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世界で最も優れたエアライン!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年11月20日(火)

世界で最も優れたエアライン!

エアラインレーティングスが2019年版世界の最も優れた航空会社を発表しました。同社の7人の編集者が、機体の使用年数、乗客の声、カスタマーサービス、スタッフ間の関係、新規投資、財務状況など、12の基準で航空各社を評価したものです。それによると、昨年まで5年連続1位だったニュージーランド航空を破り、シンガポール航空が1位になりました。素晴らしい機内サービス、ボーイング787-10ドリームライナー、エアバスA350-900ULRといった最新鋭機の導入に加えて、新しい内装、運航の安全性、そして世界最長フライトとなるシンガポール - ニューヨーク間のノンストップ・フライトの再就航も高く評価されたようです。不思議なことに、ヨーロッパと北米の航空会社はトップ10に選ばれませんでした。トップ10を掲載します。

1位: シンガポール航空

2位: ニュージーランド航空

3位: カンタス航空

4位: カタール航空

5位: ヴァージン・アトランティック航空

6位: エミレーツ航空
7位: 全日本空輸

8位: エバー航空
9位: キャセイパシフィック航空

10位: 日本航空

日本は島国!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年11月18日(日)

日本は島国!

日本には島がいくつあるでしょうか?「日本統計年鑑」によれば、島の総数は6852です。国が定義する「島」とは「周囲100m以上の天然の陸地」です。島が多いことで有名は瀬戸内海にいくつ島があるでしょうか?答えは727です。あまり広くない面積に全体の10%以上があるのも驚きです。6852島の中で住民が暮らしているのはおよそ400島で全体の6%弱でしかありません。神奈川県横須賀市の猿島,「軍艦島」の名で有名な長崎県高島町の端島、長崎県五島列島の野崎島など、住民のいない無人島でも釣り客や観光客に人気の島もあります。全体の分布図(添付)を見ると日本はとても広いことがわかります。

最南端に位置する沖ノ鳥島は東京から1700km、小笠原諸島からでも900kmほどの絶海の珊瑚礁にあります。単なる岩礁にすぎず、周囲の広大な経済水域も認められないことになりますが、国際的な取り決めでは、満潮時に水没しない陸地なら島だから問題はありません。ただし、天然の陸地でないと認められないので、波がぶつかったりして沈まないように、鉄板などで囲って補強しています。

最東端は東京都小笠原村に所属する南鳥島で、本州から1800kmの太平洋上にある、1辺2kmほどの平たい正三角形の島です。住民はいませんが、海上自衛隊の基地や気象庁の気象観測所があり、職員が常駐しています。
最西端は沖縄県の与那国島で約1500人の住民が暮らしています。東シナ海に連なる南西諸島の端に位置します。沖縄本島から南西に約500km離れており、台湾の台北のほうがずっと近いです。また、尖閣諸島にも近く、国土防衛の先端の地でもあります。
最北端は北方領土の択捉島です。太平洋戦争の敗戦後に旧ソ連軍(現在のロシア)に占領され、いまだ返還されていません。北方領土を除く最北端は北海道稚内市の宗谷岬沖の弁天島です。

nihonno sima

ボジョレー・ヌーボー解禁!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年11月15日(木)

ボジョレー・ヌーボー解禁!

ブルゴーニュ地方のボジョレー地区はブルゴーニュのほぼ半分に相当する広大な土地を持ち、ガメイ種のぶどうでつくる熟成のいらないワインで有名です。ボルドーでは赤ワインで12~20ヵ月、白ワインでは10~12ヵ月の樽熟成が定められていますが、でボジョレー・ヌーボーは、わずか数週間の熟成期間で出荷していいと決められています。歴史を紐解くと、もともとボジョレー・ヌーボーは、その年の収穫を祝うため、地元で出来たばかりのワインを飲む習慣から始まりました。原料品種であるガメイは炭酸ガス浸漬法という醸造技術を用いると、若いうちからフルーティで美味しく飲めるワインに仕上がります。それがボジョレー近くの大都市リヨンでも楽しまれるようになり、そのブームは多くのレストランが集まるパリへと飛び火しました。フランス全土でボジョレーの人気が高まったことに伴い、出荷を急ぐ造り手や商人が増え、発酵が完全に終わっていないワインが出回るようになったのです。解禁日を設けることになったのは、こうした粗悪品の流通を防ぐためで、最初の解禁日は1951年12月15日に定められました。その後幾度と変更され、1985年から、現在の11月の第3木曜日に改定されました。日本では今年は11月15日の午前0時に解禁され各地でボジョレー・ヌーボーを飲む会が開催されました。日付変更線の関係から、日本はフランスよりも先にボジョレーを飲むことができる為、世界で初めて味わえることに意義を感じているようです。2017年にボジョレーを多く輸入した国別ランキングは、1位が日本、2位がアメリカ、3位にカナダとなっていますが、実際に飲まれているのは地元と日本が大半のようです。私もイタリアにいた時代に、地元の酒屋で山積みされている12本入りのケースを買ったことがあります。当時ボジョレー・ヌーヴォーとは知らず、1本あたり200円ほどの値段でとても安いと思って買ってしまいました。夕食時飲んでみたのですが、普通のワインと違って変わった味がすると思ったのは最初の1杯だけで、それ以上飲むことはかなり厳しかったです。数週間の熟成期間のせいか、ワインというよりはアルコール分がある独特のブドウジュースの様なイメージでした。帰国後最初にテレビで見たのが、どこかのホテルで著名人たちが着飾って丸テーブルを囲み、ボジョレー・ヌーボーを待っているシーンでした。その後、お目当てのボジョレー・ヌーボーが到着し、皆さんが美味しいと言いながら乾杯をしているのを見て、大変驚いたことを今でもはっきりと覚えています。また、不思議な現象と思うのですが、解禁当初はコンビニでも大々的に謳って3000円位の値段で販売するのですが、1ヶ月も経つと700円位に値下がりします。毎年同じことが繰り返されているので、飲む側も一か月待てばと思うのですが、高い値段で買う人も結構いるようです。日本人とワインを結びつけるイベントと考えているのかもしれません。

エルニーニョ現象発生!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年11月11日(日)

エルニーニョ現象発生!

エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象のことを言います。気象庁の発表によると、10 月のエルニーニョ監視海域であるペルー沖の海面水温が、基準値より+0.9℃高くなり、海洋と大気の状態からエルニーニョ現象が発生したとみられます。さらに、エルニーニョの持続期間ですが、気象庁は来年の春にかけて続く可能性が高いとコメントしています。しかし、国際的には持続期間は1年以上とされているので、もっと長くなる可能性があります。エルニーニョ現象発生時の冬(12月~2月)の天候の特徴として、西高東低が弱くなって寒冷な北西季節風が弱まり、日本では全般に暖かく、日本海側で晴れが多く、太平洋側で曇りや雨雪が多い冬となる傾向があります。仮に夏季も続くとすれば、日本では低温で曇りや雨が多い夏となる傾向があります。一方、WMO(世界気象機関)は今月6日、この冬の北極は平年と比べ気温が高くなるとの見通しを発表しました。現実の現象として、東京地方の木枯らし1号は例年、11月5日頃ですが、今年はまだ吹く気配がありません。そして、北海道の初雪も遅れています。北極からの寒気が弱まり、エルニーニョ現象と合わせて、日本はさらに暖冬になるのでしょうか?

南アフリカでもっとも人気のある町・ケープタウン!

カテゴリ: 散策 公開日:2018年11月10日(土)

南アフリカでもっとも人気のある町・ケープタウン!

南アフリカには2度訪れたことがありますがいずれもヨハネスブルグでした。次回はぜひケープタウンに行ってみたいと思い少し調べてみました。

1498年にバスコ・ダ・ガマが喜望峰経由で欧州とインドを結ぶ航路を発見したのち、この地方は欧州と東洋を結ぶ主要航路となっていましたが、喜望峰沖は航海上の難所であるにもかかわらず、補給港がありませんでした。そこで、オランダの東インド会社がこの地域での補給港建設を計画し、同社所属のヤン・ファン・リーベックが1652年に現在のケープタウン中心部に入植し、ケープタウン市を建設しました。ヨハネスブルグやダーバンが発展するまでは、もっとも大きな都市として栄えたので、南アフリカ発祥の地ということから、「マザーシティ」とも呼ばれています。平均最高気温は26.5℃~17.5℃で平均最低気温は15.7℃~7.0℃、多少寒い感じもありますが、全般的にはさわやかな印象です。見どころが沢山あるのでいくつか掲載します。

  テーブルマウンテン

ケープタウンのランドマークと言えるテーブルマウンテンは標高1086mで、市街地から急激に切り立った岩山がそびえ立ち、山頂が平たくテーブルのように見えることから、その名が付けられています。ロープウェイで気軽に山頂まで登るとケープタウン周辺を一望できます。平坦な山頂は広く一帯を散策することができ、めずらしい高山植物やネズミが巨大化したような微妙にカワイイ小動物「ケープハイラックス(ダッシー)」に合うことも出来るそうです。中央部分にテーブルマウンテンがあり、その両端にはデビルズピークとライオンズヘッドというとがった山があります。海からの風で雲が出来やすく、薄く雲がかかると「テーブルクロス」のように見えるそうです。
○ ビクトリア&アルフレッド(V&A)ウォーターフロント

ここは再開発された一大施設になっていて、ショッピングモールやホテル、水族館があり、マリーナや高級住宅街も含まれています。ちょっとした別世界のようなエリアです。

  ボカープ(Bo-Kaap)

市街に入ったところにあるこの地区は、カラフルな一般の家屋が並んでいます。カラフルな家のいきさつは諸説あるようですが、労働者として移住してきた子孫が解放された喜びを表わし家をカラフルに塗ったというのが有力なようです。主にマレー系のイスラム教徒が住んでいて「マレークオーター」地区とも呼ばれています。

  グリーンマーケット・スクエア

この広場は、国会議事堂の近くの街の中心地で、お土産物を選ぶのにぴったりな青空市場です。アフリカ各地の民族の民芸品や装飾品、絵画などがところ狭しと並べられています。

  カーステンボッシュ国立植物園

テーブルマウンテン東側の斜面に広がっていて、世界遺産に登録されているケープ植物区系保護地域の一部となっています。南アフリカは植物の楽園なのですが、そのなかの絶滅危惧種を含めた7000種の植物を観察することができ、南アフリカの国花「キングプロテア」も見ることができます。

  ワイナリー

南アフリカは歴史ある世界有数のワイン生産国で、アパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃以降は世界中に出荷されるようになりました。味の評価も高く、ケープタウン周辺の「ワインランド」というエリアや、コンスタンシア、タイガーバーグ、ケープ半島などでも作られています。作られる品種は、赤が南アフリカ独自のピノタージュ(ピノノワールとサンソーの交配種)・シラーズ・メルロー・カベルネソーヴィニョン。白はシュナンブラン・シャルドネ・ソーヴィニヨンブランがあります。オーストラリアやチリなど南半球のワインが注目されていますが、個人的には南アフリカのワインが味と価格の総合評価では一番高いと思います。

  喜望峰(アフリカ大陸の最南西端)

ケープタウンから喜望峰のあるケープ半島へ向かう50kmの道路は、海沿いにとても気持ちのよいワインディングロードが続いています。現地に着いてケーブルカーに乗ってさらに上を目指すと、半島の先端「ケープポイント」を見下ろす灯台のある「ルックアウト・ポイント(Lookout Point)」と呼ばれる眺めのよい展望台に着きます。その奥に「喜望峰(Cape of Good Hope)」があり、大きな看板が立っています。
○ サファリパーク

ケープタウン市街地から約180kmのアキラ私営動物保護区ではサファリを体験できます。野生動物をサファリカーに乗って探しにいくことをゲームドライブと呼んでいますが、2~3時間のゲームドライブで、通称「ビッグファイブ」と呼ばれるライオン、ヒョウ、ゾウ、バッファロー、サイが観察できます。

2018年・ワイン大豊作!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年11月08日(木)

2018年・ワイン大豊作!

国際ぶどう・ぶどう酒機構(OIV)の発表によると、全世界のワイン生産量は去年の12.4%増の2億8200万ヘクトリットルで、今世紀最大級とのことです。その中でも、半分以上を生産している欧州は大豊作です。昨年欧州を襲った悪天候の影響で生産が極度に落ちた影響もありますが、イタリアは4850万ヘクトリットル(34%増)、フランスは4610万ヘクトリットル(28%増)、スペインは4100万ヘクトリットル(27%増)を生産し、その他、ドイツでもイギリスでも記録的な生産をあげているようです。大豊作の背景には今年ヨーロッパを襲った極端な寒暖の天候がありました。

まず冬の終わりから春のはじめにかけての記録的な寒波です。この寒波は「東の猛獣」という別名で呼ばれ、ヨーロッパ各地に平年よりも10℃以上低い気温をもたらしました。ぶどうの開花が遅れ、成長も遅くなったことから、逆に霜害による被害が少なくすんだようです。

夏には記録的な高温と晴れの日が続きました。イギリスでは42年振りの大熱波となり、フランスでは史上2番目に暑い夏となりました。こうした記録的な高温や晴天により、ぶどうの成熟が進み、収穫も記録的に早い時期から始めることが出来たのです。イギリスなどは「記録的な年」と呼ばれるほどの当たり年で、ワイン農家は加工や貯蔵場所が不足するかもしれないと嬉しい悲鳴を上げているそうです。また、生産量だけでなく、品質も上等のようで、ボルドーワインの農家は、今年のビンテージは今世紀最高といわれた2009年や2010年に匹敵するかもしれないと、喜びと期待をあらわにしているそうです。販売に至るのは数年先になりますが、期待して待ちましょう!

がん治療・画期的治療法が治験中!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年11月02日(金)

がん治療・画期的治療法が治験中!

国立衛生研究所(NIH)の主任研究員である小林久隆医師が編み出した「近赤外光線免疫治療法」(光免疫療法)と銘打たれた画期的メソッドが注目を浴びています。

従来のがん治療は、「外科手術」「放射線療法」「化学療法(抗がん剤)」の三つに大別され、それに、オプジーボで代表される免疫療法が加わっています。しかしいずれも一長一短があり、患者への負担が懸念されています。外科手術では免疫細胞ごとがんを摘出し、さらには免疫を司るリンパ節まで摘出する場合が多く、大きな穴が開いて体への負担が大きくなります。放射線の場合は最初の治療により、リンパ球の一種でがん細胞を攻撃する作用がある『T細胞』が死滅してしまうので、腫瘍の成長を抑える『腫瘍免疫』が見込めません。抗がん剤も、増殖するがん細胞をターゲットとするものが多いですが、同時に体内で増えている免疫細胞もやられてしまい、やはり腫瘍免疫が効かなくなります。最近脚光を浴びている免疫療法は、がんを直接殺さないで免疫を活性化する方法を用いているので、がん細胞を全部殺せなければなりません。ところが一つのリンパ球が殺せるがん細胞には限りがあるので、最初は頑張って働くものの、そのうちリンパ球自身が疲れ切って死んでしまう可能性があり、それまでにがんが死滅していなければなりません。

これらに対して小林医師があみだした「近赤外光線免疫治療法」(光免疫療法)は人体に無害な光線をがん細胞に照射することで、周囲を傷つけずピンポイントでがんを死滅させられる療法です。具体的には次の様な内容です。「体に異物(抗原)が入った時、これを排除しようとして抗体と呼ばれるタンパク質が合成されます。この抗体IR700という色素で、抗原にピタリと貼り付き結合する性質があるので、がん細胞膜表面に現れるタンパク質の抗原を標的に、近赤外光に反応する物質を組み込んだ抗体を注入します。注入された抗体はがん細胞膜表面の抗原と結合します。ここに近赤外光を当てると組み込まれたIR700が反応し、それまで水溶性だった性質が一変、水に対して不溶性の物質へと変化します。結合した抗原と抗体は不溶性となったIR700を覆おうとするため、抗原が引っ張られて抗原の細胞膜に小さな傷がつきます。この反応があちこちで起こるため、がん細胞の体積は急激に膨張し、耐えきれずに膜の表面に多数の傷が生まれます。その傷口から、周囲の水分が一気に細胞内へと流入。膨れ上がった風船がパンと割れるように、がん細胞が物理的に破壊されていくことになります。さらに、この療法はがん細胞の数を減らしながら同時に免疫力を落とさず、逆にアップさせていくという“二段構え”の治療法なのが特徴です」。
アイデアを実践に移して十余年が経過し、2015年には米食品医薬品局(FDA)から治験が認可され、日本でも今年3月、国立がん研究センターが治験を開始しています。米国では、その治療法によって大きな副作用がないか確認する「フェーズ1」、そして治療効果の有無を確認する「フェーズ2」が終了し、現在は、既存の治療法に対する優位性を検証する「フェーズ3」の準備段階にあるそうです。現在は、喉頭がんや咽頭がんなどの頭頸部がんで発現する『EGFR(上皮成長因子受容体)』という抗原に対応する『セツキシマブ』という抗体を用いているので、治験の対象も頭頸部がんに限定して進められています。このEGFRは食道がんや大腸がん、胆道がん、そして一部のすい臓がんや乳がんの表面にもあるため、すでに動物実験では成功している他の部位への適用も視野に入ってきています。抗体の研究も進んでいて、がん治療に利用できる抗体は他にも20種類ほど実在していることがわかっています。従い、最終的には8~9割のがんに対応できると小林医師は考えています。また、経費面でも高い優位性があると同氏は指摘しています。この療法で必要なのは、IR700を付着させた抗体と、近赤外光を発するレーザー光源くらいで、抗体のセツキシマブは現在、1回投与で実費はおよそ数万円というレベルです。治療は抗体を注射し、その後数回、光を当てるだけなので、早期がんであれば、入院せずに数回の通院だけで対応が可能とのことです。高額なオプジーボや放射線装置に比べれば、相当安い金額で治療が受けられ、患者さんへの身体的負担も圧倒的に軽いそうです。フェーズ3をクリアすれば、保険適用への道も開けるので、これほど負担のないがん治療が早く受けられるようになればと期待します。


東横線・学芸大学駅と都立大学駅!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年11月01日(木)

東横線・学芸大学駅と都立大学駅!

東横線沿線に居住していることもあり、学芸大学駅と都立大学駅を取り上げます。何故大学が存在しないのに両駅名があるのでしょうか?東京学芸大学は1964年に小金井市に移転をし、東京都立大学に至っては、1992年に八王子市に移転後、2005年に首都大学東京に名前まで変更しています。歴史を紐解くと、両駅が開業したのは1927年です。学芸大学駅は「碑文谷」として開業し、その後青山師範学校(のちの東京学芸大学)の移転に伴って「青山師範」、さらに学校名の変更によって「第一師範」となり、その後学芸大学駅となりました。都立大学駅は当初「柿の木坂」で、その後東京府立高等学校(のちの都立大学)の移転と校名変更に合わせて「府立高等前」「府立高等」「都立高校」、そして都立大学駅と変わっていったのです。両駅とももともとは地名でしたが、その後学校の名将が変わるたびに変わって行ったのです。それであれば、大学が無くなった現在、駅名を変えるべきとの発想が出てくるのですが、今日現在変わっていません。実は、受験生などから「駅名が紛らわしい」という声が出たため、1999年に両駅の地元である目黒区は、3分の2以上の賛成があれば変更する方針で、区民にアンケート調査を行いました。その結果、「学芸大学」の駅名変更に賛成したのは549名で反対は934名。「都立大学」は賛成が630名で反対が436名だった為、両駅とも名前を変更せず今日に至っています。区民からは「長年親しんだ駅名を変えないで」という声が多かったそうです。今日年の8月に、小池都知事が発表したところによると、大学名が変わったことによる認知度の回復を狙い、2020年度から首都大学東京を東京都立大学に戻すそうです。「都立大学駅」を残す理由にもなりそうです!

【日本ワイン】表示発足!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年10月31日(水)

【日本ワイン】表示発足!

10月30日に国税庁が告示した「果実酒等の製法品質表示基準」により、新たな表示である【日本ワイン】は国産ブドウだけで国内で製造された果実酒のみに認められることになりました。国内のワインのラベル表示はこれまで公的なルールがなかったため、バルクワインと称し、150リットル以上の容器に詰められて輸入されたワインを、そのまま瓶詰にするか少量の国産ワインと混合して「国産ワイン」として販売されていました。今から40年ほど前のバルクワインの3大輸入元はアルゼンチン・スペイン・ユーゴスラビアでしたが、現在はアメリカ・アルゼンチン・チリになっているようです。今回の【日本ワイン】表示誕生で、バルクワインを使用して製造されたワインは「国内製造ワイン」と表記し、濃縮果汁などの輸入原料を使用したワインは「濃縮果汁使用」「輸入ワイン使用」などの表記が義務づけられることになります。最近、日本のワインは、世界最大の国際ワインコンクール「デキャンタ・ワールド・ワイン・アワード」で金賞を獲得するレベルになっています。来年初めにも発効が見込まれる日EUの経済連携協定でワインの輸入関税が即時撤廃されるので、欧州勢は一斉に日本市場に乗り込んでくるでしょうし、【日本ワイン】がそれに対抗する局面や、逆に欧州に打って出るチャンスも増えていくと思います。

参考までに日本と世界のワイ用ブドウ品種を掲載しておきます(カッコ内は原産地)。

  日本(アメリカから輸入したものがほとんどです):

甲州(山梨)

ナイアガラ(アメリカ)

デラウェア(アメリカ)

マスカット・ベリーA(ベリーとマスカット・ハンブルグの交配種)

コンコード(アメリカ)

キャンベルアーリー(アメリカ)

ビジュノワール(山梨27号とマルベックの交配種)

ブラック・クィーン(ベリーとゴールデン・クィーンの交配種)

ヤマ・ソービニオン(ヤマブドウとカベルネ・ソーヴィニヨンの交配種)

  世界(フランス原産が多いです):

黒品種:

アギヨルギティコ(ギリシャ)

カベルネ・ソーヴィニヨン(フランス、ソーヴィニヨン・ブラン、とカベルネ・フランの自然交配種)

カベルネ・フラン(フランス)

ガメ(フランス・ボジョレー)

カリニャン(南フランス)

カルメネール(フランス・チリ)

クシノマヴロ(ギリシャ)

グルナッシュ(南フランス・スペイン・イタリア)

サンジョベーゼ(イタリア)

シラー(フランス・オーストラリア・南アフリカ)

ジンファンデル(アメリカ・カリフォルニア・クロアチア・イタリア)

タナ(フランス・ウルグアイ)

ツヴァイゲルト(オーストリア)

テンプラニーリョ(スペイン)

ネグロアマーロ(イタリア)

ネッビオーロ(イタリア)

ネロ・ダヴォラ(イタリア・シチリア)

バルベーラ(イタリア)

ピノタージュ(南アフリカ)

ピノ・ノワール(フランス・イタリア・スイス・ドイツ)

マルベック(フランス)

ムールヴェードル(フランス・スペイン・オーストラリア)

ムニエ(フランス)

メルロー(フランス)

ルビー・カベルネ(オーストラリア)

白品種:

アルバリーニョ(スペイン)

ヴィオニエ(フランス)

ゲヴュルツトラミネール(フランス・アルザス)

ケルナー(ドイツ)

コロンバール(フランス)

サルタナ(アメリカ・カリフォルニア)

シャルドネ(フランス)

シュナン・ブラン(フランス)

セミヨン(フランス・ボルドー)

ソーヴィニヨン・ブラン(フランス)

トレッビアーノ(イタリア)

ピノ・グリ(フランス・ブルゴーニュ)

ピノ・ブラン(フランス・アルザス)

ミュラー・トゥルガウ(スイス)

ムロン・ド・ブルゴーニュ(フランス)

モスカート(イタリア)

リースリング(ドイツ・フランス)

地球の構造と歴史!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年10月30日(火)

地球の構造と歴史!

現在人類が認識している限り、全宇宙で唯一生物が存在している惑星「地球(年齢:46億年、直径:12,756km、大気の主要成分:窒素、酸素、アルゴン、二酸化炭素、水蒸気)」について簡単に掲載します。
地球の構造】:
大きくは「大気圏」、「地殻」、「マントル」、「核」に分けられます。一つひとつをもう少し細かく見てみましょう。
「大気圏」
○ 電離層:
大気が一部電離してプラズマ状態になっている層です。この層が地球嫌圏の最上部にあり、その高さは地表から100㎞と国際的な取り決めがされていてそれより上部は宇宙空間となります。
○ オゾン層:
幅が約さ20KM程あり、オゾンが多く有害な紫外線を吸収してくれます。
○ 熱圏:
80kmより上の層でオーロラが輝く層です。
○ 中間圏:
高さ50~80㎞の領域で一番温度が低い層です。
○ 成層圏:
高さ10~50KMの比較的穏やかな層です。
○ 対流圏:
高さ10kmより下の大気圏です。雨や雲などの自然現象は大体ここで発生しています。
「地殻」
○ 上部大陸地殻:大陸地殻全体の厚さは30~60KMですが、上部大陸地殻は花崗岩質です。
○ 下部大陸地殻:玄武岩質のグラニュライト状の変成岩です。
○ 海洋地殻:厚さは5km保手で減歩画質の岩石です。
「マントル」
○ 上部マントル:橄欖(かんらん)石、輝石、ザクロ石などの鉱物から成る橄欖岩です。近くと上部マントルを合わせてリンスフェアと称し、地震の原因となるプレートを形成しています。
○ 下部マントル:ペロフスカイトやマグネシオウスタイトという橄欖岩質よりもシリコンに投打輝石質組成になっています。地上から約670kmの深さに上部と下部の不連続面であるアセノフフェアがあり、部分的に溶けて流動性を持っています。プレートはこの上に浮かんでいる状態と言えます。
「核」
○ 外核:この層は液体状になっています。内核に比べると景元素である酸素、硫黄、水素が溶けていると推測されています。
○ 内核:鉄のニッケルの合金です。外核と内核は相転移と言って組成構造の転換を繰り返していると考えられています。
地球の歴史】:
約46億年前に誕生した地球が大きく分けて、どのような時代の変遷があったのか掲載します。
「先カンブリア時代(46億~5.41億年前)」:
○ 冥王代:
46億年前に地球
誕生しました。初期の地球にはマグマの海(マグマオーシャン)が広がり,隕石が降り注いでいました。その後地球は徐々に冷え,水蒸気が大量の雨として降った結果,マグマは固まり,原始海洋が誕生しました。
○ 始生代:
40億年前に原始生命が誕生しました。発見されている最古の化石は35億年前のものですが、27億年前には光合成を行うシアノバクテリアが誕生し,酸素の供給が始まりました。
○ 原生代:
25億年前からで、この頃には酸化物が沈殿するほどの多量の酸素が供給されていました。大型多細胞生物が出現しました。エディアカラ動物群が有名ですが,8億~6億年前のスノーボールアース(全球凍結)により、原生代末に大量絶滅しています。超大陸の分裂によりゴンドワナ大陸が誕生したのもこの頃です。
「古生代(5.4億~2.45
億年前)」:
○ カンブリア
紀:、
5.4億年前からで、カンブリア
大爆発の影響により急激に生物が多様化し,現在見られる動物の祖先がほぼ全て出揃いました。三葉虫などの節足動物が繁栄し,また無脊椎動物のほとんどの系統が出現しました。アノマロカリス,ハルキゲニア,ピカイアなどに代表されるバージェス動物群が有名です。
○ オルドビス紀:
4.854
億年前からで、オウムガイの全盛期であり,引き続き三葉虫が繁栄します。甲冑魚のような魚類も登場しました。
○ シルル
紀:
4.434
億年前からで、最古の陸上植物が出現しました。
○ デボン
紀:
4.192
億年前からで、シダ類を主とする森林が出現しました。魚類は更なる進化を遂げ,両生類・昆虫・サメなどが出現しました。しかし,デボン紀末の大量絶滅では,海洋生物を中心に全生物の82%が絶滅したのです。
○ 石炭紀:
3.589
億年前からで、巨大なシダ類が大森林を形成して,後に大量の石炭を産出する元となりました(石炭紀の由来です)。昆虫類・両生類が繁栄し,爬虫類が出現しました。生きた化石「ゴキブリ」もこの頃出現したらしいですが.末期には数百万年に及ぶ氷河期が訪れ多くの生物が死滅しました。
○ ペルム紀(二畳紀):
2.989
億年前からで、ゴンドワナ大陸とローラシア大陸が衝突し超大陸パンゲアが出現します。陸上には多様な生態系が築かれ,哺乳類の祖先である,単弓類(かつて哺乳類型爬虫類と呼ばれたもの)も繁栄していました。しかしペルム紀末の史上最大規模の大量絶滅により、全ての生物種の90-95%が絶滅したと言われています。
「中生代(2.522億~6600万年前)」
○ 三畳紀(トリアス紀):
2.522
億年前からで、恐竜と哺乳類が出現し,アンモナイトが繁栄した時代です。ペルム紀に30%程度あった酸素濃度が三畳紀には10%程度まで減少し,低酸素状態が続きました(現在は約21%)。
○ ジュラ紀:
2.01
億年前からで恐竜の時代と言われています。現在よりも温暖な気候で降水量も多かったようです。植物はイチョウなどの裸子植物、海洋ではアンモナイトやプランクトンが繁栄しました。また原始的な鳥類が出現し、超大陸パンゲアは分裂し始めました。
○ 白亜紀:
1.45
億年前からで、引き続き温暖な時代.裸子植物やシダ類が減少し被子植物が進化し、繁栄します。恐竜などの爬虫類も引き続き全盛期でティラノサウルス、トリケラトプス、翼竜のプテラノドンなどが最盛期を迎えます。しかし白亜紀末に突如として恐竜等は姿を消しました。その原因としては隕石衝突説が有力です。アンモナイトをはじめ全生物の70%が死滅したと言われています。
「新生代(6600万年前~現在)」
○ 古第三紀:
6600万
年前からで、原始的哺乳類の時代です。現存する哺乳類の多くのグループの祖先型が誕生しました。被子植物の全盛期であり、北極海沿岸に温帯林が広がるほど温暖でした。中期以降は南極の大陸氷河の形成がはじまり,徐々に寒冷化がすすみます。後期は世界的な海退期でした。
○ 新第三紀:
2303万年前からで、世界的な海面大上昇期です。地層が広く分布する.ヨーロッパではアルプス・ヒマラヤが隆起し大山脈を形成しました。生物は現生種と系統的に近いものであり,ゾウやウマなどの草食動物の増加に従い肉食動物も発展しました。末期には寒冷化が進みました。
○ 第四紀:
2588千年前から現在までで、人類の誕生と進化の時代です。現存の人類であるホモ・サピエンスは25万年前に誕生しました。第四紀には氷期と間氷が繰り返し訪れています。