メニュー

ブログ - 天と地にある物事を想い巡らすサイト!よろず放談

お問い合わせ

ブログBLOG

中国と日本で異なる中華料理!

カテゴリ: 衣・食・住 公開日:2019年12月16日(月)

中国と日本で異なる中華料理!

中華料理の本家本元は中国ですが、中華料理は世界各地にひろがり、様々な国で食べることが出来ます。1979年にイタリアのミラノに駐在した時、日本料理店はわずか二つしかありませんでしたが、中華料理店は少なくとも10店ほどあり、その後も毎年数店ずつ増えていたことを記憶しています。具材や味付けは各国の風土や習慣により異なるようで、ミラノで食べたときも、日本とは違う印象でした。この傾向は日本でもあるのだろうと推測しますが、隣接している国だから料理の内容はほとんど変わらないだろうと思っている中国人観光客が結構いるようです。

定番として有名な料理でその違いを見てみることにしましょう。

    中国の汁麺と日本のラーメン:

中国人は麺にこだわります。日本でも増えてきた刀削麺が良い例ですが、地方によって材料や切り方に麺の特徴があります。一方、日本人はスープと具にこだわりがあります。スープ作り煮もチャーシューの製法も匠の技があり、中国人は珍しさと美味しさでよく食べるそうです。

    餃子:

中国人は「水餃(シュイジャオ)」と呼ぶ水餃子が主流ですが、日本では「鍋貼(グオティエ)」と呼ばれる焼き餃子が定番です。そして、中国では皮が主役で、モチモチ感を重んじて、厚めの皮を使用します。日本では薄めの皮ではなく具が主役です。お店によって具が異なり、それを店の看板メニューにしているところも多いです。焼き餃子の出し方は、中国では皮と皮が合わさった方を上にして出しますが、日本では焼き目を上にして盛りつけるのが主流になっています。そして、羽根の様に皮がくっついて出すお店もあります。これには、中国人もびっくりしているらしく、北京や上海では「日式餃子」として羽根つき餃子を出すところもあるそうです。そんな中で、日本で人気の餃子定食は中国人にとっては「?」マークなのだそうです。何故なら、「炭水化物」と「炭水化物」の組み合わせだからです。確かに、これはよくないかも知れません!

    回鍋肉:

中国語で「ホイグオロー」と言い、日本語では「ホイコーロー」と言いますが、この料理は元々四川省のもので「もう1回、鍋に肉を戻す」ということから名付けられた炒め物料理です。中国四川省では、材料に豚バラ肉とニンニクの葉、調味料はトウバンジャン(豆板醤)というシンプルなものです。豚肉の塊肉を鍋で煮てから取り出し、薄く切って、ショウガや豆板醤とともに再び鍋に戻し入れ、ニンニクの葉と炒めるのです。四川料理なので唐辛子や山椒が加えられ、辛くしびれる味付けが多いようです。一方、日本ではにんにくの葉が簡単に手に入らないことから、キャベツを使います。調味料は豆板醤ではなく甘いテンメンジャン(甜麺醤)や甘味噌を使います。日本でキャベツを広めたのは、四川風麻婆豆腐で有名な陳建一氏の父親である陳建民氏と言われています。

    北京ダック:

中国の北京ダックは以前中国造幣局に出張したときに、北京飯店で食べる機会がありました。10名ほど座れる丸テーブルに大皿で40~50枚ほどの北京ダックが並べられています。どれもしっかりと身がついていて、別途盛ってこられた皮などで巻かなくてもとても美味しかったです。その後、日本で北京ダックを注文したことが数回ありますが、毎回出てくるのは、ほとんどダックの皮だけではないですか!北京と日本での違いに驚くと同時に、日本の値段の高さにも「?」マークを感じました。現在は、日本で北京ダックを食べる気になりません!

海のミルク・牡蠣の効能!

カテゴリ: 衣・食・住 公開日:2019年12月14日(土)

海のミルク・牡蠣の効能!

冬になると是非食べたくなるのが生の牡蠣です。

kaki

昔、フランスのパリに出かけた時は必ずポートマイヨール広場に隣接している牡蠣レストラン・L‘Auberge dabに行きました。大きい2階建ての金属皿に細かく割った氷を敷き、その上に牡蠣や様々な貝を盛って出してくれます。これらをお酢とレモンをかけて食べるのですが、安くて大変おいしかったことを今でも覚えています。

日本でも、この時期になると加熱用の牡蠣とは別に、生食用の牡蠣がスーパーのカウンターに並んでいます。フランスの牡蠣もおいしいのですが、日本の牡蠣も一つずつボリュームがあってとてもおいしいと思います。12月に入ってからは週に3回は生食用の牡蠣を頂いています。

牡蠣はおいしいだけではありません。健康にもとても良い食べ物で、その効用を見てみることにしました。
① 肝機能強化:
  牡蠣にはグリコーゲン、タウリン、そしてビタミンB12が多く含まれていて、肝臓の
  機能を強化します。加熱調理の場合はタウリンが溶け出してしまうので、煮汁も摂取
  するようにしましょう。 

② 造血作用:
ビタミンB12のほかに葉酸、銅、鉄の含有量も比較的多いのが牡蠣の特徴です。貧血対策や疲労回復に効くそうです。また、赤血球産生に関わる亜鉛も取れるので、長い目で見て冷え症改善の効果も期待できます。

③ 免疫力強化:
牡蠣に含まれる亜鉛は免疫細胞を活性化させたり、粘膜を保湿するビタミンAを体内に留める働きがあり、風邪対策に有効です。

④ 精神安定:

  良質なカルシウムと、カルシウムの補佐をするマグネシウムが多いので、イライラ
緩和に効果的です。また、グリコーゲンは必要に応じて脳の栄養源であるブドウ糖に変化するので精神安定作用があります。

12月の高尾山!

カテゴリ: 散策 公開日:2019年12月13日(金)

12月の高尾山!

昨日は快晴で気温も比較的高かったので、12月としては初めて、9回目の高尾山に行ってきました。8回目ほど登山客は多くなく、逆に少し寂しい気もしました。

takao9

コースは上りも下りも稲荷山ルートです。このコースは全長3.1kmしかないのですが、階段と荒れた道が結構多く、他のどのコースよりも足への負担がかかります。特に、頂上手前の250段強の階段が登山者をあざ笑うかの様に待ち構えているところになんとも言えないような面白さがあります。頂上からは富士山がきれいに見えました。横でしゃべっている登山客の話では夕方になると、富士山が真っ赤になりとてもきれいだそうですが、ちょっと時刻が遅すぎます。

takao9 1

何れ、陣馬山から高尾山までの縦走を考えていて、これまで何度も陣馬山を探していたのですが、やっと見つかりました。下の画像の中心にある山が陣馬山で、頂上にはアンテナの様な塔が見えます。この画像ではよくわかりませんが、もう一つの画像の様に白馬が居座っているはずです。

jinbasan2 jinbasan

下山時には駆け足で下る若者達や、自分よりも年上かも知れない熟年4人組、中年のおばさん二人組などに、抜かれる連続でしたが、荒れた道で転ばないように注意して下りてきました。駅の方を眺めたら、売店の後ろにある小山が紅葉真っ盛りで、絵画を見ているようで得をした気分になりました!

takao9 2

汗を流すために、恒例の温泉「極楽湯」に行きましたが、繁盛期は終了したせいか、料金が1000円に戻っていました。

英国のブレグジットは実現すべきなのでしょうか?

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年12月11日(水)

英国のブレグジットは実現すべきなのでしょうか?

12月12日に行われる総選挙で、ジョンソン首相が率いる保守党が過半数を獲得すると、2020年1月31日までにEU離脱が実現しそうなブレグジット問題ですが、報道された記事だけでは、よくわからないことが沢山ありませんか?国民投票で思いがけなく離脱が過半数を取得しました。それ以降、離脱の具体案を巡って、イギリス議会やEU連合と内容を協議しては不合意の連続で、何が問題なのかもよくわからなくなっている気がします。

報道によれば、最後に残る問題はアイルランドに関連したことの様ですが、ジョンソン首相案はそれも解決したよう(?)で議会が総選挙に応じているのです。

これに対し、英国領北アイルランドの食品業界は100%ジョンソン首相案に反対しています。彼らが指摘している問題点を要点だけまとめると次の様になります。

   英国は地域によって生産品目に特徴があることです。例えば、スコットランドはウィスキー、北アイルランドはチーズ、イングランド中部は野菜、イングランド南部は小麦です。

   北アイルランドは食品関連産業が主力産業です。産業全体で10万人の雇用がありますが、その25%が食品関連です。

   食品産業は隣接するアイルランドと密接な関係があります。毎年約7000億円相当が両国間を行き来しています。

   EU連合でまとまっているときはお互いに関税がゼロですから問題ないのですが、英国がEUを離脱すると、7000億円の行き来に関税がかかることになります。特に、農産品の多くが国境をまたいで作られています。例えば、ミルクの場合は、北アイルランドの原乳の3分の1を南のアイルランドに運んで、加工処理しています。一方で、豚の加工処理場は北アイルランドにあるので、アイルランドの豚は北に運ばれます。平均利益率が4%の食品業界に突然20%の関税がかかっては生産者も消費者もとてもやっては行けないでしょう。

   違う事例もあります。スペイン産のトマトは直接、英本土のドーバー港に輸入されます。その後、アイルランドに輸送されます。現状、アイルランドに輸入される8割の生鮮食品は英本土経由で入るため、これはEUから英本土、再度EUという流れになります。すぐに物流の流れを変えることは難しいし、関税がダブルにかかることはもっと大変です。

   インフラの問題もあります。北アイルランドとアイルランドは電気や水道を共有してきました。英国本土への物流にアイルランドのダブリン港が使えなくなるのも大きな問題になります。

   これらの問題についてジョンソン首相案は具体的な解決策を示していないのです。

   これまで20年間、アイルランドと北アイルランドはお互いに犯罪がおきないように努めてきましたが、この関係が壊れる危険性があります。

 

上記の様な課題が山積している中で、2020年1月末までにEU離脱が成立するとしても、実際に影響が出てくるのは2020年末に移行期間が終了してからです。移行期間中に英国はEUとの間に貿易協定を含めた新たな関係を構築する必要がありますが、その交渉が不調に終われば、2020年末に英国は「合意なき離脱」を強いられ、英経済、通貨ポンド、あるいはポンド建て資産の価格に大きな下押し圧力が加わることになりそうなのです。個人的には、課題が多すぎてEU離脱のメリットがよく見えないのですが、皆さんはどのように思われますか?

日本ラグビー・プロリーグの実現は?

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年12月09日(月)

日本ラグビー・プロリーグの実現は?

第9回ラグビーW杯日本大会が日本独特のおもてなしとブレイブ・ブロッサムズの大躍進で大成功を納めた為か、日本ラグビー協会が公表したプロリーグ構想が注目を集めています。今月13日に協会は「新プロリーグ設立準備委員会」の発足を表明しました。2021年立ち上げを目指すという、協会が考えているプロリーグの内容を見る前に、現状を把握すると、現在の日本最高リーグは、社会人16チームによる「トップリーグ(TL)」で、プロアマ混在の編成で一定期間リーグ戦を行っています。厳格なプロリーグではなく、アマチュアの企業スポーツカテゴリーです。ワールドカップを率いたジョーンズHCもジョセフHCも「日本はアマチュアの国として世界のプロと戦っている」と指摘しています。

幸いなことに、ラグビーチームを持つ企業は、トヨタ自動車、パナソニック、サントリー、NTTなど世界規模で事業を展開する優良企業が多く、年間10億円以上の運営費が企業から支給されているそうです。何故このような多額を負担するのかといえば、社員の福利厚生の一部として扱う企業もあれば、広告費やスポーツ推進室のような部署の予算から支出される企業もあります。企業の広告や知名度アップがメリットなのでしょうが、最低10億円はかなりの金額だと言わざるを得ません。

これに対し協会が2021年の立ち上げを検討するプロリーグは、ワールドカップを開催した12地域(スタジアム)にプロチームを置くアイデアの様ですが、同時進行で現行のTLもアマチュアリーグとして存続する構想です。一部の推進派のチームがプロ化する一方で、企業スポーツの継続を求めるチームは“現状維持”で社会人リーグを継続しなければなりません。プロリーグに人気が集中しそうな中で、自前の資金力でTLチームを維持していく企業が16社あるかどうか疑問に感じます。

これまで競技種目の人気度では10位台中盤あたりにありましたから、にわかファンが増えたと言っても、トップレベルの野球やサッカーJリーグとは格段の差がありますし、バスケットや卓球という新しいプロリーグとの競争も起こる環境です。

プロリ-グを検討するときに参考にするものとしてスーパーラグビー(SR)があります。SRチームの運営形態を簡単に説明しますと、ニュージーランド、南アフリカなど参画5か国にリーグ戦期間限定のプロチームを設け、各チームが、その母体となる地域代表(州代表)や、地域とは関係なく世界中から選手を集めて公式戦を戦うというものです。5カ国ともラグビーの国内における人気度は高く、興行収入を想定できるほど、SRチームを作ることは難しくなさそうです。これを日本国内に当てはめると、新設されるプロチームがTLやその下部リーグの選手と出向契約のような形態で期間限定でプロ契約を結び、チームを編成して新リーグを戦い、シーズンが終われば選手は個々の所属チームに戻りプレーすることになります。プロリーグの興行収益はほとんどプロリーグに運営資金として割り振られるはずですから、間接的に関与している企業は、従来通り自己負担で既存チームを運営しなければなりません。
様々な賛否のコメントトが報道されていますが、その内容を読むにつれ、日本におけるラグビーのプロリーグは立ち上げは出来るとしても、継続は様々な問題がありそうです。一番大きな問題はどれだけ多くの子どもたちにラグビーに憧れる気持ちを持たせるかだと思います。それには、子供が憧れるようなプレーを選手が見せることが絶対に必要ですが、同時に、その選手が収入や引退後も含めた生活面での成功を収めることがとても重要なのではないでしょうか?TV放映では野球人気が落ちていますが、未だに野球をスポーツとして取り組む少年達が多いのもそこに理由があると思われます。引退後のセカンドキャリアについては、プロになったからには自己解決をしなければならないという考え方が強くありますが、ラグビーは肉弾戦ですから危険度が高く、他のスポーツのプロ選手以上にサポートが厚くても良いのではないかと個人的には思います。

以上の様な思考を進めていくと、現時点で最も実現可能と思われるのは、現在のTLを中心とした社会人リーグのプロ化に行き着きます。プロリーグとしてはフランチャイズの競技場がなくてはなりません。既にワールドカップが開催された12会場に、増えるであろう東京基盤のチームの為に東京に競技場を増やして体制を整えます。さらに、各フランチャイズの母体となる企業は現状の様に1社で参画するところもあれば、リスク軽減の為、2~3企業が共同で参画するすることも出来るようにするのです。これであれば、企業は広告等の経費負担だけでなく、興行収入も見込めるのでプロリーグのあり方を進化させる原動力が生まれます。さらに、選手達もセカンドキャリアの道が開けるので、まさにウィンウィンの形になるのではないでしょうか?折角にわかファンが拡大したラグビーを日本全体で育てて行きたいと思います!

ノーベル賞について知っておきたいこと!

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年12月08日(日)

ノーベル賞について知っておきたいこと!

毎年12月10日に行われるノーベル賞授与式がこの時期になると話題になります。今年は日本人として28人目の吉野氏が化学賞を受賞されます。ノーベル賞について知っておきたいことを掲載します。

   ダイナマイトの発明者であるアルフレッド・ノーベル(1833~1896年)の遺言に従って始まった賞です。

   遺言に書かれていたことは、「私のすべての換金可能な財は、次の方法で処理されなくてはならない。私の遺言執行者が安全な有価証券に投資し継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする」でした。

   1888年に彼の兄がフランスのカンヌで亡くなったのですが、このときフランスのある新聞がアルフレッドが死去したと取り違え、「死の商人、死す」との見出しとともに報道したことで、彼は困惑し7年間考えた末に、1895年11月27日にパリのスウェーデン人・ノルウェー人クラブで3度目の遺言に署名しました。

   1900年にノーベル財団の設立法令がスウェーデン国王オスカル2世により公布され、1901年から授与式が始まりました。

   1905年まではスウェーデンとノルウェーは同君連合でしたが、1906年からは分離しました。しかし、ノーベル賞はそれまでと同様の体制で継続されています。

   当初のノーベル財団に資産は3100万クローナでしたが、2018年末の段階では43億3800万クローナ(約468億円)になっています。118年間で約140倍ですが、その間2度の世界大戦や経済恐慌などを経ているので、相当手堅い運用をしてきていると思います。

   授与する賞金は資産運用の状況で増減しています。2001年からは各部門当り1000万クローナでしたが、2012~2016年は800万クローナ、それ以降は900万クローナです。

   賞は全部で6部門がありますが、経済学賞は1968年に設立されました。ノーベル財団はノーベル賞ではないとの立場なので、スウェーデン国立銀行が賞金を捻出しています。

   選考する機関は賞によって異なります。
スウェーデン王立科学アカデミー:物理学賞、化学賞、経済学賞
スウェーデン・カロリンスカ研究所:生理学・医学賞
スウェーデン・アカデミー:文学賞
ノルウェー・ノーベル委員会:平和賞

   授与式は12月10日に行われます。平和賞を除く5部門はストックホルムのコンサートホールです。平和賞はノルウェー・オスロの市庁舎で行われます。

   これまでの国別獲得数トップ10は次の通りです。

誇らしいことに日本は6位に位置しています。

1位:アメリカ・275
2位:イギリス・88
3位:ドイツ・83
4位:フランス・56
5位:スウェーデン・29
6位:日本・28
7位:ロシア(旧ソ含む)・26
8位:カナダ・20
9位:スイス・19
9位:イタリア・19

センサーが「IoT」を広げ、「AI」を育て、人間の暮らしを豊かにする!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2019年12月06日(金)

センサーが「IoT」を広げ、「AI」を育て、人間の暮らしを豊かにする!

センサーとは、学術的に表現すると、自然現象や人工物の機械的、電磁気的、熱的、音響的、化学的性質あるいはそれらで示される空間情報・時間情報を、何らかの科学的原理を応用して、人間や機械が扱い易い別媒体の信号に置き換える装置のことを指します。
既に、かなり前からセンサーは使用されていて、我々もその名前はよく知っています。
このセンサーがインターネットの普及に伴い、最近は新たなビジネスモデルを作り出し、現代はまさにセンサー競争の時代と言っても良いのではないでしょうか?
センサーの歴史を見ると次の様に分けられます。
過去のセンサーの役割:検知
デジタル時代のセンサーの役割:検知、変換、処理
システム化した現代のセンサーの役割:検知、変換、処理、認識、分析、解釈
現代のセンサーを活用して急速に広がっているのが「IoT」です。これは「Internet of Things」の略称で、日本語では「モノのインターネット」と称しています。家電製品やIT機器、オモチャ、文具、自動車から社会インフラまで様々な分野でセンサーが活用されています。最近良く聞く「コンテクスト・アウェアネス」と言う言葉がありますが、これは、センサーで取得したデータを活用して、コンピュータや、場合によっては人工知能が認識・判断することを言います。現在の「IoT」はまさにこれを応用したものなのです。
「AI」として注目されている人工知能にもセンサーは欠かせません。コンピュータの技術が発達していることで、人工知能は学習すればするほど賢くなることは、一番難しいと言われる囲碁の世界でも証明されています。人工知能を賢くさせるための教材をセンサーが提供しているわけです。
人間の暮らしを豊かにする点については、外出していても、家のエアコンが自動稼働する様なコマーシャルがあること等で、沢山の人が認識しています。
新しい分野では、就業人口が減少して問題になっている農業でもセンサーが威力を発揮しそうです。稲作で最も大事な水管理について、水位などを把握するための水田センサーや自動給水弁といった機器を用いることで、これまで課題となっていた農業の技術伝承やコスト削減の問題を解決できる可能性が出て来ているのです。
さらに、人間の五感を拡張する為に人間の感覚をはるかに超える能力を持つセンサーを実現する技術開発が進んでいます。例えば「聴覚」です。京都大学では多くの音源が混じった音から、特定の音を自在に分離するマイク技術を開発しています。この技術を磨くと騒然とした群衆の中でもひそひそ話を聞き出すことが出来るそうです。補聴器の最大の課題は騒音下での聞き取りですから、このマイクが早期に完成することを期待します。

自衛隊と国防軍・専守防衛について!

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年12月05日(木)

自衛隊と国防軍・専守防衛について!

安部政権の最後の課題とも言える憲法改正について、第5代統合幕僚長の河野氏と同志社大学法学部教授の村田氏が、自衛隊と国防軍・専守防衛のテーマについて議論を行っています。その記事を読んで、これらのテーマについては自分もある程度の認識を持っておかなければならないと感じました。是非論は別にして、認識しておくべき内容と思える点を掲載しておきます。今後、国会でも議論が進んで行き、国民投票の事態も起こる可能性がありますので、その時の参考になるのではないでしょうか?

   自衛隊と国防軍
日本の自衛隊と普通の軍隊(国防軍)は考え方に違いがあるそうです。自衛隊は行使可能なものを列挙して、それ以外は原則禁止する考え方でポジティブ・リストと称します。理由は自衛隊が警察予備隊の系譜にあり、権力を行使する相手が国民であるため、法律で縛る必要があるからです。一方普通の軍隊(国防軍)は原則として規制がない中で、例外として禁止するものを規定する考え方でネガティブ・リストと称します。これは国際法を遵守するために、これだけはやってはいけないという前提に立っているからです。日本と諸外国のいわゆる軍隊では根本的な法体系が違うことが解ります。

安部政権がこだわる第9条への自衛隊明記案にお二人とも賛成はしていますが、河野氏は、本来は憲法に国防軍を規定して自衛隊法を廃止し、国防軍法をつくってネガティブ・リストに変更しなければいけないと指摘していますし、村田氏は、現代の様にサイバー攻撃などが起こりうる状況の中で、個別的自衛権と集団的自衛権を線引きするのはほとんど困難であることが典型的な例であるように、憲法には時代にそぐわない条項が少なくないことを指摘しています。

   専守防衛
憲法には記されていませんが、日本の防衛政策の基本は専守防衛であることが謳われています。専守防衛は突き詰めれば本土決戦を意味するので、万が一戦闘になった場合、戦術的に専守防衛で自衛隊の行動を縛ることは、かえって国民を危険にさらしかねないと河野氏は指摘しています。費用面でも攻撃兵器よりも防御兵器のほうが莫大な金額がかかるそうです。村田氏は、わが国が、アメリカに一定の発言力をもち、中国やロシアをある程度牽制できる力を保ち、大国としてのステータスを維持しながら生きていこうとするのか?それとも、大国間の権力闘争から身を引いて、小国としてじり貧ながらも幸せに暮らしていくのか?我々の覚悟が問われる時代になっていると指摘しています。


養老天命反転地を知っていますか?

カテゴリ: 散策 公開日:2019年12月04日(水)

養老天命反転地を知っていますか?

yorotenmei

不思議な感覚を覚える楕円形のフィールド・養老天命反転地は、岐阜県の養老鉄道養老線養老駅下車徒歩10分のところにあります。

1995年に開演したこの不思議な空間は、名古屋出身の美術家である荒川修作と妻で美術家のマドリン・ギンズが共同して構築したモダンアートの公園施設です。

見取り図の様に、楕円形のフィールドには「極限で似るものの家」から「精緻の塔」を通過して入ります。「極限で似るものの家」は、建物内の机や壁・天井が上下左右を全く無視した場所に配置されており、視覚的な錯覚を体感出来ます。楕円形のフィールドではまず「白昼の混乱地帯」で感覚が混乱し、その後、「もののあわれ変容器」、「宿命の家」、「切り閉じの間」、「陥入膜の径」、「地震」、「想像のへそ」を巡るのですが、例えば、通路の床面がいつのまにか壁面になるなど、起伏に富んだ地面が不思議な感じに構成されていて、これも感覚の不安定さや危うさを体全体で楽しむことが出来るそうです。

yorotenmei

東京からは少し遠いですが、これほど不思議な場所は日本にないとの評判もあるので、是非訪れてみたいと思います。

横浜・山下公園のイチョウ並木!

カテゴリ: 散策 公開日:2019年11月30日(土)

横浜・山下公園のイチョウ並木!

山下公園は関東大震災の復興事業として造成され、1930年に開園された公園で、横浜市曰く、「日本最初の臨海公園」だそうです。

昨日はとても天気がよかったので、横浜でも有数のイチョウ並木が見れると思い、山下公園を訪れてみました。平日のせいか、観光客はあまりいませんでしたが、1930年に貨客船として北米航路に就航し、太平洋戦争下の病院船を経て1960年に引退した氷川丸が、岸壁にどっしりと居座り、レストランとして公開されていました。

hikawamaru

みなとみらいの方面を眺めると、右側に海面の青色をお供にして、ランドマークの上にどこまでも広がる青空が見えます。さらに、遠くに停泊している巨大な客船がアクセントになり、素晴らしい絵を鑑賞している様な気分で、東京の都心に暮らす身としては滅多に経験できない体験をさせてもらいました。

minatomieai

日本大通りに並ぶ約400本のイチョウは、多少時期が早かったかもしてませんが、きれいに彩られ、黄色の落ち葉絨毯も敷かれていました。

yamasita

皆さんも是非訪れることをお薦めします!