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ボルドーの五大シャトーとブルゴーニュのロマネ・コンティ! - 天と地にある物事を想い巡らすサイト!よろず放談

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ボルドーの五大シャトーとブルゴーニュのロマネ・コンティ!

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年09月01日(日)

ボルドーの五大シャトーとブルゴーニュのロマネ・コンティ!

昔、ワインが日本に入ってきた時代、ワインといえばフランスのボルドーワインと誰かに教えられた記憶があります。現在は世界各地のワインが輸入されていて、価格も大幅に下がり、あまりフランスのボルドーワインに固執することはなくなりましたが、ワインの愛好家の中では、ボルドーの五大シャトーとブルゴーニュのロマネ・コンティは、その存在価値が燦然と輝いているようです。

これらのワインについては歴史を語り始めると止まらなくなるので、名前と補足説明程度を掲載しようと思います。

まず、ボルドー五大シャトーですが、1885年のパリ万国博覧会で、ボルドー・メドック地区の格付け第一級の称号を与えられた4つのシャトー(醸造所)、
・シャトー・ラフィット・ロートシルト(ロスチャイルド)
・シャトー・マルゴー
・シャトー・ラトゥール
・シャトー・オー・ブリオン
そして、1973年に、“第一級”の格付けに昇格した、
・シャトー・ムートン・ロスチャイルド(ロートシルト)

を指して五大シャトーと呼ばれています。

 

・シャトー・ラフィット・ロートシルトはメドック格付け第一級の筆頭で「左岸の王者」とも呼ばれ、1855年の格付けが決定して以来、第一級の首位の座を一度たりとも譲り渡したことがありません。1868年に、ジェームズ・ロスチャイルド男爵が厳しい競売の末に勝ち抜いて落札して以来、シャトーの栄光はロスチャイルド家によって守られています。ブドウ品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルドです。

 

・シャトー・マルゴーは並外れたタンニンのしなやかさにより、五大シャトーのなかでもエレガントで女性的と評されています。ブドウ品種は主にカベルネ・ソーヴィニョンとメルローですが、最近はカベルネ・ソーヴィニョンの比率を高めています。

・シャトー・ラトゥールは世界で最も凝縮感のある豊かでタニックなフルボディのワインの1つと言われ、濃い色調、濃厚なタンニン、スギやヒノキといったアロマが特徴です。

 

・シャトー・オー・ブリオンは五大シャトーのなかで唯一グラーヴ地区から選ばれたシャトーです。ポテンシャルが十分に発揮されるまでに長期熟成を要する伝統的な造りの一貫性や、時にメルローがカベルネ・ソーヴィニヨンより多くなるアッサンブラージュも独特のものです。これらによって、余韻に混じる動物的なアロマが独特のふくよかさを醸しだしています。現在はルクセンブルグ大公国ロベール皇太子殿下が所有しています。

 

・シャトー・ムートン・ロートシルトは1973年に唯一昇格したシャトーです。シャトー・ムートン・ロートシルトとラフィット・ロートシルト家は両方とも同じ表記ですが、家柄は別の系統で、こちらのロートシルトはユダヤ系の大富豪です。カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高く、飲み頃になるまでに時間がかかる長期熟成型であるため、最も豪勢なワインと言われています。シルクのようなきめ細かさ、アーモンドとすみれの香りを秘めたエレガントな芳香を持ち、酸味とコクの結びついたバランスの良さは、理想の赤ワインが備えている全ての条件をくまなく発揮しています。


・ロマネ・コンティはブルゴーニュのコンティ地域圏からコート・ドール県・ロマネ村に在る約1.8ヘクタールで栽培されているピノ・ノワール種から造られるワインです。コンティ公ルイ・フランソワ1世が、国王ルイ15世の愛人ポンパドゥール夫人との争奪戦の末、1760年に手に入れたそうです。ロマネの名は畑がローマ時代に遡ることを意味し、コンティ公の名前を合わせてワイン名が名付けられました。ワインの平均年産は、約6000本程度と極めて稀少性が高く、世界一高値で取引されるフランスワインです。ピノ・ノワール種は世界的にも生産量が少ない品種ですが、どちらかというと軽い感じのワインなので沢山飲んでしまいがちです。高額なロマネ・コンティを飲むときは気をつけましょう!