霰と雹!
霰と雹!
掲題の漢字を読めますか?
あられ「霰」とひょう「雹」です。
誰でも知っているこの2つの違いについて、明確に説明しろと言われると考えてしまいます。
答えはサイズの違いです。
気象庁によると霰は直径が5mm未満、雹は5mm以上なのだそうです。
何れも発生源は積乱雲です。
積乱雲の中には、雨や雪の元となる雪の結晶、氷の粒、水滴が詰まっています。
雪の結晶や氷の粒が大きくなると、自重でだんだん下りていきます。
そこで、水滴とぶつかり凍りつき、そのまま溶けずに地表に達すると霰になります。
霰状態のものが雲の中で上昇気流に乗り、さらに水滴と結合することで、
サイズが5mm以上になって地上に到達するのが雹なのです。
当たり前と思っている生活環境の中にも、意外な発見はあるものです!
納豆の粒の大きさ!
納豆の粒の大きさ!
市販されている納豆の粒は4つあります。
大粒、中粒、小粒(極小粒を含む)、そしてひきわりです。
Jタウンネットが昨年末から今年3月前半にかけて、
日本で一番人気のある粒の大きさについてアンケート調査を行いました。
集まった回答数は2023で、それぞれの比率は次の通りでした。
小粒が40.8%、中粒が20.9%、大粒が20.3%、ひきわりが18.0%
個人的には、これまで卵でまぜた大粒を中心に食べていたのですが、
粒が大きいと噛んだ時に歯にくっつきやすく結構食べにくいことを感じていました。
それで、小粒を試して見たのですが、
豆を噛むというよりはそのまま飲み込める感覚でした。
「ねばっけ」が一番あるひきわりが良いといった報道もあったので試して見たところ、
何かざらざらしたモノが喉を通って行く感じで、納豆を食べている気がしませんでした。
アンケート調査の県別結果を見ると、地域による傾向というよりは、
いくつかの県で個性的な違いがあることが判りました。
福島県と長崎県は大粒派です。
富山県、京都府、鳥取県、高知県、福岡県は中粒派です。
青森県と秋田県はひきわり派です。
岩手県はひきわりと中粒の混合派です。
山形県はひきわりと小粒の混合派です。
徳島県はひきわりと大粒の混合派です。
島根県、広島県、愛媛県は中粒と小粒の混合派です。
上記以外は全て小粒派でした。
上記のような好みの違いが何故起こるのか、実に不思議だと思いませんか?
ハイボールとは?
ハイボールとは?
最近日本で人気が高いハイボールはウイスキーを炭酸で割った飲み物と思っている方が多いのではないでしょうか?
正確に記述すると、ハイボール(Highball)はカクテルの総称です。ウイスキーをソーダ水で割ったものが元祖でですが、広義ではスピリッツ、リキュールをソーダやトニックウォーターなどの炭酸飲料や、フレッシュジュースなどアルコールの含まれていない飲料で割ったもの全般を指しています。例えば、イギリスのバーで、ウイスキーの炭酸割りを想定してハイボールと注文しても「何のハイボールですか?」と問い返されます。
炭酸入り飲料を何故ハイボールというのか疑問に感じたので由来を調べてみました。
実はいくつか説があるのですが、大きく分けると米国派と英国派に分れます。
米国派はもちろんバーテンダー発祥地の米国が主張していて2つあります。
① 開拓時代のアメリカにおいて、蒸気機関車による長距離移動の時に、途中で水の補給の
ための停車の際、棒の先にボールをつけたものを掲げて合図していました。
その時に、バーボンのソーダ割りのサービスがあったことからハイボールと名付けた説。
② アメリカの鉄道で、ボール信号というのが一般的に使用されていました。
ボールがあがっていれば進行、あがっていなければ停止でした。
駅員が隣の駅のボール信号を望遠鏡で見ながらバーボンをチビチビやっている時に、ボールがハイになり列車が来たので、
駅員が好きなバーボンにソーダ水を入れて一気に飲み干し、「ハイボール」と叫んで駅に行った説。
一方、英国派は伝統のゴルフに関連します。日本のサントリーはこの説を推奨しています。
③ ある日、スコットランドのゴルフ場で、ウイスキーのソーダ割りを飲んでいた人のところに、
高々と打ちあげられたゴルフのボールが飛び込んできたので、ウイスキーの炭酸割りを「ハイ(高い)ボール」と名前をつけた説。
どの由来も、現代のように時間がめまぐるしく進んで行く時代ではないので、大昔の映画に出てくる一場面のような感じです。
ちょっと現代感覚からは合わないかも知れません。
新約聖書の福音書!
新約聖書の福音書!
イエス・キリストの生涯を記録した福音書が、西欧の文化や芸術を理解するのに重要なのは誰もが理解していることです。
様々な西洋の絵画の主題は福音書からとられているのです。
そもそも福音とは「喜ばしい報」という意味です。
ギリシャ語では「エヴァンゲリスト」、英語では「ゴスペル」と言います。
新約聖書には4つの福音書が収録されています。
マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネによって書かれたとされています。
マタイとヨハネは有名な最後の晩餐にも描かれているイエスの12使徒の2人ですが、
ルカとマルコはパウロとペトロの弟子と言われています。
しかし、福音書はその使徒に由来する伝承を別の人が記したとする研究結果もあり、
その歴史的な事実は、現在のところ解明されていません。
マルコ福音書は紀元70年頃に成立した最古の福音書とされています。
マタイ福音書は紀元80年頃、ルカ福音書は紀元90年頃、
ヨハネ福音書は紀元100年頃の成立とされ、4世紀に正典と認められました。
新約聖書に収録されている順番で4つの福音書について掲載します。
① マタイ福音書:
アブラハムからダビデまで合計十四代、ダビデからバビロン追放まで十四代、バビロン追放から救世主まで十四代、
合計四十二代である「イエスの系図」を冒頭に置くために、最初に収録されています。
新約聖書は旧約聖書の続きの書であるため、旧約聖書に書かれた神の救いの成就、
すなわち救世主(キリスト)はダビデの子孫であるということを示す必要があったのです。
② マルコ福音書:
マルコ福音書は、「イエス・キリストの福音はこうして始まった」の簡潔な言葉から
始まり、イエスに洗礼を授けた洗礼者ヨハネがイエスを称賛する文に続きます。
「旧約」の歴史が終わり「イエスの福音」が新しく始まることを宣言しています。
福音書に書かれた有名なイエスのたとえ話はマルコ福音書にすべて記されています。
受胎告知などは描かれていませんが、イエスの言行を知るためには、
マルコ福音書が参考になります。
③ ルカ福音書:
ルカ福音書は、イエスの神性について語ると同時に、完全な人間としてのイエスを表すことでした。
イエスが、そのご生涯において、すべての時間を神に対して、絶対的な信頼をおいて生きられたのを表わすために、
御父である神に祈られた姿が、他の福音書に比べて、頻繁に出て来ます。
④ ヨハネ福音書:
ヨハネ福音書は、神学的に「神の子イエス」であることを表わすことでした。
マルコ・マタイ・ルカ福音書は、内容や順序がほぼ同じであり、イエスの言行の表現も似ているため、「共観福音書」と呼ばれます。
ヨハネ福音書も、イエスが神の子であることを証明しようとしていることや、伝道や受難、復活、昇天など、
イエスのエピソードが同じ順序で書かれていることなどは共観福音書と共通ですが、その視点が異なりました。
イエスと父なる神とのかかわりを神学的に説明し、神の子であるイエスを証明することに重点が置かれているのです。
ルターは本書を重要視して、プロテスタント派に影響を与えました。
聖書に収録されていない外典福音書が2つ発見されました。
1945年に発見されたトマス福音書と1970年代に発見されたユダ福音書です。
トマス福音書は初期キリスト教においてさかんに引用されたイエスの語録と同じであるとみなされている
「ナグ・ハマディ写本」群に含まれていた文書で、114の文からなるイエスの語録集です。
初期キリスト教の研究を飛躍的に進展させました。
ユダ福音書はユダのイエスへの裏切りは、実はイエスの指示だったという内容の、異端の書として存在を示唆されていたものです。
トマス福音書と同様、初期キリスト教の源流を知るために注目されています。
西暦元年の話!
西暦元年の話!
日本では1872年に現在の西暦が使われることになり現在に至っていますが、西暦の起源を調べて見るとかなり不明なところが見受けられます。
そもそも、西暦とは、イエス・キリストが生まれたとされる年の翌年を元年(紀元)とした紀年法と定められています。
これを定めたのはローマの修道士ディオニシウスで525年のことでした。
当時、12月25日はイエスの受胎告知の日と言われ、天地創造の人も考えられていました。そして、イエスが昇天した時は30歳であったと伝えられていました。そこでディオニシウスはローマ建国紀元753年の12月25日がイエスの誕生日と定め、その翌年を紀元1年と定めたのです。
それ以降、紀元元年はイエスの生まれた年と言われる方が主流になっているかも知れませんが、定めたときに遡ると翌年が元年になるのです。
もう一つの疑問であるイエスの30歳については事実ではないようなのです。
近年の聖書学研究によると、次の2つの福音書に、イエスの誕生した年を推測出来る記事があるのです。
① ルカ福音書2章に「大規模な人口調査が行われた年にイエスがベツレヘムで誕生した」
というが記述があります。さらに、「そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た」とあり、「初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた」と続きますす。そして、「人口調査は紀元前4年に行われたとされている」。
② マタイ複音書2章に次の記述があります。
「イエスが、ヘロデ大王の時代に、ユダヤのベツレヘムで生まれたとき、見よ、東方の
博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った」、「ヘロデ大王は、博士たちに騙されたことがわかると、激怒し、人をやって、ベツレヘムとその近辺の二歳以下の男の子をひとり残らず殺させた」。
これら聖書の記事は資料的には確定できませんが、ヘロデ大王の在位中にイエスが生まれたと推測されます。そして、当時の資料から、ヘロデ大王の死は当時の資料から紀元前4年とほぼ確定できるのです。従い、イエスの誕生は紀元前4年以前と考えられています。
現在当たり前に使われている西暦が必ずしも事実を基に定められていないのは、科学がこれほどまでに進んでいる世界では不思議に感じられます!
カボチャの種の効果効能!
カボチャの種の効果効能!
特に注目しないとあまり食べる機会が無いカボチャの種が実は凄い食材であることを
知っていますか?
栄養的には多くの栄養素や良質な脂質やたんぱく質を含み、それでいて低糖質なのです。しかし、唯一問題がありまして、
100g当りのカロリーが556kcalもあります。
テリヤキバーガーが1つで約496kcalですから、かなりの高カロリーであることが分かります。
胃もたれや肥満にならないように1日50g以下にすることが勧められています。
それでは、どのような効果効能があるかを掲載します。
① 骨粗しょう症を予防する効果:
骨の中に細かい穴がたくさん空き、骨がもろくなってしまう骨粗しょう症は、
特に閉経後の女性に多い傾向にあります。
骨粗しょう症の大きな原因のひとつが、女性ホルモンのバランスの乱れなのです。
かぼちゃの種に含まれているリグナン類には、女性ホルモンのバランスを整える作用が
あるため、骨粗しょう症の予防に効果的です。
また、かぼちゃの種には骨づくりに重要なカルシウムなどのミネラルやたんぱく質が
含まれており、丈夫な骨づくりにも有効であるといえます。
② 女性の排尿障害を軽減する効果:
ポリフェノールの一種であるリグナン類は過敏性膀胱や頻尿など、
女性の排尿障害を軽減する効果があります。
③ 前立腺肥大を抑制する効果:
前立腺が肥大すると尿道が圧迫され、尿が出にくいことや、排尿の回数が増えたりします。
かぼちゃの種に含まれる植物ステロールやリグナン類は、前立腺肥大症に働きかけ、
その症状を緩和するといわれています。
④ 体力を増強する効果:
かぼちゃの種にはリン、カルシウム、カリウム、鉄、セレン、亜鉛といった
複数のミネラルが含まれています。
これらが体全体の機能維持や増強、疲労の抑制、体温保持や抵抗力、免疫機能の向上などの様々な生命活動に関与しているので、
疲労の抑制や体力の増強に効果を発揮します。
⑤ 新陳代謝を活発にする効果:
かぼちゃの種に含まれているリノール酸には、血中のコレステロールを
コントロールする作用があります。
血流コレストロールを除き、流れを良くすることで、
全身の細胞に栄養や酸素を行き届かせて、新陳代謝を活発にします。
⑥ 老化や病気を予防する効果:
かぼちゃの種に豊富に含まれているビタミン類やβ-カロテン、セレンなどの
抗酸化作用を持った栄養素は、アトピー性皮膚炎、シミやしわなどの
老化や病気の原因となる活性酸素を撃退する働きを持っています。
⑦ 動脈硬化、高血圧、脳卒中や心疾患などを予防する効果:
かぼちゃの種に含まれる脂肪酸は、不飽和脂肪酸であるオレイン酸(オメガ9)、
リノール酸(オメガ6),体内でDHAやEPAに変化するα-リノレン酸(オメガ3)が
含まれています。
そして、飽和脂肪酸のパルミチン酸やステアリン酸も含んでいます。
これら脂肪酸には、血液をサラサラにして血栓を予防して、
悪玉コレステロールの低下や過酸化脂質の抑制に効果があります。
そのため、血流の改善や血管を丈夫にし、動脈硬化や高血圧、脳卒中や心疾患などを
予防する効果に繋がるのです。
これらの漢字読めますか?(第1回)
これらの漢字読めますか?(第1回)
TVで漢字の読み方のクイズ番組が増えているせいか、インターネット記事に漢字問題が結構出ています。
挑戦してみるのですが、全て正解することが無く、いつも悔しい思いをしています。
これまで集めた漢字の中で、順次20問を不定期に掲載します。
正解は次回の20漢字掲載時にお知らせします。
自己基準ですが、20問中15問以上正解される方は相当漢字力があるように思います。
ご興味のある方はhttps://www.4133first.com/contact/feedback.htmlでご連絡ください。
3月7日迄にご連絡いただいた方の中で15問以上正解された方には
【補聴器購入必携バイブル】を無償贈呈し、後日郵送させて頂きます。
第1回20漢字:
① 憚る
② 鯣
③ 鍔
④ 踵
⑤ 鬱
⑥ 踝
⑦ 颪
⑧ 樵
⑨ 臍
⑩ 械
⑪ 抉る
⑫ 鯣
⑬ 蠢く
⑭ 徐に
⑮ 託つ
⑯ 粽
⑰ 忽ち
⑱ 激る
⑲ 詰る
⑳ 靡く
健康にサウナ!
健康にサウナ!
メディアが最近取り上げていますが、今、サウナブームが日本で起きているそうです。
個人的にも好きなので、温泉に行った時にサウナがあると必ず入ることにしています。
これまでのサウナ経験で一番印象に残っているのは、エクアドル滞在時代によく通ったスポーツクラブにあるサウナです。
そこはいわゆるスチームバスで、タイル張りの部屋は蒸気に溢れ、周りがよく見えません。
そして一角にユーカリの枝が大量に置いてあり、ユーカリの香りが蒸気に運ばれて漂って来ると、
何とも言えないリラックスした気分になります。
ランニングやテニスの後に30分ぐらいサウナ室でストレッチをやりながら過ごすと、
癒やされた感覚で爽快になったことを覚えています。
サウナ(SAUNA)とは蒸し風呂を意味するフィンランド語です。
フィンランドでは1000年以上の歴史がありますが、人口約550万人に対し300万ものサウナがあるそうです。
もちろんこの数字には、一般家庭のサウナも含まれています。
日本に伝わったのは、1956年にメルボルンオリンピックに参加した日本人選手が
帰国後に紹介したのがきっかけだったそうです。
サウナは大きく分けると二つあります。
一つはドライサウナで、もう一つはウェットサウナです。
ドライサウナの特徴は、温度が高く、湿度が低いことです。
日本では大半がドライサウナですがその理由は解りません。
ウェットサウナは、ドライサウナと比較して温度が低く湿度が高いことをいいます。
サウナの効果には次の様なことがあります。
① 酸素摂取をよくして疲労回復:
サウナに入ると血流が安静時の2倍近くに上がり、その結果酸素の摂取量が増えて、
肉体疲労回復の効果が上がります。
② 温度刺激でストレス解消:
サウナ室内の高温の空気が全身の皮膚を刺激し中枢神経の興奮が高められます。
これによって、神経による身体機能の調整が促され、ストレスの解消になります。
③ 血管が拡張して血圧低下:
入浴の直後は一時的に血圧が上昇しますが、その後血管の拡張によって最高血圧と最低血圧が共に低下します。
しかし、入浴後は次第に普段の血圧に戻ります。
④ 低温サウナは安眠効果:
低温サウナにゆっくり入ると鎮静作用が働きます。活動的な昼のリズムから休息の
リズムへの自然な転換がはかれ、快適な睡眠につながります。
ドライサウナでは下段に座るのがお勧めです。
⑤ 血行促進で肩こり解消:
肩こりや筋肉痛の原因は、主に筋肉の過度の緊張や血流の不足です。
サウナに入ると血行がよくなり、筋肉内を循環する血液量が増え、
汗と共に疲労物質が排出されます。
それにより、肩こりや腰痛などの神経感覚的症状改善につながります。
⑥ 減量効果:
サウナに入ると大量の汗をかき、入浴後に体重を計れば1kgくらい減っています。
しかし入浴後は適度の水分補給が必要です。
⑦ 自律神経を調節して血管強化:
サウナの温度刺激は自律神経の調節力を高めて血行をよくします。
また毛細血管内の血流も促進されます。
⑧ 心臓機能も亢進:
サウナに入ると心臓の血液拍出量が増加します。
したがって血液循環量も増え、酸素や栄養が全身によく供給されます。
⑨ 交代浴で自律神経の訓練:
交代浴とはサウナと冷水浴・冷水シャワーなどを併用する入浴法です。
交代浴による温度変化は自律神経系の訓練となります。
それにより自らの器官機能を調整します。
⑩ 汗腺・皮脂腺も清潔:
サウナに入ると筋温や血液温の上昇によって、老廃物や疲労物質は汗とともに
体外に分泌されます。体温が約38度℃になると全身の汗腺から汗が出ます。
同時に毛穴にある皮脂腺からはあぶらが、アポクリン腺からは鼻を刺す臭いが出ます。
それにより、汗腺の機能を高め、皮膚や皮下組織を洗浄します。
⑪ 身体を温めるとHSPも増加:
私たちの身体は約60兆という数の細胞で作られており,
そのほとんどがタンパク質からできています。
それらの細胞内のタンパク質は、常に熱、疲労、汗腺、血管の梗塞、虚血状態、
紫外線などさまざまなストレスによっても損傷を受けています。
HSP(ヒート・ショック・プロティン)はそれらの損傷を修復するたんぱく質で、
サウナに入るとこのHSPが生まれ、損傷したたんぱく質の修復を促進します。
⑫ 脳の活性化:
サウナに入ると血行が促進され、脳に酸素が送られるので活性化されます。
サウナを利用するときに、下記のように止めるべきこともありますので注意しましょう!① 飲酒後にサウナに入る:
サウナもアルコールも欠陥を拡張させ、血圧が低下し過ぎる可能性があります。
② 食事の直前直後にサウナに入る:
サウナによって血液の分布が皮膚に移ってしまうと、胃腸に十分な血液が回らなくなり、消化不良を起こすなどの可能性があります。
食事の前後1時間は避けた方が良いそうです。
③ 怪我、高血圧、ひどい湿疹などの皮膚の病気、心臓の病気、呼吸器疾患などがある方は
あらかじめ主治医に相談しましょう。
④ 湯船に入らず、すぐサウナに入る:
血圧の大きな変動を防ぐために、湯船に浸かって熱い環境にならすのが大切です。
湯船がない場合はシャワーで湯を浴びましょう。
⑤ 最初からサウナの上段に座る:
60℃程度以下の比較的低温のサウナであれば、体への負担は少ないですが、100℃前後のかなり熱いサウナであれば、
その温度が体に大きな刺激となります。2段以上ある部屋であれば、まず下段に座るのがお勧めです。
⑥ 我慢して長時間サウナに入る:
サウナ浴は苦痛を伴う修行のような我慢大会ではありません。
適切な入浴時間は、100℃の高温サウナであれば連続して長くて5分以内、
40~50℃のスウエットサウナであれば10分以内が目安です。
⑦ サウナを出てすぐに水風呂に入る:
熱いサウナから冷水にいきなり浸かると、急激な温度差によって、ヒートショック
(急激な温度差による体調不良)を自分で作り出していることになります。
⑧ 「かけ水」をしないで水風呂に入る:
ヒートショックは水風呂に入ることでも起こります。
水風呂の強烈な寒冷刺激により、血管が急激に収縮して血圧は50mmHg以上急上昇します。
脳卒中や心筋梗塞だけでなく、極端に脈が遅くなる「徐脈」が発生したり、
致命的な不整脈が発生することもあります。
手足の末端から手桶などで少しずつ冷たい水をかけ、体を冷たい水に十分慣らしてからからゆっくり水風呂に入るようにすべきです。
⑨ 休憩せずにサウナ入浴を繰り返す:
サウナに入ると、500ミリリットル以上体から水分が奪われることになります。
十分な水分補給をしないで脱水したままにしておくと、血液の流れが悪くなり、
熱中症になりやすくなるばかりか、血液の粘り気が出て血栓ができやすくなります。
⑩ サウナあがりにビールを飲む:
ビールだけでは脱水の回復にはなりません。
ビールには利尿作用があるため、飲んだ以上に尿となって水分が排出されます。
ビールだけでなく、水、お茶、スポーツドリンクなどの水分を摂ることが大切です。
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の共通点!
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の共通点!
現在世界の3大宗教と言われるこの3つの宗教は歴史的に共通点があります。
マクロ的にその共通点を掲載します。
① 発祥地:中近東です。
② 神:名称は異なりますが神は同じです。(ユダヤ教はウハウェ、キリスト教はゴッド、
イスラム教はアッラーと称します。)
③ 聖地:それぞれ聖地がいくつかありますが、エルサレムは共通です。
④ 書物:ユダヤ教は聖書(旧約聖書と同じ)、キリスト教は旧約聖書と新約聖書で新約
聖書が最も重要、イスラム教は旧約聖書、新約聖書とコーランでコーランが
最も重要です。
⑤ 人物:ユダヤ教ではモーセは預言者でイエスは背いた者です。キリスト教ではモーセは
預言者でイエスは神の子で救世主です。イスラム教ではモーセとイエスは預言者
でムハマンドが最高の預言者です。
3大宗教ともモーセを預言者として認めているということは、モーセが神から授かった十戒が教えの基本になっているように思います。
現代でも宗教間の争いが絶えませんが、十戒の教えをよく理解して自ら実行すれば、争いはなくなるのではないでしょうか?
フランスが誇るシャンパンが奥深い!
フランスが誇るシャンパンが奥深い!
世界的に3気圧以上の炭酸ガスが含まれたワインをスパークリングワイン(発泡性ワイン)と称するのは多くの方が知っています。(3気圧以下は弱発泡性ワインと称します)。
スパークリングワインの発祥がどこかは定かではないですが、最も有名なのが、17世紀のシャンパーニュ地方です。我々もスパークリングワインと言えば、即シャンパンを思い浮かべる位有名なのです。そのシャンパンについて基礎的な内容を掲載します。
① スパークリングワインの製法種類:
瓶内発酵の伝統的製法(シャンパーニュ方式)、樽内発酵製法、人工的吹き込み製法があります。
② フランスでの名称:
シャンパン:
フランスのシャンパーニュ=アルデンヌ地域圏で生産されたブドウのみを使い、瓶内二次発酵を行った上で、封緘後15か月以上の熟成を経た伝統的製法のスパークリングワインです。元となるブドウは2010年11月22日の政令による定義に基づき、シャンパーニュ地方で造られた7つのブドウ品種、(黒ブドウはピノ・ノワールとムニエ、白ブドウはシャルドネ、ピノ・グリ、プティ・メリエ、ピノ・ブラン、アルバンヌに限られています。国家としてシャンパンを保護している感じです。
クレマン:
シャンパーニュ以外の地域で、シャンパンと同様の製法で造られた発泡性ワインです。芳香の強い白ワインの産地であるアルザス地方の発泡性ワインであるクレマン・ダルザス 等が有名です。
ヴァン ムスー:
ムスーとは、「泡」の意味です。AOC(産地呼称統制法)に指定されているものから、テーブルワインまで各種あります。製法は様々な方式で作られています。
ペティヤン :
フランス語で「ぱちぱちはねる」の意味で、弱発泡性のワインのことです。
③ シャンパーニュ地方式の詳細:
圧搾:
最初に圧搾した10樽は「La Cuvee(一番搾り)」と呼ばれ、果実味が
豊富で透明度が高い果汁になります。
発酵:
発酵は通常の白ワインと同様に行われます。
混合:
最初のオリ引きの後、畑・年度・種類の違うワインを混合します。
これをアッサンブラージュと言い、この調合が、ワインメーカーの秘伝技術と
なります。その後、ワインを再び濾過し、ショ糖とシャンパーニュ酵母を混ぜた
液体を加えて瓶詰めします。
第二次発酵:
地下のカーヴに寝かせたワインは瓶内でゆっくりと発酵し、アルコールと
炭酸ガスと、オリを生成します。
炭酸ガスは瓶内でワインの中に溶け込んで、2~3年で複雑で繊細な泡となります。
動瓶・オリ抜き:
冷凍槽に瓶のネック部分だけを浸して、オリの部分を凍らせて抜栓すると、
中のガス圧で凍った部分だけが飛び出し、オリが除去できます。
リキュール添加・栓打ち:
オリを除いた分量、同じタイプのワイン原酒の古酒、ショ糖、コニャック、甘味づけのリキュールを加えます。このときのショ糖の量によって、シャンパーニュのタイプ(辛口~甘口)が決まります。最後にコルク栓をして、出来上がりです。
ほぼ同様の工程を経たフランスの「クレマン」や他国のスパークリングワインに、
スペインの「カヴァ」、イタリアの「スプマンテ」)、ドイツの「ゼクト」等がありますが、
シャンパンはその選定基準の厳しさと熟成期間の長さにおいて突出しています。
④ 最初のシャンパン:
時代は17世紀に遡ります。
シャンパーニュ地方はパリの北東、北緯50度に位置していてとても寒い地域です。
オーヴィレール修道院の修道士であったドン・ピエール・ペリニヨンドン・ペリニヨンは29歳でワイン食料貯蔵庫長になりました。シャンパーニュ地方は元々赤いのワインの産地で色のうすい赤ワインが作られていました。彼は赤ワインではブルゴーニュ地方に勝てないと思い、白ワインの生産を作ろうとしたのです。その結果、黒ぶどうを軽くしぼることで、皮の赤い色が液体に入らないことを発見します。これが、赤いブドウから出来る白ワインの誕生でした。当時は温度管理が出来ない時代でしたから、17世紀、シャンパーニュ地方では樽に入れて保管されているワインに、ときおり泡が発生するのが悩みでした。時を同じくして、ガラス瓶が登場し始め、シャンパーニュ地方のワインを樽に入ったワインからガラス瓶に移し替えてイギリスに輸出するされはじめました。 そうすると、ドン・ペリニオンの思いに反して泡の入った白ワインの華やかさがイギリスの貴族階級の間でもてはやされるようになりました。現在のようなきめ細かな泡になるのはまだまだ先ですが、こうして現在のシャンパンの原型となるスパークリングワインが偶然完成したのです。
彼が他界した後、オーヴィレール修道院とぶどう畑をモエ・エ・シャンドン社が所有し、ドン・ペリニヨンの商標権を取得しました。
そして、ドン・ペリニヨンの名前を冠したシャンパーニュを世に出したのです。
⑤ ラベルに記載されている記号や用語:
RM(レコルタン マニピュラン):自社のブドウだけで製造する会社です。
CM(コーペラティヴ ド マニピュラシオン):シャンパーニュ生産者の協同組合です。
RC(レコルタン コーペラトゥール):ブドウ栽培者の協同組合です。
SRs(ソシエテ ド レコルタン):同族のブドウ栽培者によって構成される会社です。
Non millésimé(ノン・ミレジメ):ヴィンテージ(収穫年)がラベルに記載が無く、様々
な年のワインをブレンドされ造られています。Non Vintage(ノン ヴィンテージ)とも言
われます。アッサンブラージュのため味が安定している、最も基本的なシャンパンです。
Millésimé(ミレジメ):ヴィンテージが記載され、主にその年のワインで構成されます(他
の年のワインも20%ブレンド可能)。良年のみ造られるので、Vintage Champagne(ヴィ
ンテージ・シャンパン)とも言われます。ノン・ミレジメに較べて一般に高価ですが、ブレ
ンドを前提とするシャンパンにおいては異色です。
Rosé Champagne(ロゼ・シャンパン): 果皮から汁を出さないように搾汁した後、一定期
間果汁に果皮をつけ込むことで淡いピンク色を付けた(セニエ方式)ものです。ブレンド時
に赤ワインを混ぜる場合もあります。
Blanc de Blancs(ブラン・ド・ブラン):規定の白葡萄(シャルドネ)のみで造られたシャ
ンパンです。ブレンドを前提としたシャンパンの中では異色の存在です。
Blanc de Noirs(ブラン・ド・ノワール):規定の黒葡萄(ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ)
のみで造られたシャンパンです。皮を使用しないため色はつきません。ブラン・ド・ブラン
と同じく、ブレンドを前提としたシャンパンの中では異色の存在です。
Grand Cru(グラン・クリュ):ラベルに記載されている場合、格付Cru(畑)100%の
畑の葡萄だけで造られたシャンパンです。
Premier Cru(プルミエ・クリュ):ラベルに記載されている場合、格付Cru90~99%
の畑の葡萄だけで造られたシャンパンです。
⑥ シャンパンの7大ブランド:
ドン・ペリニヨン:
「ドンペリ」という略称で親しまれ、特別・豪華という印象が強い人気のシャンパンです。
通常の熟成期間を経た「白」から、色鮮やかなピンクのラベルが特徴の「ロゼ」、金色のラベルをした熟成期間の長い「ゴールド」、通常の熟成よりさらに長い熟成期間を経た「エノテーク」、最高級の「P2」などその種類も豊富です。
クリュッグ:
フランス北部の街ランスに拠点を構えているシャンパンメーカーです。
数あるシャンパンの中でも最高級とされ、品質に対する真摯なこだわりから「シャンパンの帝王」と称されています。「クリュッグ」の愛飲家は「クリュギスト」と呼ばれていて、日本にも多くの愛好家がいます。
ベーシックな「グランド・キュヴェ」や、ベースワインにシャンパーニュで作られた赤ワインをブレンドするというアッサンブラージュ法で醸造された「ロゼ」、メニル・シュール・オジェ村の単一畑から作られた「クロデュメニル」などがあります。
サロン:
優れているヴィンテージのみしか作らないため、「幻のシャンパーニュ」と呼ばれています。。
葡萄の出来に納得がいかない年にはシャンパンを作らないということもあり、作ったとしてもおよそ10年の熟成期間を経てから市場に出てきます。
そのため、これまでに誕生してきたヴィンテージも他のメーカーのシャンパンと比べると少なく、希少性が高いのが特徴となっています。
ルイ・ロデレール:
1776年に創業された大変歴史のあるシャンパン・メゾンです。
1年当り約260万本と生産量はそれほど多くないのですが、200ヘクタールに及ぶ広大な自社畑から80%の葡萄をまかなっていて、世界中で高い評価を受ける世界最高峰のシャンパン製造会社です。
世界最高級シャンパンである「クリスタル・ブリュット」や、スタンダードな「ブリュット・プルミエ」、フルーティな香りとキレのある甘みが特徴の「ブリュット・ロゼ」などがあります。
ヴーヴ・クリコ:
人の目を引くオレンジ色のラベルが印象的なフランスの老舗シャンパン・メゾンです。
シャンパン造りに情熱を注いでいたフランソワ・クリコ氏が逝去した後、未亡人となった妻「ヴーヴ・クリコ」の功績によって、その名を世界に広めフランスを代表するシャンパン・メゾンとしての礎を築きました。
英国王室御用達にも選ばれている評価の高いシャンパンで、さわやかさとキリッとしたのみ応えが味わえる定番の「イエローラベル」や、サーモンピンクのラベルが可愛らしいロゼシャンパン「ローズラベル」などがあります。
ペリエ・ジュエ:
美しいデザインのボトルに繊細さとエレガントさを併せ持った味わいが特徴で、名だたる著名人やセレブ達を魅了してきたシャンパン・メゾンです。品質とこだわりを持ち辛口シャンパンのパイオニア的な存在として知られています。
白のアネモネの花が描かれたボトルが特徴的な高級シャンパン「ベルエポック」や、ノンビンテージとして変わらない味を提供する「グラン ブリュット」、フルーティな香りが楽しめる「ブラゾン ロゼ」などがあります。
モエ・エ・シャンドン:
普段シャンパンを飲まないという人にも名が知れているほどの世界有数のシャンパン製造会社です。
そのネームバリューの高さから、結婚式の披露宴で振舞わることが多く、比較的リーズナブルな金額からプレゼント用としても人気が高い商品です。
主力商品の「ブリュット アンペリアル」のほか、サーモン・ピンクのラベルが特徴の「ロゼ アンペリアル」、やや甘口な「ネクター アンペリアル」、夏季限定「アイス アンペリアル」などがあります。
⑦ LVMH:
LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)を知っていますか?
世界最大のファッション業界大手企業体として、フランスのパリを本拠地とするコングロマリットです。
驚くことに、この企業が上記シャンパンブランドの中で、ドン・ペリィニョン、クリュッグ、ヴーヴ・クリコ、モエ・シャンドンを保有しています!