世界で最も長く続く天皇家!
世界で最も長く続く天皇家!
今年5月に元号か「令和」に変わり、皇太子徳仁親王が即位されて、第126代の天皇になります。
これは、神話的存在である神武天皇からの数字ですが、実在が確実視されている第16代の仁徳天皇から数えても111代目となります。
世界を見渡してもこれほど長く続いている王家は世界にありません。
可能性のある欧州を調べると次の様な状況です。
現在のイギリス王室は1714年にスチュアート家のアン女王に成人した子供がなかったため、ドイツのハノーヴァー選帝侯が迎えられ、ジョージ一世として即位しました。それ以来、現在のエリザベス2世までで11代です。
フランス王家はカペー家(15代)、ヴァロア家(13代)、ブルボン家(8代)と主に3つの王家があり、全部足しても36代です。
神聖ローマ皇帝(後にオーストリア皇帝)のハプスブルク家は、最初にドイツ王となったルドルフ一世から、第一次世界大戦によって最後の皇帝となったカール一世までで24代でした。
デンマークは10世紀には王制が敷かれ、日本に次いで2番目に古い君主国とされることがありますが、記録が残っている710年頃から数えても70代しかありません。
スペイン王国とスウェーデン王国はいずれも17代しかありません。
一方、日本国内に目を向けてみると、現在まで84代も続いている出雲国造(いずもこくそう、または、いずものくにのみやつこ)家があります。南北朝時代に千家(せんげ)家と北島家に分かれたのですが、古代の官制である「国造」を名乗り続けている千家家は現在、出雲大社の宮司家でもあります。現在の当主は尊祐氏で、出雲大社宮司および第84代の国造です。2014年に、皇族の高円宮家の典子女王が、尊祐氏の長男、国麿氏と結婚されましたが、国麿氏は現在、出雲大社の権宮司で、いずれ第85代国造を継ぐと見られています。
伝統を長く維持して、歴史に刻む日本人気質は、世界に誇れるのではないでしょうか!