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エヴェレスト(チョモランマ)を廻る不毛な論争!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年03月21日(水)

エヴェレスト(チョモランマ)を廻る不毛な論争!

世界最高峰のエヴェレスト(チョモランマ)の標高は8848mと学校で習った記憶があり、世界最高峰なので決して忘れることのない数字になっています。かなり昔インドの測量局が独自計測した時の標高が8848mであったことと、その後中国の国家計測地理情報局が1975年に科学的な計測を行った結果8848.13mだったことで、8848mが証明された形になっていました。ところが、中国が再度計測をした結果として、標高は8844.43mであると発表したことで論争は始まりました。中国の主張は頂上に積もった雪3.5mと地殻変動の影響で合計3.7m低くなったというものです。エヴェレスト登山のメッカであるネパールがこれに意義を唱えているようで、今年の登山シーズン中に再計測を予定しています。どういう結果になるかわかりませんが、標高を岩石面で測るのか、万年雪も含めて測るのかの不毛な論争の感じがします。世界一ですから従来通り8848mとしてほしいですね!

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地球の磁力低下!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年03月15日(木)

地球の磁力低下!

世界の地質学者たちが地球の磁力について、私達が知らないところで観測してくれています。最近のレポートでは南米から南アフリカにかけて広がる「南大西洋異常帯」において磁力低下の異常を指摘しています。磁力低下が進むと最後は磁極が逆転しますが、過去2000万年の地球史を見ると磁極の逆転は20万年~30万年に一回起こっていたことが確認されています。しかし不思議なことに、ここ80万年は発生していません。一方、地球の磁力はここ数十年にわたり5%/10年の割合で弱まっており、特に「南大西洋異常帯」で特に弱まっているそうです。磁極の逆転に人類が受ける事態は壊滅的であると学舎たちが指摘しています。日本で心配されている南海トラフ地震の可能性もそうですが、人類はいつ起こるかもしれない自然脅威と直面していることを認識しておきましょう!

がん治療の最先端技術・粒子線治療!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年03月11日(日)

がん治療の最先端技術・粒子線治療!

日本人の3大死因のひとつ悪性新生物(癌)の3大治療法は1、手術(外科療法)、2.薬物療法(抗がん剤)、3、放射線治療です。この中で放射線治療に焦点を当ててみると、従来はエックス線を用いた治療が主流でした。治療を受けられる施設が多いことや公的医療保険の適合範囲が広いことがその理由と思われます。エックス線治療は皮膚からエックス線が照射されがん細胞に至るのですが、がん細胞の前の正常組織も一緒に照射を受けるのである程度の損傷を覚悟しなければなりません。さらに、がん細胞の先にも照射が届きますからその部分の損傷の可能性もありました。その後、千葉県にある放射線医学総合研究所にはじめて導入されたHIMACと呼ばれる加速器により、1994年から炭素イオンを使う重粒子線治療の臨床試験が開始され、2003年には厚生労働省から当時の(高度先進医療)の承認を得て粒子線治療の症例を重ねてきています。粒子線治療の優れたところは粒子線に「ブラッグピーク」と呼ばれる特性があることです。体に粒子線を照射すると体表からがんの部位までは細い糸の様な線になって進入し、がん細胞に到達すると一気に威力を発揮して、その先の正常組織にもダメージは与えない治療ができるそうです。粒子線治療には重粒子線と陽子線の2種類が現在使われています。問題は設備が巨大で高額なことと公的医療保険の適合範囲が限られていることでしょうか?それでも現在、重粒子線治療施設が5か所、陽子線治療施設が13か所まで増えていて、日本はこの粒子線治療では先進国として認知されているそうです。

物質を構成する素粒子!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年03月10日(土)

物質を構成する素粒子!

1987年2月23日、16万年前に大マゼラン星雲に属する星が超新星爆発を起こし中性子星になったのを偶然発見して、世界の天文学者たちがその観測に沸き立ちました。まったく同じタイミングで、東京大学宇宙線研究所に設置されていたカミオカンデが、水タンクに11~12個のニュートリノが飛来し13秒にわたり存在していたことを発見して世界に驚愕をあたえました。さらに、1996年には、現在設置されているスーパーカミオカンデが、ニュートリノに質量があることを証明するニュートリノ振動を発見しました。

ビッグバンから始まった宇宙の不明な部分が、ニュートリノ観測を通して解明されるかもしれないらしいです。ニュートリノは素粒子のひとつですが、そもそも素粒子とは何かを少し調べてみました。最先端物理学の内容なので、科学者たちが唱えている学説の詳しいことはよくわかりませんが、最低限知っておくべきことをまとめてみました。

「水」を例に取り上げてみると、大きい段階から物質(水)-分子(H2O)-原子(H水素)-陽子(陽子・中性子)-素粒子(クオーク)となり素粒子が最小単位です。宇宙を構成するすべての物質はクオークとレプトンという素粒子の構成で形成されています。水素を例にとると、クオーク3つからなる陽子とレプトンのひとつである電子1つの組み合わせになっています。素粒子の世界では、物理学者たちが100年かけて作り出してきた「標準理論」があり、全部で17種類の素粒子が現在存在しています。

       第一世代       第二世代        第三世代    

クオーク:  アップ&ダウン    チャーム&ストレンジ  トップ&ボトム

レプトン:  電子ニュートリノ&  ミューニュートリノ&  タウニュートリノ&

       電子         ミューオン       タウ

力を伝える素粒子:光(電磁気力)、グルーオン(強い力)、ウィークボソン2種(弱い力)

質量を与える素粒子: ヒッグス

上記17素粒子の中で最近存在が証明されたのがヒッグス素粒子です。この素粒子はクオークのようにものを構成するものでもなく、レプトンのように力を伝えるものでもなく、他の素粒子たちとはかけ離れた存在です。一つだけかけ離れた素粒子があるのはおかしいと考えている科学者たちも多く、これからヒッグス素粒子をもっと掘り下げて研究していくことが予想されています。また、クオークの第三世代に属するトップクオークも6つのクオークの中で異常に質量があるので、何か理由があるとみられていて、ヒッグスと同様研究テーマになっています。現在建設計画中のILCという陽子と陽電子を衝突させる直線30kmの加速器設備が解明してくれると期待されています。

空飛ぶクルマ登場!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年03月09日(金)

空飛ぶクルマ登場!

つい先日、2020年代は空飛ぶタクシーの時代になりそうな記事を掲載しましたが、今度は違うコンセプトで別の企業が出てきています。3月8日から開催されているジュネーブモーターショウでオランダの企業PAL-Vが空飛ぶクルマ「PAL-V Liberty」を展示しています。本体は3輪自動車で本体上部にローターを備えていてジャイロコプターの様な格好です。走行用と飛行用の2つのエンジンを搭載しているので自動車モードでも飛行モードでも使えるのが特徴です。PAL-V社によると、既に欧州航空安全機関とFAA(連邦航空局)の飛行に関する認可を受けているとしているので、パイロットライセンスさえあれば飛行が可能だそうです。しかし車が空を飛ぶとなると様々な制約が考えられるので、同社は2019年中に完全な認可を受けたうえで、市販を開始したい意向です。これが実現すると他の企業の開発速度が加速するのではないでしょうか!

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今年の夏は猛暑?

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年03月06日(火)

今年の夏は猛暑?

三寒四温が進みやっと寒さから解放されたと思えるこの時期に夏の話しです。昨秋発生し、南米ペルー沖の水温を低くしたラニーニャ現象は、西太平洋熱帯域では逆に海水温を高めています。ラニーニャ現象が終息する6月ごろからは積乱雲と上昇気流が発生しやすく、その影響でチベット高気圧の勢力が強まり、さらにそれが太平洋高気圧を平年よりも北に押し上げるという連鎖現象が見込まれています。チベット高気圧と太平洋高気圧がダブルでせりあがってくると過去にも記録的な高温が発生しています。1994年の佐賀市で観測された39.6℃や、高知四万十市の41.0℃を始め全国143地点で最高気温を記録した2013年等です。今年は全国的に暑い夏になりそうな予想ですが、特にダブル高気圧が接近する九州や四国で猛暑になる可能性があるので要注意だそうです。

図は気象庁が発表した気温上昇のメカニズムです。

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最強寒波!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年03月04日(日)

最強寒波!

この冬のシーズン、北半球の世界各地で最強寒波が吹き荒れています。日本は日本海側や北海道に大雪と史上最低気温をもたらしました。アメリカ北東部やロシアの東シベリアには猛烈な寒波に襲われ、直近では欧州が「シベリアの熊」の襲撃で各地に大雪をもたらしています。サハラ砂漠でも久しぶりに雪が降りました。この最強寒波が世界各地を襲う原因は北極の温暖化にあると専門家はみています。二酸化炭素の排出による問題はこれまで幾度となく指摘されてきました。典型的な現象として今年の北極の海氷面積は史上最小になったそうです。北極の温暖化が進むとシベリアの寒冷高気圧が巨大化し、蛇行する上空のジェット気流に乗る様にしてより緯度の低い日本や欧州までも寒波が下ってきているのです。しかしこの海氷縮小の問題はもっと深刻なことを隠しています。それは原因が二酸化炭素だけではないということです。温暖化による海氷の縮小で永久凍土に含まれているメタンハイドレードが地表に出てきて、メタンガスの放出が起こる可能性があります。メタンガスの温室効果は二酸化炭素の数十倍あると言われているので、海氷がさらに進みメタンガスの放出が現実になると、自然環境メカニズム自体が大きく変わってしまう可能性があるそうです。

2020年代は空飛ぶタクシーの時代?

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年03月01日(木)

2020年代は空飛ぶタクシーの時代?

配車サービスの「Uber」がNASAと共同開発で空飛ぶタクシーの開発を進めていることは既に掲載していますが、空飛ぶタクシーの開発に取り組んでいる企業はほかにもあります。その中でも航空機メーカーの「エアバス」は積極的で、4人乗りの「シティー・エアバス」と「一人乗りのヴァーハナ」を開発中です。「ヴァーハナ」は今年1月31日のテスト飛行に成功しました。この機体は翼に8個の電動ローターを搭載し、翼の角度を変えるだけで垂直離着陸が可能です。さらに自動運転による自律飛行も可能だそうです。2020年までに量産機体を製造して2028年頃には商業サービスを予定しています。一方の「シティー・エアバス」は機体の4隅に4つの大型ローターを搭載し、垂直離発着が可能です。「エアバス」社は2018年中に初飛行を予定していて、近い将来には自動運転による自律飛行を前提として通常のタクシー並みの料金で運行したいと考えているようです。

中国も先行しています。Ehang社が開発した「Ehang184」も2月6日に人を乗せての初飛行に成功しています。このタクシーは一人乗りで、機体の4隅からのびたアームに8個のローターを搭載し、スマートフォンやタブレット端末から目的地を指定することで自動飛行が可能です。最高速度は時速130km/Hで航行距離は40~50kmだそうです。その他、インテルやトヨタAIベンチャーズ等複数企業が空飛ぶタクシーを開発する「Joby Aviation」に1億ドルの出資を決定していますし、ヘリコプター大手のベル・ヘリコプター社も空飛ぶタクシーの開発を表明しています。2020年代の空飛ぶタクシーが現実味を帯びてきました!

冬ならではの景色を残しましょう!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年02月21日(水)

冬ならではの景色を残しましょう!

阿蘇五岳

南阿蘇村の南外輪山からは目の前に広がる雲海とその先に横たわる冠雪した阿蘇五岳が見えています。左から、根子岳(1408m)、高岳(1592.3m)、中岳(1506m)、杵島岳(1270m)、鳥帽子岳(1337m)です。

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紅富士

寒い朝、朝日の輝きを受けて富士山が紅色に染まります。眼下に広がる山中湖にも紅色が映っています。四季の移り変わりや一日の時間の流れの中で、富士山は様々な表情を見せてくれますね。

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2018年火星大接近!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年02月16日(金)

2018年火星大接近!

1月末に楽しめたスーパー・ブルー・ブラッド・ムーンに続き、今回は火星ウオッチングをしませんか?今年の7月31日に、火星が5795km迄接近して赤い惑星が見えるそうです。15年ぶりの大接近で、これを逃すと次は2035年の9月11日ですので貴重な機会です。火星ウオッチングをヘルプしてくれる無料アプリ「Mars Book」をインストールしておくと、頭上に広がる夜空のどこに火星があるのかを表示してくれます。

アンドロメダ銀河は若かった!

地球が存在する銀河にいちばん近いアンドロメダ銀河は長い間双子の銀河と考えられてきましたが、フランスと中国の研究チームが、それが間違いであるとの論文を発表しました。この発見の発端になったのは、銀河のあらゆる恒星が銀河中心の周りを規則的に回転運動しているのに対し、アンドロメダ銀河にある恒星の年齢差が大きいことや特定の恒星が不規則な軌道を描いていることでした。研究チームによると70~100億年前に片方が4倍大きい2つの銀河が衝突経路に入り、18~30億年まえに合体したとの推算結果が出たそうです。銀河は約70億年前にできたと言われているので、アンドロメダ銀河は双子ではなくもっと若い銀河だそうです。

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