エヴェレスト(チョモランマ)を廻る不毛な論争!
エヴェレスト(チョモランマ)を廻る不毛な論争!
世界最高峰のエヴェレスト(チョモランマ)の標高は8848mと学校で習った記憶があり、世界最高峰なので決して忘れることのない数字になっています。かなり昔インドの測量局が独自計測した時の標高が8848mであったことと、その後中国の国家計測地理情報局が1975年に科学的な計測を行った結果8848.13mだったことで、8848mが証明された形になっていました。ところが、中国が再度計測をした結果として、標高は8844.43mであると発表したことで論争は始まりました。中国の主張は頂上に積もった雪3.5mと地殻変動の影響で合計3.7m低くなったというものです。エヴェレスト登山のメッカであるネパールがこれに意義を唱えているようで、今年の登山シーズン中に再計測を予定しています。どういう結果になるかわかりませんが、標高を岩石面で測るのか、万年雪も含めて測るのかの不毛な論争の感じがします。世界一ですから従来通り8848mとしてほしいですね!
地球の磁力低下!
地球の磁力低下!
世界の地質学者たちが地球の磁力について、私達が知らないところで観測してくれています。最近のレポートでは南米から南アフリカにかけて広がる「南大西洋異常帯」において磁力低下の異常を指摘しています。磁力低下が進むと最後は磁極が逆転しますが、過去2000万年の地球史を見ると磁極の逆転は20万年~30万年に一回起こっていたことが確認されています。しかし不思議なことに、ここ80万年は発生していません。一方、地球の磁力はここ数十年にわたり5%/10年の割合で弱まっており、特に「南大西洋異常帯」で特に弱まっているそうです。磁極の逆転に人類が受ける事態は壊滅的であると学舎たちが指摘しています。日本で心配されている南海トラフ地震の可能性もそうですが、人類はいつ起こるかもしれない自然脅威と直面していることを認識しておきましょう!
日本が誇る美しい花の世界!
日本が誇る美しい花の世界!
気温がどんどん上がってきていよいよ春の到来です。ぜひ訪れたい花の世界の一部をお届けしましょう。
弘前公園(青森県弘前市):
ソメイヨシノ中心に52品種・2600本の桜と天守閣そしてバックにそびえる岩木山はまるで絵画の様です。
御船山公園(佐賀県武雄市):
桜並木とつつじ谷が季節によって楽しめます。
高田公園(新潟県上越市):
高田城を拝むように4000本の桜がお堀に垂れ下がります。
国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市):
ネモフィラと海が一体化した美しい青の世界。季節が変わるとスイセンやチューリップが出迎えます。
あしかがフラワーパーク(栃木県足利市):
樹齢150年を超える大藤と栃木県指定天然記念物の白藤に圧倒されます。
天空のポピー(埼玉県皆野町・東秩父村):
秩父連山を背景に丘陵斜面をシャレーポピーが赤く染めます。
富士芝桜まつり(山梨県富士河口湖町):
秀峰富士と約80万本の芝桜、ピンク・白・紫色が織りなすタペストリーの様です。
芝桜の種類は8つでリトルドット・オータムローズ・モンブラン・オーキントンブルーアイ・ジャイアントローズ・多摩の流れ・マックダニエルクッション・スカーレットフレームです。
あわじ花さじき(兵庫県淡路市):
100万本の菜の花と海の大パノラマが広がります。季節によってはサルビア・ボンファイヤー、ひまわり、ポピーが海を引き立てます。
北上展勝地(岩手県北上市):
150種・1万本の桜が創作する約2kmのさくらトンネル。20~30分かけて馬車に乗り桜を満喫してはどうでしょう。
がん治療の最先端技術・粒子線治療!
がん治療の最先端技術・粒子線治療!
日本人の3大死因のひとつ悪性新生物(癌)の3大治療法は1、手術(外科療法)、2.薬物療法(抗がん剤)、3、放射線治療です。この中で放射線治療に焦点を当ててみると、従来はエックス線を用いた治療が主流でした。治療を受けられる施設が多いことや公的医療保険の適合範囲が広いことがその理由と思われます。エックス線治療は皮膚からエックス線が照射されがん細胞に至るのですが、がん細胞の前の正常組織も一緒に照射を受けるのである程度の損傷を覚悟しなければなりません。さらに、がん細胞の先にも照射が届きますからその部分の損傷の可能性もありました。その後、千葉県にある放射線医学総合研究所にはじめて導入されたHIMACと呼ばれる加速器により、1994年から炭素イオンを使う重粒子線治療の臨床試験が開始され、2003年には厚生労働省から当時の(高度先進医療)の承認を得て粒子線治療の症例を重ねてきています。粒子線治療の優れたところは粒子線に「ブラッグピーク」と呼ばれる特性があることです。体に粒子線を照射すると体表からがんの部位までは細い糸の様な線になって進入し、がん細胞に到達すると一気に威力を発揮して、その先の正常組織にもダメージは与えない治療ができるそうです。粒子線治療には重粒子線と陽子線の2種類が現在使われています。問題は設備が巨大で高額なことと公的医療保険の適合範囲が限られていることでしょうか?それでも現在、重粒子線治療施設が5か所、陽子線治療施設が13か所まで増えていて、日本はこの粒子線治療では先進国として認知されているそうです。
物質を構成する素粒子!
物質を構成する素粒子!
1987年2月23日、16万年前に大マゼラン星雲に属する星が超新星爆発を起こし中性子星になったのを偶然発見して、世界の天文学者たちがその観測に沸き立ちました。まったく同じタイミングで、東京大学宇宙線研究所に設置されていたカミオカンデが、水タンクに11~12個のニュートリノが飛来し13秒にわたり存在していたことを発見して世界に驚愕をあたえました。さらに、1996年には、現在設置されているスーパーカミオカンデが、ニュートリノに質量があることを証明するニュートリノ振動を発見しました。
ビッグバンから始まった宇宙の不明な部分が、ニュートリノ観測を通して解明されるかもしれないらしいです。ニュートリノは素粒子のひとつですが、そもそも素粒子とは何かを少し調べてみました。最先端物理学の内容なので、科学者たちが唱えている学説の詳しいことはよくわかりませんが、最低限知っておくべきことをまとめてみました。
「水」を例に取り上げてみると、大きい段階から物質(水)-分子(H2O)-原子(H水素)-陽子(陽子・中性子)-素粒子(クオーク)となり素粒子が最小単位です。宇宙を構成するすべての物質はクオークとレプトンという素粒子の構成で形成されています。水素を例にとると、クオーク3つからなる陽子とレプトンのひとつである電子1つの組み合わせになっています。素粒子の世界では、物理学者たちが100年かけて作り出してきた「標準理論」があり、全部で17種類の素粒子が現在存在しています。
第一世代 第二世代 第三世代
クオーク: アップ&ダウン チャーム&ストレンジ トップ&ボトム
レプトン: 電子ニュートリノ& ミューニュートリノ& タウニュートリノ&
電子 ミューオン タウ
力を伝える素粒子:光(電磁気力)、グルーオン(強い力)、ウィークボソン2種(弱い力)
質量を与える素粒子: ヒッグス
上記17素粒子の中で最近存在が証明されたのがヒッグス素粒子です。この素粒子はクオークのようにものを構成するものでもなく、レプトンのように力を伝えるものでもなく、他の素粒子たちとはかけ離れた存在です。一つだけかけ離れた素粒子があるのはおかしいと考えている科学者たちも多く、これからヒッグス素粒子をもっと掘り下げて研究していくことが予想されています。また、クオークの第三世代に属するトップクオークも6つのクオークの中で異常に質量があるので、何か理由があるとみられていて、ヒッグスと同様研究テーマになっています。現在建設計画中のILCという陽子と陽電子を衝突させる直線30kmの加速器設備が解明してくれると期待されています。
空飛ぶクルマ登場!
空飛ぶクルマ登場!
つい先日、2020年代は空飛ぶタクシーの時代になりそうな記事を掲載しましたが、今度は違うコンセプトで別の企業が出てきています。3月8日から開催されているジュネーブモーターショウでオランダの企業PAL-Vが空飛ぶクルマ「PAL-V Liberty」を展示しています。本体は3輪自動車で本体上部にローターを備えていてジャイロコプターの様な格好です。走行用と飛行用の2つのエンジンを搭載しているので自動車モードでも飛行モードでも使えるのが特徴です。PAL-V社によると、既に欧州航空安全機関とFAA(連邦航空局)の飛行に関する認可を受けているとしているので、パイロットライセンスさえあれば飛行が可能だそうです。しかし車が空を飛ぶとなると様々な制約が考えられるので、同社は2019年中に完全な認可を受けたうえで、市販を開始したい意向です。これが実現すると他の企業の開発速度が加速するのではないでしょうか!
日本の美しい白の世界!
日本の美しい白の世界!
海に囲まれた島国の日本、面積は他国に比べて広くはないですが、四季を彩る草花の色彩やや青い水と空との絶妙なハーモニーを醸し出す美しい白の世界があります。少し紹介しましょう。
① 姫路城(白鷺城)・兵庫県
白漆喰の佇まいの美しさは姫路市の人々に安らぎを届けています。
② 白良浜・和歌山県
真っ白な砂浜が目に眩しいです。
③ マーブルビーチ・大阪府
りんくう公園の一部を成し、大理石を敷いた900mの人工の渚です。
④ 雪の大谷・富山県
高さ10mを超す壮大な雪の壁が500m続きます。
⑤ 諏訪湖の御神渡り・長野県
諏訪湖が完全氷結したときだけ起きる不思議な現象です。
⑥ 三十槌の氷柱・埼玉県
岩清水が凍り作り上げられる氷の芸術です。
⑦ 樹氷:宮城県
蔵王山の樹氷、純白のイエティーがたくさんいるような絶景です。
⑧ 竹富島・沖縄県
隆起したサンゴ礁の島。真っ白な砂浜と青色の海のコントラストが美しいです。
今年の夏は猛暑?
今年の夏は猛暑?
三寒四温が進みやっと寒さから解放されたと思えるこの時期に夏の話しです。昨秋発生し、南米ペルー沖の水温を低くしたラニーニャ現象は、西太平洋熱帯域では逆に海水温を高めています。ラニーニャ現象が終息する6月ごろからは積乱雲と上昇気流が発生しやすく、その影響でチベット高気圧の勢力が強まり、さらにそれが太平洋高気圧を平年よりも北に押し上げるという連鎖現象が見込まれています。チベット高気圧と太平洋高気圧がダブルでせりあがってくると過去にも記録的な高温が発生しています。1994年の佐賀市で観測された39.6℃や、高知四万十市の41.0℃を始め全国143地点で最高気温を記録した2013年等です。今年は全国的に暑い夏になりそうな予想ですが、特にダブル高気圧が接近する九州や四国で猛暑になる可能性があるので要注意だそうです。
図は気象庁が発表した気温上昇のメカニズムです。
第10回温泉大賞!
第10回温泉大賞!
BIGLOBEが毎年開催している「みんなで選ぶ温泉大賞」の結果を発表しました。第10回目の温泉番付を東西に分けて掲載します。皆さんはすべて訪れたことがありますか?
「東」
横綱:草津温泉(群馬県)
大関:箱根温泉郷(神奈川県)
関脇:登別温泉(北海道)
小結:伊香保温泉(群馬県)
前頭:熱海温泉(静岡県)
「西」
横綱:別府温泉郷(大分県)
大関:城崎温泉(兵庫県)
関脇:有馬温泉(兵庫県)
小結:下呂温泉(岐阜県)
前頭:由布院温泉(大分県)
東の横綱、草津温泉は10年連続、西の横綱、別府温泉郷は3年連続です。
今年から新しく出来た「日帰り温泉」部門の上位5か所は次のようになりました。
1位:有馬温泉 太閤の湯(兵庫県・有馬温泉)
2位:ほったらかし温泉 あっちの湯・こっちの湯(山梨県。ほったらかし温泉)
3位:箱根小涌園ユネッサン(神奈川県・小涌谷温泉)
4位:有馬温泉 銀の湯(兵庫県・有馬温泉)
5位:道後温泉本館(愛媛県・道後温泉)
2018年春の渡航先10傑!
旅行サイトネタリかのカード会員を対象に3月1日から4月30日までに出発する海外航空券の予約数を昨年同時期と比べると、下記の10傑になったそうです。欧州3都市以外はすべてリゾート地なので、この冬の寒さが影響したのかもしれません。海外旅行を計画されている方々の目的地に入っていますか?
1位:ダナン(ベトナム)
2位:コナ(アメリカ)
3位:マドリード(スペイン)
4位:ホノルル(アメリカ)
5位:ローマ(イタリア)
6位:オーランド(アメリカ)
7位:済州(韓国)
8位:ウイーン(オーストリア)
9位:プーケット(タイ)
10位:チェンマイ(タイ)
最強寒波!
最強寒波!
この冬のシーズン、北半球の世界各地で最強寒波が吹き荒れています。日本は日本海側や北海道に大雪と史上最低気温をもたらしました。アメリカ北東部やロシアの東シベリアには猛烈な寒波に襲われ、直近では欧州が「シベリアの熊」の襲撃で各地に大雪をもたらしています。サハラ砂漠でも久しぶりに雪が降りました。この最強寒波が世界各地を襲う原因は北極の温暖化にあると専門家はみています。二酸化炭素の排出による問題はこれまで幾度となく指摘されてきました。典型的な現象として今年の北極の海氷面積は史上最小になったそうです。北極の温暖化が進むとシベリアの寒冷高気圧が巨大化し、蛇行する上空のジェット気流に乗る様にしてより緯度の低い日本や欧州までも寒波が下ってきているのです。しかしこの海氷縮小の問題はもっと深刻なことを隠しています。それは原因が二酸化炭素だけではないということです。温暖化による海氷の縮小で永久凍土に含まれているメタンハイドレードが地表に出てきて、メタンガスの放出が起こる可能性があります。メタンガスの温室効果は二酸化炭素の数十倍あると言われているので、海氷がさらに進みメタンガスの放出が現実になると、自然環境メカニズム自体が大きく変わってしまう可能性があるそうです。