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ブログ - 天と地にある物事を想い巡らすサイト!よろず放談

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はやぶさ2・着陸点決定!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年09月07日(金)

はやぶさ2・着陸点決定!

JAXAによると、既にリュウグウに歩けば11分で着いてしまう距離まで近付いているはやぶさ2ですが、リュウグウの地表を丹念に調査し、弱くて複雑な重力場が発生している条件も加味して、着地点が決定されました。その場所は下記画像のピンク色で囲まれた「L08」です。オレンジ色の「L07」と「M04」は、L08に何か問題が起こった時の予備候補に挙げられました。リュウグウの赤道から200m圏内にある直径100mの平地で、傾斜が30度以下、地表の岩石が高さ50cm以下、表面温度が97℃以下などの細かい条件をすべてクリアした場所です。同時に2台の探査機ミネルバ2とマスコットも降り立ちます。重さ600kgのはやぶさ2は着陸の最初のリハーサルを9月12日と、10月半ばに行なうことになりました。そして本番1目の着陸も10月下旬になるそうです。それに先行してミネルバ2は9月20か21日に、マスコットは10月2から4日に運用を開始する予定に決まりました。重さ3.3キロの探査ロボットであるミネルバ2は着陸後、探査ロボット車「ローバー1A」と「ローバー2A」の2機を展開します。それぞれ重さ1キロの探査車2台「ローバーズ」は、それぞれの車にモーター駆動の内部積載物があり、回転して動力を生んで探査車に小惑星の表面を進ませます。リュウグウの画像を撮影して持ち帰るため広角で立体映像を撮影できるカメラが搭載されています。マスコットは「移動小惑星表面探査機(Mobile Asteroid Surface Scout)」の略称で、広角カメラ、鉱物組成を調べる顕微鏡、気温を計る放射計、磁場を計測する磁気探知器が積まれている重さ10キロの計器群です。いよいよはやぶさ2のリュウグウ着陸が近づいてきました。今後の展開に注目です!

アイアンマンのように飛べるジェット・スーツ発売!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年08月08日(水)

アイアンマンのように飛べるジェット・スーツ発売!

英国のGravity Industriesが空を飛べるジェット・スーツを開発し、ギネス世界記録を樹立しました。さらに同社はこのスーツを340,000ポンド(約4,970万円)で販売することを決定したそうです。このスーツは170馬力のジェット・エンジンを5機搭載し、ヘルメットにはカメラとヘッドアップ・ディスプレイがあり、燃料タンクもセットで背負わなければなりません。自在に操れるようになれば、時速52kmで地表を滑空することができるようになるそうです。しかし、ただスーツを着れば飛べるのではなく、重力に逆らうジェットを制御するための筋力やバランス能力が不可欠なので、初めて自転車に乗るときみたいに練習が必要だそうです。そのため、同社では90分の飛行レッスンが受講できる体制を整えています。そこでは、筋肉の使い方や離着陸時の安全な姿勢を教えてくれるほか、クレーンに吊られながら空中浮遊体験ができるそうです。空を飛べることに対する興味は誰もが持っていると思いますが、ちょっと価格が高いでしょうか?

jetsuit

大接近中の火星について!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年08月04日(土)

大接近中の火星について!

現在、火星が地球に大接近しています。この機会を逃すまいと望遠鏡が良く売れているそうです。火星と聞いて思い出すのは、昔SF小説によく出てきた火星人ですが、これまでの調査で存在しないことが明らかになっています。しかし、かつて生命が存在していた可能性はあるので、現在も調査は続いています。地球のすぐ外側を公転している火星について、詳細を知っている人は余り多くないのではないでしょうか?一部を紹介しましょう!

・公転周期:1.88年

・自転周期:24時間7分(地球とかなり似ています)

・半径:地球の0,53倍(意外と小さいです)

・質量:地球の0.11倍

・表面重力:地球の0.38倍

・地軸の傾き:約25度(地球と同様四季があります)

・気温:20℃~-130℃(時期と場所により異なります)

・大気の成分:大半が二酸化炭素

・気圧:地球の約0.6%(ほとんどない状態です)

・オリンポス山:太陽系で最も高い山で高さは約25,000m(エヴェレストの3倍近くあります。見てみたいですね)

・マリネリス峡谷:長さ4,000km、深さ5,000~10,000m(マリアナ海溝が4,000km続いている感じですね)

・北極と南極:ドライアイスと氷からできた極冠があります(その地下には永久凍土の形で多量の水が存在すると考えられています。これが火星移住を検討する要因なのでしょう)

・太陽から受ける熱量:地球の0.4倍

・地球に接近する周期:2.2年

富士山が噴火したら?

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年08月02日(木)

富士山が噴火したら?

気象庁が「宝永」級の富士山噴火が発生したときに起こる最大降灰量の分布予想図を公表しました。約15年前に同様の試算を実施しましたが、その時は日ごとの気象状況までは考慮しなかったので、都心の降灰を数センチ程度と推定していました。実際の宝永噴火も都心の降灰は数センチだったとされています。しかし、今回は1707年12月に発生した宝永噴火の噴煙の高さや継続時間の推定値と、気象庁が2015~17年に解析した日々の風向きや気圧などの詳細なデータを用いて推計し、1096通りの降灰パターンを導き出しました。さらに、全パターンを重ね合わせた最大降灰量の分布図も作成しました(下記画像)。降灰の範囲は季節で異なり、冬は季節風の影響で東方向に集中し、夏は全方位に降る傾向がわかりました。春や秋に多い富士山から北東方向に風が吹くケースでは、都心に厚く積もるそうです。様々なパターンで数字は異なりますが、少なくとも東京都心部でも10センチ以上積もる可能性のあることがわかりました。火山灰は1ミリ以上で道路が覆われ、5ミリ積もると鉄道が運行できなくなるとされています。鹿児島県の桜島噴火で市内の降灰がたまに見られますが、毎回その除去には大変な苦労をされています。降灰の後に雨が降ると灰が固まって中々除去できませんし、灰の粒子が尖っているので、自動車の車体塗装や窓を傷つけます。場合によってはビルの大きなガラスなども傷めてしまうのです。10センチ以上も積もったら、大都会東京は長期に亘りマヒしてしまうことでしょう。気象庁の発表を踏まえ、政府は今秋までに中央防災会議に有識者検討会を設置し、気象研の推計も参考に富士山の降灰対策に本格的に乗り出すそうです。出来れば富士山にはじっとしていてほしいですね!

fujifunkazu

2018年、世界・アジア・日本のベストビーチ10!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年08月01日(水)

2018年、世界・アジア・日本のベストビーチ10!

2016年11月から2017年10月の1年間に投稿された世界中の旅行者の口コミの評価点などをもとに、旅行サイト「トリップアドバイザー」が発表した「トラベラーズチョイス 世界のベストビーチ 2018」を記載します。皆さんはこの中で何か所に行かれたことがあるでしょうか?残念ながら私は一か所も行ったことがありません。

  • 世界のベストビーチTOP10

10位 プラヤ・ノルテ(メキシコ)
9位 ババロビーチ(ドミニカ共和国)
8位 セブンマイルビーチ(ジャマイカ)
7位 クリアウォータービーチ(アメリカ)
6位 ラ・コンチャ海岸(スペイン)
5位 セブンマイルビーチ(ケイマン諸島)
4位 イーグルビーチ(アルバ)
3位 パラデロビーチ(キューバ)
2位 サンチョ湾ビーチ(ブラジル)
1位 グレースベイ(カリブ諸島、タークス・カイコス諸島)

  • アジアのベストビーチTOP10

10位 ベリガンドゥ・アイランドビーチ(モルディブ)
9位 ヌサ ドゥア ビーチ(インドネシア)
8位 ナクパーンビーチ(フィリピン)
7位 ナイハーンビーチ(タイ)
6位 ベントータビーチ(スリランカ)
5位 プラナンビーチ(タイ)
4位 ラドハンガービーチ(インド)
3位 ガパリビーチ(ミャンマー)
2位 ホワイトビーチ(フィリピン)
1位 アゴンダビーチ(インド)

  • 日本のベストビーチTOP10

10位 永田いなか浜(鹿児島県屋久島)
9位 古宇利ビーチ(沖縄県今帰仁村)
8位 白良浜海水浴場(和歌山県白浜町)
7位 白浜海岸(静岡県下田市)
6位 イダの浜ビーチ(沖縄県西表島)
5位 阿嘉ビーチ(沖縄県座間味村、慶良間諸島)
4位 砂山ビーチ(沖縄県宮古島)
3位 ニシ浜ビーチ(沖縄県波照間島)
2位 与那覇前浜ビーチ(沖縄県宮古島)
1位 古座間味ビーチ(沖縄県座間味村、慶良間諸島)
(沖縄県に偏りすぎのように思いますが?)

原発に代わる巨大エネルギー源、「黒潮発電」!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年07月29日(日)

原発に代わる巨大エネルギー源、「黒潮発電」!

黒潮は台湾東方沖の太平洋から琉球諸島の西を通り、日本列島東岸をかすめて北上、房総半島沖で東に向かう濃紺の大海流です。その流量は地球上の全河川の合計の30~50倍といわれ、幅約50キロから100キロもあり、日本の沖では秒速1.5~2メートルの巨大な川のような流れとなります。今年こそ、黒潮は大蛇行をしていて気象にもいろいろ影響を与えていますが、紀伊半島沖と房総半島沖ではほぼ決まった海域を通るそうです。この黒潮に焦点を当てて、重工大手のIHIが浮遊式の黒潮発電システム「かいりゅう」を開発しました。「かいりゅう」は全長19メートルの円筒を3本横に並べた筏のような形で、左右の円筒の後部にある直径11メートルの回転翼で発電する解りやすい仕組みです。昨年鹿児島県の口之島沖で発電実験をしたときは、海底の重りと合成繊維のロープでつなぎ、水面下約50メートルの海中に沈め、秒速1.5メートルの流速で100キロワットを発電しました。一見簡単な仕組みにも思えますが、自動的に深度や方向、傾斜などの姿勢を制御するのが難しいと思われます。IHIはまず離島用の電源として実用化する目的で、回転翼の直径を約4倍の直径40メートルにして、2千キロワットを発電する計画です。将来は、蛇行しない場所である九州、四国、紀伊半島、房総半島などの海域で、海岸から約40キロ、水深400mの場所に、実用版「かいりゅう」を600機設置すれば、新型の原子炉1基分の出力(120万キロワット)の電力を各地で生み出すことが出来るそうです。発電後海底ケーブルで送電しますが、排他的経済水域内なので他国との摩擦の懸念はなく、原発や水力発電より大都市の近くで発電しやすく、送電に鉄塔が不要なのも利点です。現在主力の火力発電は電力需要の変動に合わせ発電量を調節できる長所がありますが、その燃料輸入には年間4兆円かかり、二酸化炭素の排出という問題も抱えています。原発は放射性廃棄物の処理が困難という本質的な問題を抱えています。また、再生可能エネルギーでは太陽光や風力が普及していますが、発電は不安定で発電量自体が不足しています。2030年頃には、自然の力を活用したこの「黒潮発電」が日本の電力事情を変えてくれそうです。大いに期待しましょう!

kurosio

世界各地で異常な猛暑!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年07月24日(火)

世界各地で異常な猛暑!

日本では昨日熊谷で41.1℃を観測して大騒ぎになっていますが、この異常気象は日本だけではないようです。国連の世界気象機関(WMO)が発表したところによると、今年6~7月は北極圏を含め世界的に気温が上昇し、異常な猛暑に見舞われています。北極では30℃超えの日がありましたし、カナダでは熱波の影響で多数の死者が出ました。また、欧州北部では高気圧の停滞のため、平年より3~6度高い気温が続き、雨が降らず水不足も深刻で、農作物への影響が懸念されています。1913年7月に56.7℃の世界最高気温を記録した米カリフォルニア州デスバレーではこの7月に52.0℃を観測しましたし、このほか同州ロサンゼルス近郊チノで48.9℃、アルジェリアのサハラ砂漠で51.3℃に達しています。一昨日、通っているテニスクラブの気温計は45.5℃を指していましたが、クレーコートの表面の温度を測ったら53℃でした。これだけ暑いと走ってボールを追いかけることが中々できません。しかし、汗は出てくるので水分を取らずにはいられませんでした。現在100回大会の甲子園を目指して、高校球児たちが予選を戦っています。連戦で大変だとは思いますが、この暑さの中での奮闘が将来必ず役に立つような気がします。どの高校も頑張ってください!

地球温暖化の問題・二酸化炭素対策!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年07月05日(木)

地球温暖化の問題・二酸化炭素対策!

スイスのベンチャー企業が大気中から二酸化炭素を回収して販売する世界初の商業プラントを完成させ、徐々に活用され始めています。このプラントの仕組は特殊なフィルターを使って大気中の二酸化炭素を吸着させ、100度近くに加熱することによって回収するものです。動力源には、ごみ処理場の廃熱を利用しています。チューリッヒ郊外のある野菜の温室栽培施設でナスやキュウリを栽培していますが、大きく育ったものばかりです。購入したプラントから二酸化炭素を温室内に放つと、二酸化炭素の濃度を高めることで光合成を促進し、野菜は2割ほど大きく、そして早く収穫できるようになったそうです。栽培効率や収益性が向上し、プラント導入の設備投資も負担になっていないそうです。皆さんが飲んでいる炭酸飲料水にも役に立ちます。年内にはスイスの炭酸飲料メーカーの工場に装置が設置される見込みで、メーカーにとっても二酸化炭素の運送コストや排出量の削減につながります。他国でもこの装置を使って回収した二酸化炭素を、石の一部に変えるプロジェクトが進んでいます。ヨーロッパの島国アイスランドでは、アイスランド最大の地熱発電所敷地内に、この二酸化炭素回収装置が設置され、二酸化炭素は水に溶かされてドーム型の建物へと送られます。そして、地中に伸びる1本の管から二酸化炭素を含んだ水を地下800メートルにある火山岩の一種「玄武岩」に注入すると、「石」に変化するというものです。岩の隙間を満たすように白色化した二酸化炭素が、数千年もの間地中にとどまり続けるそうです。日本にも玄武岩などの火山岩があるので、このような二酸化炭素鉱物化の技術を応用できるのではないでしょうか?既に、同じようなプラントを製造している企業があるかもしれませんね。


プラネタリウムで天体を学ぼう!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年06月30日(土)

プラネタリウムで天体を学ぼう!

中野区にある“なかのZERO西館4階のプラネタリウムが7月と8月に様々な特別プログラムでの投影を開催してくれます。天体防炎シート用を持っている人はあまりいませんので、プラネタリウムで天体についての知識を増やしてみるのはどうでしょうか?

  7月28日、8月25日、9月23日は「こども星空探偵団」と題し、小中学生を対象としたさまざまな宇宙の謎を調査するプログラムを展開し、季節の星空解説も行います。11時開演で所要時間は50分間です。

  7月7日・8日は「たなばたのおほしさま」と題したファミリー向けプログラムで、「おりひめぼし」「ひこぼし」など七夕にまつわる話もあります。開演は11時、14時(16時からは一般向けプログラム投影)で、消費税用時間は50分間です。

  7月7日・8日を除く7月の土曜・日曜・祝日は15年ぶりに地球と大接近する火星について紹介する「火星大接近」企画です。8月の土曜・日曜・祝日は「夏期特別投映」として美しい天文現象や星空の光景と最先端の観測機器がもたらすさまざまな天体の神秘的な姿を紹介する「一度は見たい宇宙の絶景」企画です。開演は14時、16時(8月22日は開演が14時20分)で、所要時間は50分間です。

  8月7日・8日・9日は「夏休み星空ガイド」と題したプログラムで、夏の星座の探し方や見頃の天体、観察のコツなどを解説してくれます。開演は15時で、所要時間は60分間です。

  8月25日には同施設の屋上で天体望遠鏡を使って天体を観望する「天体観望会」が実施されます。18時30分開始です。無料ですが。先着180名に限られているので。早く行って並ぶ必要があるかもしれません。

はやぶさ2・リュウグウに到着!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年06月28日(木)

はやぶさ2・リュウグウに到着!

小惑星探査機はやぶさ2が27日午前9時35分に地球から約3億キロ離れた小惑星リュウグウに到着しました。2014年12月の打ち上げから3年半が経過しています。直前に懸念されていた衛星もこれまではなかったようで一安心です。ここで言う到着とは、化学エンジンを遠隔操作で3度噴射させて、はやぶさ2がリュウグウに対して一定の位置を維持(リュウグウに対する速度が毎秒1センチ以下)したことです。今後やることはまず着陸運用で、このまま放置しておくとはやぶさ2の位置が移動していくので、定期的に修正を掛ける必要があります。衛星の問題についてはこれまで発見されていませんが、これからも観測を続けるので、小さいものが見つかるかもしれません。見つかると新たな障壁になるので厄介です。これから最終的な着陸地点を選ぶために、リュウグウを近傍観察していきます。これまでわかっているところでは、リュウグウは直径900メートルと小さな天体(画像)なのに、さまざまな特徴があります。まず形がコマ型であることです。同じような形の小惑星は何個も見つかっていますが、着陸するのは初めてのことです。地表面を見ると、大きなものも含めてクレーターがかなり多く、大小さまざまなボルダー(岩塊)もあります。実際に着幾するときにボルダーが厄介な存在になることが想定されるので、慎重に観測を進めて行くそうです。実際の着陸は10月が予定されていますが、リュウグウがどのようにできたのかということを調べるなど、世界でも科学的な期待は大きいそうです。また、リュウグウから初めて物質を持ち帰ることができれば、画期的なことが分かるかもしれません。期期待して待ちましょう!

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