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世界の4大文明+2文明!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年12月06日(木)

世界の4大文明+2文明!

世界の4大文明と言えばナイル川沿いのエジプト、チグリス・ユーフラテス川沿いのメソポタミア、インダス川沿いのインダス、黄河沿いの黄河であることは誰かもが知っていますが、世界史の見方を変えると、六大文明とする分類法があるそうです。これらの二つは、メキシコ高原からパナマ地峡にわたる地域に起こったマヤ文明、オルメカ文明、テオティワカン文明などの総称「メソアメリカ文明」と、インカ文明を含む南米のアンデス地帯に起こった小文明の総称「アンデス文明」です。この二つの文明には大河がないので、「大河=文明発生の必要条件」ではなくなります。人類の歴史を紐解くと、人類は誕生したアフリカ大陸を飛び出してユーラシア大陸に定住しました。数万年はそのままだったようですが、今から1万4000~1万3000年前、その子孫の一部がベーリング海峡を渡り、アメリカ大陸に足を踏み入れたとされています。当時は氷河期でベーリング海峡近辺の海面は現在よりも約100メートル低く、ロシアとアラスカはいわゆる地続きの状態だったので、人類は歩いて渡ることができたと推測されています。わざわざベーリング地峡という極寒の地を越え新世界へと渡った理由は、人類が持つ未知の世界への冒険心だったのでなないでしょうか?その後南下していくのですが、アメリカ大陸の最南端にたどり着くまでには、ロッキー山脈、西シエラマドレ山脈(メキシコの北西から南東に連なる大山脈)、アンデス山脈という大きな山を通過しなければなりません。現在のチリの最南端に到達したのは、およそ1000年後とされています。専門家によれば相当早い速度での移動だったそうです。大河沿いではなく高地で発展した二つの文明は、1492年にコロンブスが新世界に到達すると、運命が大きく変わってしまいました。最初は関係が急速に密になって行きましたが、その後、メソアメリカ文明のアステカ帝国も、アンデス文明のインカ帝国も、スペイン人のコンキスタドール(征服者)によってあっという間に滅ぼされてしまったのです。しかし、二つの文明は世界に多大な貢献を果たしました。メソアメリカ文明のトウモロコシとアンデス文明のジャガイモです。スペイン人によってヨーロッパにもたらされたこの2つの農作物、特に寒冷地に強く、生産性の高いジャガイモは、後にヨーロッパ人を深刻な食糧危機から救うことになりました。ジャガイモは芽に毒があることなどから、当初は食料として栽培されることは少なかったようですが、徐々に栽培のしやすさや収穫量の多さが注目され、三十年戦争で国土が荒廃し、飢饉に見舞われたプロイセン王国では、国王の勅命により作付けが強制されるまでになったのです。その後も人類の食糧危機を何度も救い、今では世界中の人々に愛される作物となりました。これらの農作物がもしヨーロッパに渡ってなかったら、世界の人口は現在のようには増えていなかったかもしれません。


M-1グランプリ2018!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年12月03日(月)

M-1グランプリ2018!

昨晩TVをつけたら、偶然M-1グランプリを放映していたので見てみました。普段、漫才は見ないのでどういうものが良いのかわからないのですが、あるネタに対し「ボケ」役と「つっこみ」役が丁々発止のやり取りとジェスチャーで観客を如何に笑わせるかを競っていました。優勝は一番若い霜降り明星というわけのわからない名前のペアが優勝しました。2位はこれまで2期連続で準優勝だった和牛がまたも準優勝でした。個人的には和牛が優勝と思いましたが、7人の審査員が4対3と割れて、霜降り明星が優勝したのです。和牛は両方とも言葉がハッキリしていてよく理解できますし、ジェスチャーも大変上手だと思いました。霜降り明星はものすごい速さで喋ります。他にも同じような感じのペアがいくつかいたのですが、このペアは両方が喋りまくりの感じで、何を言っているのかわからない場面が数多くありました。片方ずつではなく同時にしゃべられると難聴の人には厳しく、せっかくの漫才が面白くなくなってしまいます。もう少しゆっくり喋る漫才にルール変更してはどうでしょうか?

 

日本人が選ぶ世界三大一覧(抜粋)!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年11月30日(金)

日本人が選ぶ世界三大一覧(抜粋)!

日本人は「日本三大名山(富士山、白山、立山)」というような「三大」が好きで、様々なジャンルで選ばれています。この傾向は日本だけに限らず、世界についても様々な三大の選択をしています。常識や知識を増やすためにはとてもいいと思いますが、関係する企業、業界団体、団体等の宣伝目的で設けられる場合がありますし、そもそも、個人の価値観により、人それぞれによって異なる物でもある点に留意しましょう!いくつかを掲載します。

世界三大河川:アマゾン川、ナイル川、ミシシッピ川

世界三大瀑布:イグアスの滝、ヴィクトリアの滝、ナイアガラの滝

世界三大花木:カエンボク、ジャカランダ、ホウオウボク

世界三大図書館:アメリカ議会図書館、大英図書館、フランス国立図書館

世界三大秘宝:ツタンカーメン黄金のマスク、ミロのヴィーナス、モナ・リザ

世界三大歌劇場:ウィーン国立歌劇場、スカラ座、メトロポリタン歌劇場

世界三大美術館:メトロポリタン美術、ルーヴル美術館、エルミタージュ美術館

世界三大国際映画祭:カンヌ映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭

世界三大管弦楽団:ウィーン・フィル、ベルリンフィル、ロイヤル・コンセントヘボウ

世界三大ファッション都市:ロンドン、ニューヨーク、パリ

世界三大料理:中華料理、フランス料理、トルコ料理

世界三大スープ:ボルシチ、フカヒレ、トムヤムクン又はブイヤベース

世界三大珍味:キャビア、トリフュ、フォアグラ

世界三大聖堂:サン・ピエトロ大聖堂、セビリア大聖堂、セント・ポール大聖堂

世界三大ツール:ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、プエルタ・ア・エスパーニャ

世界三大植物園:キューガーデン、ニューヨーク植物園、ベルリン・ダーレム植物園

世界三大珍獣:ジャイアントパンダ、オカピ、コビトカバ

世界三大法典:ナポレオン法典、ハンムラビ法典、ローマ法大全

第20回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年11月28日(水)

第20回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会!

「お米のソムリエ」とも称される「米・食味鑑定士」が、国内外から集められたお米を食味してその年の金賞を決める、2018年の「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」が11月26~27日の2日間、岐阜県高山市の高山市民文化会館で開催されました。米の食味という観点から、また、衰退しつつあった「地方・農業・稲作の復興」を後押しする目的で、20年前に米・食味鑑定士協会が設立されました。その年の第1回大会の出品数は、わずか100検体に満たなかったのですが、年ごとに広まりをみせ、今年は過去最高の5717検体が出品されるまでに成長したのです。第10回から海外米も出品される国際大会となり、今年の5717検体のうち26検体が台湾や中国から寄せられ、また、63校の高校から159検体が出品されるなどバラエティーに富む、最大級の「お米のコンクール」となっています。審査プロセスが相当厳格なので掲載します。

審査は1~3次の3段階あり、計測データによる定量と、官能審査と呼ばれる定性の両面から行われる。まず1次審査では、玄米の状態で食味分析計を使い、水分、タンパク質、アミロース、脂肪酸を計測します。これを「食味値」として、普通米の場合、85点以上を獲得したものが選ばれ、各検体が入った袋に計測データの印字されたラベルが貼り付けられます。さらに、殻粒判別器を使って、損傷や被害の有無が分かる整粒値(普通米で75%以上)を計測します。この計測データもラベルが貼られ、2つの検査を通過した玄米が、2次審査へと進むことが出来ます。2次審査では、味度(みど)計という専用の精米機で精米しながら白米のうまみ成分である「おねば層」を測ることで味度値を計測します。1次審査と2次審査の合計値によって、30人の審査員による3次審査の官能審査に進むことが出来るのです。今回は45検体が選出されました。審査員たちは、外観、香り、かたさ、粘り、甘み、のど越しなど、多岐にわたる項目を次々にチェックしながら選別していきます。外観チェックは、見た目の光沢や炊き上がりの粒の大きさが揃っているかについて観察します。香りはふくよかで甘みがあるかどうか、香りの強弱も含めて評価します。噛んだときの弾力性、噛んだ後のねばり具合もチェックします。そして甘みは、舌先と上あごでご飯を押しつぶしながら鑑定します。最後にひと口食べて、総合的な美味しさやのど越しのよさをチェックしますが、のどを通るときに口から鼻に抜ける香りは、香りがよく分かるポイントだそうです。審査後、各審査員が最も高い点数である5検体を投票し、30人合計で獲得数の多かったお米が金賞に輝くことになります。今年の金賞受賞米は20検体が選ばれました。大量生産できないものもあり、全てが一般に流通されるとは限らない為、現時点で20検体の名前が公表されていないようです。唯一、20検体のうち12検体が飛騨地区のお米であることはわかっています。

世界の名画に出会える美術展!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年11月27日(火)

世界の名画に出会える美術展!

紅葉が真っ盛りのこの頃、芸術の秋に相応しく世界の有名画家たちの作品が来日しています。いくつかを掲載します。

  フェルメール展:

17世紀のオランダ絵画を代表し、国内外で不動の人気を誇る画家の1人であるヨハネス・フェルメールの現存する作品は世界にたった35点しかないともいわれていますが、今回はそのうち「牛乳を注ぐ女」、「手紙を書く女」など9点が東京に来ています。

会場:上野の森美術館 ※日時指定入場制
期間:2018年10月5日~2019年2月3日
時間:9:30~20:30、2019年1月1日~2月3日は9:00~20:30

休館日:12月13日

  ムンク展―共鳴する魂の叫び

エドヴァルド・ムンクの故郷、ノルウェーの首都にあるオスロ市立ムンク美術館から珠玉のコレクションを中心に、「叫び」や「生命のダンス」を含む約60点の油彩の名品、版画などを加えた合計約100点が来日しています。本展は、愛や死を主題とする初期の作品から、故郷の自然をとらえた美しい風景画、明るい色が彩る晩年の作品まで、巨匠・ムンクの生涯を辿りながら、60年にわたる画業を振り返ることのできる回顧展でもあります。

会場:東京都美術館 企画展示室
期間:2018年10月27日~2019年1月20日
時間:9:30~17:30※金曜日は20:00まで開室
休室日:月曜日 (ただし、11月26日、12月10日、24日、1月14日は開室)、12月25日、12月31日、1月1日、1月15日

  オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展

19世紀末から20世紀前半にかけてフランスで活躍した画家のピエール・ボナールは、浮世絵の美学を自らの絵画に積極的に取り込み、「日本かぶれのナビ」の異名を取るほど日本美術の愛好者でした。そんなボナールの作品が、オルセー美術館より一挙来日しています。「庭の女性達」や「餌をねだる猫」などの絵画だけでなく、版画や挿絵本、写真といったさまざまなジャンルにまでに及ぶ130点超の展示です。
会場:国立新美術館 企画展示室1E
期間:2018年9月26日~12月17日
時間:10:00~18:00※金・土曜日は20:00まで開館
休館日:火曜日

  フィリップス・コレクション展 

アメリカで最も優れた私立美術館の一つであるフィリップス・コレクションの所蔵品のなかから、アングル、コロー、ドラクロワなど19世紀の巨匠、クールベ、近代絵画の父と呼ばれるマネ、印象派のドガ、モネ、印象派以降の絵画を牽引したセザンヌ、ゴーガン、クレー、ピカソ、ブラックらの近代美術作品75点が一堂に会しています。
会場:三菱一号館美術館
期間:2018年10月17日~2019年2月11日
時間:10:00~18:00※祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は21:00まで開館
休館日:月曜日(ただし、祝日・振替休日の場合、会期最終週とトークフリーデーの11月26日、1月28日は開館)12月31日、1月1日

タコとイカ!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年11月22日(木)

タコとイカ!

頭から足が生えているので頭足類と称されるタコとイカは日本でよく食べられています。

最近までコレステロールのかたまりだと思っていましたが、あるお医者さんから「良質なたんぱく質」と聞いて考え方を変えました。そもそも日本でタコとイカはどちらが多く食べられているのでしょうか?答えは単純で漁獲量が圧倒的に違います。イカの世界全体の漁獲量は約350万トンで日本はその約30%の100万トンを消費しています。日本だけでは需要を賄えないので大部分は中国やペルーなどから輸入しています。タコの世界全体の漁獲量は約35万トンで日本はその約60%の21万トンを消費しています。こちらも日本の需要を賄えないので、大部分をモーリタニア、モロッコ、中国などから輸入しています。日本が世界の60%を食しているのは驚きですが、中国は食べる習慣がないですし、アルプス以北の欧州も食べる習慣が無いのが影響しているかもしれません。イギリスなどはデビルフィシュと呼んでいるくらいです。

タコとイカの栄養成分をみてみると確かに違いがあります。

タコの主な栄養成分(可食部100gあたり):

タンパク質:16.4g

ナイアシン:2.2mg

ビタミンB12:1.3μg

ビタミンE:1.9mg

亜鉛:1.6mg

イカの主な栄養成分(可食部100gあたり):

タンパク質:17.9g

ナイアシン:4.0mg

セレン:41μg

ビタミンB12:4.9μg

ビタミンB1:0.13mg

タコもイカも上記栄養成分以外に注目されるのがタウリンです。タウリンは魚介の中でもとくに貝類やイカ、タコ、魚の血合肉に多く含まれ、動脈硬化の予防、肝機能を高める、二日酔いの予防、糖尿病の予防、免疫機能の向上など、様々な効果が期待されています。とくに、イカよりも多いタコの含有量は魚介のなかでもトップクラスの量です。そもそもタコは、低脂肪とはいえ動脈硬化の原因となるコレステロールが多いことから、長く敬遠されがちでしたが、近年タコの豊富なタウリンにコレステロール値を下げる働きがあることがわかり、その役回りが大きく変化し、一躍コレステロールを抑える健康食材としての価値が高められました。ナイアシンも二日酔い解消に良いとされています。その他、脂質・糖質の代謝にすぐれたビタミンB2も、他の魚の2~5倍と大変豊富に含まれています。ビタミンB2は加熱によって損なわれるものの、刺身ならばそっくり取ることができ、粘膜や皮膚、髪を保護するとともに細胞の再生をサポートします。イカのたんぱく質は量こそ一般的な魚よりやや少なめながら、その質の良さと吸収しやすさは牛乳にも匹敵します。また、ホタルイカは全体を食べることから、そのビタミンAはウナギを上回ります。これからは、「ヒョウモンダコ」以外、タコやイカを積極的に食べることにしましょう!「ヒョウモンダコ」はヒョウ柄の青い模様があり、成長してもわずか10センチほどにしかならない小柄のタコダコですが、テトロドトキシンというフグと同じ毒を持っていて、この毒が人間の体内に入ると、最悪の場合、死に至ることもある“猛毒ダコ”です。唾液腺と、それだけではなくて筋肉と皮にもテトロドトキシンがあることがわかり、触ってもためだそうです。暖かい地域に生息するヒョウモンダコは、日本の冷たい海では冬を越すことができないため、本来、この時期は少なくなる傾向があります。しかし、今年は夏の猛暑の影響などで海水温が高いため、いまだ活発なままでいて、最近、神奈川県やその他各地で目撃が相次いでいます。海に行かれるときは十分注意してください。


日本の超高層ビル!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年11月21日(水)

日本の超高層ビル!

2018年現在日本で一番高いビルは大阪にあるあべのハルカス(300m)であることは誰もが知っていることです。東京にも沢山超高層ビルがあり、超高層ビル事情を少し調べて見ました。

日本の建物の高さ:

1919年に施行された市街地建築物法によって、建築物の高さが100尺(約30.303m)に制限されました。英国の高さ制限100フィート(30.48m)にならったものでした。1950年に施行された建築基準法でも31mの高さ制限が受け継がれました。その後、1964年の東京オリンピックを前に建築基準法が改正され、容積率による規制が導入されました。これにより、高さ31mを超えるビルが建てられるようになり、1968年には日本における最初の超高層ビルである霞が関ビルディング(147m)が建設されました。

100m以上のビルを超高層ビルと呼び始めたのも霞が関ビルディングでした。1970年6月1日の建築基準法改正によって絶対高さ制限が撤廃され、容積率規制が全面導入されました。それにより、地方都市でも高さ31mを超えるビルが建ち始め、また、新宿副都心などの開発計画が本格化し、この頃に日本の都市部では超高層化時代に突入したといえます。さらなる超高層ビルをスーパートール(高層ビル・都市居住協議会の基準による300m以上の超高層建築物)と称しますが、現在はあべのハルカスしかありません。これは耐震構造・地盤・建設費等の理由もありますが、航空法に基づく高さ規制が大きく関わっています。簡単に言えば空港滑走路からの距離で定まります。滑走路の中心にある標点の標高を基準に制限表面と呼ばれる高さ規制があり、標点から半径4kmまでは標点の標高プラス45m、そこからすり鉢状に高くなり空港から16.5kmから24kmの範囲内では標点の標高プラス295mに制限されています。高い建物が建造できないもう一つの理由があります。建築基準法では敷地面積に対して建物の延べ床面積が定められている為、階数が多い超高層ビルが作りづらいのです。

超高層ビルの構造:

最初に使われた構造は鉄骨造(S造)です。1931年に建てられたニューヨークのエンパイア・ステート・ビルは、この鉄骨造(S造)でした。次に登場したのは鉄筋コンクリート造(RC造)でした、その後、超高層ビルの構造は、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)が中心になりました。鉄筋コンクリート造(RC造)よりも粘りに優れ、鉄骨造(S造)よりも剛性に優れていたからです。さらにその後は、コンクリート充填鋼管構造(CFT)が主流になっています。近年は、高強度のコンクリートが開発され、再びRC造も増えています。世界一高いブルジュ・ハリファでは、153階までがRC造、それ以上がS造です。

超高層ビルの問題:

日本の超高層ビルの問題と言えばだれもが地震対策と指摘すると思いますが、地震と同様に問題なのが風対策です。高層ビルの近くに行くと地上でも結構風が吹いている経験は皆さんお持ちだと思いますが、上空はさらに風が強いため、超高層ビルでは150km/hを超える強風に耐えなければなりません。建物自体の強さだけでなく、外壁やガラスの安全性も確認する必要があります。さらに風は、建物にぶつかると上下左右に分かれ、吹き降ろしや吹き上げ、渦を伴った剥離流など複雑な風を発生させます。このような風の影響を抑えるため、超高層ビルでは、建物の角を丸めたり、低層部を大きくしたりしています。

日本の建築・高さ日本1の歴史:(高さ日本1の歴史を見るととても懐かしい気がします。)

1935年 三越本店                              60m        (7階)
1936年 国会議事堂中央塔                65m        (9階)
1964年 ホテルニューオータニ本館  73m        (17階)
1963年 霞が関ビルディング           156m      (36階)
1970年 世界貿易センタービル       163m       (40階)
1971年 京王プラザホテル              179m       (47階)
1974年 新宿住友ビル                     210m       (52階)
1974年 新宿三井ビル                     225m       (55階)
1978年 サンシャイン60              239.7m(60階)
1991年 東京都庁第一本庁舎          243m       (48階)
1993年 横浜ランドマークタワー   296m       (70階)
2014年 あべのハルカス                 300m       (60階)

2018年現在の超高層ビル・トップ10:

1位: あべのハルカス            300m   60階 大阪

2位: 横浜ランドマークタワー        296m   70階 横浜

3位: りんくうゲートタワービル       256.1m 56階 大阪

4位: 大阪府咲洲庁舎(さきしまコスモタワー 256m   55階 大阪

5位: ミッドタウン・タワー         248.1m 54階 東京

6位: ミッドランドスクエア         247m   47階 名古屋

7位: JRセントラルタワー         245m   51階 名古屋

8位: 虎ノ門ヒルズ             244.4m 52階 東京

9位: 東京都庁第一本庁舎          243.4m 48階 東京

10位:NTTドコモ代々木ビル        239.9m 27階 東京

13年間1位を守り続けたサンシャイン60(239.7m)は現在11位になりました。

世界の超高層ビル・トップ10:
1位:ブルジュ・ハリファ          828m   ドバイ

2位:上海中心               632m   上海

3位:アブラージュ・アル。ベイト・タワーズ 601m   サウジアラビア

4位:平安国際金融中心           600m   深圳

5位:高銀金融117            597m   天津

6位:第2ロッテワールドタワー       555m   ソウル

7位:ワン・ワールドトレードセンター    541m   ニューヨーク

8位:CTF金融センター          530m   広東

9位:ウィリス・タワー           527,3m シカゴ

10位:台北101             509m   台北

尚、高さ1000mの超々高層ビル「ジッダ・タワー」がサウジアラビアで建設中です。完成すれば世界一高いビルになります。

世界で最も優れたエアライン!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年11月20日(火)

世界で最も優れたエアライン!

エアラインレーティングスが2019年版世界の最も優れた航空会社を発表しました。同社の7人の編集者が、機体の使用年数、乗客の声、カスタマーサービス、スタッフ間の関係、新規投資、財務状況など、12の基準で航空各社を評価したものです。それによると、昨年まで5年連続1位だったニュージーランド航空を破り、シンガポール航空が1位になりました。素晴らしい機内サービス、ボーイング787-10ドリームライナー、エアバスA350-900ULRといった最新鋭機の導入に加えて、新しい内装、運航の安全性、そして世界最長フライトとなるシンガポール - ニューヨーク間のノンストップ・フライトの再就航も高く評価されたようです。不思議なことに、ヨーロッパと北米の航空会社はトップ10に選ばれませんでした。トップ10を掲載します。

1位: シンガポール航空

2位: ニュージーランド航空

3位: カンタス航空

4位: カタール航空

5位: ヴァージン・アトランティック航空

6位: エミレーツ航空
7位: 全日本空輸

8位: エバー航空
9位: キャセイパシフィック航空

10位: 日本航空

日本は島国!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年11月18日(日)

日本は島国!

日本には島がいくつあるでしょうか?「日本統計年鑑」によれば、島の総数は6852です。国が定義する「島」とは「周囲100m以上の天然の陸地」です。島が多いことで有名は瀬戸内海にいくつ島があるでしょうか?答えは727です。あまり広くない面積に全体の10%以上があるのも驚きです。6852島の中で住民が暮らしているのはおよそ400島で全体の6%弱でしかありません。神奈川県横須賀市の猿島,「軍艦島」の名で有名な長崎県高島町の端島、長崎県五島列島の野崎島など、住民のいない無人島でも釣り客や観光客に人気の島もあります。全体の分布図(添付)を見ると日本はとても広いことがわかります。

最南端に位置する沖ノ鳥島は東京から1700km、小笠原諸島からでも900kmほどの絶海の珊瑚礁にあります。単なる岩礁にすぎず、周囲の広大な経済水域も認められないことになりますが、国際的な取り決めでは、満潮時に水没しない陸地なら島だから問題はありません。ただし、天然の陸地でないと認められないので、波がぶつかったりして沈まないように、鉄板などで囲って補強しています。

最東端は東京都小笠原村に所属する南鳥島で、本州から1800kmの太平洋上にある、1辺2kmほどの平たい正三角形の島です。住民はいませんが、海上自衛隊の基地や気象庁の気象観測所があり、職員が常駐しています。
最西端は沖縄県の与那国島で約1500人の住民が暮らしています。東シナ海に連なる南西諸島の端に位置します。沖縄本島から南西に約500km離れており、台湾の台北のほうがずっと近いです。また、尖閣諸島にも近く、国土防衛の先端の地でもあります。
最北端は北方領土の択捉島です。太平洋戦争の敗戦後に旧ソ連軍(現在のロシア)に占領され、いまだ返還されていません。北方領土を除く最北端は北海道稚内市の宗谷岬沖の弁天島です。

nihonno sima

ボジョレー・ヌーボー解禁!

カテゴリ: 趣味 公開日:2018年11月15日(木)

ボジョレー・ヌーボー解禁!

ブルゴーニュ地方のボジョレー地区はブルゴーニュのほぼ半分に相当する広大な土地を持ち、ガメイ種のぶどうでつくる熟成のいらないワインで有名です。ボルドーでは赤ワインで12~20ヵ月、白ワインでは10~12ヵ月の樽熟成が定められていますが、でボジョレー・ヌーボーは、わずか数週間の熟成期間で出荷していいと決められています。歴史を紐解くと、もともとボジョレー・ヌーボーは、その年の収穫を祝うため、地元で出来たばかりのワインを飲む習慣から始まりました。原料品種であるガメイは炭酸ガス浸漬法という醸造技術を用いると、若いうちからフルーティで美味しく飲めるワインに仕上がります。それがボジョレー近くの大都市リヨンでも楽しまれるようになり、そのブームは多くのレストランが集まるパリへと飛び火しました。フランス全土でボジョレーの人気が高まったことに伴い、出荷を急ぐ造り手や商人が増え、発酵が完全に終わっていないワインが出回るようになったのです。解禁日を設けることになったのは、こうした粗悪品の流通を防ぐためで、最初の解禁日は1951年12月15日に定められました。その後幾度と変更され、1985年から、現在の11月の第3木曜日に改定されました。日本では今年は11月15日の午前0時に解禁され各地でボジョレー・ヌーボーを飲む会が開催されました。日付変更線の関係から、日本はフランスよりも先にボジョレーを飲むことができる為、世界で初めて味わえることに意義を感じているようです。2017年にボジョレーを多く輸入した国別ランキングは、1位が日本、2位がアメリカ、3位にカナダとなっていますが、実際に飲まれているのは地元と日本が大半のようです。私もイタリアにいた時代に、地元の酒屋で山積みされている12本入りのケースを買ったことがあります。当時ボジョレー・ヌーヴォーとは知らず、1本あたり200円ほどの値段でとても安いと思って買ってしまいました。夕食時飲んでみたのですが、普通のワインと違って変わった味がすると思ったのは最初の1杯だけで、それ以上飲むことはかなり厳しかったです。数週間の熟成期間のせいか、ワインというよりはアルコール分がある独特のブドウジュースの様なイメージでした。帰国後最初にテレビで見たのが、どこかのホテルで著名人たちが着飾って丸テーブルを囲み、ボジョレー・ヌーボーを待っているシーンでした。その後、お目当てのボジョレー・ヌーボーが到着し、皆さんが美味しいと言いながら乾杯をしているのを見て、大変驚いたことを今でもはっきりと覚えています。また、不思議な現象と思うのですが、解禁当初はコンビニでも大々的に謳って3000円位の値段で販売するのですが、1ヶ月も経つと700円位に値下がりします。毎年同じことが繰り返されているので、飲む側も一か月待てばと思うのですが、高い値段で買う人も結構いるようです。日本人とワインを結びつけるイベントと考えているのかもしれません。