尾道と今治を結ぶしまなみ海道(サイクリストの聖地)!
尾道と今治を結ぶしまなみ海道(サイクリストの聖地)!
広島県尾道市と愛媛県今治市の約60キロメートルを結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」は本州側尾道から始まります。尾道の前に広がる向島との間に川の様な尾道水道が流れていて尾道側にはウッドデッキが敷かれ、夏になると南欧にいる気分になります。その一角を占めるように2014年3月、複合施設「U2」がグランドオープンしました。特に注目されるのは自転車と一緒にチェックインできる「サイクルホテル」です。今治からしまなみ海道を渡ってきた人たちがたくさん宿泊しています。
尾道から自転車で出発するルートで しまなみ海道の橋や島を見てみましょう。まず向島に渡るのですが、サイクリストは新尾道大橋を使えないので、約5分渡船に乗って渡ります。昭和らしいレトロな街並みが残る向島では、町の散策がお勧めです。厳島神社の朱塗りの鳥居が海の中にそびえ立っています。
向島からは、昔村上水軍の拠点であった因島に向かうのですが、自動車道と自転車・歩行者道が2段階構造になっている因島大橋を渡ります。ここから瀬戸内の多島美と巨大な橋が織りなす絶景が広がって行きます。
因島にあり773年に創建された大山神社は、因島村上水軍に崇敬された交通の守り神を祀(まつ)っているので、多くのサイクリストがお参りに立ち寄り、近年は「自転車神社」の愛称で親しまれているそうです。
因島からは生口橋を経由して生口島に向かいます。この島は国産レモン発祥の地として知られ、瀬戸田町は国産レモン生産量日本一を誇ります。桜の時期で時間に余裕のある方は、洲江港からフェリーを5分間乗って、「岩城島(いわぎじま)」にある「積善山三千本桜」を訪れてはどうでしょうか?愛媛県随一のお花見スポットと言われています。
その次に現れるのは多々羅大橋です。この橋を渡って大三島に渡るのですが、ここからしまなみ海道は愛媛県に入ります。大三島には三島神社の総本社「大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)」があるため、「神の島」という呼び名も持っています。大昔はこの神社を「大三島」と呼んでいたので、それが島の名前となりました。旧暦5月5日に開催される御田植祭と旧暦9月9日の抜穂祭(ぬいぼさい)で、「一人角力(ひとりずもう)」が奉納されることでも有名だそうです。
大三島からアーチ橋の大三島橋を渡ると、「伯方の塩」で知られる伯方島(はかたじま)に入ります。古くから製塩業が盛んな島でしたが、1971年に成立した「塩業近代化臨時措置法」によって塩田は全廃となってしまいました。かつての塩田製塩を応用して「伯方の塩」を生産しているのが伯方塩業株式会社で、大三島の工場は見学が可能だそうです。さらに、
伯方島は海辺の風景が美しく、大潮の干潮時だけに歩いて島へ渡れる道が出現する「大角豆島」や、砂浜が1キロメートル続く「沖浦ビーチ」などもが人気のスポットです。
佐伯島から大島大橋を渡ると、高級石材「大島石」の産地として有名な大島につきます。亀老山展望公園から眺める、来島海峡に沈む夕日はまさに絶景で、たくさんのサイクリストが感激に浸ります。
しまなみ海道で一番長い4キロメートルの来島海峡大橋を渡れば、終着点の四国本土の今治です。60キロのサイクリングで出た汗は今治タオルで拭うと良いかもしれません。それぞれに異なる魅力を持つ島々をつなぐ「しまなみ海道」は、各島独特の美しい風景や文化があふれており、瀬戸内海の自然美が満喫できると思います。
日本のお薦め海水浴場!
日本のお薦め海水浴場!
ちょっと早いですが日本各地の海水浴場を覗いてみましょう。
蘭島海水浴場(住所/北海道小樽市蘭島1丁目):
1903年(明治36年)7月に開場して以来、100年以上の歴史を持つ北海道内最古にして、道内屈指の海水浴場です。
白浜海水浴場(住所/青森県八戸市鮫町字堀込32番地先):
とても広い砂浜が広がっているので、人が多くてもあまり気になりません。海の家や売店もたくさんあります。
浄土ヶ浜海水浴場(住所/岩手県宮古市日立浜町):
入り江にある浄土ヶ浜は観光地としても第一級の景観を誇りますが,良好な水質と波の静けさは海水浴場としても第一級と言えます。「日本の快水浴場百選」の『海の部特選』に選定されています。
桂浜海水浴場 (住所/秋田県秋田市浜田字境川):
秋田県民の家族づれや若者たちが多い海水浴場です。水がきれいで冷たく、気持ちよく感じます。
由良海水浴場 (住所/山形県鶴岡市由良):
快水浴場百選に選定良海水浴された海水浴場です。白山島と朱色の橋、青い海が織りなす美しい景観は見どころの一つです。ほかにも海洋釣り堀やキャンプ場なども整備されています。
大洗サンビーチ (住所/茨城県東茨城郡大洗町大貫町地先):
広大で遠浅な海岸で,夏には海水浴場として多くの観光客が訪れます。
沖ノ島海水浴場 (住所/千葉県館山市富士見付近):
自然林の残る無人島(沖の島)と砂州でつながっている海岸です。スノーケリングでの水中観察や、磯遊び、ビーチコーミングが盛んに行われています。防波堤で磯釣りを楽しむ人も多いです。また、平成20年に環境省が実施した「海水浴場水質調査」で、最高レベルの「AA」ランクと認定されるほど水が綺麗です。
中の浦海水浴場(住所/東京都新島村式根島):
神引湾と大浦の間に位置して島の北側海岸の海水浴場です。シュノーケリングやダイビングには絶好の場所ですが、海水を覗いてみても、透明度が高くて小さな魚たちがいっぱい鑑賞できます。
前浜海水浴場 (住所/東京都神津島村):
村落につながり、手軽に利用できる白砂の海水浴場です。 沖に「恩馳島」を望み、神津島ならではの美しい夕焼けを楽しめます。
由比ガ浜海水浴場 (住所/神奈川県鎌倉市由比ヶ浜海岸):
鎌倉の海で最も長いビーチを誇り、夏休み中は大変な賑わいです。海の家をはじめ施設は充実しています。
二ツ亀海水浴場 (住所/新潟県佐渡市鷲崎):
透明度が高く、青と緑のコントラストに一瞬沖縄かと思ってしまうほどにきれいな海水浴場です。カメの様な島が印象的です。
千里浜海水浴場(住所/石川県羽咋市千里浜町):
車で砂浜を走ることが出来るので、近くに駐車することが出来ます。遠浅で波も程よくありいろいろ楽しめます。
竹波(水晶浜)海水浴場(住所/福井県三方郡美浜町竹波):
県内外から海水浴客が訪れる海水浴場です。砂粒が細かくきらめく白い砂が特長で、海岸を染める夕日など、風景の美しさにも定評があります。
外浦海水浴場 (住所/静岡県下田市柿崎):
波が静かで透明度が高いこの浜は、ファミリー向けビーチとして人気が高いです。
内海海水浴場 (住所/愛知県知多郡南知多町内海):
愛知県内では有名な海水浴スポットで、若い人がいっぱいです。
千鳥ケ浜海水浴場 (住所/三重県鳥羽市相差町片ノ浜):
鳥羽10景に数えられている白砂のビーチです。太平洋を望む遠浅のビーチは全長500mのビッグスケールです。
小天橋・葛野浜海水浴場 (住所/京都府京丹後市久美浜町湊宮):
久美浜・小天橋には箱石浜海水浴場、葛野浜海水浴場、小天橋海水浴場、蒲井浜海水浴場の4ヶ所の海水浴場が約6キロにわたり続く、白砂青松のロングビーチがあります。遠浅でとってもキレイな海で人気があります。
片男波海水浴場 (住所/和歌山県和歌山市和歌浦南):
環境省選定「快水浴百選」のなかでも10か所しかない「海の部特選」に選ばれた海水浴場です。周辺の万葉からの歴史的な景観も好評で、施設も充実しているため、多くの観光客でにぎわいます。
皆生温泉海水浴場 (住所/鳥取県米子市皆生温泉):
環境省の「日本の水浴場88選」に選定された海水浴場で国立公園大山をのぞみます。近くに日帰り温泉もあるので泳いでから温泉に入ることも出来ます。
瀬戸田サンセットビーチ (住所/広島県尾道市瀬戸田町垂水1506-15):
日本の水浴場55選のひとつで白い砂浜と沈む夕日の美しさは瀬戸内海随一と言われています。テニスコートやキャンプ場、バーベキュー施設もそろう海浜スポーツ公園でもあります。沖合1.9kmにはひょっこりひょうたん島が見えます。
角島大浜海水浴場 (住所/山口県下関市豊北町大字角島):
本州から艀で渡った角島にある、海水浴が楽しめるビーチです。本当にきれいな砂浜が広がっており、南国気分が味わえます。
芥屋海水浴場 (住所/福岡県糸島市志摩芥屋):
福岡県で唯一環境省が認定した「日本の快水浴場100選」に選ばれた海水浴場。海の家が4軒あり、近くにはキャンプ場もあります。7月下旬には花火大会も行われます。
高浜海水浴場(住所/長崎県五島市三井楽町貝津):
日本の渚100選・日本の水浴場100選に選ばれた日本屈指の美しい砂浜で、地元の人はもちろん、多くの観光客で賑わいます。輝くほどの砂浜を取り囲むように連なる山々の緑を背景に、波打ち際から水色、青色、藍色となって東シナ海に広がる透明度の高い海水は目を見張るほどの美しさです。
青島海水浴場 (住所/宮崎県宮崎市青島2丁目233番地):
夏の青空と紺碧の海がよく合うとても気持ちがいいビーチで、大昔はハネムーンに利用されていました。青島神社、鬼の洗濯岩、植物園等も近くにある観光地でもあり、人気があるのもうなずけます。
エメラルドビーチ(住所/沖縄県国頭郡本部町石川424(海洋博公園内):
美ら海水族館の近くにあり、サラサラの砂にエメラルドの透き通った海です。透明度が素晴らしい綺麗なビーチで感動的です。
渡口の浜 (住所/沖縄県宮古島市字伊良部1392-2):
長さ約800m、幅約50mにわたって真っ白な砂浜が広がります。整備された防潮林並木や、来間島、宮古本島を望む展望が素晴らしいです。1978年には沖縄観光名所に指定されました。
ニシハマビーチ (住所/沖縄県八重山郡竹富町波照間):
どこまでも透きとおった青い海と映画にでてくるような白い砂浜が迎えてくれます。シュノーケリングをすると、色鮮やかな熱帯魚がたくさん見ることが出来ます。
イーフビーチ (住所/沖縄県島尻郡久米島町謝名堂):
長さ約2kmもある日本の渚百選にも選ばれた久米島の代表的なビーチです。毎年4月第1日曜日に海開きが行われます。遠浅ですが、潮の干潮差が結構あるので注意が必要です。
砂山ビーチ (住所/沖縄県宮古島市平良):
宮古島を代表するビーチといえば、この岩のアーチが印象的な「砂山ビーチ」です。
隆起サンゴがつくりあげた天然のアーチはあまりにも有名で、その奥に沈む夕日はまるで絵画の様です。もちろん砂浜はサラサラです。
東京都の夜景4選!
東京都の夜景4選!
1.東京スカイツリー:
634mという高さを誇るタワーには地上350mの場所に展望デッキがあり、さらにエレベーターで上がった場所にも、最高到達点が451.2mの展望回廊があります。年中無休で朝8時から夜10時までやっているのですが、まだ行ったことがない人も多くいるのではないでしょうか。タワーに上るのもいいのですが、少し離れたところから眺めるのも雄大さが味わえてお勧めです。
2.東京タワー:
1958年に完成した東京タワー。東京人なら50%以上訪れているのではないでしょうか?高さ150mの大展望台、高さ250mの特別展望台から見える夜景は港区芝公園という大都会に立地しているので、夜になると高層ビルとのコラボがきれいです。スカイツリーが出来るまでは東京の象徴だったので、外から眺めるのが好きな方もたくさんおられるでしょう。
3.新宿高層ビル街:
東京のマンハッタンともいわれる新宿の高層ビル街。東京都庁を奥座敷に配置したような感じで高層ビルの品評会みたいな場所です。夜になると各高層ビルの照明が一斉に咲き乱れます。
4.お台場海浜公園:
1853年、鎖国から200年以上が経過した年に、米艦が神奈川県の浦賀に来航しました。「えらいこっちゃ」と思った幕府は江戸を防衛するために、東京湾品川沖に砲台場を築造しました。その砲台場がお台場の原型となっています。現在は約800mにわたって砂浜が持ち込まれ、お台場海浜公園として整備されています。公園のシンボル、自由の女神像のそばに立って品川の方角を見ると、東京湾とレインボーブリッジ、さらには東京タワーと高層ビルという大都市東京の夜景が思う存分に楽しめます。外国人観光客にも大変人気のある場所です。
散策いろいろ!
散策いろいろ!
○ GW期間迄持たないお花見場所!
大型連休を前に、東京都内の花の名所が困惑しています。真冬から一転して、最高気温が25度前後まで上がる連日の暑さに、呼び物の花が至るところで早咲きしています。「早めの来場を」と呼びかける名所も出てきています。文京区・根津神社の境内に植樹されている約100種3千株のツツジが既に満開です。
ご神木の「千年乃藤」で知られる調布市の国領神社は29、30両日に「藤まつり」を予定していますが、「藤の花の色と香り」が祭りまで持たないそうです。
台東区にある上野東照宮の境内の「ぼたん苑」、町田市の町田ぼたん園ともに既に満開で、GW迄持ちそうにありません。いずれも、時間のある方はお早めに!
○ 弘前公園のソメイヨシノ満開!
東京では既に桜シーズンは終わっていますが、青森の弘前公園では今が満開だそうです。弘前城と咲き誇るおよそ2600本の桜が訪問客を楽しませてくれます。ちょっと遠いですが、日本有数の桜の名所ですから、一度は行ってみたいですね。
○ 日本の建築の底力を知ろう!
4月25日~9月17日まで森美術館(六本木ヒルズ森タワー53F)で『建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの』が開催されます。
日本の建築が世界中から熱い視線を集め続けているそうです。丹下健三、安藤忠雄、谷口吉生、妹島和世、杉本博司など、数多くの日本人建築家たちによる日本の現代建築が国際的に高い評価を得ているのは、古くからの豊かな伝統を大切にして、ほかに類を見ないオリジナリティに満ちた発想を内包しているからと言われています。【縄文時代の住居】から【現存する日本最古の茶室建築である国宝『待庵(たいあん)』を原寸大で再現したもの】、【丹下健三の『自邸』を1/3のスケールで再現した巨大模型】、引っ張りだこのライゾマティクス・アーキテクチャーによる、日本の名建築の数々を【レーザーファイバーで再現した体験型インスタレーション】に加え、貴重な資料や模型など、展示総数400を超える圧巻のスケールで、日本建築の本質に迫ります。ぜひGWや夏休みに足を運んでみたいですね!
OECD(経済協力開発機構)が世界で行う調査の対象に、北九州市がアジアで初めて選ばれました。国連は、貧困や飢餓の撲滅、教育、エネルギー対策などの向上を目指し、「持続可能な開発目標(SDGs)」として、17の目標を掲げ、OECDが、世界の都市や地域で調査をしています。北九州市は公害を克服した「環境モデル都市」として、取り組む姿勢が評価され、今回アジアで初めて調査対象に選ばれました。日本人の良さが出ている選択理由ではないでしょうか?OECDは、7月から北九州市で調査を行い、2020年に報告書を作成するとのことです。
北海道で観光列車スタート!
北海道で観光列車スタート!
日本の各地域で観光列車が企画されてそれなりに好評を得ていますが、赤字のJR北海道も業績改善の一助を期待して6月から11月迄観光列車を開始することになりました。場所は釧路と根室を結ぶ花咲線(根室線)です。花咲線は営業距離135・4キロの路線で、沿線の厚岸―糸魚沢(いといざわ)間にはラムサール条約登録湿地の「別寒辺牛(べかんべうし)湿原」や、別当賀(べっとが)―落石間にはシカの群れが多く見られる落石海岸など、景勝地もあり。東根室駅は「日本最東端の駅」として知られています。
財政状況が厳しいJR北海道は、新しく列車を造ることはせず、従来の普通列車に工夫を凝らして走らせるそうです。通常の生活電車ではなく一日上下各1本ずつ用意して、厚岸―糸魚沢間(1・5キロ)と別当賀―落石間(1・8キロ)で、通常時速55~70キロの速度を時速30キロに落として車窓からゆっくり風景を楽しめるようにすることや、東根室駅では通常1分の停車時間を2分に延ばして駅ホームにある記念碑で乗客が記念撮影できるようにします。外国人観光客対策としては、列車がこれらの見どころにさしかかると、スマートフォンなど携帯端末から日本語のほか英語、中国語、韓国語での音声ガイドが自動的に観光案内することで。外国人観光客も利用できるようにします。さらに、乗客が事前予約すれば、根室、東根室の両駅で「焼きサンマ寿司」と「やきとり弁当」、厚岸駅で「かきめし」、及び、ご当地弁当を駅で買うこともできるようにするそうです。この企画が成功すると、いずれ北海道一周の豪華な観光列車が出来るのではないでしょうか?まずは花咲線に一度参加してみたいですね!
宇宙望遠鏡「TESS」打ち上げ!
宇宙望遠鏡「TESS」打ち上げ!
米航空宇宙局(NASA)は18日、スペースX社のロケット「ファルコン9」によって太陽系外の惑星を探す宇宙望遠鏡「TESS」を打ち上げました。2年間にわたって地球を周回し、地球と同じぐらいの大きさで、生命が存在できそうな惑星の発見を目指すそうです。
NASAは2009年に宇宙望遠鏡「ケプラー」を打ち上げ、9年間の観測で2600個以上の系外惑星を見つけました。今回のTESSは4台のカメラを搭載した洗濯機ほどの大きさで、前回のケプラーと同じように惑星が恒星の手前を通過する際に恒星がわずかに暗くなる「トランジット」という現象を観測し、惑星が存在するかどうかを調べ、発見されるとその大きさや公転の軌道、周期などを計算します。TESSはケプラーよりも350倍もの広範囲を観測することが出来るので、2万個ほどの太陽系外惑星を発見し、このうち地球大の惑星は50個以上、地球より大きいが2倍には満たない大きさの惑星は最大500個見つかるとNASAは見込んでいます。TESSが予測通りに発見してくれた惑星については、地上と宇宙の両方に設置された天体望遠鏡でさらに観測を進め、岩石の地形があるか、大きさは地球と同等か、太陽との距離が近すぎも遠すぎもせず水が液体で存在できる気温かどうかなど、生命が存在する可能性を示唆する条件を調べることになるそうです。画像はTESSの想像図です。
目を見張る艶やかさ・【花桃の里】!
目を見張る艶やかさ・【花桃の里】!
毎年、長野県阿智村では4月中旬から5月中旬にかけて花桃が見ごろを迎えます。約10,000本の赤、白、ピンク色の花が咲き誇り、美しい光景が広がります。その中でも、中央自動車道・園原ICから近い月川温泉郷【花桃の里】では、標高750m~1000m、約4kmに亘りおよそ5000本の花桃が多くの訪問客を迎えます。桜よりもっと色が鮮やかなのでその風景は圧巻です。GW期間中も楽しめるので足を運んでみては如何でしょう!
伊豆半島がユネスコ世界ジオパークに認定!
伊豆半島がユネスコ世界ジオパークに認定!
そもそもジオパークとは?
【地球や大地を表す "Geo" と、公園を示す "Park" を組み合わせた造語が大地の公園、すなわちジオパーク "Geopark" です。もともと地質学的に重要な地域の保全と地域社会への貢献を目的としたもので、1990年半ばに活動が広がり、2000年にヨーロッパジオパークネットワーク(EGN)が設立されました。2004年にUNECOが支援を表明して世界ジオパークネットワーク(GGN)が成立し、日本においても2009年に日本ジオパークネットワーク(JGN)が誕生しました。2015年にはUNESCOの正式事業として認定されています。
ジオパークは3つの活動を柱にしています。
1.保全
ジオパークを保全する活動
2.教育
ジオパークを教育に活かす活動
3.観光(地域振興)
ジオパークを観光に活かす活動で、持続可能な観光=ジオツーリズムを振興して地域に貢献する活動 】
「顕著な普遍的価値を持つ遺産の保護を目的とする世界遺産と異なり、資産を活かした教育や観光といった持続可能な開発を視野に入れている点が特徴です。」
ユネスコ世界ジオパークの概要について!
ユネスコ世界ジオパークは、地層、岩石、地形、火山、断層など、地質学的な遺産を保護し、研究に活用するとともに、自然と人間とのかかわりを理解する場所として整備し、科学教育や防災教育の場とするほか、新たな観光資源として地域の振興に生かすことを目的とした事業です。ユネスコの国際地質科学ジオパーク計画(IGGP)の一事業として実施されています。
現在、世界で35か国・127のユネスコ世界ジオパークが認定されています(2017年8月現在)。
日本では今回の伊豆半島以外に、8地域(洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸、室戸、隠岐、阿蘇、アポイ岳)が認定されています。日本人出すべて訪れた人はどれほどいるのでしょうか?
ホーキング博士と「マルチヴァース(多元的宇宙)」
ホーキング博士と「マルチヴァース(多元的宇宙)」
3月に亡くなられた宇宙物理学者のホーキング博士は、1970年にペンローズ博士と共同で宇宙の始まりに関する論文を発表しました。当時、宇宙の始まりを研究する根拠は「一般相対性理論」でしたが、それに基づいて過去に遡ると宇宙の始まりには重力や密度が無限大の状態になっていたはずで、一般相対性理論が破綻してしまう「特異点」が存在せざるを得ないことを証明したのです。しかし、その時点では宇宙がどの様に始まるのかという特異点定理が欠けていました。これは一般相対性理論だけでは解決できないテーマで、ホーキング博士はそれに量子論を組み入れたのです。特異点定理を研究するために、彼は現宇宙の始まる前の状態まで思いを巡らし、1983年にハートル博士と共同で「ハートル・ホーキングの無境界仮説」を提唱しました。それによると、そこは空間や時間の概念自体が暖味になってしまう場だそうです。特異点が原子レベルの状態だったとすれば、粒子のようにも波のようにも振る舞うことが出来るという量子論的な概念です。ホーキング博士の研究はさらに続きます。亡くなる10日前に公開されていた「A Smooth Exit from Eternal Inflation?(永久インフレーションからのスムーズな離脱?)はハートグ博士との共同論文として公開されました。二人は、「ハートル・ホーキングの無境界仮説」についてさらに研究を重ねた結果、無境界仮説のモデルは一つの宇宙だけではなく、異なる物理定数を持つ無数の宇宙を作り出してしまう(永久インフレーションと呼ばれる現象)ことに気が付きました。そこから彼らはマルチヴァース(多元的宇宙)の可能性を、検証可能な科学的フレームワークに変換できるような方法の開発に努め最後の論文に至ったのです。この論文は無境界仮説に量子論を加え、宇宙が量子論の支配するインフレーションから誕生し、そのあと宇宙の進化と共に一般性相対理論が出現することを描写しているそうです。宇宙の量子起源を証明するのはビッグバンからの重力波で、地球では検出できないのですが、いつか宇宙での重力波実験ができればこれを直接検出できるかもしれないそうです。まさにホーキング博士が言い遺しているように「人間の努力には境界がない」ですね!
レアアースに朗報!
レアアースに朗報!
多くの製造業で使われるレアアース(希土類)の世界生産量は中国が約90%を占めていて、これまで幾度となく中国との価格交渉で物議を醸しだしています。そのような環境下、海洋研究開発機構や東京大学の研究グループが排他的経済水域(EEZ)である南鳥島沖南250kmの海底(深さ約5600m)に調査船を送り、約1600万トンのレアアース泥があることを確認したと発表しました。このレアアース泥には、例えばモーターなどに使うテルビウムは世界需要の420年分、液晶ディスプレーの発光体に使うユロピウムは620年分もあるとのことです。残る課題は5600mの海底から如何に安いコストでレアアース泥を回収するかですが、レアアース泥の粒の直径が通常の泥の4倍あることに着目し、海底でふるいにかける特殊装置を開発し、試掘では通常の6倍の濃度でレアアース泥を回収出来たそうです。これが本格的に商業ベースに乗ると日本の産業界が活気づくこと間違いなしです。