地球上の引力と重力の違い!
地球上の引力と重力の違い!
高校時代に習ったはずですが、引力と重力の違いと聞かれて即座に答えられない人もいるのでは
ないでしょうか?
引力といえば、イギリスの物理学者ニュートンが発見した万有引力が有名です。当時、重力という
概念は一般に知られていましたが、ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て、重力とは別に
質量を持つすべての物体には引力があることを発見しました。そして、二つの物体の間に働く引力は
2つの物体の質量に比例し、距離の2乗に反比例するという、万有引力の法則を導き出したのです。
典型的な例としては、地球と月の間に存在する万有引力の影響で起こる海の満潮と干潮があります。
地球上の重力とは地球そのものと、地球上の物質の間で働く力になります。この働く力は2つあり、
一つは万有引力ですが、もう一つは地球の自転による遠心力です。
リンゴが落ちたのは万有引力とニュートンは発見しましたが、引きつけ合う力としては万有引力と重力は同じことになります。
メリーゴーランドに乗って回ると外に引っ張られる感覚になりますが、これが遠心力です。リンゴの
場合は地球の遠心力の影響があまりにも小さく、引力と重力は同じの様に思えるのです。
重力に存在する遠心力を調べるのは緯度の異なる2つの場所で体重を量るのが分かりやすいです。
北極と南極の2極を軸にして地球は回転していますから、2極に近く緯度の高い場所は、
2極からの距離が短いので遠心力は弱く、緯度の低い赤道が距離が長く遠心力が大きくなるのです。
一つの例ですが、北海道で体重100キログラムの人は、沖縄では99.8kgになるそうです。
宇宙での話になると、引力という表現はあまり聞いたことがありません。
星も星雲も全て回転していることで、重力が使われるのでしょうか?
免疫システムと免疫力アップの生活習慣!
免疫システムと免疫力アップの生活習慣!
新型コロナウイルス感染数に振り回されている現状、治療薬やワクチン開発に関心が
集まっていますが、一方で免疫力の注目度も上がっています。
人間の免疫システムのついて最低限知っておくべき内容を掲載します。
・人間の免疫システムは主に2つの仕組みで成り立っています。
1.自然免疫:常に体内を監視し、侵入する外敵(細胞やウイルス)に対していち早く
攻撃態勢を整えます。次のような細胞があります。
樹状細胞:外敵の情報をリンパ球に伝えます。
マクロファージ:体内に侵入した細菌などの異物を食べる能力に優れていて、
食べた細菌を消化・殺菌することで、細菌感染を防いでいます。
また、取り込んだ異物の情報を後述のT細胞に伝えることができ、
より強力な獲得免疫を誘導します。
顆粒球:「好中球」「好酸球」「好塩基球」から成り、比較的大きな病原菌を
飲み込んで殺滅します。
NK細胞:体内では1兆個の細胞ができるなかで、遺伝的に出来そこないの
外敵細胞が5000個も含まれているそうです。それを見つけ出して
除去し、外から入ってきた異物を真っ先に叩くリンパ球の一種です。
自然免疫の中で外敵除去に大きな存在感があります。
2.獲得免疫:自然免疫では勝てないときに働きます。代表はB細胞とT細胞です。
B細胞:リンパ球の一種で、主に細菌やウイルスなど、小型の外敵に対抗します。
T細胞:リンパ球の一種で、がんなどを攻撃する免疫の主力細胞です。
強力な殺傷能力を有する「キラーT細胞」、それを活性化させる
「ヘルパーT細胞」、攻撃をストップさせる「サプレッサーT細胞」など、
さまざまな種類が確認されていて、各々連携をとりながら、多彩な攻撃を
展開します。
まとめると、免疫システムは体内に侵入した外敵に対し、まず自然免疫が攻撃を仕掛け、
それでも撃退できない場合は獲得免疫が出動するという、2段構えを講じています。
両者は密接な連携プレーであらゆる状況に対応します。
免疫力アップの生活習慣にはどのようなものがあるのでしょうか?
2つの免疫システムが常に機能していれば問題はあまり無いのですが、残念ながら、
自然免疫は獲得免疫のように強固ではないのです。NK細胞の活性はピークが20歳で、
歳と共に減少していく報告もあるそうです。いわゆる「免疫力が落ちる」というのは、
このように自然免疫の活性が弱まった状態を指します。従って、常日頃から自然免疫を
強くしておく必要があるのです。
○ 唾液の分泌:
唾液中に含まれる抗菌・殺菌作用のあるペルオキシターゼという酵素は、物質を
酸化させる力が強く、細胞内の遺伝子を傷つけ、がん化する原因をつくる活性酸素を
中和する働きを持っています。唾液の分泌に大事なのは、よく噛んで食べることです。
○ キノコ類:
積極的に摂取したいのはきのこ類です。きのこ類に含まれる多糖体のβ-グルカンは
NK細胞を活性化し、ウイルスに対して抵抗性があると言われています。
さらに、きのこ類は不溶性の食物繊維が多いため、便通が改善されやすくなり、
腸をキレイにする効果もあって、免疫力アップにつながります。
○ ファイトケミカル:
野菜や果物などに含まれる色素、香り、苦みなどの成分である植物性化学物質です。
免疫細胞のマクロファージを活性化し、さらに抗酸化作用もあります。特に抗酸化力が
強いと言われているのが、ブロッコリーの中に含まれるスルフォラファンです。
○ ビタミンC:
ビタミンCは、マクロファージやNK細胞を活性化する効果があります。ブロッコリー
の茎に豊富に含まれているので、薄く切ったり、茹でたりするのがおすすめです。
○ 腸内環境の整備:
腸は臓器の中でもっとも長く、約9mもあります。そして小腸と大腸を合わせた腸管に、
なんと体内の免疫細胞の60~70%が集まっています。特に、小腸は食べ物から
栄養を吸収すると同時に、病原菌の侵入を防がないといけない臓器です。
小腸の粘膜に分布しているパイエル板という器官に、大量のリンパ球が密集して
います。この腸管の免疫システムを整えておくことが何より大事ですが、そのカギを
握るのが、腸内細菌です。腸内細菌には、消化吸収の補助や免疫刺激などの健康維持を
導く善玉菌、有害物質をつくり出す悪玉菌、どちらでもない日和見菌の3種類が
あります。腸の免疫細胞が活性化するのには、善玉菌:日和見菌:悪玉菌の比率が
「2:7:1」の状態がベストだそうです。そして善玉菌の代表格が乳酸菌と
ビフィズス菌です。手軽に摂取出来る食品としてヨーグルトの出番となります。
ビフィズス菌は乳酸と酢酸を作り出し、酸に弱い悪玉菌の増殖を大腸で抑制します。
乳酸菌は小腸の粘膜をほどよく刺激して、免疫力を活性化させます。
死んで腸に届いても食物繊維と似た働きで、腸をキレイにしてくれる効果もあります。
但し、ビフィズス菌のように腸に定着しないので、毎日摂取する必要があります。
胃酸に弱いことも弱点なので、胃酸の影響を受けにくい食後30分以内に、
1日200gを目安に摂取するのがベストだそうです。
納豆も一役担っています。納豆菌が生み出す菌体物質は、ビフィズス菌などのエサに
なるので、腸内の善玉菌を増やします。豊富に含まれているビタミンB12は、
細胞の再生を促進し、免疫に大事な粘膜を強化してくれます。
善玉菌の天敵は便秘です。便がとどまる時間が長いほど悪玉菌が増殖し、その結果、
有害物質が増えて免疫機能に悪影響を与えます。便秘を防ぐには、朝食を食べて
大腸を刺激するのも効果的です。
○ ストレス対策:
一見関係無いように思いがちですが、予想以上に関係があります。何故なら、
免疫細胞の顆粒菌とリンパ球が自律神経の影響を受けているからです。
自立神経とは交感神経と副交感神経のバランスです。交感神経は日中の活動時
優位になり、顆粒金が増えます。
副交感神経は休息時に優位になりリンパ球が増えます。顆粒菌とリンパ球の
バランスは約6:4がベストですが、強いストレスを受けると、不安や緊張で
ずっと交感神経が働き続ける状態になり、顆粒球が増加します。
過剰な顆粒球はリンパ球の働きを抑止するので、免疫力が低下してしまいます。
さらに、NK細胞の動きが阻害されてしまうこともあります。何故なら、ストレスで
交感神経が優位になると、それを鎮めようと副腎皮質からコルチゾールという
ホルモンが分泌されますが、NK細胞がコルチゾールをくっつけてしまう受容体を
持っていることで、ホルモンが機能しなくなるためです。
ストレスを克服するためには、「笑うこと」、「楽しいことを考える」、「気にしすぎない」、
「ある程度、いい加減に生きる」、「完璧主義者を止める」等がキーワードだそうです。
適度な運動もストレス解消に役立ちます。過度な運動ではなく、一日5000歩を
目安に気楽に歩くのが良いそうですが、大切なのは継続性です。
○ 体温をキープする:
体温が低いと、全身の代謝が悪くなり、免疫細胞が働きにくくなます。免疫細胞が
弱まるのは体内温度が35度台。活発化するのは37度以上、わきの下の検温でいうと
36.5度以上だそうです。
体温を上げる方法のひとつが筋肉を鍛えることです。筋肉は基礎代謝の70%を占め、
体が生み出す熱の30~40%をつくっています。激しい筋トレをする必要はなく、
普段から体を動かし、さらに筋肉のもとになるたんぱく質を含んだ肉や魚を摂取する
ことで、筋肉量を落とさないように心がければよいといわれています。
夏場の冷房にも注意が必要です。免疫力が下がらないように足元や太い血管が通って
いる首や手首も冷やさないようにすることが大切です。
40℃位で15分の入浴も体温維持に効果があることは周知の事実です。
食品ではショウガがお薦めです。。辛み成分のジンゲロンが手足の先の血管を広げて
体温を上げる効果があり、香りのもとであるショウガオールは胃腸を刺激して、
体の深部体温を上げる効果があります。
7月11日は「国際人口デー」!
7月11日は「国際人口デー」!
1987年7月11日にユーゴスラビアで生まれたマテイ君は世界人口を50億人に
した赤ちゃんでした。国連人口基金(UNFPA)がそれを認定したのです。
UNFPAは50億人になったことを記念して、7月11日を世界人口デーにすることを
提案し、1990年に国連総会で国連デーの一つとして決定されました。
その後世界人口は増え続けています。70億人を超えたのが2011年でした。
国際連合・統計部人口部門が公開した世界人口白書2020によると、2019年の
世界人口は77億1500万人で、2018年から約8千万人増えています。
2050年には100億人を超える予測も出ているそうです。
人口が多い国ベスト10は次の通りです。
1位:中華人民共和国中国(14億4186万人)
2位:インド (13億6642万人)
3位:アメリカ合衆国 (3億3238万人)
4位:インドネシア (2億7063万人)
5位:パキスタン (2億1657万人)
6位:ブラジル (2億1105万人)
7位:ナイジェリア (2億0096万人)
8位:パングラデシュ (1億6305万人)
9位:ロシア (1億4587万人)
10位:メキシコ (1億2758万人)
日本は2018年では10位でしたが、2019年にメキシコに抜かれ11位に
なりました。毎年人口が減っていますので、今後もランクは下がると思われます。
ランクされた数字をみていると、中華人民共和国とインドが群を抜いて多いことが
分かります。アジア勢が半分の5カ国ランクされ、人口総数は34億5853万人で
10カ国全体の44億7637万人の77.3%を占めています。
アフリカ勢でナイジェリアがランクされています。2019年にはじめて2億人を
超えました。2050年には4億人を超えるともいわれています。
このように世界の人口は増加するペースが持続していますが、気象変動の影響で
農産物の収穫減少に加え、大量のバッタ発生などで、食料供給の危機も指摘されています。
健全な世界人口の増加とはどのようなものなのか、良く考える時代だと思います。
ブルックス・ブラザーズ経営破綻!
ブルックス・ブラザーズ経営破綻!
日本ではダーバンなどで有名だったレナウンが倒産したことに驚きましたが、米国では創業200年を超え、
世界最古の紳士服販売店であるブルックス・ブラザーズが米国連邦破産法第11章の適用を申請し、経営破綻しました。
この老舗は1890年代にボタンダウンシャツを発売して急速に人気を集めました。
日本には1979年に進出して53店舗を展開し、世界では40カ国以上に約500店舗を展開していました。
個人的には買ったことが無く、もしくは、買えなかったブランドですが、古くはリンカーンやケネディ大統領も
愛用したそうで、日本でもブルックス・ブラザーズファンは相当いるような気がします。
米国連邦破産法第11章は、日本では民事再生法に相当します。経営破綻の直接の原因は新型コロナウイルスだった様ですが、
間接的には就業時の服装がビジネススーツからカジュアルなものに換わっている現在の風潮があるようです。
同社の経営陣によると今回の米国連邦破産法第11章適用は、廃業では無く新たな資金提供者を見つけるためで
事業継続を目指すそうです。
折角200年以上続いている老舗ですから、新しいオーナーが見つかると良いですね!
しょうゆの種類!
しょうゆの種類!
日本人の調味料の定番と言えば、なんと言ってもしょうゆです。
魚料理にも肉料理にもつゆにも使われる大変便利な調味料です。30代の若かりし頃、
仕事のお客様と欧州旅行に行ったことがあるのですが、その客様は大のしょうゆ好きで、
「ステーキもしょうゆでしか食べない」と、得意そうな顔で話されていたのを覚えています。
ソースではなく醤油ですかと個人的には思ったものですが、熟年になれば成る程
醤油のありがたみが分かるようになりました。
さて、醤油の種類ですが、関東の「こい口しょうゆ」と関西の「うす口しょうゆ」が
代表的なものとして有名です。二つの違いを掲載します。
○ こい口しょうゆ:
日本の生産料の約80%を占めています。
関東で発達したしょうゆです。
原料は大豆・小麦。食塩です
香り・色・味のバランスに優れていると関東人は言います。
食塩分は約16%です。
○ うす口しょうゆ:
日本の生産量は20%以下です。
関西で発達したしょうゆで、関西人が「こい口しょうゆみたいな色が濃いしょうゆなど、
食べられない」等と言うせいか、生産料の割には存在感があります。
原料はこい口しょうゆと同じです。
見た目で違う淡色は、発酵を抑えたり、火入れ温度を調節することで作り出しています。
食塩分は約19%です。こい口しょうゆの方が多い様に感じますが、うす口しょうゆの
方が多いのは意外な感じがします。
この2つ以外に「たまりしょうゆ」、「白しょうゆ」、「再仕込みしょうゆ」が知られています。
○ たまりしょうゆ:
しょうゆの発祥はこのしょうゆとも言われています。
東海地方で消費されています。
原料はほとんどが大豆で小麦の割合は低いです。
とろりとして味わいが濃く、うまみ成分が多いのが特徴です。
食塩分は約18%です。
○ 白しょうゆ:
愛知県の三河地方で消費されているうす口しょうゆの一種です。
たまりしょうゆとは全く逆で、小麦の割合が多いです。
透明な琥珀色が特徴で、味は淡泊で香りが良いと言われています。
食塩分は約18%です。
○ 再仕込みしょうゆ:
甘露しょうゆとも言われ、生しょうゆに再び麹を入れて2度仕込み、
熟成期間を長く取る濃厚なしょうゆです。
発祥は山口県で、九州や山陰地方でも消費されています。
食塩分は約16%です。
皆さんはどのしょうゆを使っておられるでしょうか?
サンセールワインとクロタン・ド・シャヴィニョル!
サンセールワインとクロタン・ド・シャヴィニョル!
199年頃オリンピック記念金貨の仕事をしていた時に、モネドパリ(パリ造幣局)との
お付き合いがあり、しばしばモネドパリを訪れたことがありました。日本から飛行機で
シャルル・ド・ゴール空港に着くと、造幣局長お抱えのルノー20が待っていて、
直接パリ市内・オルセー美術館の横にあるモネドパリに連れて行ってくれるのです。
到着時間がお昼頃なので、3階の食堂で昼食を取りながら打ち合わせをしたものです。
その時必ず出てきたのがサンセール白ワインでした。当時の造幣局長に聞いたところ、
コスト・パフォーマンスが最高なフランスの白ワインはサンセールとコメントされたのが
今でも強烈な印象として残っています。
サンセールはパリから170km南のロワール地方に位置する白ワインの名産地です。
ソーヴィニヨン・ブランを使用した辛口のワインで、貝殻の土壌が育んだミネラル豊富な
キリリとしたアロマが特徴的で、さわやかな柑橘系の味わいを感じます。
代表的な銘柄は次の通りです。
プイィ・ヒュメ グリオット
サンセール・ブラン レ・ロマン
サンセール レ・モンタシャン
サンセール・ブラン クァルトロン
サンセール レ バロンヌ ブラン
サンセール シレックス
世界で料理によく使われ、ワインのつまみ似も合うチーズにシェーヴルチーズが
あります。シェーヴルチーズとは山羊の乳で作ったチーズで基本的には柔らかいチーズの
ことをさす総称です。牛乳からつくるチーズより歴史は古いと言われていますが、
山羊特有の強い個性のある風味が特徴で、やみつきになる人も多いそうです。
このタイプのチーズは黒い炭のついたもの、そのまま熟成させたもの、白カビを表皮に
植え付けたものがあり、その種類や熟成の度合いによって様々な食べ方が出来ます。
クロタン・ド・シャヴィニョルはシェーヴルチーズの一つですが、サンセールの丘の麓に
あるシャヴィニョル村で生まれたシェーヴルチーズです。同郷のよしみだとは思いますが
サンセールワインとクロタン・ド・シャヴィニョルが見事に調和するのだそうです。
ソーヴィ二ヨン・ブランの爽やかな酸味、ハーブのような上品で洗練された香り、
ミネラル感豊かなサンセールワインに、熟成具合が異なる3~4種類のシャヴィニョルを
用意しておくと、口の中で異なった世界が広がり、最高だそうです。
モネドパリで味わった記憶が無いので、早速挑戦してみましょう!
クロタン・ド・シャヴィニョルは世界で最も食されているシェーヴルチーズですが、
他にも下記のようなものがあります。
ヴァランセ:独特な四角すいというユニークな形をしています。
サント・モール・ド・トゥレーヌ:山羊のミルク特有の強い個性を持っています。
セル・シュール・シェール:ポプラの木炭の粉をまぶした饅頭型の山羊のチーズで
シェーブルタイプのチーズの中でも最高傑作の一つと
言われています。
プリニー・サン・ピエール:エッフェル塔の愛称があります。やや酸味が強いですが、
クリーミーで山羊乳特有の匂いも軽く、食べやすいです。
シャビシュー・デュ・ポワトー:ほどよい酸味とかすかな甘みが絶妙な味わいです。
皆さんも挑戦してみてください!
8000mの噴煙を上げる海底活火山・西之島!
8000mの噴煙を上げる海底活火山・西之島!
西之島は東京都の島ですが、下記画像の様に東京の南約1,000キロメートル、
父島の西約130キロメートルの太平洋上に位置しています。
海底火山の七島・硫黄島海嶺に属していて、付近では海底火山活動が活発です。
西之島の本体は海底から4000メートル・直径30キロメートルの大火山帯で、
その頂上部分が西之島になります。海底から見上げることが出来るとすれば、
富士山よりも高い山になります。
以前の面積は0.07平方キロメートル・海面からの高さ5.2メートルの島でした。
1973年に初めての噴火が発生し、面積が0.121平方メートルに拡大して、
その後も噴火活動は収まることを知らず、小規模噴火を繰り返しながら面積を広げて
きました。1978年時の島は画像の通り上部の旧島に新島が接続して大きくなって
います。
さらに、2019年段階では画像の様に、約2.9平方メートル・海面からの
高さが160メートルまで成長しています。
私の古希祝いではないのでしょうが、6月後半からさらに噴火活動が活発化しており、
7月に入ると噴煙が8000m以上にも達し、航空機の運行に影響を与えかねない規模に
なってきました。
島の周りは10メートル未満の浅瀬が広がっているので、噴火による溶岩が浅瀬に
流れ込むと、さらに面積が拡大しそうです。地球が生きていることが感じられます。
王位戦七番勝負の第1局・藤井七段勝利!
王位戦七番勝負の第1局・藤井七段勝利!
棋聖戦に続き2つめのタイトル王位戦の第1局で、藤井七段が30歳年長の木村王位を
下し先勝しました。先番の藤井七段が得意の角換わり腰掛け銀戦法を選び、木村王位が
それを受け手同型で対応する流れで始まりました。2日間で打たれたのはわずか95手
ですが、逆に言えば、1手の読みにかけた時間が長かったということだと思います。
2日目は木村王位が封じ手だった角で藤井七段の飛車を取った54手目から始まりました。
藤井七段は桂を取ってと金を作ります。素人の私にしてみれば、この交換は藤井七段が
圧倒的に不利だと思いましたが、プロの世界では互角だったようです。
60手目で木村王位が3・9馬と金を取りに行きます。この金が取られると木村王位に
一気の積み路が生まれます。つまり後がありません。普通は金を守る為に補強するか
逃げるかと素人は考えるのですが、藤井七段は違いました。61手目から95手目まで
攻め続けるのです。王位戦第1局を中継で観戦した中村太地七段は63手目の4・4桂は、
最後まで読み切っていないと打てない手だとコメントしていました。32手を読み切って
いたことを意味します。今回は30歳の差があるタイトル戦ですが、一番多い年齢差は
1989年に行われた棋王戦でした。26歳の南芳一棋王に66歳の大山十五世名人が
挑戦する対戦でした。現在の南九段は藤井七段が15歳の時に対戦したことがあります。
南九段曰く、230手の激闘だったのですが、途中で勝勢になって負けるとは思っていませんでした。
普通なら諦めてくれる将棋でも、彼は最後までいい加減には指さないので
大逆転負けを喫したそうです。さらに、現在の藤井七段について、「どんな相手からも
経験したことのないような強さがあるように思います。今まではむしろ本当の力を
発揮できていなかったのではないでしょうか」とコメントしています。
このコメントには素人の私も賛成です。詰め将棋で培った読みの深さが、タイトル戦の
特徴である長時間の持ち時間で、藤井七段の能力をさらに磨き上げているような
気がしてなりません。
未だ17歳ですから頭脳も柔軟で、吸収力は大人よりはるかに勝っているように思います。
以前のブログで記載した様に、棋聖と王位の2冠達成が益々現実味を帯びてきました!
株杉を知っていますか?
株杉を知っていますか?
日本で一番多く植えられている杉は花粉症の源で有名です。
分類としてはマツ網・ヒノキ科・スギ属のスギ種になります。
スギにはどんな種類があるかといえば、基本的には1種で屋久島スギ・日光スギ・
吉野スギ・秋田スギなど、地名を付けて呼ばれています。
ところが、とても風変わりな株杉というのがあります。
場所は岐阜県関市坂取の21世紀の森公園です。
株杉は形状から3種類に分けられています。
A型:根頸萌芽タイプで地際から萌芽したものです。
B型:株萌芽タイプで親株の立条枝が2-6m高で株立ちしたものです。
C型:根頸+株萌芽タイプで地際から株立ちしたものが台杉に移行したものです。
最長樹齢500年ともいわれ、最も大きいものの幹周りは約5mもあるそうです。
B型の立条枝が2-6m高から株立ちしているのは、この地区の冬に相当の雪が降る
ことに影響されている様です。
残炎ながら、大型の株杉はすべて部分的に腐朽が進行しているらしく、いつ倒木するか
分からないそうなので、株杉が元気なうちに見学した方が良さそうです。
唯一問題なのは交通機関です。公共交通機関で訪れるとすれば、岐阜バス岐阜板取線、
または関シティバス関板取線の「洞戸栗原車庫(終点)」で下車し、板取地域バスに
乗り換えて、「21世紀の森」バス停から徒歩200mです。
インバウンド需要が見込めない中、我々日本人が日本紀行を積極的に取り組もうでは
ありませんか!
フランス・スイーツの名前の由来が面白い!
フランス・スイーツの名前の由来が面白い!
日本で有名なフランスのスイーツは結構あります。その中で代表的なスイーツの名前を
調べてみたら、フランス人の名付けセンスはこんな感じなのかと思い結構面白いです。
それではいくつか見てみましょう!
シュウークリーム:
羊羹とシュークリームはどちらが太るかと言えば羊羹です。シュークリームは見た目が
太りそうな感じがありますが、意外と糖分は少ない様です。そんなシュークリームの
「シュー」はフランス語で「キャベツの薄い皮」という意味だそうです。
本当にキャベツの皮でクリームを来るんだわけではないと思いますが(真実は未確認
ですが)、シューの形状をキャベツと発想Sるところが面白いです。
ミルフィーユ:
これは以前滞在していたイタリアにもよくありましたので意味は分かります。
「ミル」は数字の1000ですから、あたかもパイ生地を薄く伸ばし、1000枚
重ねた様なイメージで名付けられました。実際には1000枚ほどありませんが
雰囲気は伝わってきます。尚、「フィーユ」は葉っぱの意味です。
エクレア:
表面にチョコレートを塗った細長いシュウクリームのイメージで、昔一番好きだった
スイーツですが、その名前の由来は知りませんでした。
フランス語でエクレールと発音しますが、その意味は何と「稲妻」ではありませんか!
何故このような名前が付いたかと言うと、中身のクリームが飛び出さないうちに、
稲妻の如く素早く食べなければならないからだそうです。あまりにもかけ離れた
名前の付け方なので、名前の由来は他にもありそうです?
フィナンシェ:
個人的にはほとんど食べたことがないスイーツですが、日本の女性には相当人気が
あるようです。製法は卵白・砂糖・粉末アーモンド・小麦粉・焦がしバターをまぜて、
長方形の浅い型に入れて作る焼き菓子です。そもそもこれをスイーツと言って良いのかも
分かりません。
「フィナンシエ」の意味はスイートとは全く関係のない「財界人」です。財界人と言えば
お金持ちの象徴の様に思えますので、フィナンシエがゴールドバーに似ていることから、
命名されたそうです。ゴールドバーは高くて買えませんので、フィナンシエを食べることで
ゴールドバーを手に入れた気分になりましょう!
シフォンケーキ:
これもまた個人的にはあまり食べたことがないスイーツです。
スイーツの本を紐解くと、このスイーツはバターを使わないスポンジケーキで、シフォンの
様にきめが細かい食感があると書いてあります。シフォンとは絹モスリンとも言われ、
極めて地を薄く平織りにした絹織物だそうです。
一方、仏和辞典でシフォンを調べたら、ぼろ切れ・雑巾が最初に出てきます。
優雅なイメージの絹織物とぼろ切れでは差がありすぎるように思いますが、フランス人の
ユーモアなのでしょうか?