中心棋士は五冠を獲得した藤井五冠になる。
タイトル戦で見ると先ず始まったのは名人戦。渡辺名人に斎藤八段が2年連続で挑戦しているが渡辺名人が2連勝中。
さすがに強い印象である。
次はいよいよ藤井五冠の登場で4月28日からの叡王戦で出口六段の挑戦を受ける。
その後先日挑戦者が決まった棋聖戦が6月3日から始まる。
挑戦者は渡辺名人を決勝戦で破った永瀬王座で、受けて立つのはもちろん藤井五冠である。
永瀬王座は昔からの研究仲間であり、通算成績は藤井五冠が7勝3敗でリードしているが、直近の2千は永瀬王座が勝っているのである。残り3冠の対戦相手はまだ決まっていないが、いずれにしても厳しい相手になるだろう。
2022年度の5タイトルを全部防衛すると真に藤井1強時代が始まる様な気がする。
もう一つ今年の注目は来年の名人戦挑戦者を決めるA級順位戦である。6月から9ヶ月間かけて10棋士で挑戦者を決める戦いが始まる。今年A級に昇級した藤井五冠の初戦は将棋連盟会長の職にある佐藤康光九段である。
余談だがA級順位戦の組み合わせはトランプのダイヤA~10を使って決める事になっている。
2回目以降は対戦相手が既に対戦した相手になったらやり直すという大変原始的な方法でやっているらしい。
伝統を重んじるのは大切だが、公平性は保った上でもう少し効率的な方法に変えたらどうであろうか?
桜タンゴフェスティバル!
桜タンゴフェスティバル!
福岡で3日間にわたる桜タンゴフェスティバルが3年ぶりに開催されました。
近隣諸国とのタンゴを通した文化交流を日本の象徴とも言える桜のシーズンにアジア諸国と歴史的にも深い関わりのある
九州において行うというのは実に素晴らしい事だと思いました。
このコロナ禍で2年間開催を中止し今年は海外からの参加が出来ない状況の中でしたが、国内様々な所から参加者が集い、
ワークショップやミロンガ又アフターミロンガで交流を深めることが出来ました。
コロナによって人と人が様々な形で分断されて来ましたが、
人は人と共に歩むものでお互いの理解が大切で、それは国や民族を超えても同じ事です。
今世界で起きている戦争という最悪の争いでも、そこに心通う友人がいるなら、
武器を持ってその相手の国を標的にする事は出来るでしょうか?
人が人に敬意と思いやりを持って接する事をタンゴというダンスを通じて具現化するのはとても素敵で意義ある事に思いました。
チューリップの花を描いてみた!
チューリップの花を描いてみた!
コロナ禍が2年以上続き、何度も感染拡大を体験するとどうしても外出するのが億劫になる。
さらにプーチン大統領が率いるロシアがウクライナ侵攻をしている報道をみていると、
今のところ平和な日本にいること自体申し訳ないような気にもなる。
気が狂っているとしか思えないロシアの暴挙が拡大し、北海道に攻め込んできたらどうなるだろうと考えてもしまう。
悲観的な自分になりがちなので何かやろうと考えチューリップのデザイン画描きに挑戦してみた。
描いて色を塗っている間はコロナ禍もロシアの侵攻も忘れることが出来るので暫し心が和む。
いくつか描いてみて下記が一番のお気に入りだが如何なものか?
映画・ドライビングマイカ―を観て!
映画・ドライビングマイカ―を観て!
ドライビングマイカ―は村上春樹原作、濱口竜介監督、カンヌ映画祭で日本人で初めて脚本賞をとり、
更にアカデミー賞国際長編映画賞にも選ばれ、大きな注目をされている作品です。
私は外国映画の方が好きで映画館に行ったその日も他の二作品が候補だったのですが切符が売りきれでした。
次善の選択としてこの映画を選びましたが、これが多きな幸いとなりました。
はじめはすぐに溶け込めない作り物っぽい空気が流れていたのですが、少しずつ引き込まれて行くのです。
映画の中で特に印象に残ったのは、難聴とも関係のある手話で演ずる女性のオーディション場面。
手話で演技をするのですが何と力強く訴えかけてくることか、びっくりしました。
また、外国人の俳優が外国語で演技をしていると何を言っているのかわからないのに何故かそれは妙に現実味を帯び、
日本人が日本語で台詞を言うとそれが作り事に聞こえる、その両方が絡み合うと妙に落ち着いてすとんと収まってくるのです。
映画と演劇が重層的に絡み合い、コラボしているような複雑な感情の表現手法は現実と虚構の世界が曖昧になり、
現実の不確かさが浮かびあがってくるように思えました。
今までに見たこともないような映画を見た感覚でしたが、この不思議な気持ちは持続していて是非原作を読んでみたいです。
囲碁棋聖戦!
囲碁棋聖戦!
藤井五冠の誕生で押され気味の囲碁であるが、現在井山五冠に一力九段が挑戦している棋聖戦が
7番勝負の最終戦にもつれ込む大接戦になっている。
囲碁の三大タイトルといえば棋聖、名人、本因坊だが、賞金金額では棋聖の4500万円が一番である。
2日制の昨日第6戦が行われ井山棋聖が勝ってやっと3勝3敗になった。
最終戦は17,18日仁和寺で行われる。
一力九段は現在最も勢いのある棋士だが、昨年挑戦した碁聖戦5番勝負では2勝1敗から、
9~11月に行われた名人戦7番勝負では3勝2敗から連敗してタイトルを逃している。
3度目の正直で棋聖を奪取出来るか、2度あることは3度あるで再度失敗するか注目される!
藤井五冠A級順位戦に昇格!
藤井五冠A級順位戦に昇格!
将棋界のファンが最も注目したB級1組の藤井五冠対佐々木七段の1戦が昨日行われ、期待通り藤井五冠が勝ちました。
これで待望のA級リーグ戦に参戦する事になり、このリーグ戦を勝ち抜くといよいよ名人戦朝鮮となります。
ファン達が注目しているのは順当に勝ち抜いて名人戦に挑戦してタイトルを奪うと、
谷川九段が持っている21歳2ヶ月という最年少記録を更新する事になるからです。
次期A級順位戦参加棋士は現在の将棋界トップレベルと言って過言ではないでしょう。
4月から名人戦を戦う渡辺名人対斎藤八段の敗者、前期残留の糸谷八段、佐藤天彦九段、豊島九段、広瀬八段、永瀬王座、
佐藤康光九段、菅井八段に藤井五冠と稲葉八段が加わる顔ぶれです。
藤井五冠には10棋士に夜総当たり戦で是非勝ち抜いてほしいと思います。
幻の一夜城!
幻の一夜城!
秀吉の一夜城の逸話をご存じの方は数多くいらっしゃると思います。私などは子供のころに読んだ子供向け歴史本の中で藤吉郎と呼ばれていた頃の秀吉の活躍が生き生きと描かれていたのが印象に残っています。さてその藤吉郎が抜きんでた才知と行動力でたった一晩で作ったという城はどこにあったのでしょうか。墨俣城は岐阜県大垣市、長良川西岸墨俣にあります。信長が美濃の斎藤攻略の手立てとしてどうしても必要だった重要拠点だったのですが信長の家臣が何人か築城に失敗している中、藤吉郎が蜂須賀小六の力を借りて築城に成功し、その後の出世の大きな足掛かりとなったという事ですが、その真偽においては意見が二つに分かれる所です。さてもう一つは小田原市早川にある石垣山一夜城です。ここは秀吉が小田原北条氏を攻める際その本陣として総石垣の城を一夜で築いたという事です。この城を作るにあたっても秀吉が知略を用いて敵を欺きあっと言う間に作り上げた話になっていますが、実際には80日間のべ4万の人手を使って作り上げたそうです。城にはそれぞれ歴史があり、そこには様々なドラマがあり今も訪れる人の想像力をかきたてててやまないものがあります。
その他にも幻の名城があります。次の3つは何という城でしょう。
輸入車販売のデータ!
輸入車販売のデータ!
今日はニトリに用事があったので上野毛から環八沿いを15分ほど歩いた。
いつもはどんなお店が並んでいるのか眺めながら歩くのだが今日は何故か環八を走ってくる車に注目した。
個人的には何十年も車を所有していないことや十年以上前に免許の更新をし忘れて無免許になってしまったことから車にはあまり興味が無いのだが、走ってくる車を見ているとメーカーの数が多いことと輸入車が意外と多いことに気がつく。
2021年の新車販売台数はトヨタが圧倒的だが、様々なデザインの車を販売しているのでトヨタばかりという印象は受けない。
補聴器の仕事をやっていてよく聞いていたのは、聞こえは十人十色で例えば聴力測定内容がほとんど同じでも聞こえは人によって結構異なるというのである。
車の好みも聞こえと同じで好みが違うのだろうと想像はするが、もう少し集約した方が良いように思うのだが変だろうか?
輸入車に注目して見ていたら、スリーポインテッドスターが一番多く感じた。
TV広告ではエンブレムのフォーリングスやブルーホワイトの方が多いように思うがスリーポインテッドスターのメルセデスベンツの人気が高いのである。
本当かどうか不明だが、20年以上前に車好きの友人から聞いた話として、「メルセデスベンツは電気系統が弱いのではないか?」と購入希望者が指摘したら、当時のメルセデスベンツ販売代理店のスタッフは「電気系が強いのがお気に入りなら日本車を購入されてはどうですか」と答えたと言う。
電気系統が弱い事を認めつつもメルセデスベンツに対するプライドが高かったということのようだ。
エクアドルに滞在していた1995年頃メルセデスベンツE300(?)を社用車で乗っていたが、重量感がエンジン音も重厚で気に入っていたし電気系統の問題も無かったことを覚えている。
2021年の外国メーカー別新車販売ランキングトップ10は下記の通りだが、ドイツが5位までを占めているのに驚いた!
1位:メルセデスベンツ 51,722台
2位:BMW 35,905
3位:VW 35,215
4位:AUDI 22,535
5位:BMW MINI 18,211
6位:VOLVO 16,638
7位:JEEP 14,294
8位:PEUGEOT 12,072
9位:RENAULT 7,666
10位:PORSCHE 7,009
奥が深い日本酒!
奥が深い日本酒!
若いころ日本酒を飲んだら翌日長く胃がもたれ他経験が何度もありそれ以来ほとんど日本酒は飲んでいないのだが、
最近は欧米でも日本酒が注目され産業としても大きく羽ばたいているようである。
日本酒は大きく分けて原料による2種類がある。
1. 米・水・米麹だけのもの
2. 米・水・米麹・醸造用アルコール(白米の重量の10%以下が条件)
この2種類は精米歩合によって3カテゴリーに分類されそれぞれ名前が付いている。
これらの分類に属さない日本酒を普通種と称する。
精米歩合とは玄米を削り残った白米の重量割合である。一般的に数値が小さいほどきれいで軽い酒となるらしい。
1. のカテゴリー:純米大吟醸酒(精米歩合50%以下)
純米吟醸酒 (精米歩合60%以下)
純米酒 (精米歩合70%以下)
2.のカテゴリー:大吟醸酒 (精米歩合50%以下)
吟醸酒 (精米歩合60%以下)
本醸造酒 (精米歩合70%以下)
純米代吟醸酒も代吟醸酒も白米陵を減らす為の行程が増えるのでその分価格も高くなる傾向があるが最高級という意味ではない。
飲む人の好みによって評価は変化する。
発酵させる麹菌には3種類ある。
黄麹:最も使われる麹で優しい酸味と華やかな香りを出すことが出来る。
黒麹:一般的には焼酎造りに使用されているが、日本酒にも一部使用されている。
強い酸味と個性的な風味を出すことが出来る。
白麹:黒麹の突然変異で生まれた麹。焼酎用が多いが最近日本酒にも使われるようになって来た。
白ワインのような軽快な酸味が特徴である。
日本酒の味を分けるときに味わいの濃厚・淡麗と香りの華やかさ・穏やかさのマトリック
スで酒の特徴を示す方法がよく使われる。
1例をあげると次のようになる:
最も濃厚・華やか:陸奥八仙 赤ラベル 特別純米
最も濃厚・穏やか:玉川 自然仕込 純米酒
最も淡麗・華やか:紀土・KID・純米大吟醸
最も淡麗・穏やか:日高見 超辛口 純米酒
最近注目されている日本酒として次の日本酒を試して見ては如何だろうか?
IWA 5(富山県)
仙禽(栃木県)
風の森(奈良県)
鷹長(奈良県)
田中六五(福岡県)
光栄菊(佐賀県)
荷札酒(新潟県)
映画「砂の器」!
映画「砂の器」!
松本清張の同名の長編小説が映画化されたもので1974年公開されました。コロナ禍で家にいることが多くなるとテレビでの映画鑑賞も増えます。
洋画を見ることが多いのですが今回は邦画をと思って、推理小説が好きなのでこの作品を観ることにしました。
この小説は1960年から1961年に書かれたものですから、
この中で扱われているハンセン病への偏見も今よりはもっとあったのではないかと思われます。
患者である父とその子がお遍路姿で放浪する場面が四季を通して描かれています。音楽に乗って地方都市の風景が四季折々実に美しいのです。
山陰を走る特急「まつかぜ」がでてきますが、あのころ「まつかぜ」に乗ったことがあり、
松江で乗り換えて宍道湖を見ながら走る夕暮れの山陰線の車窓の風景は実に美しい忘れがたいものでした。
また、この映画のなかで訛りが事件解決に大きな役割を果たすですが、
確かに出雲方言にちょっと東北の方言に似た部分もあったなと思いだしたりしました。
古い映画を見ることは筋を追う楽しさはもちろんですが、映像の中に色々な過ぎ去った思い出を見つける喜びもありとても良いものだと思います。