ブロッコリーとカリフラワー!
ブロッコリーとカリフラワー!
似たもの同士の食品の違いについてよくわかっていないことが沢山あるようにいつも思います。
今回は、ブロッコリーとカリフラワーの違いについて掲載します。
1.似ているところ:
・アブラナ科アブラナ属の一年草でキャベツの仲間です。
・見た目の形が似ています。
・原産地が地中海沿岸です。
2.違うところ:
・ブロッコリーは緑黄色野菜でカリフラワーは淡色野菜です。従って色が違います。
・ブロッコリーはキャベツの突然変種で、カリフラワーはケール(日本では青汁の原料)の
突然変種です。
・ブロッコリーは花芽が成長して蕾になったものが肥大化したもので、カリフラワーは花芽が成長せずにそのまま数が増えたものです。
・ブロッコリーは花が咲きますが、カリフラワーは花が咲きません。
・ブロッコリーのビタミンCは茹でると溶け出しますが、カリフラワーのビタミンCは溶
け出しません。
・ブロッコリーは、体内でビタミンAに変換して、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、視力の維持や、がんの予防、免疫力の強化、アンチエイジングなどの働きをするβカロテンを含みます。一方、カリフラワーは、発がん性物質の活性を阻害する働きがあるとして注目されているイソチオシアネートを含んでいます。
・主な用途としては、ブロッコリーは健康維持用で、カリフラワーは美容・ダイエット用です。
・日本の生産量は1990年で逆転し、2016年時点では、ブロッコリーが約13万トンでカリフラワーが約2万トンです。
・産地で比較すると、ブロッコリーは北海道、愛知、埼玉の順ですが、カリフラワーは徳島、茨城、愛知の順です。
皆さんはどちらを好んで食べておられるでしょうか?