夏至・オリオン座大星雲!
夏至・オリオン座大星雲!
○ 夏至
今日6月21日(木)は昼間の長さが一年で最も長い日の「夏至」です。地球は、地軸が23.4度傾いているので、北半球側が広く太陽に照らされ、特に北極では一日中太陽が見えている「白夜」、南極では一日中太陽が昇ってこない「極夜」になります。気象衛星ひまわり8号が、夏至と冬至の違いがわかる画像を公開してくれました。左は夏至の画像で、右が冬至の画像です。注目すべきは上部右に23.4度傾いた北極周辺です。夏至の頃は、太陽の光が当たっているので北極までハッキリと見えますが、冬至の頃は北極に近づくほど暗くなっていて、北極のあたりは真っ暗になっています。地球の画像はいつ見ても美しいですが、オーストラリアが赤く映っているのは赤土のせいなのでしょうか?
○ オリオン座大星雲が出来たわけを解明!
名古屋大学などの研究チームが貴重な論文を発表しました。 オリオン座の「三つ星」の下にあり、地球から約1,200光年の距離にあるオリオン座大星雲は中心部に十数個ある明るい巨大星の光を受けて光っています。星雲の周囲には星の素となる水素ガス雲はあるのですが、中心の巨大星がどのように形成されたかは解明されていませんでした。今回、名古屋大などの研究チームが、大星雲を取り巻く水素ガス雲の移動速度を詳細に分析したところ、速度が異なる二つの部分に分かれていて、秒速7キロの高速で衝突していることが分かりました。ガス雲が高速で衝突すると、衝突面でガスが急激に圧縮されるため、通常よりも巨大な恒星が誕生することも判明しました。オリオン座大星雲にある十数個の巨大星は、約10万年前に二つのガス雲が高速衝突して生み出されたことが解明されました。現在も、水素ガスの衝突は繰り返されているので、今後も星の誕生が続く可能性があります。また、ガス雲同士の衝突で巨大星が生み出されたとみられる星雲は他にも見つかっているので、宇宙に無数に存在する巨大星が生まれた普遍的なメカニズムとの指摘もされています。それであれば、宇宙に無数に星があるのもわかるような気がします。
はやぶさ2・リュウグウに接近!
はやぶさ2・リュウグウに接近!
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は今月14日に小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」まで約750キロの地点に到達したと発表しました。搭載しているカメラが捉えた映像によると、リュウグウの大きさは、当初予想していた通り約900メートルだそうです。27日前後には20キロの地点に到着する予定ですが、危険なのはリュウグウの周りを公転する衛星です。衛星にぶつかるとこれまでの努力が水の泡と消えてしまいます。これまでの調査では50cmより大きい衛星は見つからなかったので、リュウグウの50キロ以内までは安全に接近できるそうです。これからもより小さな衛星があるから探索を続けて行きます。衛星の問題が解決した前提での今後のスケジュールですが、7月末に高度5キロ、8月に高度1ロまで接近して観測を行う予定になっています。その後9~10月に小型ローバを投下し、小惑星の表面を直接観測したうえではやぶさ2も着陸して表面の物質を採取します。その後、はやぶや2は一旦離陸して上空から銅の塊を打ち込み、リュウグウの表面に人工クレーターを作る世界初の実験を予定しています。実験結果に関わらず、はやぶさ2は再度着陸して地下物質のサンプリングも試みることになっています。一連の作業工程を終えて地球に帰還するのは2020年末になっています。地球から約3億キロ離れた約900メートルのリュウグウに到着させるのは、日本からブラジルにある6センチの的を狙うのと同じくらいだそうで、その正確さには驚かされます。これを可能にさせるのが光学電波複合航法(画像)だそうです。地球、はやぶさ2、リュウグウの“三角形”の位置関係は(1)地球に対するはやぶさ2の軌道、(2)リュウグウに対するはやぶさ2の軌道、(3)地球に対するリュウグウの軌道という3つの方向から求めます。このうち(2)を光学航法で割り出します。はやぶさ2からリュウグウを撮影すると、背景部分には、正確な位置が分かっている別の天体も映ります。その天体を活用することで、リュウグウに対するはやぶさ2の方位がわかります。はやぶさ2が見る位置を左右に振れると、立体視(ステレオ視)と同じ原理で距離感もつかめます。このように、はやぶさ2はジグザグに動きながらリュウグウを撮影し接近しているそうです。3億キロも離れたところでよくこのようなことが出来ますね!
鎌倉長谷寺のあじさい・人彩!
鎌倉長谷寺のあじさい・人彩!
あじさいが見ごろというので先週長谷寺に行ってきました。長谷寺と聞くと大和の長谷寺が有名ですが、鎌倉の長谷寺は大和の長谷寺と関係があるようです。中世以前の沿革が不明いなので明確ではありませんが、寺伝によれば、736年に大和の長谷寺の開基である徳道を藤原房前が招聘して十一面観音像を本尊として開山した様です。十一面観音像にまつわる伝承が面白いです。721年に徳道は楠の大木から2体の十一面観音を造り、その1体(本)を本尊としたのが大和の長谷寺であり、もう1体を祈請の上で海に流したところ、その15年後に相模国の三浦半島に流れ着き、そちらを鎌倉に安置して開いたのが、鎌倉の長谷寺であるとされています。鎌倉の長谷寺は1607年の徳川家康による伽藍修復を期に浄土宗に改宗しました。その後太平洋戦争終戦直後に、金戒光明寺、知恩院という浄土宗の二大本山が浄土宗から独立した混乱期に、浄土宗から独立し単立寺となりました。
前置きはさておき、早速長谷寺に入るとあじさい路に入るための整理券を受け取る仕組みになっています。そのまま進みあじさい路の入口に来ると整理券を受け取る人が二人いて「今は何番までが入れます」と叫んでいます。約10分待ってあじさい路に入りましたが、山の傾斜に階段を巡らし、上り下りしながら周回するコースです。あじさい路入口にまとまった綺麗なあじさいがありましたが、周回している時はそれほど多くのアジサイにはお目にかかれませんでした。それより凄いと思ったのは観光客の数です。外国人もかなりいましたが、彼らもあじさい路ではなく人彩路と思ったのではないでしょうか?もらった整理券の番号は172番でしたが、入口で聞いたところ1番当り150枚の整理券を出しているということでしたので、単純に計算すると午後2時現在で既に25650人があじさい路を訪れていることになります。ものすごい数ですね。往復に乗った江ノ電も満員でした。
日本の景勝地!
日本の景勝地!
日本には有名でたくさんの景勝地や建造物が存在しています。様々な旅行雑誌に景勝地が掲載されている中で、私がまだ訪れたことがない場所を選び出してみました。全ての場所を訪れた方がおられるかわかりませんが、おられるとしたら凄いことだと思います。下記の中で特に番印象深かった場所について感想をお寄せください。匿名で本サイトに掲載させて頂きます。尚、感想の寄稿をされる方々の中で、現在好評販売中の「補聴器購入必携バイブル」を希望される場合は、その旨も合わせてご記術ください。ご寄稿のお礼として1冊贈呈させていただきます(但し、先着20名様とさせていただきます)。
北海道:摩周湖、旭岳、宗谷富士、知床
青森県:恐山、白神山地
岩手県:平泉、猊鼻渓
宮城県:松島
秋田県:田沢湖、
山形県:銀山温泉
栃木県:大谷資料館
群馬県:吹割の滝
千葉県:鋸山・地獄のぞき
東京都:小笠原諸島
神奈川県:猿島
新潟県:清津峡、竜ヶ窪
石川県:白米千枚田
福井県:東尋坊
山梨県:西沢渓谷、鳴沢氷穴
岐阜県:飛騨大鍾乳洞、白川郷
静岡県:夢の吊り橋、竜宮窟、奥大井湖上駅
兵庫県:竹田城跡、玄武洞
奈良県:谷瀬の吊り橋
和歌山県:熊野古道、那智の滝、高野山
鳥取県:鳥取砂丘、三佛寺投入堂
島根県:出雲大社、稲佐の浜、石見銀山
山口県:銀帯橋、秋芳洞、須佐のホルンフェルス
徳島県:祖谷のかずら橋
愛媛県:石鎚山、予讃線・下瀬駅
福岡県:河内藤園
佐賀県:七ツ釜
長崎県:軍艦島
熊本県:釈迦院御坂遊歩道、鍋ケ滝
大分県:別府地獄めぐり
宮崎県:高千穂峡
鹿児島県:屋久島
沖縄県:古宇利大橋、斎場御獄、はての浜、竹富島、与那国島
世界と日本のサファリパーク!
世界と日本のサファリパーク!
動物を見たい時に思いつくのは動物園です。東京だったら上野動物園、北海道だったら旭山動物園等、日本各地に動物園があります。しかし、普段はなかなか見ることができない野生動物の生態を垣間見たいと思ったら、やはりサファリパークに行かないと体験できないでしょう。世界のサファリパークと言えば何といってもアフリカにあります。主なサファリパークは次の通りです。
○ ケニアの「マサイマラ」保護区
○ ボツワナの「中央カラハリ」保護区
○ ウガンダの「キデポバレー」国立公園
○ タンザニアの「ンゴロンゴロ」保全地域
○ ナミビアの「エトーシャ」国立公園
○ ガンビアの「ガンビア川流域」国立公園
○ アルジェリアの「ホガール」国立公園
○ 南アフリカの「クルーガー」国立公園
○ ボツワナの「オカバンゴ・デルタ」
○ マダガスカルの「ペリネ」保護区
アフリカ以外にも有名なサファリパークがいくつかあります。
○ シンガポールのマンダイ地区にある「ナイトサファリ」
○ アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ郊外にある「サンディエゴ野生動物園」
○ アメリカ・フロリダ州のウォルト・ディズニー内にある「ディズニー・アニマル・キングダム」
しかし、海外は訪れるのに時間とお金がかかります。もっと近場である日本の状況を調べてみたら、各地にサファリパークはありました。いくつか掲載しますので、動物たちとの触れ合いに訪れてみては如何でしょうか?
○ 群馬サファリパーク【群馬県富岡市岡本1、電話0274-64-2111】
約36万平方メートルの広さで、約100種1,000頭羽もの動物たちが飼育されています。自家用車や「サファリバス」で7つのサファリゾーンを周遊しながら、キリンやサイ、トラ、ライオンなど様々な動物たちを身近で見ることができます。さらに、草食動物やライオンにバスの中からエサをあげられる、大人気の「エサやり体験バス」があります。
○ 那須サファリパーク【栃木県那須郡那須町高久乙3523、電話0287-78-0838】
ホワイトライオンをはじめ、約70種700頭羽の世界の動物が飼育されています。自家用車か「ライオンバス」で周遊中に車内から草食動物にエサやりができますが、さらに、2017年夏には金網のオリに入ってエリア内を見学できるバス「WILD RIDE」(ワイルドライド)が登場し、金網越しにライオンや草食動物のうなり声や息づかいを感じながらのエサやり体験が出来るようになりました。
○ 富士サファリパーク【静岡県裾野市須山字藤原2255-27、電話055-998-1311】
富士山麓に位置する「富士サファリパーク」は約70種類900頭の動物たちが飼育されています。窓ガラスがない金網張りの「ジャングルバス」では、クマやライオン、草食動物へのエサやり体験ができます。さらに、天井部分も金網という「スーパージャングルバス」も登場し、バスの天井にいる動物たちを真下から見られる貴重な体験もできます。
○ 東北サファリパーク【福島県二本松市沢松倉1、電話0243-24-2336】
このサファリパークはホワイトライオン、ホワイトオオカミ、ホワイトゼブラ、白ワニ、白ヘビなど、たくさんの白い珍獣と出会えるのが特徴です。放し飼いエリアへの入場は、自家用車のほか車のレンタル(5人乗りまたは8人乗り/有料)の利用も可能です。
○ 岩手サファリパーク【岩手県一関市藤沢町黄海山谷121-2、電話0191-63-5660】
このサファリパークでは、ホワイトライオン・ホワイトタイガーを含むライオンやトラなどの猛獣、キリン、シマウマ、アメリカパイソンなどの動物が飼育されています。園内を「サファリバス」で周遊しながら、草食動物にエサやりが楽しめます。(自家用車での入園は出来ません)。
○ サホロリゾート ベア・マウンテン【北海道上川郡新得町狩勝高原、電話0156―64-7007】
北海道に生息するエゾヒグマをさまざまな視点で観察できる特別なパークです。鉄格子で守られた「ベアウォッチングバス」に乗って、森で暮らすヒグマを間近に見ることができます。また、ヒグマが水遊びする様子をガラス越しに見られる観察施設「ベアポイント」や森の中に整備された高台の道をゆっくり散歩しながらヒグマウォッチングができる「遊歩道コース」も設置しているので、巨大なヒグマの迫力を堪能できます。
○ 姫路セントラルパーク【兵庫県姫路市豊富町神谷1436-1、電話079-264-1611】
このサファリパークでは日本で唯一ヌーの群れに出会えます。マイカーか大きな窓で開放感のある「サファリバス」で周遊することが出来ます。また、360度金網に囲まれた檻トラムで見学する「サファリ・ザ・ライド」も1日3クルーズ限定で運行しています。
○ アドベンチャーワールド【和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399、電話0739-43-3333】
このサファリパークでは、みんな大好きジャイアントパンダをはじめ、様々な動物が飼育されています。お薦めは列車タイプの「ケニア号」で、「サファリワールド」をゆったり周遊することが出来ます。無料で乗車できるのでぜひ乗ってみてはいかがでしょうか。
○ 秋吉台自然動物公園サファリランド【山口県美祢市美東町赤1212、電話08396-2-1000】
このサファリパークには約50種500頭羽の動物が生息しています。5つのエリアをめぐる「サファリゾーン」は、マイカーのほかに、シマウマやライオンなどにエサやりができる「エサやりバス」、ワイルドにオフロードコースを進む「わくわく探検カー」、窓ガラスなし&柵なしの「写真専用カー」が用意されています。
○ 九州自然動物公園アフリカンサファリ【大分県宇佐市安心院町南畑2-1755-1、電話 0978-48-2331】
日本でも最大級のこのサファリパークには約70種1400頭羽の世界の動物が飼育されています。ライオンやゾウ、トラ、サイなど全11種類の「ジャングルバス」が用意されていて、「動物ゾーン」では、全長約6kmのサファリロードを周遊しながら、ライオン、トラ、チーター、クマ、キリンやゾウなどの動物を間近で見ることができます。「ふれあいゾーン」では、カンガルー、ウサギ、リスザル、などとふれあい体験ができます。
都心から手軽に行ける登山コース!
都心から手軽に行ける登山コース!
山に興味はあるけれど体力に自信がない方々に、お薦めのお手軽に登れる登山コースを紹介しましょう。
〇 神奈川県 大楠山を巡るコース(歩行時間:2時間15分)
標高242mの大楠山に行くにはJR逗子駅からバスで約15分、前田橋バス停で下車します。ハイキングは15分ほど歩き住宅街を抜けた先の登山口からスタートします。木漏れ日が心地よい川沿いの遊歩道や、緩やかな上り坂、木のトンネルなど、歩きやすい道が続いています。1時間ほどで山頂に到着です。山頂からは相模湾が見渡せ、すがすがしい気分になります。帰路も同じコースを辿るので快適です。
〇 神奈川県 衣張山を巡るコース(歩行時間:1時間20分)
鎌倉駅から路線バスに乗り10分ほどで着く杉本観音バス停がスタート地点です。しっとりとした杉林の深い森のなかにある石の階段を上ると、少しずつふもとの町も小さくなり、木々の種類は明るい広葉樹へ変わります。30分ほどで着く山頂からは鎌倉の町並みや相模湾、富士山までもが一望できます。その後浅間山(10分)報国寺(35分)を経由して浄明寺バス停までのコースです。ゆったりと鎌倉の雰囲気に浸れます
〇 埼玉県 日和田山を巡るコース(歩行時間:2時間35分)
都内から西武池袋線で約Ⅰ時間、電車の車窓から見える鳥居のある山が標高305m の日和田山です。武蔵横手駅から舗装路を進み、途中五常の滝に癒されながら、ひとつめのピークである物見山を目指します。物見山山頂は広く、ベンチもあるので休憩場所にもなっています。日和田山の山頂まではそこから1時間ほどで着きます。鳥居の向こうに見える、巾着田やふもとの町並みはとても美しいです。
〇 茨城県 筑波山を巡るコース(歩行時間:2時間25分)
関東平野にそびえる名峰・筑波山(標高877m)は、ロープウエイでもケーブルカーでもアクセスできます。女体山と男体山、ふたつのピークをもち、その間に位置する御幸ヶ原には、いくつもの茶屋が建ち並び、名物のつくばうどんを食べることが出来るお店もあります。ふもとには筑波山神社もあり、年始に初詣登山を楽しむハイカーも多いです。山頂では、晴れていれば、遠くに富士山を眺められることもあります。登りと下りいずれも歩くのが運動には良いですが、登りはロープウエイで一気に標高840mまで約6分の空中散歩を楽しみ、下りは奇岩を巡るルートで下るのがおすすめです。
〇 東京都 高尾山を巡るコース(歩行時間:1時間55分)
1年中、高尾山は多くの登山客で賑わいます。ケーブルカーも使えますが、出来れば登りも下りも徒歩で行きたいですね。山頂にたどり着くまでの間に、立ち寄れる茶屋や売店、土産物屋などの数の多さは、山に来ているとは思えないほどです。様々なお店に立ち寄るとどんどん時間が経過します
〇 八景島のアジサイ!
〇 八景島のアジサイ!
京浜急行の金沢八景でシーサイドラインに乗り換え、ヨットハーバーを脇に見ながら3つ目の駅に八景島はあります。駅からゆっくり歩いて約10分でお目当ての八景島シーパラダイスに到着です。ここは1985年の西武鉄道グループを中心とする9社によって事業が開始された人工島です。水族館本館であるアクアミュージアム、イルカの展示を中心とした別館であるドルフィンファンタジー、展示されている動物を間近で観察することを特徴とする展示エリアであるふれあいラグーン、乗り物施設であるプレジャーランド、ショッピングモールなどで構成された総合遊園地で、広さは約24haもあります。今回はアジサイの季節ということで、他の施設には見向きもせず、ひたすらアジサイを追い求めてみました。
横浜からのハスの発着所がある中央部分が高台になっていて、その周辺にアジサイは集中しています。八景島には18,000株の「ガクアジサイ」と20,000株の「セイヨウアジサイ」が植えられています。「ガクアジサイ」とは、ユキノシタ科に属する落葉低木で、高さは2m前後になり、葉は光沢のある広卵形で、原質の明緑色をしています。枝先の中央に小型の両性花を多数つけ、その外周に菱形の装飾花をつけています。色は淡紅色、淡青紫色、紫色、稀に白色があります。房総半島、三浦半島、伊豆半島など暖地の海岸沿いの山地に生えています。「セイヨウアジサイ」とは、日本産のアジサイが18世紀末にヨーロッパに持ち込まれて品種改良され、日本に逆輸入されたものを総称して言います。現在では数百種にもなります。全く知らなかったことですが、アジサイの花の色というのは土壌が酸性では青色、アルカリ性では虹色になります。また、土壌に含まれる肥料の差異によっても変化し、チッソが少ないと紅色が藤色に、窒素が多くカリが少ないときは紅色が強くなり、カリが多いと青色が強くなります。ヨットハーバー、シーパラダイス入口といくつかアジサイ画像を掲載します。
「はやぶさ2」順調、「TESS」初画像!
「はやぶさ2」順調、「TESS」初画像!
○「はやぶさ2」順調!
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は6月4日、小惑星探査機「はやぶさ2」が、リュウグウまで約3100キロに迫り、到着のための予定軌道に入ったことから、3日にイオンエンジンを停止させたと発表しました。現在は秒速33キロまで加速しており、リュウグウを追いかけるように接近しているそうで、映画「アルマゲドン」の接近シーンを思い出させてくれます。今後光学航法によりリュウグウの位置を把握しながら、燃料と酸化剤を燃焼させる化学エンジンによって飛行し、6月21日~7月5日の間にリュウグウに到着見込みです。その後、小さな岩石を収集し2020年末ごろに地球に帰還する予定です。これが成功すると、原始太陽系における地球や海、生命の起源と進化に迫ることが出来るそうです。科学の進歩は凄いですね!
○NASAの系外惑星探査衛星「TESS」初画像を届ける!
地球を周回する軌道へと向かっているNASAのトランジット系外惑星探索衛星「TESS」が、1枚目となる宇宙の画像を送って来ました。そこに写っているのは300光年先にある20万個以上の星です。もうすぐ地球の周りを巡る楕円形の軌道に到達する予定ですが、到達後は今回の撮影の400倍の領域を撮影できるそうです。TESSは弱まったり輝いたりする光のパターン(恒星の前を横切る離れた惑星の存在を示す)を見つけるために宇宙空間を見渡し、4つの広角カメラで近傍の星を調べます。前任のケプラーよりも明るい星を観測できるのに加え、その「ハビタブルゾーン(液体の水が存在すると考えられる領域)」に発見されているTRAPPIST-1(トラピスト1)やプロキシマ・ケンタウリのようなほの暗い赤色矮星も捉えることができるらしいです。
今回発表された最新画像から分かるように、宇宙には計り知れないほどの数の恒星が存在するので、やはり宇宙人と言うのは存在するのでしょうね。
日本列島は美しい地層の宝庫!
日本列島は美しい地層の宝庫!
地球科学にとって重要で美しい地層が日本にはたくさんあるそうです。いくつか紹介しましょう。
○ チバニアン(千葉県市原市)
46億年の長い地球の歴史には、恐竜絶滅といった大きな変化がみられたところを境に、「ジュラ紀」や「白亜紀」などの時代区分の名前が付けられました。そして、固有の名称で呼ばれる地層が特徴的に分布する地域を「模式地」と呼ばれます。今回、「模式地」としてユネスコ登録を目指し検討されているのが、市原市田淵の養老川沿いにある約77万年前の「チバニアン」と名付けられた地層です。地質学上「更新世」と呼ばれる時代の前期と中期の境目で、地球の磁場のN極とS極が最後に逆転した重要な節目とされる時代の地層で希少価値もあります。今後、ユネスコ認定に向けた調査が注目されます。
○ 仏ケ浦(青森県・佐井村)
約2000万年前、大規模な海底火山の活動が起き凝灰岩が堆積し地層が形成されました。その地層が隆起し、さらに浸食され今の姿になっているそうです。この地の凝灰岩はもろく崩れやすいので、現在も少しずつ岩が崩れ落ちています。そのため植物が根付かず白い岩肌が見えます。ここを見学するには、佐井港から定期観光船を利用して訪れることが出来ます。
○ 長瀞岩畳(埼玉県・長瀞町)
荒川沿いに広がっていて、地下深いところで強い圧力を受けて形成された三波川変成岩類と呼ばれる地層が地表に現れたところです。岩畳近くでは、変成によってできた様々な結晶片岩が見られることから、「地球の窓」とも呼ばれています。岩畳の対岸には秩父赤壁と呼ばれる絶壁があり、深く青い水の色とのコントラストが美しいです。
○ 屏風ケ浦(千葉県・銚子市)
高さ40~50メートルの海食崖が約10キロ続く場所で、新第三紀鮮新世末から第四紀更新世に、海底で堆積した地層が隆起して波で削られてできた地層です。よく見ると、わずかに西に傾いています。また、白いスジのような火山灰層や断層のズレを見ることのできる場所もあります。英国のドーバー海峡に似ているところから、「東洋のドーバー」とも呼ばれ、教科書にも取り上げられている有名な場所です。
○ 地層大切断面(東京都・大島町)
バウムクーヘンのような縞模様の地層は、1万5000~2万年の間に、約150年に1回の周期で起こった三原山の噴火により火山灰が堆積したものです。高さ30メートル、長さ800メートルにわたって広がり、1953年の道路工事の際に偶然発見されました。うねるような地層は、起伏のある地に噴出物が堆積したため、側面から圧力を受けて曲がりくねったように見えるそうです。
○ 飛水峡(岐阜県・七宗町、白川町)
飛騨川の七宗町から白川町まで約12キロにわたって続き、赤や薄緑に見える堆積岩の一種である角岩と灰色の砂岩からなる峡谷です。この角岩は三畳紀からジュラ紀の動物プランクトン(放散虫)の化石が、平均1000年に数ミリのペースで堆積してできたものです。とくに上麻生駅の東側は、角岩とそれがえぐり取られてできた円形の穴(甌穴)が見事だそうです。
○ 須佐ホルンフェルス(山口県・萩市)
白、黒、グレーの縞模様が美しい高さ約15メートルの断崖です。ホルンフェルスとはドイツ語で角張った岩石という意味で、熱により変成した接触変成岩のことをいいます。この層は約1500万年前に堆積した砂や泥が、約1400万年前にマグマの熱で変成したもので、とても強固だそうです。地層面は千畳敷とも呼ばれるほど平坦になっています。
○ 鬼の洗濯板(宮崎県・宮崎市)
宮崎市の南に浮かぶ青島から南方の小内海付近まで広がる波状岩の海岸で、その形状から「鬼の洗濯板」と呼ばれています。約700万年前に砂岩と泥岩が交互に堆積し、それが隆起する際に浸食されてできた波食台で、浸食に弱い泥岩が凹んで波状になりました。青島では潮が引くと沖合100メートルにも及ぶ「洗濯板」が出現し。堀切峠からは眺める観光客が絶えることがありません。
第3回【JAPAN補聴器フォーラム2018】開催!
第3回【JAPAN補聴器フォーラム2018】開催!
一般財団法人日本補聴器販売店協会主催による第3回【JAPAN補聴器フォーラム2018】が9月22日(土)・23日(日)の両日開催されることになりました。このフォーラムでは、過去2回と同様、各補聴器メーカーや関連機器メーカーの展示ブースや各種セミナーの開催などが検討されています。一般消費者は普段補聴器メーカーとの接点があまりないと思いますが、このフォーラムでは皆さんが直接参加企業と接しながら、補聴器や聞こえに関する最新情報を知ることが出来ます。補聴器に興味のある方々は、ぜひ会場に足を運ばれることをお勧めします。