今年の夏は猛暑?
今年の夏は猛暑?
三寒四温が進みやっと寒さから解放されたと思えるこの時期に夏の話しです。昨秋発生し、南米ペルー沖の水温を低くしたラニーニャ現象は、西太平洋熱帯域では逆に海水温を高めています。ラニーニャ現象が終息する6月ごろからは積乱雲と上昇気流が発生しやすく、その影響でチベット高気圧の勢力が強まり、さらにそれが太平洋高気圧を平年よりも北に押し上げるという連鎖現象が見込まれています。チベット高気圧と太平洋高気圧がダブルでせりあがってくると過去にも記録的な高温が発生しています。1994年の佐賀市で観測された39.6℃や、高知四万十市の41.0℃を始め全国143地点で最高気温を記録した2013年等です。今年は全国的に暑い夏になりそうな予想ですが、特にダブル高気圧が接近する九州や四国で猛暑になる可能性があるので要注意だそうです。
図は気象庁が発表した気温上昇のメカニズムです。
第10回温泉大賞!
第10回温泉大賞!
BIGLOBEが毎年開催している「みんなで選ぶ温泉大賞」の結果を発表しました。第10回目の温泉番付を東西に分けて掲載します。皆さんはすべて訪れたことがありますか?
「東」
横綱:草津温泉(群馬県)
大関:箱根温泉郷(神奈川県)
関脇:登別温泉(北海道)
小結:伊香保温泉(群馬県)
前頭:熱海温泉(静岡県)
「西」
横綱:別府温泉郷(大分県)
大関:城崎温泉(兵庫県)
関脇:有馬温泉(兵庫県)
小結:下呂温泉(岐阜県)
前頭:由布院温泉(大分県)
東の横綱、草津温泉は10年連続、西の横綱、別府温泉郷は3年連続です。
今年から新しく出来た「日帰り温泉」部門の上位5か所は次のようになりました。
1位:有馬温泉 太閤の湯(兵庫県・有馬温泉)
2位:ほったらかし温泉 あっちの湯・こっちの湯(山梨県。ほったらかし温泉)
3位:箱根小涌園ユネッサン(神奈川県・小涌谷温泉)
4位:有馬温泉 銀の湯(兵庫県・有馬温泉)
5位:道後温泉本館(愛媛県・道後温泉)
2018年春の渡航先10傑!
旅行サイトネタリかのカード会員を対象に3月1日から4月30日までに出発する海外航空券の予約数を昨年同時期と比べると、下記の10傑になったそうです。欧州3都市以外はすべてリゾート地なので、この冬の寒さが影響したのかもしれません。海外旅行を計画されている方々の目的地に入っていますか?
1位:ダナン(ベトナム)
2位:コナ(アメリカ)
3位:マドリード(スペイン)
4位:ホノルル(アメリカ)
5位:ローマ(イタリア)
6位:オーランド(アメリカ)
7位:済州(韓国)
8位:ウイーン(オーストリア)
9位:プーケット(タイ)
10位:チェンマイ(タイ)
最強寒波!
最強寒波!
この冬のシーズン、北半球の世界各地で最強寒波が吹き荒れています。日本は日本海側や北海道に大雪と史上最低気温をもたらしました。アメリカ北東部やロシアの東シベリアには猛烈な寒波に襲われ、直近では欧州が「シベリアの熊」の襲撃で各地に大雪をもたらしています。サハラ砂漠でも久しぶりに雪が降りました。この最強寒波が世界各地を襲う原因は北極の温暖化にあると専門家はみています。二酸化炭素の排出による問題はこれまで幾度となく指摘されてきました。典型的な現象として今年の北極の海氷面積は史上最小になったそうです。北極の温暖化が進むとシベリアの寒冷高気圧が巨大化し、蛇行する上空のジェット気流に乗る様にしてより緯度の低い日本や欧州までも寒波が下ってきているのです。しかしこの海氷縮小の問題はもっと深刻なことを隠しています。それは原因が二酸化炭素だけではないということです。温暖化による海氷の縮小で永久凍土に含まれているメタンハイドレードが地表に出てきて、メタンガスの放出が起こる可能性があります。メタンガスの温室効果は二酸化炭素の数十倍あると言われているので、海氷がさらに進みメタンガスの放出が現実になると、自然環境メカニズム自体が大きく変わってしまう可能性があるそうです。
梅が丘の梅林!
梅が丘の梅林!
先日、小田急線梅が丘駅から徒歩5分程度に位置する羽根木公園に梅林を見に行ってきました。平日にも拘わらず年配の方々を中心とした見物客が後を絶ちません。羽木公園には紅梅が約230本、白梅が約420本植林されていて、梅の種類は60種ほどになるそうです。
全体としては5~7分咲きといった印象でしたが、個々の木を見るとかなり満開に近い種類や、まだ開花していない種類もありました。さらに、風で花弁が飛び散っているところもあり、桜のように一斉に開花して満開を迎える華やかさがなかったです。梅林の維持管理が難しいように思いました。
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2020年代は空飛ぶタクシーの時代?
2020年代は空飛ぶタクシーの時代?
配車サービスの「Uber」がNASAと共同開発で空飛ぶタクシーの開発を進めていることは既に掲載していますが、空飛ぶタクシーの開発に取り組んでいる企業はほかにもあります。その中でも航空機メーカーの「エアバス」は積極的で、4人乗りの「シティー・エアバス」と「一人乗りのヴァーハナ」を開発中です。「ヴァーハナ」は今年1月31日のテスト飛行に成功しました。この機体は翼に8個の電動ローターを搭載し、翼の角度を変えるだけで垂直離着陸が可能です。さらに自動運転による自律飛行も可能だそうです。2020年までに量産機体を製造して2028年頃には商業サービスを予定しています。一方の「シティー・エアバス」は機体の4隅に4つの大型ローターを搭載し、垂直離発着が可能です。「エアバス」社は2018年中に初飛行を予定していて、近い将来には自動運転による自律飛行を前提として通常のタクシー並みの料金で運行したいと考えているようです。
中国も先行しています。Ehang社が開発した「Ehang184」も2月6日に人を乗せての初飛行に成功しています。このタクシーは一人乗りで、機体の4隅からのびたアームに8個のローターを搭載し、スマートフォンやタブレット端末から目的地を指定することで自動飛行が可能です。最高速度は時速130km/Hで航行距離は40~50kmだそうです。その他、インテルやトヨタAIベンチャーズ等複数企業が空飛ぶタクシーを開発する「Joby Aviation」に1億ドルの出資を決定していますし、ヘリコプター大手のベル・ヘリコプター社も空飛ぶタクシーの開発を表明しています。2020年代の空飛ぶタクシーが現実味を帯びてきました!
逆さ桜の名所!
逆さ桜の名所!
あと1か月もすると待望の桜シーズンがやって来て何処も彼処も桜だらけになります。その中で、お堀や池に映る逆さ桜があると2倍も3倍も美しさが広がります。全国の絶景スポットをいくつか掲載します。時間を取って出向き、カメラに絶景を収めてはいかがでしょうか?
弘前公園(青森県弘前市):
お堀の両側に桜が勢ぞろいしています。花びらが落ちる時期になるとお堀に桜の絨毯が敷かれたようで圧巻です。
千鳥ヶ淵(東京都千代田区):
都内でも有数の桜の名所です。皇居のお堀両岸に桜並木が水面に届くほどにしだれます。皇居のお堀なので逆さ桜は気品さえ感じさせてくれます。
高遠城址公園(長野県伊那市):
日本100名城の1つ、高遠城を中心としたこの公園には、溢れんばかりの桜が咲き誇り、池に映る逆さ桜も池を埋め尽くします。お城と桜のコラボフォトが取れます。
高田公園(新潟県上越市):
日本三大夜桜のひとつに数えられる高田公園は高田城の跡に作られ新潟県の史跡に指定されています。ぼんぼりの灯りに照らされた桜がお堀の水面に映る景色には、つい見とれてしまうそうです。
苗代桜(岐阜県下呂市):
岐阜県の天然記念物で樹齢400年と言われる2本の巨木桜。4月にはライトアップされて水田に映る逆さ桜はスケールも大きく圧倒されるそうです。
甘木公園(福岡県朝倉市):
福岡屈指の桜の名所で、総面積31.7ヘクタールの広大な敷地に4000本もの桜が咲き誇ります。ソメイヨシノの他、ヤマザクラや八重桜など様々な桜が池に逆さ桜として広がっています。
舞鶴公園(福岡県福岡市):
福岡城があるこの公園では3月30日から4月8日迄「福岡城桜祭り」が開催されます。ライトアップされたしだれ桜がお堀に映る景色は皆さんカメラに収めているようです。
御船山楽園(佐賀県武勇市):
佐賀県人が誇るこの楽園は国の天然記念物に指定されていて、春夏秋冬様々な植物を見ることが出来ます。桜の季節はソメイヨシノやヤマザクラを中心に約2000本の桜が、水目に映る逆さ桜と共に迎えてくれます。
冬ならではの景色を残しましょう!
冬ならではの景色を残しましょう!
阿蘇五岳
南阿蘇村の南外輪山からは目の前に広がる雲海とその先に横たわる冠雪した阿蘇五岳が見えています。左から、根子岳(1408m)、高岳(1592.3m)、中岳(1506m)、杵島岳(1270m)、鳥帽子岳(1337m)です。
紅富士
寒い朝、朝日の輝きを受けて富士山が紅色に染まります。眼下に広がる山中湖にも紅色が映っています。四季の移り変わりや一日の時間の流れの中で、富士山は様々な表情を見せてくれますね。
2018年火星大接近!
2018年火星大接近!
1月末に楽しめたスーパー・ブルー・ブラッド・ムーンに続き、今回は火星ウオッチングをしませんか?今年の7月31日に、火星が5795km迄接近して赤い惑星が見えるそうです。15年ぶりの大接近で、これを逃すと次は2035年の9月11日ですので貴重な機会です。火星ウオッチングをヘルプしてくれる無料アプリ「Mars Book」をインストールしておくと、頭上に広がる夜空のどこに火星があるのかを表示してくれます。
アンドロメダ銀河は若かった!
地球が存在する銀河にいちばん近いアンドロメダ銀河は長い間双子の銀河と考えられてきましたが、フランスと中国の研究チームが、それが間違いであるとの論文を発表しました。この発見の発端になったのは、銀河のあらゆる恒星が銀河中心の周りを規則的に回転運動しているのに対し、アンドロメダ銀河にある恒星の年齢差が大きいことや特定の恒星が不規則な軌道を描いていることでした。研究チームによると70~100億年前に片方が4倍大きい2つの銀河が衝突経路に入り、18~30億年まえに合体したとの推算結果が出たそうです。銀河は約70億年前にできたと言われているので、アンドロメダ銀河は双子ではなくもっと若い銀河だそうです。
日本でいちばん美しい庭園!
日本でいちばん美しい庭園!
いちばん美しい庭園と聞くと、まず京都のどこかと想像するのですが、そうではありませんでした。米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」は毎年、全国の日本庭園900か所以上を対象に1年間調査し、30名ほどの庭園や造園の専門家達による委員会でランキングを決めています。先日発表された2017年の日本庭園ランキングで、島根県・安芸市の足立美術館が15年連続で日本一になりました。選定基準には庭園の質や建物との調和に加え、訪問客へのおもてなしの内容も含んでいるそうです。
足立美術館を語るには、まず創設者の足立金康氏を紹介しなければなりません。ビジネスで成功した同氏は、全財産をつぎ込んで日本一の庭園と美術館を創設・維持することに生涯を捧げられました。また、「庭園もまた一幅の絵画である」との信念で、いくつかある喫茶室や茶室の窓枠から眺める庭園がまるで絵画のように見える工夫を凝らしています。そして。美術館に展示されている絵画は近代日本画が中心ですが、特に横山大観の作品を多く収集し、庭園の構図にも反映されています。
庭園は5万坪の広さがあり、それぞれ趣の違う六庭園があります。
枯山水庭:六庭園の中の主庭です。中央に峻厳な山を表す三つの立石を配置し、そこから流れ落ちる滝水が手前に広がる白砂に流れ込むという、伝統的な「枯山水」という手法を使っています。遠くの山が借景となっているのも、奥行きが感じられて見事です。
苔庭:斜植された赤松に寄り添う苔を中心にした京風の雅な庭園です。
寿立庵の庭:春は新緑の楓と苔、秋は紅葉の楓と苔がすがすがしい表情を醸し出します。
白砂青松庭:横山大観の名作「白沙青松」をモチーフに造園され、大観の絵画世界が見事に表現されています。
池庭:水面に映る光と影が安らぎを与えてくれる秋の庭園です。煎茶屋「清風」があることで格調高い風情を見せてくれます。
亀鶴の滝:横山大観の「那智乃瀧」をイメージして造園させています。借景の亀鶴山に開瀑するのは人工の滝です。館内の窓越しに眺めるとまるで山水画の様です。