C.C.U.S.
C.C.U.S.
地球温暖化の延長線上で現在世界的に注目されているのがC.C.U.S.です。
これはCarbon dioxide、Capture、Utilization、Storage.の頭文字を並べたものです。
二酸化炭素を出来るだけ回収して活用して残ったものは地中で保管するというものです。
ノルウェーがこの技術で先行していて、今後、EUから二酸化炭素を引き取る取引も増えるようですが、
日本もアジアのリーダーとしてこの分野での積極的な参入が期待されています。
官民が協力し合う形で進化すると良いのではないでしょうか!
24年振りの皆既月食!
24年振りの皆既月食!
24年ぶりの皆既月食ということは、次回は難しいと思い大岡山まで行きました。
同じことを考えた人達が50人ほどおられその後も訪れる方が絶えません。
私は途中で諦めて自宅に近い場所に移動しましたが、おそらく先ほどの場所には2百人くらいは集まったのではないでしょうか?
東急目黒線沿いの場所には地元の方が2-3人おられ、そこが一番良い場所であると言っておられましたが、
残念ながらそこでも見ることは出来ませんでした。
次回は又24年後だと健康寿命100歳を実現しないと難しいなーと思っていたら、
次回は12年後に下記月食があるし、今年の11月には98%の月食が見られるとTVで報道していましたので少し安心しました。
コロナ禍でも皆既月食を見ようと集まる日本人気質に心の豊かさを感じました。
世界最大の氷山誕生!
世界最大の氷山誕生!
これまで最大の氷山といわれていたのは南極海に浮かぶ「A23A」と呼ばれる氷山で3、380km2ですが、今般ロンネ棚氷からもっと大きな氷山が分離しました。
新たに最大の氷山誕生です。
長さ175km、幅25kmの長方形で4、320km2有、これは東京都の約2倍です。スペインのマジョルカ島よりも大きいのです。
「A76」と命名されたこの氷山がよもや北上することは無いと思いますが、地球温暖化の影響で今後もっと大きな氷山が誕生するのかもしれません。
フォッサ・マグナを覚えていますか?
フォッサ・マグナを覚えていますか?
中学の地理で習ったフォッサ・マグナはラテン語でフォッサ「割れ目」・マグナ「大きな」を意味し、
日本語では「中央地溝帯」、または「大地溝帯」と称されます。
画像の様に新潟の新発田―小出構造線、柏崎ー千葉構造線、糸魚川―静岡構造線に囲まれたオレンジ色の面フォッサ・マグナと名付けました。
日本は5億年程前は海底にありましたが、その後の度重なる地殻変動で地上に顔を出します。
しかし、その後フォッサ・マグナの場所は海底に沈み海だったのです。
その後、砂・泥、生物の残骸など様々な堆積物が溜まっていましたが、
数百万年前にフィリピン海プレートが伊豆半島を伴って日本列島に接近した時に真っ二つになっていた列島が圧縮され始めました。
この圧力によってこの地帯は隆起し西側には3000メートル級の日本アルプスを形作るまでになったのです。
まさに地球は生きています!
地球は変化している!
地球は変化している!
太平洋は狭まり、大西洋は広がる。
太平洋にはマリアナ海溝という地球で最も深い海溝があります。
そこにマントルが沈み込んでいます。
その影響で北米と日本はごくわずかですが近づいています。
一方、大西洋の真ん中には大西洋中央海嶺(画像)という
世界最大の海底山脈が有り、少しずつ隆起しています。
その影響で大西洋は毎年4~10cm広がっているのです。
いつの日かユーラシア大陸が北米大陸と合体する可能性があります!
ウルルは1枚岩?
ウルルは1枚岩?
南オーストラリアにあるウルルは世界で2番目の1枚岩です。
現在はアボリジニーとの合意に基づいて登山禁止になってしまった比高335m・周囲9.4kmのウルル(集会の場所)は
1872年の探検家のウイリアム・ゴスが発見し、当時南オーストラリア州書記長ヘンリー・エアーズ卿の名にちなんで
「エアーズ・ロック」と名付けられました。
この1枚岩の歴史は6億年程前に遡ります。
当時この地帯は山から川によって運ばれてきた堆積物によって礫岩層と粗砂岩層が形成されていました。
その後、発生した地盤沈下で海底になり砂、泥、石灰岩などが堆積したのです。
その後3~4億年前に大きな造山活動が始まり、ウルルが地上に再登場したわけです。長い年月をかけて、
上部のもろい部分が風雨に浸食され固い部分の現在の姿になったというわけです。
画像を見ると地表にどでかい岩が地面に蓋をしているように見えるのですが、地中にこの岩は続いています。
そういう意味では岩ではなく地層そのもの、つまり大地ということになります。
本当に最大の単体1枚岩は一体何処にあるのでしょうか?
尚、ウルルと同じ構造で見た目が世界一の1枚岩は西オーストラリアに存在します。
1858年に発見されたマウント・オーガスタです。
比高858mあり、ウルルの約2.5倍の大きさがあります。
こういうブログを書いていると、自然のパワーは凄いものだとつくづく感じます!
ハッブル宇宙望遠鏡の誕生!
ハッブル宇宙望遠鏡の誕生!
次期宇宙望遠鏡ジェームズ・ウェブ打ち上げまで、いまだ頑張っているハッブル宇宙望遠鏡は
NASAが保有する望遠鏡の中で、最も成功を収めたものといわれています。
宇宙の膨張を発見した天文学者エドウィン・ハッブルに因んで名付けられたこの望遠鏡は、
長さ13.1メートル、重さ11トンの筒型です。2018年10月の修正で、物体の角度(姿勢)や
角速度あるいは角加速度を検出する計測器ないし装置である3基のジャイロスコープが
セーフモードで作動しています。
ハッブル宇宙望遠鏡は天文学や宇宙物理学に多大な貢献をし、宇宙の驚くべき画像を我々一般人に
対しても沢山提供してくれています。
ハッブル宇宙望遠鏡に感謝の意を表し、打ち上げ寺の画像を掲載しておきます。
メタンハイドレードとシベリアの巨大クレーター!
メタンハイドレードとシベリアの巨大クレーター!
ロシア北極圏の永久凍土には大量のメタンハイドレードがあることは以前から指摘されていました。
石油や石炭に代わるエネルギー源としてこのメタンハイドレードを如何に採取するかについては、
日本も含め各国で研究されていますが、現在のところ商業ベースでの採取方法について目処が
立っていません。
そもそも、メタンハイドレードは低温かつ高圧の条件下でメタン分子が水分子に囲まれた固体で、
別名「燃える氷」とも言われています。
地球温暖化が進む中、2013年に巨大クレーターが発見されて以来、ロシアのツンドラ地帯では
クレーターが出現し、昨年画像の通り17個目のクレーターが発見されました。
現地調査を行ったロシアの研究チームの発表によれば、これらのクレーターは隕石の落下による
ものではなく、、地下にたまったメタンガスが噴出し、氷や岩石を吹き飛ばして形成されていたものだ
そうです。別の見方をすると、地中の奥に存在するメタンハイドレードのメタン分子が何らかの条件で
水分子から逸脱してメタンガスとして溜まり、最後に地上に噴出したものと考えられます。
このメタンは石油や石炭に比べ燃焼時の二酸化炭素排出量がおよそ半分であるため、地球温暖化
対策としても有効な新エネルギー源ですが、今回のようなメタンガスの噴出を放置すると、大気の
温室効果を促進し、気候変動にも多大な影響を及ぼすといわれています。
日本を取り巻く海底にも大量のメタンハイドレードが存在していますので、何らかの理由でメタン分子が
海中に流れ出すと大気汚染につながってしまいます。
現在大気の環境問題としては二酸化炭素が注目されていますが、実際はそれだけではなさそうです。
メタンハイドレードのエネルギー化については、日本が研究の最先端にあるともいわれていますので、
ピンチをチャンスに変える意味でも、早期に実用化を実現して欲しいものです。
ダークマターの存在が証明されるか?
ダークマターの存在が証明されるか?
ブラックホールの可視化については昨年成功したとの報道がありましたが、宇宙を膨張させていると
いわれるダークエネルギーと重力によって宇宙空間の相互作用を維持しているダークマターについては
可視化どころか存在すら確認されていません。
この状況下、今月9日に高エネルギー加速器研究機構と日本原子力研究開発機構が共同で建設した
大強度陽子加速器施設「J-PARC」で、新しいタイプの素粒子ニュートリノを探す実験がスタート
したのです。(画像はJ-PARC)。
これまで確認されたニュートリノは第1世代の電子ニュートリノ、第2世代のミューニュートリノ、
第3世代のタウニュートリノが確認されていますが、これらとは異なり、重力とだけ相互作用があると
される第4のニュートリノの存在が仮説として指摘されています。
今回の実験はまさにこの第4のニュートリノの存在を明らかにしようという試みなのです。
従来のニュートリノは質量が小さく、数百キロ飛行しないと発生しませんが、1電子ボルト(水素原子の
十億分の一)程度の大質量を持つ第4のニュートリノは数十メートルの短距離で起きるとされています。
具体的には加速した陽子を水銀に衝突させて大量のニュートリノを発生させて、24メートル離れた
装置で観測するのですが、3年後をめどに存在の兆候を見つけることを目指しているそうです。
第4のニュートリノが見つかると、ダークマターの存在証明につながるかもしれません。
大いに期待して結果を待ちましょう!
人類の存続に貢献した発見・発明!
人類の存続に貢献した発見・発明!
コロナ禍であっという間に1ヶ月が過ぎてしまいました。2月は改善して欲しいものです。
人類の歴史を振り返ると存続の危機が幾度か発生し、その都度乗り越えてきたことがわかります。
現在もコロナワクチンで世界が注目しているわけですが、近い将来安全と思われるワクチンが完成
すれば、人類は新たな脅威に立ち向かわなければなりません。
これまでの歴史の中で人類の存続に貢献したと思われる発見・発明の一部分を挙げてみます。
○ 血液型:
1901年カールライト シュナイターが発見しました。当初はA・B・C型でしたが、1902年に
C型がO型に変わり、AB型が追加され現在に至っています。輸血で手術が飛躍的に進みました。
○ ペニシリン:
1902年アレクサンダー フレミングが最近の研究中に偶然発生した青カビの周囲に細菌が
なかったことから消毒剤に使われることになりました。これにより多くの人が救われています。
○ 麻酔:
1795年ハンフリー デービーが笑気ガスに麻酔効果があることを証明しました。笑気ガスとは
亜酸化窒素(N2O)で、人が吸入すると陶酔することから名付けられました。手術が可能になり
沢山の人が救われています。
○ X線:
1895年ウィルヘルム レントゲンが真空管の中で観察される電子の流れである陰極線の研究を
している時に、蛍光紙に暗い線が現れたのをみてX線を発明しました。X線を使用した検診で
沢山の人が救われています。
偶然・観察・ひらめきなどが大発見・発明につながっていることが興味深いです。