ブロッコリーとカリフラワー!
ブロッコリーとカリフラワー!
似たもの同士の食品の違いについてよくわかっていないことが沢山あるようにいつも思います。
今回は、ブロッコリーとカリフラワーの違いについて掲載します。
1.似ているところ:
・アブラナ科アブラナ属の一年草でキャベツの仲間です。
・見た目の形が似ています。
・原産地が地中海沿岸です。
2.違うところ:
・ブロッコリーは緑黄色野菜でカリフラワーは淡色野菜です。従って色が違います。
・ブロッコリーはキャベツの突然変種で、カリフラワーはケール(日本では青汁の原料)の
突然変種です。
・ブロッコリーは花芽が成長して蕾になったものが肥大化したもので、カリフラワーは花芽が成長せずにそのまま数が増えたものです。
・ブロッコリーは花が咲きますが、カリフラワーは花が咲きません。
・ブロッコリーのビタミンCは茹でると溶け出しますが、カリフラワーのビタミンCは溶
け出しません。
・ブロッコリーは、体内でビタミンAに変換して、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、視力の維持や、がんの予防、免疫力の強化、アンチエイジングなどの働きをするβカロテンを含みます。一方、カリフラワーは、発がん性物質の活性を阻害する働きがあるとして注目されているイソチオシアネートを含んでいます。
・主な用途としては、ブロッコリーは健康維持用で、カリフラワーは美容・ダイエット用です。
・日本の生産量は1990年で逆転し、2016年時点では、ブロッコリーが約13万トンでカリフラワーが約2万トンです。
・産地で比較すると、ブロッコリーは北海道、愛知、埼玉の順ですが、カリフラワーは徳島、茨城、愛知の順です。
皆さんはどちらを好んで食べておられるでしょうか?
TVの視聴率調査改革!
TVの視聴率調査改革!
瞬間最高視聴率49。1%だったラグビーW杯日本大会の準々決勝南アフリカ戦の様に、視聴率というものが、その番組の人気度を評価する指標として使われていることは誰でも知っていることです。ドラマと異なりラグビーのようなスポーツ番組の場合は、スポーツとしての競技種目に対する評価として感じているわけで、ラグビー人気は凄いなと思ってしまいます。
この視聴率調査を長年担ってきたのがビデオリサーチ社です。同社が2月6日付けニュースリリースで、3月30日から視聴率調査の方法を変更すると発表しました。そもそも、視聴率調査には世帯視聴率と個人視聴率があるのだそうです。世帯視聴率は家族全員で視聴している世帯数の率です。個人視聴率とは個人が何人視聴したかの率です。同居している5人の世帯があるとして、そのうち1人しか視聴していないとすれば、個人視聴率の対象として1人でカウントされますが、世帯視聴率の対象にはなりません。
この二つの視聴率の統計的傾向を見ると、世帯視聴率が個人視聴率を常に上廻っているそうです。世帯視聴率は数が多い高齢者の世帯に見られると高く出やすいのに対し、個人視聴率は家族世帯を対象にした方が高く出やすいそうです。しかし、世帯視聴率の方が高いということは、子供達と同居している世帯では、全員でTVを見る時代ではないのかも知れません。
現在公表されている視聴率がどうなっているかと言うと、世帯視聴率で、しかも、関東だけの数字だそうです。関東では個人視聴率も調査していたようですが、公表はされていません。
さて、今回の視聴率調査改革とは、一言で言えば、全国で個人視聴率調査を始めると言うことです。下記の図が一つの例ですが、人数の少ない世帯をカウントする世帯視聴率に対し、人数が多い世帯がで切りだけ多く視聴すると両者の数字が接近します。但し、世帯視聴率が多いのは変わらないようです。今回の改革は世帯視聴率調査をやめるわけではないので、公表のしかたがどのようになるのかはまだ解っていません。
この改革に5G通信が関係しているのかわかりませんが、ITの高度化で実現出来ることと推測します。驚くことに、日本全国の個人視聴率が毎日出せるようになるそうです。
この改革で問題とチャンスに直面するのは各TV局でしょう。
SNSの普及でTVを見なくても情報も動画も得ることが出来る今日ですから、これまでのように、お笑い芸人中心の番組で世帯視聴率を獲得する手法は通用しなくなります。個人視聴率を獲得するための番組作りを進めていく必要があり、飛躍するTV局も衰退するTV局もあるように思います。ピンチはチャンスと表裏一体ですから、各TV局が我々をあっと思わせる、または、知的にキラリと光る番組を沢山作ってくれることを期待しましょう!
スピッツァー・お役目ご苦労様でした!
スピッツァー・お役目ご苦労様でした!
スピッツァーとはNASAの赤外線天文衛星です。様々な波長の電磁波で宇宙を観測する衛星群「グレート・オブザーバトリーズ」の1機として2003年8月に打ち上げられました。それ以来、16年間に亘り数多くの成果を挙げてきましたが、先月31日に機体がセーフモードに切り替えられ、全ての観測活動ミッションを終了しました。

スピッツァーは地球から距離を置いて追いかけるような位置関係で太陽の周りを公転し、地球から出る熱放射の影響を避けることができるので、より口径の大きな地上望遠鏡を上回る感度を持っていました。さらに、従来の赤外線天文衛星と比べてはるかに暗い天体を観測でき、より遠方の宇宙の姿を私たちに届けてくれたのです。
赤外線観測では、望遠鏡や装置自身が出す赤外線がノイズとなって観測の妨げになるのを防ぐために、望遠鏡や観測装置を極低温に冷却する必要があります。スピッツァーは液体ヘリウムを冷媒に用いていますが、液体ヘリウムはきわめて蒸発しやすく、搭載されている液体ヘリウムがすべて失われた時点で、本来の性能での運用は終了となるのです。
スピッツァーの16年間に亘る観測活動の軌跡は素晴らしいものでした。搭載されている3種類の観測装置のうち、赤外線分光計と多波長撮像光度計のヘリウムが2009年に尽きたため、初期観測ミッションはここで終了となりました。この時点でスピッツァーミッションは成功したと判断されたのですが、運用チームは最後に残された観測装置である赤外線アレイカメラの観測波長4つのうち2つを使って、延長ミッションを行うことにしたのです。当初想定されていたミッション期間を大幅に超えて、スピッツァーはさらに10年半もの間、画期的な成果を挙げ続けました。
次世代の赤外線宇宙望遠鏡であるジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の打ち上げを見越して、スピッツァーミッションは2018年で終了することがいったん決定されたのですが、その後ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の打ち上げが延期となったため、スピッツァーの運用は今年まで継続されることになったのです。
スピッツァーは、恒星や惑星の形成、初期宇宙から今日に至る銀河の進化、恒星間塵の組成など、天文学の様々な分野の研究に貢献してきました。2009年には土星を取り巻く未知の巨大な環を発見しましたし、2014年には、できたばかりの惑星系で小惑星同士が衝突した証拠を検出して、こうした天体衝突が太陽系の形成初期にも頻繁に起こり、惑星形成に重要な役割を果たした可能性があることを示しました。
延長ミッションの2016年には、ハッブル宇宙望遠鏡との共同観測によって、これまでに検出された中で最も遠い銀河の画像が得られました。さらに、2017年には、みずがめ座の方向約40光年の距離にある太陽系外惑星の赤色矮星「TRAPPIST-1」の周りに、下記画像の想像画像のような7個の地球サイズの惑星を発見したのです。これは、スピッツァーの功績として、最も広く知られた成果の一つです。

2015年、スピッツァーのミッション12周年を祝って下記のような過去の撮影画像が公開されました。

16年間のミッション終了に際し、NASA副長官のThomas Zurbuchen氏が、次のメッセージをスピッツァーに贈られたのが印象的ではありませんか!
「スピッツァーは宇宙についての完全に新しい視点を私たちにもたらしてくれました。宇宙のしくみを理解し、私たち人類の起源や、私たちは宇宙の中で孤独な存在なのか、といった様々な問いを投げかける上で、私たちを何ステップも先へと前進させました。スピッツァーによって、さらに研究を要する重要で新しい疑問や興味深い天体が見つかり、将来の研究の道筋が示されました。スピッツァーはミッションの終了後も長きにわたって、科学に計り知れないインパクトを与えることでしょう。」
スティックセニョールに注目!
スティックセニョールに注目!
スティックセニョールはブロッコリーと中国野菜の掛け合わせで生み出された野菜です。当初は「茎ブロッコリー」や「ブロッコリーニ」の名前で日本市場に出荷されましたが、ほとんど注目をされませんでした。仕方なくアメリカに輸出したのですが、その時にスティックセニョールに改名して市場に出したところ大流行になり、晴れて日本に凱旋することになりました。掛け合わせる中国野菜は「芥藍(カイラン)」という野菜です。アブラナ科の緑黄色野菜でキャベツやブロッコリーの仲間です。原産地は広東省で、広東料理にはよく使われるようですが、日本ではあまり流通していません。
スティックセニョールはアスパラに似た感触なので、そこがアメリカで受けたようですが、それに加えて、栄養価の高いところも評価されたようです。
ビタミンB1やB2は当然のこと、ビタミンCはレモンの2倍も含まれています。先日ブログで掲載した、悪玉アミノ酸のホモシステインを排除する葉酸、体内でビタミンAに変換して、皮膚や粘膜を丈夫にし、視力の維持や、がんの予防、免疫力の強化、アンチエイジングなど、健康を保つために重要な働きをするカロテン、カルシウム、カリウム、鉄等のミネラルや食物繊維も豊富です。さらに、特筆すべきは、「スルフォラファン」でしょう。聞きなれない栄養成分ですが、ブロッコリースプラウトと同様、スティックセニョールに豊富に含まれているのです。
「スルフォラファン」の効用は次の様なものがあります。
・解毒作用(がん予防・肝機能):
人の体には、体内に取り込まれた発癌物質を無毒化し、体外に排出する解毒酵素が存在し、スルフォラファンはその解毒酵素の生成を活性化する働きあります。
・抗酸化作用:
スルフォラファンの抗酸化作用は、数時間で効果を失うビタミンCやビタミンEといった抗酸化物質とは異なり、約3日間作用し続けるという特徴を持ちます。ここでも抗酸化酵素の生成を促すという間接的な働きをしているのです。
・新陳代謝:
スルフォラファンは、生体内の酸化還元反応および解毒作用に重要な役割を果たすペプチド(アミノ酸が2個~49個連鎖した状態)であるグルタチオンの生成を促す作用があります。そのため細胞分裂が活性化され、新陳代謝を上げることができます。
・ピロリ菌予防:
スルフォラファンには、胃癌の原因の一つといわれているピロリ菌の殺菌効果が報告されています。
腸内環境を整える3つの優れもの!
腸内環境を整える3つの優れもの!
食後の消化不良でお腹が張ったり、便秘や下痢が起きたりすることはありませんか?
そのような腸内環境を整える優れものがあるそうです。どのようなものがあるか見てみましょう!
① プロバイオティクスとプレバイオティクスの組み合わせとシンバイオティクス:
TVや健康にかする雑誌などで一般に広くられるようになった「腸内フローラ」という言葉があります。これは腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)のことです。そもそも、腸内は種類と数の両方で、最も常在細菌が多い部位で、多様な細菌群が消化管内部で生存競争を繰り広げ、互いに排除したりして、共生関係を築きながら、一定のバランスが保たれた均衡状態にある生態系が作られています。プロバイオティクスとプレバイオティクスは、この腸内フローラに関わって腸内環境を整える役割を持っています。
・プロバイオティクス:
腸内フローラのバランスを改善することによって宿主の健康に有益に働く生きた微生物と定義されています。プロバイオティクス食品として、生きた菌が含まれるヨーグルトなどの発酵乳、納豆などがあり、便秘や下痢、乳糖不耐症の改善効果、免疫機能の改善による感染防御やアレルギーの抑制効果などがあると言われています。
・プレバイオティクス:
大腸に共生するプロバイオティクスであるビフィズス菌などの有益な細菌の栄養源となり、それらの細菌の増殖を促進することにより、宿主に有益に働く食品成分と定義されています。プレバイオティクス食品としては難消化性のオリゴ糖類が最もよく知られていて、整腸作用(便通改善)、抗脂血作用、インスリン抵抗性の改善、ミネラル吸収促進作用、尿中窒素低減作用、大腸がん・炎症性腸疾患の予防・改善、アレルギー抑制作用、腸管免疫の増強等があると言われています。
・シンバイオティクス:腸内フローラのバランスを整える生きた菌であるプロバイオティクスと、腸内の有用な菌の餌となるプレバイオティクスを同時に摂取することが出来る優れものです。シンバイオティクス・ヨーグルトが市販されています。医療の現場では、感染防御や炎症抑制などにも応用されているそうです。これは早速試して見ましょう!
② カラオケで迷走神経への刺激:
迷走神経とは12対ある脳神経の一つで、脳神経中最大の分布領域を持っています。多数に枝分れしてきわめて複雑な経路を示すので迷走神経と称されています。分布領域は下部延髄から各臓器に広く分布する多数の枝を延ばしています。首から腹(消化器における下端は横行結腸)までのほとんど全ての内臓の運動神経と副交感性の知覚神経を支配しています。具体的には心拍数の調整、胃腸の蠕動運動、発汗や発話、大動脈小体における血中ガス分圧の感知、外耳道の体性感覚等に関与しているのです。この重要な迷迷走神経を刺激するための方策として、カラオケが有効であるとの研究発表がされているそうです。一度試してみてはどうでしょうか?
③ マグネシウム:
腸の蠕動(ぜんどう)運動と言って、筋肉の収縮波を伴ううごめくよう動きを助長してくれるのがマグネシウムです。マグネシウムは水の分子とくっつきやすいので、腸内で便に水分を送り込んでいきます。それで便秘解消につながるそうです。もう一つ凄い役割があります。マグネシウムはブドウ糖をエネルギーに変えるのです。ブドウ糖がエネルギーに変えられず、体内に溜まった内臓脂肪のような中性脂肪は格好の攻撃対象です。マグネシウムを積極的に摂ることでポッコリおなかの解消につながることが証明されています。マグネシウムは藻類、魚介類などに多く含まれています。他には、玄米、緑の葉野菜に含まれています。間食でも摂れるものにダークチョコレート系のアーモンドチョコやカボチャの種があります。
憧れる性格を知る心理テスト!
憧れる性格を知る心理テスト!
「笑うメディアクレイジー」というウェブメディアが、雪の結晶を直感で選ぶと自分が憧れる性格が判る心理テストを掲載しています。
それぞれのデザインについて根拠の説明がないので、どうして結晶の形の違いで憧れる性格が判るのか不明です。
興味半分で②を選んだところ、自分が「冷静沈着」に憧れているとのことです。解説によれば、現在の自分は感情表現が豊かでアグレッシブですが、その反面、ノリで動いてしまうことがあるそうです。全く当たっていないとは思いませんが、自分が憧れている、逆に言えば、不足しているのは、ちょっと違うように思います。しかし、時間が空いたときとか、仕事などで集中しすぎた後に、気分転換にやって見るのも良いかも知れません。
それぞれの憧れの性格は次の通りです。
① おおらかさ
② 冷静沈着
③ 素直さ
④ 粘り強さ
⑤ ポジティブさ
⑥ フレンドリーさ
皆さんの憧れの性格は果たして当たっているでしょうか?
外国人が懐かしむ日本の魅力21!
外国人が懐かしむ日本の魅力21!
日本を訪れる旅行者や、海外からの日本長期滞在者向けメディアに「Japan Inside」があります。このメディアの外国人記者が、半年以上(長い人は10年以上)日本に住んだ後帰国した外国人達に、日本の魅力を取材してまとめたリストがあるそうです。
リストの21項目は下記の通りですが、我々日本人が何気なく生活の中に取り入れている慣習などが、外国人の注目を集めていることを知ると、面白いというか、不思議というか、日常生活における常識の違いを感じます。ラグビーW杯日本大会の時も、訪日した選手達や観戦客達が同様の体験をした様ですが、共通しているのは、日本の良さを認識してくれたことです。日本の常識は世界の常識にあらずとよく言われますが、良い常識は外国でも是非広まってほしいと思います。
① レストランに入ると出てくるおしぼり
② チップ不要でファーストクラスのサービス
③ 飲む前に必ず、乾杯!をすること
④ 自動調節の快適な風呂
⑤ 抜群の治安
⑥ レジでお金を置く小さなトレイ
⑦ 清潔でぱりっとした紙幣
⑧ カフェやレストランで座ると出てくる「水」
⑨ 挨拶の「お疲れさま」
⑩ 不在時荷物の再配達
⑪ 代引きの支払い
⑫ チェーン店でない、独立系カフェ
⑬ 日本食の数々
⑭ 四季の鮮やかな区別
⑮ チャーミングな雑貨
⑯ トイレと浴室が別々
⑰ コンビニの食べ物がちゃんとしている
⑱ こたつ
⑲ おにぎり
⑳ 家のなかで靴を脱ぐ習慣
㉑ 「良い子のみなさんは、お家に帰りましょう」のチャイム
認知症防止に欠かせない葉酸!
認知症防止に欠かせない葉酸!
ほうれん草の抽出物から発見された葉酸が認知症予防に効果があることをご存じですか?葉酸の大切な役割の1つにホモシステインの代謝があります。ホモシステインとはアミノ酸の一種で、メチオニンという必須アミノ酸がグルタチオンやタウリンといった、別の有用な物質に変わる工程で一時的に生成される繋ぎ役のようなアミノ酸です。ここで大きな役割を成すのが葉酸なのですが、葉酸が不足するとグルタチオンやタウリンなどへの生成プロセスが滞り、ホモシステインばかりが残ってしまいます。余ったホモシステインは血中に流れ出て高ホモシステイン血症になります。高ホモシステイン血症は、動脈硬化を促進しますので、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)、脳血管障害(脳梗塞、一過性脳虚血発作)を引き起こす原因となります。さらに、高ホモシステイン血症はアルツハイマー病をはじめとする認知症を引き起こす原因であることが判明しています。もう一つ、活性酸素も増やすので、老化を促進し、これに関連した疾病リスクも高まるなど、およそいいことは1つもありません。
2017年の数字ですが、厚生労働省の調査結果によると、日本人の1日あたりの葉酸摂取量は平均約290マイクログラムで、奨励摂取量の240マイクログラムは超えているのですが、米国の奨励摂取量は400マイクログラムで、国際感覚と非常にかけ離れているそうです。さらに高齢になると消化機能や代謝機能が落ちてきますから、摂取量は若い人達以上に心がける必要があるかも知れません。
葉酸が多く含まれている食物を掲載しますので、是非、積極的に摂取してください。
ほうれん草、小松菜、春菊、ニラ、グリーンアスパラ、ブロッコリー、菜花、オクラ、モロヘイヤなどの緑色の濃い野菜、のり、枝豆、緑茶、鶏や豚のレバー、いちご、マンゴー等です。一番簡単に摂取出来そうな緑茶は、お茶を1杯淹れると、玉露が150マイクログラム、煎茶は16マイクログラム摂取出来ますが、市販のペットボトルの緑茶は100mlあたり約4マイクログラムしか含まれていません。
自分で淹れたお茶を飲むようにしましょう!
ふぐ(河豚)の雑学
ふぐ(河豚)の雑学
猛毒を持つ高級な魚ふぐは冬の定番といわれていますが、個人的にはあまり食べたことがありません。しかし、ふぐは個体として強く、病気にもなりにくいので養殖にむいているそうです。将来世界的な食糧難になったときに、たんぱく質摂取の救世主になるかも知れない魚なのです。ふぐに関する雑学を記載します。
① 河豚と漢字で書く理由は、中国で食用にされるメフグが河川など淡水域に生息する種であるためです。
② 1909年に命名されたテトロドトキシンは、猛毒と呼ばれる青酸カリの500~1000倍以上の猛毒です。
③ テトロドトキシンには鎮痛作用があります。
④ 朝鮮出兵の際にふぐを食べた兵士たちに大量の死者が出た為、豊臣秀吉が1592年に「河豚食禁止令」を出しました。そこから300年近く、ふぐを「公的」に食べることができなかったのです。
⑤ 伊藤博文が首相時代に下関を訪れ、ふぐの美味さに感心したので1888年に山口県に限り禁止令を解除しました。
⑥ ふぐの食用・調理については、1948年に大阪府が制定した「ふぐ販売営業取締条例」が最初です。
⑦ 漁場は東シナ海ですが、1952年の李承晩ライン(排他的経済水域)公布により1965年までふぐ漁が出来ませんでした。
⑧ ふぐといえば下関と言われるくらい有名ですが、下関は加工地であり生産地ではありません。
⑨ ひれ酒として珍重されるひれは1匹から2枚しか取れません。
⑩ ふぐの研究で一番進んでいるのは東京大学です。1990年代に養殖技術が確立し、現在は10万匹生産の研究を進めています。
⑪ ふぐを一番消費しているのは大阪府です。
⑫ ふぐの毒による死亡事故は2015年以降発生していないようです。
方言が難解な都道府県トップ10!
方言が難解な都道府県トップ10!
以前、出張で青森市を訪問し、翌朝帰京の為に青森空港に行った時のことです。時間があったので、コーヒーショップに入ったら、隣のテーブルに4人の若者がいました。こんな早い時間に4人の若者都なると、どこからかの旅行者ではないかと推測しました。なんとなく風貌が韓国人のような気がして、その会話を聞いていましたが、何を話しているのか全く判りません。韓国語だろうと思い、韓国語独特の表現、例えば、「○○○ハムニダー」や、怒っているように聞こえる抑揚など、を聞き取ろうと努めるのですが、そのような言葉も抑揚もないのです。そのうちに彼らは退出していき、私も飛行機に乗るため少ししてコーヒーショップを出たのですが、店員さんに彼らがどこの人か聞くのを忘れてしまいました。時々このシーンを思い出し、聞くのを忘れたことを今でも後悔しています。これまで聞いたことはないのですが、ひょっとするとあれが津軽弁だったのかも知れません。
そのような背景の中で、GOOランキング編集部が、方言が難しい都道府県ランキングを発表していることを知りました。
2019年12月11日に20~40歳の男女500名から複数回答可能な条件で得た結果だそうです。下記がトップ10の都道府県ですが、何とトップは青森県ではありませんか!あの時の経験はやはり津軽弁だったという意識を強くしました。2位が沖縄県と言うのは分かるような気がします。沖縄県豊見城市にある地名に「保栄茂」という場所がありますが、これを「びん」と読むとは誰も想像できないと思います。さらに驚いたのは、東北地方の6県が全て入っているのです。これは何故なのでしょう?
1位:青森県(267票)
2位:沖縄県(172票)
3位:秋田県(92票)
4位:岩手県(70票)
5位:山形県(48票)
5位:鹿児島県(48票)
7位:北海道(39票)
8位:宮城県(26票)
9位:福島県(24票)
10位:茨城県(19票)