タンゴシューズ!
タンゴシューズ!
タンゴシューズを久しぶりに買いました。
銀色に光るイタリアで作った良い皮と丁寧な仕事の靴です。
先日初めて履きましたが最初から馴染んで来るとても良い靴です。
ダンスを踊る時気に入った美しい靴だととても気分が上がります。
実際心地良く踊れると言うことと、その美しさのマジックにかかっている事があるのかと思います。
ピンヒールでヒールの高さも高いものが多く履きこなすのはなかなか大変ですが、そのバランスは驚くほど良く作られています。
円安ドル高で輸入品は値上がりが激しく、その点は困ったもので夢が覚めてしまいそうですが、
当分この為替状況は変わりそうもありません。
昔、アンデルセンの人魚姫がその美しい声の代償に人間にしてもらい、踊れば脚が痛いのに船上で踊ったと伝えられています。
人間の脚も寿命があるようでいつまで踊れるのかわかりませんが、
半ば美しいタンゴシューズのマジックとアルゼンチンタンゴの音楽に誘われて踊れる間は楽しみたいです。
藤井王位・3連覇王手!
藤井王位・3連覇王手!
24~25日に行われた王位戦第4戦は先手の藤井王位が豊島九段を破り3連覇に王手をかけた。
豊島九段がコロナに感染したので約10日間遅れたが、その分藤井王位は準備が入念に出来たのかも知れない。
藤井王位を含め棋士が準備をするとはどういうことか実は余り分かっていない。
将棋は先手が有利とされるので、先手番棋士の準備を想像していると次の様になる。
1. 戦法を決める。
2. その戦法における過去の棋譜を全て読み返す、または、暗記する。
3. 最近はAIでそれぞれの棋譜の流れを検証する。
4. その上でAIを相手に新手を研究する。
上記が正しいかどうか分からないが、問題は後手の時である。
先手がどの戦法を採用してくるか分からないので、いろいろな戦法をお復習いしなければならない。
その上で、先手が新手を繰り出す前に新手を出して主導権を握る必要性があるように思う。
ABEMATVの実況中継で解説者達がしゃべるのを聞いていると、新手が打たれた時点が分かる。
解説者達も凄く研究している事が分かり、さらに盤上で幾通りもの進行予測をしてくれるので誰でも挑戦者になる力がありそうな気がする。
ところが、実際には挑戦者になれる棋士は限られているのが面白い。
藤井王位も豊島九段もその他のトップ棋士達も解説者達が盤上で検討する内容をVRの如く全て頭の中で検討しているのだろう。
1時間も2時間も長考されると,観戦している自分のレベルではいい加減に打ってくれと思ってしまうが、
彼らの頭の中は休むことなく活動しているのである。
将棋はAIが当たり前になった現在、戦い方も解説もかなり変わった様な印象を受ける。
国民栄誉賞の羽生九段が7冠になった時代の将棋と藤井五冠が君臨する現在では内容がかなり変化していると思う。
羽生九段が最近なかなか勝てないのは年齢よりAI導入後の将棋の変化によるのではないか?
以前は羽生マジックなどと称し、様々な妙手を繰り出して窮地を脱していた羽生九段だが、最近は羽生マジックという言葉が消えている。
解説を見ていると解説者はAIが示す最善手を前提にその後の展開を盤上に見せてくれる場合が多いので、
棋士がAI推奨の手を打たないと解説もガラッと変わってしまうのである。
AIは各局面で棋士の優勢%も出してくれるのだが、これが本当に優勢を現わしている訳ではない。
棋士が最善手を打たないと優位性がいっぺんに逆転することもあるからである。
観戦しながらいつも関心するのは、特に藤井五冠がほとんどの確率でAIが示す最善手を指すことである。
まるで頭の中にAIそのものが入っているサイボーグの様な感じなのである。
お城の話!
お城の話!
大阪城や名古屋城など再現された立派なお城は一種の日本の象徴で誇りに思っている人も多いのではないだろうか?
お殿様が済む天守閣を持ったお城の発祥は織田信長が築いた安土城といわれている。
山の頂上に6層の天守閣を築き麓には武将や兵隊及び平民を住まわせ、上る道は1本道だけの堅城であった。
さらに頓首核に住むことで居城という概念を導入しその後の城造りの手本になったという。
歴史上最大の城は江戸時代の江戸城で天守閣は約60mの高さがあったという。
織田信長以降城は3万以上作られた模様だが、大分部の天守閣は解体や火災で消滅している。
江戸時代に建造された天守閣で現在も残っているのはわずか12城しかない。
京都で見学に欠かせない場所に二条城があるが天守閣は見えない。
しかし、当初は画像の様な約44mの京都では巨大な天守閣があったのである。
天守閣を伴った最後の城は黒船来航対策で1863年に建造された長崎県五島市にある石田「福江」城だが、9年後には解体された。
函館の有名な観光地である五稜郭も稜堡式城として建造されたが、最初から天守閣はなかったのである。
理由は目立ちすぎて海上から船艦の大砲で打たれてしまうからであった。
歴史を紐解くのは面白い!
海の日・山の日!
海の日・山の日!
昨日は山の日だった。暑い中沢山の人が山に登り楽しんだと思うが死者もでた。
何で山の日が8月11日なのだろうと不思議に感じたので少し調べてみた。引き金は海の日である。
かなり昔、明治天皇が東北での巡幸を終えられて明治まるで横浜に帰着されたのが、
1876年7月20日だったのでこの日を海の記念日とした。
1996年に休日になったが2001年に成立したハッピーマンデー法で7月の第3月曜日に変更され今日まで継続している。
例えば2月9日は「肉の日」といった語呂合わせが何も無いので寂しさを感じる。
山の日は何故8月11日火といえば、先ず海の日に対する負けん気というか僻み根性というか山を愛する人達の抵抗があった。
当初はお盆の開始日である8月12日にしようとしたが、8月12日はJALが御巣鷹山に墜落した日なので、
それは避けるべきとの意見が多数を占め1日前の11日になったのである。
トルコ石!
トルコ石!
ターコイズブルーと言われるトルコ石!
水色か緑かわからない様な微妙な色の宝石でもある。
エメラルドやサファイアは同じ石なのだが、トルコ石は全く異なり化学成分からすると
水酸化銅アルミニウム燐酸塩である。
英語ではTURQUOISE(ターコイズ)と称し、元々はフランス語のPIERRE TORQUOISE(トルコ石)から来てるという。
十字軍の時代にトルコでこの石が売られていたので名付けられたようだ。
9世紀頃イランのホラーサーンにトルコ石の鉱脈があったらしいが、世界的に一番有名なのはマグレブ3国にまたがるアトラス山脈である。
最近は給与が上がらないことやコロナ禍で仕事が減っていること、さらに物価の高騰で手持ちの宝飾品を売る人が増えそうだ。
その中にトルコ石も含まれるので意外と割安で手に入る可も知れない。
次回竜王戦の挑戦者は誰か?
次回竜王戦の挑戦者は誰か?
藤井竜王への挑戦権を掛けた決勝三番勝負が開始された。
臨んでいる棋士は山崎八段と広瀬八段である。
最近のタイトル戦は藤井、渡辺、永瀬タイトル保持者に、豊島九段か永瀬王座が挑戦するケースが多くマンネリ感も生まれていたので、
今回の二人はどちらが勝っても新鮮味があって将棋界にとっても良いことではないか?
長岡の大花火2022!
長岡の大花火2022!
日本三大花火の一つ長岡の大花火が8月始めに開催された。
コトズはコロナ禍を振り切って観客入れての大会だったようで大盛り上がりだった様だ。
東京にいると隅田川とか二子玉川、場合によってはみなとみらいまで出かけて花火を見上げるが、
長岡を含め日本三大花火は会場がとても広く規模が全く違う様だ。
長岡の大花火の最大の特徴はどでかい正三尺玉にある。
画像は正三尺玉と打ち上げ後の大輪で高さ600mで直径650mの花が開くのである。
その他にもフェニックスと称し長さ2kmに広がる花火もある。
いずれ長岡だけでなく大曲と土浦も含め三大花火全て見たいものだ!
中島健郎と石井邦彦の山岳ドキュメンタリー番組が良い!
中島健郎と石井邦彦の山岳ドキュメンタリー番組が良い!
NHKで度々放映される中島健郎と石井邦彦のドキュメンタリー番組が気に入っている。
以前は4回に亘ってグレートヒマラヤトレイルをやっていた。
絶対にいけないだろうヒマラヤの世界を恰も自分が経験している様に見せてくれヒマラヤの虜になってしまった。
日本海から富山県の内陸を見ると誰も通さないと言うようにそびえ立つ2999mの剱岳が聳える。
登山家達の憧れの山であり、ヒマラヤに行く登山家などは訓練コースとして登っているそうだ。
今回は海からとは反対に後ろ立山連峰から黒部峡谷を抜けて幻の剱大滝のV字谷を登り、
最後は剱岳登頂を果たすという行程のドキュメンタリー番組である。
全体の高低差を合算すると8000mを超えるそうだ。助瓶は高尾山の上り下り合計900mほどで顎が出てしまいそうなので、
尊敬の念を感じながら画面を黙って見るほかない。
剱大滝は全部で9段あるが大半の人は一番したのI滝しか見てないそうだ。
画像がI滝。
剱大滝のV字谷を完全制覇した人は公式にはこれまで28人しかいないということで凄く厳しい登山ルートであるらしい。絶壁であることはもちろんだが岩が脆いので難しさに加え危険度が高い。
今回は5月と言うことで雪渓がかなり残っておりその分楽だった事もあったようだ。
画像は滝の上層部、奧が剱岳!
最後に剱岳頂上から飛ばしたドローンが撮った立山連峰とその真後ろにある槍が岳と穂高山が
北アルプスの象徴の様に見えたのが印象的であった。
藤井王位(五冠)王位戦第3局を制す!
藤井王位(五冠)王位戦第3局を制す!
挑戦者豊島九段の先手で始まった第3局は84手で勝敗が決着した。
従来型と言われる角換わり腰掛け銀という最近では珍しい戦型で始まった様だが、
後手の藤井王位が先に仕掛け豊島九段が受ける形で進行した。
奥深いプロの将棋はよくわからないのだが、TV観戦していると解説者がAIの示す最善手を前提に
その後の展開を幾通りか示してくれるので後からなるほどと理解出来る。
解説者達も凄いと思ってしまうが、彼らが当事者だとするとAIが示すような最善手を常に打てるかどうかわからないので、
挑戦者になれないことも納得がいく。
AIが導入されてから一層先手が有利になった様に思われる。
両棋士ともに事前に戦法を検討して来るのだが、これで勝てるという戦法を先に繰り出すのは基本的に先手であるから有利なのだろう。
今回は過去2回しかない戦型で始まったがいずれも先手が勝利しているものであった。
駒組みを進め先に突っかけたのは後手の藤井王位であった。それが40手目の5六歩、
そして49手目の5九角で未知の世界に入っていく。
最大の分岐点は豊島九段の59手目であった。
3時間3分の長考の末に打たれたのはAI2番手候補の5三角成であった。
ここでAI評価で藤井王位57%と優位に立ったのである。
その後はひょっとしたら逆転というリスクを背負いながら藤井王位の攻めは続く。
そしてあと1歩があれば詰むというところの90手目に飛車を捨てて歩を取り馬取りとする。
馬を捕られては攻め手を失うため豊島九段は取らざるを得ない。
正に一歩千金の価値がある歩を手に入れ84手で豊島九段を投了に追い込んだのである。
終局後に感じたことは2つある。
先ず豊島九段。3時間3分かけた運命の59手目について失敗だとは思っていないし、
どこで劣勢になったのかもわからないとのコメントを残し、
自分に対する怒りのような凄みを感じる。第4局で見せるであろうあっと驚くような妙手を期待したい。
次は藤井王位だが、59手目以降AIの示す最善手を外した事はなかったのではないだろうか?
苦痛の表情を浮かべながら考える後に打つのは最善手ばかり。演技して豊島九段の
気が緩むのを誘っているかのようであった。
読みの深さは底が知れないと感じた。
キーフバレー公演!
キーフバレー公演!
キーフバレーが関東を皮切りに東海、関西、東北、北海道と公演を始めています。
元々企画されていたものが、今回の戦争により開催が危ぶまれていましたが、
こんな時だからこそパフォーマンスを行うことが何より彼等ダンサーの力になるだろうこと、戦争の最中であっても芸術を通して平和への願いを表現したい、数多くの観客に見てもらって思いを伝えたいと言う切なるキーフバレー団の方々の思いが重なって実現に至りました。
世界で活躍するダンサー達が日本に集結し素晴らしい踊りで観客の心に思いを届けます。
一方、素晴らしい実力を持ったダンサーが彼の意志で公演に参加出来ないこともありました。
ウクライナを守る兵士として戦いたい、尊敬するダンサーが戦禍に倒れた後を自分が守らなくてはならない、ウクライナを離れられない、
でも仲間のダンサー達には思いっきり日本で自分を表現して踊って欲しいと、その心は複雑です。
私たちはウクライナの素晴らしいバレーをどのような心でどのように受け止めればいいのでしょうか?
芸術は多くの事を語って来るでしょう。
戦争の映像ではなくその美しい踊りを通して雄弁に!