御釜とトンガリロ湖!
御釜とトンガリロ湖!
御釜とトンガリロ湖が似ていると旅行愛好家の中では話題になっているらしいです。
御釜は宮城県と山形県の県境にある蔵王のカルデラにあります。標高1674メートルの五色岳という
中央火口丘の西側中腹にある直径約400mの 爆裂火口(山体の一部が吹き飛ばされて出来た火口で、
火砕丘がないのでくぼんだ地形)の底に水が溜まって出来た火山湖です。
御釜の水の色は、火山活動の有無で変化します。火山活動がない時期は、澄んだエメラルドグリーンです。
火山活動があると、湖底の沈殿物が舞い上がって白っぽく濁ります。
また、酸性度の変化により湖水の鉄分が酸化し、これが分離して水が赤みを帯びます。
さらに、条件によっては水中で化学反応が起き、硫化鉄が生成され水が黒っぽく見えるようにもなります。
このように、時間や天候などの条件により色が変化するため「五色湖」とも呼ばれています。
トンガリロ湖はニュージーランド北島のトンガリロ国立公園の中にあります。
この場所は1894年にニュージーランド初の国立公園になり、ユネスコの世界遺産
(自然と文化の複合遺産)に登録されました。この公園にはマオリ族古来の聖地であった最高峰で、
映画「ロード オブ ザ リング」登場する「滅びの山」のロケ地でも有名なルアペフ山(2797m)、
富士山のようなナウルホエ山(2291m)、そして活火山のトンガリロ山(1967m)がそびえています。
トンガリロ湖とは、トンガリロ山のクレーターに水が溜まって出来たもので点在しています。
どの湖も基本はエメラルドグリーンですが、火山地帯から浸出したミネラルの成分が違うため、色が微妙に異なります。
いずれの湖も見たことがないので、一度訪れてみたいものです。
ピアノとチェンバロ!
ピアノとチェンバロ!
グランドピアノとチェンバロの形は似ています。
歴史的にはチェンバロが14世紀末に誕生し、ピアノがその後16世紀末に生まれて、
その後、音のダイナミックレンジが広かったので、追い越してしまった歴史があるのです。
楽器ピアノの正式名称を知っていますか?
イタリア語なのですが「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」と称します。
意味は「弱い音と強い音の出るチェンバロ」です。
以前イタリアに滞在していた時は、ピアノのことをピノフォルテと教えられましたが、
正式にはこんなに長い名前で、チェンバロと関係があったとは知りませんでした。
一見似ているような2つの楽器ですが、根本的な違いがあります。
ピアノは鍵盤を押すとハンマーが弦を叩いて音を鳴らす「打弦楽器」ですが、
チェンバロはピックが上下して弦を弾く「撥弦楽器」で、音を出す仕組みが違うのです。
ピノにはペダルがありますが、チェンバロにはないのも大きな違いです。
音の伸ばし具合を調節することや、小さくするようなことができないので、
ピアノが重宝がられ、チェンバロが衰退したと言われています。
しかしながら、歴史はよみがえるではありませんが、現代音楽などで、その格調高い音に
注目して積極的に取り入れている奏者も出てきているそうです。
はやぶさ2の宇宙旅行は終わらない!
はやぶさ2の宇宙旅行は終わらない!
JAXAの発表によると、はやぶさ2は今年の12月6日に地球に接近してカプセルを放出する
予定です。落下させる場所はオーストラリアで、その後JAXAが回収して持ち帰った岩石などを
分析することになります。地球の起源を解明する手がかりにもなると期待されていますので、
回収後は再びはやぶさ2ブームになるでしょう!
本来であれば、はやぶさ2も回収して労をねぎらってあげたいところですが、JAXAはそんな
甘えは許さず次の指名を課すそうです。
354もある小惑星の中から候補を絞り、リュウグウで実施したことと同様の岩石回収をさせるのかも
しれません。今度の挑戦は10年越しの大旅行になるようです。
いつか帰還した時に、良くやった!と、日本中で祝杯を挙げたいものです!
通天閣!
通天閣!
大阪を訪れた時に行くべき場所はいくつもありますが、建造物としては大阪城と通天閣
ではないでしょうか?私も大阪は何十回となく訪れていますが、残念なことに、通天閣は
行ったことがありません。
JR環状線からよく見えるのですが、東京タワーを見慣れていたせいか、通天閣に魅力を
感じなくて疎遠になってしまいました。先入観にとらわれて好奇心を失うというのは
恥ずかしいことだと反省しています。
入門編として概要を掲載します。
通天閣は1912年に誕生した新世界です。パリのエッフェル塔を模して108mの
高さを誇り、当時としてはとてつもなく高いタワーだったと思います。
現在の通天閣は1956年に建設さえた2代目です。
新今宮駅を降りて大阪ムード丸出しのジャンジャン横町を5分ほど進んだ先に通天閣は
そびえています。スカイツリーや東京タワーに比べると国際色は感じられず、言わば、
庶民のタワーといった存在です。
本体の直下を市道が通っている関係で、低層階の1階入り口には、市道をまたぐように
4本の鉄製脚が四方に据えられています。そして、道路上の天井には復刻大天上画が
描かれています。
95mの最上階には特別展望台「展望パラダイス」があります。開放感に溢れ、大阪の
町並みが360度見渡せます。
5階には派手好きの大阪人が好む金ぴかの黄金の展望台があり、幸運の神様「ビリケン」の
神殿もあります。幸福を授かろうと、多くの訪問客が足の裏をなでています。
4階には光の展望台があり、夜になるとミラーボールが回り、派手な照明の演出が
行われます。これもまた、大阪らしい企画と言えるのではないでしょうか?
3階には約100年前の「新世界」のジオラマや映像などの展示があります。そのほか、
ここでしか手に入らない商品が買える売店やカフェなどがあります。
大阪城は幾度となく訪れたことがあるのですが、大阪人気質に触れるには通天閣が
一番コンパクトにまとまっているように思いますので、次回大阪を訪れる時は、
必ず通天閣行こうと思います!
日本のTVコマーシャルについて思うこと!
日本のTVコマーシャルについて思うこと!
コロナウイルスが出現してからTVをよく見るようになりました。TV番組はお笑い系の
タレントが司会をやるものが多いように思います。さすがに選ばれた人達なのか、
そつなくこなす人が多いのはお笑いタレントの特徴なのでしょうか?
外出自粛が要請されてからは、TVを見ている時に、自分の感情が日によって変化する
ことに気づきました。前向きな日は民報の番組を見ても気になりませんが、良い気分で
ないときはNHK系を見る傾向があります。理由は頻繁に出てくるコマーシャルです。
コロナウイルスが出現してから、免疫力が報道されるようになりました。免疫力を高める
ためにストレスを減らすのが大切で、その手段として笑うことがあるそうです。
外出自粛などがなく、気軽に多くの方と会話が出来るなら、多くの笑いが生まれますが、
一人や夫婦で四六時中顔をつきあわせているだけでは、なかなか笑う気分になりません。
そこで注目するのがコマーシャルです。民報は15分毎に流しているように思いますが
番組の良いところで中断するところが何とも言えない気分になります。
15秒か30秒の限られた時間に同じ内容を2回流すのは止めた方が良いと個人的には
思います。コロナウイルスが出現してからか、これまで通りなのかわかりませんが、
年配の方々向けに、健康に関連した製品の通販コマーシャルがものすごく多いように
思いますが如何でしょう?
コマーシャルを見ていると、つい笑ってしまう秀作もあれば、面白くないなーと思う駄作も
あります。2分も3分も笑い続けることはないのですが、生活習慣の中にある意外性が
表現されるとやるねーという笑いになります。はっとするような美点が表現されると
ウルっとくる微笑みになります。何れの場合もTVの前で拍手をするようにしています。
何故なら、その後に感じる心の安らぎがなかなか良いと思うからです。
駄作もイヤというほどあると感じます。派手な振り付けと内容が合致していないものや
何を言っているのか早口過ぎて分からないものなどが該当します。
しかし、秀作も駄作もコマーシャル作りには、広告代理店の社員やその下に存在する
制作会社のスタッフが常日頃アイデアをひねり出している世界があります。
あれやこれやと考えながら、TVコマーシャルを見るのも楽しく感じる今日この頃です。
2020年第2四半期の補聴器出荷台数!
2020年第2四半期の補聴器出荷台数!
2019年の補聴器出荷台数は待望の60万台を突破し、2020年は飛躍元年と
期待していましたが、新型コロナウイルスの影響が補聴器業界にも出ています。
ました。第1四半期の出荷台数は2019年同期比で2.9%の落ち込みでしたが
第2四半期(4月~6月)は29.1%の落ち込みとなってしまいました。
新型コロナウイルスで聞こえが改善するわけではないので、本来販売は減少するとは
思えないのですが、補聴器を試聴するときの密接感や、外出自粛で人との会話が少なく
なったことが影響している様に思われます。海外の一部補聴器メーカーではお客様が購入
された以降のアフターケアをリモートで対応するようなソフトや仕組みを構築しています。
外出が減り、社会的な会話の機会が少なくなると、ヘッドホーンやイヤホーンを使用する
傾向が増えるように思います。ヘッドホーンやイヤホーンを長時間、85デシベル以上の
音量で聞き続けると難聴になる傾向がありますから、是非、音量は85デシベル以下にして、
長い時間聞き続けないようにしてください!
1月~6月の数字で注目されるのは耳あな型の落ち込みが激しいことです。
既成耳あな型だけが前年を超えましたが、通信販売で補聴器の露出が増えていますから、
相当数の購入が通信販売に流れて鋳るのかもしれません。補聴器は個々人の状況に応じた
設定や調整が不可欠な医療機器ですから、安物買いの銭失いにならぬよう注意して下さい。
2020年1月~6月の詳細は次の通りです。
2020年 1月~6月(前年比) タイプ別構成比(前年の構成比)
合計 : 248,727( 84.0%)
ポケット型 : 7,004( 84.5%) 2.8% ( 2.8%)
耳かけ型 : 76,573( 86.5%) 30.8% (29.9%)
RIC型 : 94,797( 84.4%) 38.1% (37.9%)
メガネ型 : 147( 86.5%) 0.1% ( 0.1%)
耳あな型 : 59,102( 77.5%) 23.7% (25.8%)
既成耳あな型: 11,104(102.0%) 4.5% ( 3.6%)
藤井棋聖・誕生!
藤井棋聖・誕生!
藤井七段がついにやりましたー!
昨日行われた棋聖戦第4局で現在最強と言われる渡辺3冠を破り、新棋聖となりました。
新型コロナウイルス感染が復活し始め、政府が主導するGotoキャンペーンが物議を
醸し出している中、瀬戸市の地元の方々や将棋ファンだけでなく、日本中が諸手を挙げて
期待していたことが現実となりました。駅前では号外がまかれ、至るところで、老若問わず
歓喜の雄叫びを上げているのを見ると、羽生さんに続く国民栄誉賞を供与してほしいと
思いました。棋士や報道関係の人達によれば、17歳11ヶ月での初タイトルは、今後
破られない記録だろうとのことです。棋聖誕生の第4局の戦いについての解説は、
報道にお任せするとして、今回は将棋の世界で頂上を極めるのがどれだけ厳しいのか、
そして、藤井棋聖がどれだけ令和時代の神童なのかを記載してみようと思います。
○ 将棋の世界で藤井棋聖の前に、中学生でプロ棋士になったのは加藤九段、谷川九段、
羽生九段、渡辺二冠の4人だけです。名人のタイトルは加藤、谷川、羽生の3人、
竜王はそれ以前の十段位を含めると4人全員が取得しています。加藤九段は2017年
に引退されましたが、今でもTVで活躍される人気者です。現在は藤井棋聖に抜かれて
しまいましたが、4段デビューから7段昇段まで2年3ヶ月の17歳6ヶ月で通過した
記録の持ち主です。18歳3ヶ月で八段になった記録は残っていますから、
藤井棋聖が記録を塗り替えるか注目です。
谷川九段は21歳で最年少名人になったのが良く知られています。
羽生九段が躍進する前は圧倒的な第1人者でした。
羽生九段は99期のタイトル獲得をしています。2位は大山永世名人の80回ですから
正に前人未踏の大記録です。さらに、名人、竜王、棋聖、棋王、王位、王将、王座の
7タイトルにはそれぞれ永世称号があり、永世7冠の権利を持っているのは羽生九段
だけです。国民栄誉賞を授与されたことでも超有名です。もう一つ、通算勝利数ですが、
羽生九段は1461勝で2位の大山永世名人の1432勝を超えています。
渡辺2冠は名人こそタイトル戴冠していませんが、名人と並ぶタイトルである竜王では
9連覇を含め歴代最多回数を誇ります。
現役で通算タイトル獲得順位は1位羽生九段(99回)、2位谷川九段(27回)、
3位渡辺2冠(25回)になり、やはり中学生でプロになった棋士の活躍が目立ちます。
○ 藤井棋聖は2016年10月に4段としてプロ棋士になりました。
その後、新記録の29連勝などにより、2018年2月1日に5段に昇段しました。
そのわずか17日後に6段に、さらに5月17日に7段に昇段したのです。
わずか4ヶ月未満で2段階昇段したのはまさに驚きです。
このたび、新棋聖になりましたので、来年の棋聖戦でタイトルを失わない限り、1年間
藤井棋聖と紹介されます。タイトル称号を除き、現在のプロ棋士の段位は9段が
最上位となります。タイトル称号は別として、藤井棋聖がこれまでと同様に最年少で
昇段出来るのか注目されるところです。
○ 八段と九段への昇格条件は次の通りですが、最高タイトルが名人で2番目が竜王で
あることがよくわかります。
九段への昇段条件:
・竜王位を2期獲得、又は、
・名人位を1期獲得、又は、
・他のタイトルを3期獲得、又は、
・八段昇段後、公式戦で250勝
八段への昇段条件:
・竜王位を1期獲得、又は、
・名人位順位戦A級に昇級、又は、
・他のタイトルを2期獲得、又は、
・七段昇段後公式戦で190勝
藤井棋聖が18歳で8段になる可能性は3つあります。
1.現在進行中の竜王戦決勝トーナメントで優勝し、豊島竜王に挑戦して勝つこと。
2.木村王位との7番勝負であと2勝して戴冠すること。
3.公式戦で190勝すること。(20120年7月16日現在109勝)
九段になる最も速い方法は、今回の王位を戴冠し、来年どちらかの1期防衛です。
対戦するたびに益々強くなっている藤井棋聖に、我々の夢を託したいと思います!
線状降水帯!
線状降水帯!
昔はあまり気象報道で使われていなかった言葉ですが、ここ2~3年は良く耳にします。
特に、今年は多発していて、九州だけでなく各地に被害をもたらしています。
各地で被害に会われた方々にはお見舞いを申し上げます。
線状降水帯は、梅雨前線上に積乱雲が多発する現象です。今年に多数発生している理由をいくつか
挙げてみましょう。
○ 地球温暖化の影響を受けて、インド洋の海温が例年に比べ高く、そのためチベット高気圧が
大陸側から日本海方面まで張り出し、北の冷たい空気を日本方面に送っていることがあります。
○ その影響で、偏西風が蛇行して、例年より西日本側に沿って流れています。
○ 一方、梅雨前線を北に押し上げて夏の到来を担う太平洋高気圧は未だ張り出しパワーが不足して
います。理由は、インド洋の海面水温が平年より高いことで、赤道付近の熱帯太平洋の気圧が
例年より低下したままの状態にあることです。
○ 梅雨前線は北の寒気と南の暖気がぶつかるところで発生しますが、太平洋高気圧が弱いため
北に押し上げられず停滞しているのです。
○ 勢力が弱いといえども停滞している太平洋高気圧は、海面水温の上昇をまねいて、日本に
流れ込む水蒸気の量を増やします。それにより多数の積乱雲が発生し線状降水帯を形成します。
中国でも長江流域各地で洪水が多発しているようで、避難している方々も沢山いるそうです。
元凶は地球温暖化現象といわれていますから、今年だけの問題ではない可能性があります。
日本は国土が狭く、約73%が山地で森林が約66%を占めています。従い、大量の降水量により
河川の氾濫や山地の土砂崩れが発生しやすい地形なのです。河川の周囲や傾斜のきつい斜面の
そばには住まない等、居住環境を抜本的に見直さないとこの大きな課題は解決できないかも
しれません。政府の積極的勝つ迅速な介入が求められています!
王位戦第2局・藤井7段勝つ!
王位戦第2局・藤井7段勝つ!
昨日札幌で王位戦第2局が行われました。
個人的には4~5級程度の実力なので詳しいことはわかりませんが、藤井七段の応援を
兼ねて、16時くらいから終局までPCで中継を見ていました。2日目の封じ手を開いてから
香車を取り合うところまでは互角かなと思っていましたが、その後木村王位が飛車の頭に香車を
打ったところから、局面が激変し、木村王位が圧倒的に優位になったのです。
それからの木村王位の攻めは厳しく、藤井七段は時間を使って行きます。見ている私は
幾度となく藤井七段が負けたと思いましたが、巧妙な手を繰り出し危機を逃れて
いくのです。藤井七段の凄いところは単に逃げるだけでなく、相手の手が緩んだ時は、将来
の攻撃の仕掛けも打っていることろでした。最終的には、藤井七段が入玉を目指し巧妙に
逃げ続け、木村王位の王手攻撃が途切れたところで、木村王位の投了となったのです。
藤井七段を応援する者としては、最後までハラハラドキドキで、下手なアクション映画を
見るよりも、興奮と感動がありました。
終局後の感想戦では木村王位に勝ちの手立てがあったようですが、お互い8時間の
持ち時間を使い切り、秒読みでの読みあいでしたから、そのような余裕がなかったのかも
しれません。合計19時間以上の戦いでしたが、若干17歳がこれほどの集中力を維持
できるとは凄いことだと思います!
タイトル奪取がかかった、16日の棋聖戦第4局が楽しみです。