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老化物質AGEを体内に貯めない方法とは?

カテゴリ: 健康 公開日:2019年04月10日(水)

老化物質AGEを体内に貯めない方法とは?

昨日はAGEの蓄積について掲載しましたが、今日はそれを防ぐ方法について掲載します。

    オメガ3という脂肪酸を摂取すること。
3大栄養素の一つである脂肪酸の中で、特にオメガ3は含まれるDHAやEPAが悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。また、 血液サラサラ効果もあるので、そのサラサラ血液に乗って全身に栄養や酸素が行き渡ると、代謝を促進してくれる上に脂肪の燃焼も良くなります。この脂肪酸は体内で作りだすことが出来ないので、オメガ3を含む食物(いわし、さばなどの青魚、その他にくるみ、亜麻仁油、エゴマ油、緑黄色野菜)、又はサプリメントを摂るしかありません。

    不溶性食物繊維「キチン」を摂ること。
不溶性食物繊維である「キチン」は、食事中に含まれるAGEを体外へ排出する効果があるとされています。キチンは生物の外骨格に存在しており、特に甲殻類に多く含まれる物質です。キチンは食物繊維ですが、他の食物繊維と異なり“窒素”を含み、様々な“効果”を発揮する要因らしいです。キチンについてはカニやエビの甲殻類がすぐに思い浮かびますが、その他、野菜、海藻、キノコ類にも多く含まれています。

    ファストフードは避けること。
AGEを多く含む食べ物には高カロリー、高脂肪、高温で加熱料理したものが多く、これらはファストフードに共通する特徴でもあります。明確な指数は定義されていませんが、一般的に「15,000AGEキロユニット以上は摂りすぎ!」と言われています。以下に、その目安(一食あたりのAGE含有量)を示しますが、ファストフードや高温調理したものはAGEが高いのです。
牛肉のハンバーガー:4876キロユニット
マカロニチーズ:2728
ピザ一枚:6825
パンケーキ:679
フライドポテト: 1522
ドーナツ:522
クッキー:966
ステーキ:6741
揚げ鳥(唐揚げなど):8750
カリカリのベーコン:11905  

反対に、AGEの低い食べ物は次の通りです。
低脂肪乳:1
プリン:16
ヨーグルト:20
豆腐:439
生サーモン:475

    フルーツは食べすぎないこと。
ブドウ糖に比べて果糖はAGEを約10倍形成しやすいそうです。フルーツをたくさん食べるようにしている人は糖分の摂りすぎ以外にAGEが作られやすいことにも注意が必要です。

    過酸化反応を起こす食品を避けること。

焼き過ぎの肉類は、どれだけ良好なたんぱく質であったとしてもビタミン不足や酸化ストレスなどの問題をもたらします。お肉は良質なタンパク質とビタミンなどの微量元素の宝庫ですが、200度以上の高温で調理すると食品に含まれる脂質の過酸化反応が起きます。その過程で生成された過酸化脂質は体内で酸化ストレスや炎症を引き起こしカラダに害を与えます。また、ビタミンBなどのミネラルの分解も進んでしまいます。焼肉などで焼きすぎ/食べすぎてしまうと、お肉のメリットを享受できない可能性があります。

    レモンや酢でマリネすること。
レモンやお酢は調理の過程でAGEの生成を抑えることができます。料理する前に食材をレモン汁やお酢でマリネすることで、新しいAGE産生を半減することができるとも言われています。

    朝食は抜かないこと。
朝食を抜くと、次の食事の際に血糖が急上昇してAGEが作られやすいカラダになってしまいます。朝食に少しでも糖分を摂っておくことが、血糖の乱高下を予防するために重要です。

    生活習慣を正すこと。
喫煙習慣、運動不足、精神的ストレス、睡眠不足、甘いものを多く取るなども、AGE産生も増加してしまいます。老化物質を作らず、貯めないために重要です。