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ブログ - 天と地にある物事を想い巡らすサイト!よろず放談

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目を見張る艶やかさ・【花桃の里】!

カテゴリ: 散策 公開日:2018年04月19日(木)

目を見張る艶やかさ・【花桃の里】!

毎年、長野県阿智村では4月中旬から5月中旬にかけて花桃が見ごろを迎えます。約10,000本の赤、白、ピンク色の花が咲き誇り、美しい光景が広がります。その中でも、中央自動車道・園原ICから近い月川温泉郷【花桃の里】では、標高750m~1000m、約4kmに亘りおよそ5000本の花桃が多くの訪問客を迎えます。桜よりもっと色が鮮やかなのでその風景は圧巻です。GW期間中も楽しめるので足を運んでみては如何でしょう!

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伊豆半島がユネスコ世界ジオパークに認定!

カテゴリ: 散策 公開日:2018年04月18日(水)

伊豆半島がユネスコ世界ジオパークに認定!

そもそもジオパークとは?
【地球や大地を表す "Geo" と、公園を示す "Park" を組み合わせた造語が大地の公園、すなわちジオパーク "Geopark" です。もともと地質学的に重要な地域の保全と地域社会への貢献を目的としたもので、1990年半ばに活動が広がり、2000年にヨーロッパジオパークネットワーク(EGN)が設立されました。2004年にUNECOが支援を表明して世界ジオパークネットワーク(GGN)が成立し、日本においても2009年に日本ジオパークネットワーク(JGN)が誕生しました。2015年にはUNESCOの正式事業として認定されています。

ジオパークは3つの活動を柱にしています。

1.保全

ジオパークを保全する活動

2.教育

ジオパークを教育に活かす活動

3.観光(地域振興)

ジオパークを観光に活かす活動で、持続可能な観光=ジオツーリズムを振興して地域に貢献する活動 】

「顕著な普遍的価値を持つ遺産の保護を目的とする世界遺産と異なり、資産を活かした教育や観光といった持続可能な開発を視野に入れている点が特徴です。」
ユネスコ世界ジオパークの概要について!

ユネスコ世界ジオパークは、地層、岩石、地形、火山、断層など、地質学的な遺産を保護し、研究に活用するとともに、自然と人間とのかかわりを理解する場所として整備し、科学教育や防災教育の場とするほか、新たな観光資源として地域の振興に生かすことを目的とした事業です。ユネスコの国際地質科学ジオパーク計画(IGGP)の一事業として実施されています。
現在、世界で35か国・127のユネスコ世界ジオパークが認定されています(2017年8月現在)。

日本では今回の伊豆半島以外に、8地域(洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸、室戸、隠岐、阿蘇、アポイ岳)が認定されています。日本人出すべて訪れた人はどれほどいるのでしょうか?

ホーキング博士と「マルチヴァース(多元的宇宙)」

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年04月12日(木)

ホーキング博士と「マルチヴァース(多元的宇宙)」

3月に亡くなられた宇宙物理学者のホーキング博士は、1970年にペンローズ博士と共同で宇宙の始まりに関する論文を発表しました。当時、宇宙の始まりを研究する根拠は「一般相対性理論」でしたが、それに基づいて過去に遡ると宇宙の始まりには重力や密度が無限大の状態になっていたはずで、一般相対性理論が破綻してしまう「特異点」が存在せざるを得ないことを証明したのです。しかし、その時点では宇宙がどの様に始まるのかという特異点定理が欠けていました。これは一般相対性理論だけでは解決できないテーマで、ホーキング博士はそれに量子論を組み入れたのです。特異点定理を研究するために、彼は現宇宙の始まる前の状態まで思いを巡らし、1983年にハートル博士と共同で「ハートル・ホーキングの無境界仮説」を提唱しました。それによると、そこは空間や時間の概念自体が暖味になってしまう場だそうです。特異点が原子レベルの状態だったとすれば、粒子のようにも波のようにも振る舞うことが出来るという量子論的な概念です。ホーキング博士の研究はさらに続きます。亡くなる10日前に公開されていた「A Smooth Exit from Eternal Inflation?(永久インフレーションからのスムーズな離脱?)はハートグ博士との共同論文として公開されました。二人は、「ハートル・ホーキングの無境界仮説」についてさらに研究を重ねた結果、無境界仮説のモデルは一つの宇宙だけではなく、異なる物理定数を持つ無数の宇宙を作り出してしまう(永久インフレーションと呼ばれる現象)ことに気が付きました。そこから彼らはマルチヴァース(多元的宇宙)の可能性を、検証可能な科学的フレームワークに変換できるような方法の開発に努め最後の論文に至ったのです。この論文は無境界仮説に量子論を加え、宇宙が量子論の支配するインフレーションから誕生し、そのあと宇宙の進化と共に一般性相対理論が出現することを描写しているそうです。宇宙の量子起源を証明するのはビッグバンからの重力波で、地球では検出できないのですが、いつか宇宙での重力波実験ができればこれを直接検出できるかもしれないそうです。まさにホーキング博士が言い遺しているように「人間の努力には境界がない」ですね!

レアアースに朗報!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年04月11日(水)

レアアースに朗報!

多くの製造業で使われるレアアース(希土類)の世界生産量は中国が約90%を占めていて、これまで幾度となく中国との価格交渉で物議を醸しだしています。そのような環境下、海洋研究開発機構や東京大学の研究グループが排他的経済水域(EEZ)である南鳥島沖南250kmの海底(深さ約5600m)に調査船を送り、約1600万トンのレアアース泥があることを確認したと発表しました。このレアアース泥には、例えばモーターなどに使うテルビウムは世界需要の420年分、液晶ディスプレーの発光体に使うユロピウムは620年分もあるとのことです。残る課題は5600mの海底から如何に安いコストでレアアース泥を回収するかですが、レアアース泥の粒の直径が通常の泥の4倍あることに着目し、海底でふるいにかける特殊装置を開発し、試掘では通常の6倍の濃度でレアアース泥を回収出来たそうです。これが本格的に商業ベースに乗ると日本の産業界が活気づくこと間違いなしです。

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富士山と桜

カテゴリ: 散策 公開日:2018年04月11日(水)

富士山と桜

霊峰富士山と桜が重なると、外国人には最も「日本らしい風景」と受け止められるようです。中国人を始め多数の外国人がカメラを手にして訪れる最も有名な場所の一つに山梨県富士吉田市の新倉山浅間公園があります。富士山を背景に650本の満開ソメイヨシノと五重塔を一望出来るので、満足度が高い様です。先日の週末も朝からたくさんの人が訪れて、カメラや携帯で画像を撮りまくっていたそうです。

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世界遺産・吉野山の桜!

カテゴリ: 散策 公開日:2018年04月06日(金)

世界遺産・吉野山の桜!

シロヤマザクラを中心とした約3万本の桜が山全体をピンク色に染める景色は、そのボリューム感も花弁の彩も息をのむような美しさで圧倒されます。標高の高いところの「上千本」は既に満開で、頂上付近の「奥千本」も今週末には満開になるそうです。ぜひ一度行ってみたいと思います。

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「日本三大・・・・」に桜もあります!

カテゴリ: 散策 公開日:2018年04月03日(火)

「日本三大・・・・」に桜もあります!

先日掲載した天然記念物指定桜にも含まれていますが、三春滝桜(福島県)、山高神代桜(山梨県)、根尾谷淡墨桜(岐阜県)を日本三大桜と称します。共通しているのは樹齢が1000年を超えることと地元の人々が様々な取り組みをして現在まで維持していることです。

これほどまで長期にわたり、地域の人々が主体となって多数の木々を守る国は他にあるのでしょうか?

三春滝桜:

樹齢1000年を超え、樹高12m・枝張りは直径12mもあるベニシダレザクラの巨木です。30年ほど前に花が白くなったので土壌改良や完熟肥料を使い、現在は本来の紅色の花に戻ったそうです。

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山高神代桜:

樹齢が1800年とも2000年ともいわれるエドヒガンザクラで、幹回りは11.8mあり日本一巨大な桜です。これだけの樹齢だと樹勢が衰えてくるため、16年前に現在の北杜市が樹勢回復事業をスタートさせました。その後4年の期間をかけて土壌改良に取り組んだ結果、現在は根が伸びていることが確認されています。

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根尾谷淡墨桜:

樹齢1500年以上と言われるエドヒガン桜で、つぼみの時は淡いピンク、満開になると白色、散りぎわには淡い墨色になることから命名されたそうです。1948年に当時の文部省の調査で「3年以内に枯死」と宣告されたそうですが、1949年に接木を施したところ1950に見事再生させることが出来ました。その後も度重なる施術により現在に至っています。

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天然記念物指定を受けた桜一覧!

カテゴリ: 散策 公開日:2018年03月31日(土)

天然記念物指定を受けた桜一覧!

1919年に制定された天然記念物制度で、2018年現在39件の桜が天然記念物に指定されています。下記がそのリストですが、この中には日本五大桜に数えられる「石戸蒲ザクラ」、「三春滝ザクラ」、「山高神代ザクラ」、「狩宿の下馬ザクラ」、「根尾谷淡墨ザクラ」がすべて含まれています。天然記念物になるのは長寿が前提となりますのでソメイヨシノは入っていません。一番多い種類は長寿と巨木が特徴のエドヒガンだそうです。

・盛岡石割ザクラ(エドヒガン・岩手県盛岡市)

・龍谷寺のモリオカシダレ(シダレザクラ・岩手県盛岡市)

・角館のシダレザクラ(シダレザクラ・秋田県角館町)

・鹽竃神社の鹽竃ザクラ(サトザクラ・宮城県塩竈市)

・南谷のカスミザクラ(オオヤマザクラ・山形県鶴岡市)

・伊佐沢の久保ザクラ(エドヒガン・山形県長井市)

・三春滝ザクラ(シダレザクラ・福島県三春町)

・馬場ザクラ(エドヒガン・福島県大玉村)

・大戸のサクラ(シロヤマザクラ・茨城県東茨城町)

・桜川のサクラ(シロヤマザクラ・茨城県桜川市)

・金剛ザクラ(ヤマザクラ・栃木県日光市)

・三波川の冬ザクラ(フユザクラ・群馬県藤岡市)

・石戸蒲ザクラ(エドヒガン・埼玉県北本市)

・大島のサクラ株(オオシマザクラ・東京都大島町)

・小木の御所ザクラ(サトザクラ・新潟県佐渡市)

・極楽寺の野中ザクラ(オオヤマザクラの変種・新潟県阿賀町)

・梅護寺の数珠掛ザクラ(サトザクラ・新潟県阿賀野市)

・小山田ヒガンザクラ樹林(エドヒガン・新潟県五泉市)

・橡平サクラ樹林(オオヤマザクラ・新潟県新発田市)

・素桜神社の神代ザクラ(エドヒガン・長野県長野市)

・松月寺のサクラ(ヤマザクラ・石川県金沢市)

・山高神代ザクラ(エドヒガン・山梨県北杜市)

・躑躅原フジザクラ群落(フジザクラ・山梨県富士吉田市)

・狩宿の下馬ザクラ(ヤマザクラ・静岡県富士宮市)

・木曽川堤のサクラ(エドヒガン・愛知県一宮市)

・根尾谷淡墨ザクラ(エドヒガン・岐阜県本巣市)

・揖斐二度ザクラ(サトザクラ・岐阜県大野町)

・霞間ヶ渓のサクラ(ヤマザクラ・岐阜県池田町)

・中将姫誓願ザクラ(ヤマザクラの変種・岐阜県岐阜市)

・臥龍のサクラ(エドヒガン・岐阜県高山市)

・三多気のサクラ(ヤマザクラ・三重県津市)

・常照寺の九重ザクラ(シダレザクラ・京都市右京区)

・樽見の大ザクラ(エドヒガン・兵庫県養父市)

・白子不断ザクラ(ヤマザクラの変種・三重県鈴鹿市)

・知足院ナラヤエザクラ(カスミザクラ・奈良県奈良市)

・三隅大平ザクラ(ヤマザクラ、エドヒガンの自然交配種・島根県浜田市)

・大村神社のオオムラザクラ(サトザクラ・長崎県大村市)

・ヒガンザクラ自生南限地(エドヒガン・鹿児島県姶良郡)

・荒川のカンヒザクラ自生地(カンヒザクラ・沖縄県石垣市)

一部の桜を見てみましょう。

狩宿の下馬ザクラ

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桜川のサクラ

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樹齢約800年の石戸蒲ザクラ

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樹齢約660年の三隅太平ザクラ

taihei

何処も彼処も桜だらけ!

カテゴリ: 散策 公開日:2018年03月29日(木)

何処も彼処も桜だらけ!

ちょっと変わった桜シーンが紹介されています。

京都府八幡市にある背割堤のソメイヨシノを空から撮ったシーンです。ピンクの芋虫みたいな感じですが、中はトンネルになっているのではないでしょうか?

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和歌山県田辺市にある熊野本宮大社には日本一を誇る大鳥居(高さ33.9m、幅42m)があります。この大鳥居を守る様に植樹された桜は街灯りでピンク色に染まっています。そして午前4時ごろ、月が西に沈むと東の空に天の川が姿を現しました。まさに幻想的なシーンです。

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桜シーズン・ソメイヨシノ真っ盛り!

カテゴリ: 散策 公開日:2018年03月27日(火)

桜シーズン・ソメイヨシノ真っ盛り!

関東から関西にかけて桜シーズン真っ盛りで、どこもお花見客で溢れています。

桜の代表格はソメイヨシノで全国に1000万本植樹されていると言われています。初めのソメイヨシノ(原木)はどこにあるかと言えば、江戸時代中期~末期に園芸が盛んであった染井村(現・豊島区駒込付近)で、エドヒガンとオオシマザクラの交雑によって誕生したとされています。名前は当時から桜で有名だった奈良県吉野の名前にあやかって、ソメイヨシノと命名されたそうです。(但し奈良県吉野の桜は大部分がヤマザクラだそうです)。お花見で有名な染井霊園によると、園内にある100本のソメイヨシノの中に原木があるかわからないとのこと。一方、千葉大学の中村教授が上野公園の桜を遺伝子解析したところ、動物園正門前の小松宮像近くにある管理番号136番の桜が原木である可能性が高いそうです。同教授は江戸時代の園芸家である伊藤伊兵衛正武(1667~1757)が交配した可能性が高いとも指摘しています。ソメイヨシノは植樹された本数が多く、一斉に開花するので華やかですが、寿命は60~100年ほどで、樹齢500年以上もあるようなシロヤマザクラのように長期間歴史と共に生きることが出来ません。桜が散るとなんとなくはかない気分になりますので、今のうちにお花見をしましょう!