メニュー

ブログ - 天と地にある物事を想い巡らすサイト!よろず放談

お問い合わせ

ブログBLOG

恐ろしいイエローストーンのカルデラ火山!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2023年02月18日(土)

恐ろしいイエローストーンのカルデラ火山!

イエローストーン公園といえば画像の様に好熱菌による色彩豊かな熱水湖や有名なオールド・フェイスフル間欠泉など,

見どころ豊富で世界初の国立公園として大変人気があります。

yellowstone yellowstone9

10年以上前に(2012)という映画がありました。

イエローストーンの大噴火を予言するお爺さんが唱えた通りの大噴火が起こり地球の軸がずれることで、

地震・噴火・大津波が起きる大迫力の映画でしたが、その時までイエローストーンの危険性についてはほとんど知りませんでした。

最近BSで放映されたロッキー山脈に関連した番組でイエローストーンについても解説があり、

その危険性について明確な認識をさせてもらいました。

地中にある大規模なマグマだまりが上昇するとすると大きなカルデラ噴火がおります。

イエローストーンでカルデラ噴火は画像の様に過去に3回ありました。70-80万年ごとに発生しており直近は64万年前ですから次の噴火がいつ起こってもおかしくない状態にあります。

yellowstone7

現在のカルデラの地下8kmに長径70km、短径45kmの約57000立方キロもあるマグマだまりがあります。

しかも真下にはハワイマウイ島と同じほっとスポットがあるのです。

yellowstone8

以前はもっと西にありましたがアメリカプレートが西に移動しているためマグマだまりの下に来てしまったらしいのです。

yellowstone6 yellowstone5

仮に次回の大噴火が起きるとその影響は世界の気象状況を一変するほどのものだそうです。

映画(2012)のような自体が起きないことを祈るしかないのでしょうか?

二酸化炭素削減!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2023年02月17日(金)

二酸化炭素削減!

飛行機に乗るのは恥だと言う考えがヨーロッパなどにあるようです。

Flight Shame= 飛び恥、と言う言葉もあります。

初めてこれを見た時はけっこう衝撃でした。

2018年にスエーデンで始まった飛行機の利用に反対する社会運動だそうです。

フランスでは鉄道やバスで2時間半以内に行ける場所への飛行機は法律で禁止されました。

これは二酸化炭素削減への取り組みの一環です。

そんな取り組みの一つと言えるSAF(持続可能な航空燃料)は、二酸化炭素排出量を8割減らします。

世界で注目されて既に製造され使われています。

ただ価格が従来価格の3倍から4倍と高く、材料となる食用油の廃油が充分でないのが問題です。

日本でいえば全ての廃食油を使ったとしても必要なSAF より遥かに少ない量しか製造出来ません。

廃食油は家畜、特に鶏の飼料にも使われますが、廃食油の需要増から大変値上がりし、それは卵の値段の高騰にもつながっています。

地球の環境を守らなくては人類は存続出来ません。

我々の暮らしのごく身近な所にも考えなくてならない、そして行動しなければならない問題が沢山あるようです。

小説日本沈没50周年!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2023年02月15日(水)

小説日本沈没50周年!

先日TVで日本沈没が放映されていたので観賞しました。

発刊されたのは1973年でちょうど社会人になった年でした。

映画を見た記憶はないのですが、小説は読みました。

地球の地殻移動が起こっていることについて余り知識がなかったせいか、巨大地震と火山噴火で日本が沈没する恐ろしい物語という印象で、

本当にそんなことは起こりうるのかと不安を感じたものでした。

日本の原型がアジア大陸を離れ始めたのが今から約300万年前で、現状の姿になったのは約60~100万年前らしいので、

日本は未だ若い陸地であり変化の途上にあるという見方も出来るでしょう。

小説でも始めに出てきたように太平洋側には極深い日本海溝があり、太平洋プレートが西に動いていることは事実の様です。

北米大陸は現在でも西に移動していますからやがて太平洋は収縮し大西洋が拡大します。

日本海溝にプレートの圧力がかかることでマントル内のマグマが上昇し海底噴火を起す可能性は常にあります。

また太平洋プレート、フィリピンプレート及びユーラシアプレートが接触している厄介な場所でもあり、

東日本大震災の様な巨大地震が起きる可能性を持つ場所でもあります。

さらに日本には東西に走る中央構造線断層帯と南北に走る糸魚川静岡構造線断層帯があり、

プレートの動きによって地形の変化がいつ起こるか分からない状態にあります。

これらのことが1973年にどこまで解明されていたかは分かりませんが、見返してみると実によく出来た小説であります。

日本沈没を見て先日記載した標高1万メートルの山が日本に存在したことが真実と思える様になりました。

geojapan1

原子力規制委員会が原発60年超対応を承認したが大丈夫でしょうか?

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2023年02月14日(火)

原子力規制委員会が原発60年超対応を承認したが大丈夫でしょうか?

5人のメンバーの投票で4対1の多数決で60年超の対応が認められたが大丈夫でしょうか?

昔原子力向けの鋼管やその他の資機材を扱っていたものとして強い疑問を感じます。

昔も今も材料系の国債基準はASTMとASMEだと思いますが、通常の火力発電用はASTMが基準となって材料が選定されます。

ASTMの前提は40年対応です。

原子力向けにはASMが基準となります。ASMEの前提は99年対応ですが、

99年という意味は予測不可能という意味も含め世代交代直前という意味らしいです。

ASTMとASMEでは資材自体が違うかといえば基本的には変わりません。

大きな違いは「TRACEABILITY」です。

つまり事故が発生したときにその原因究明が出来る体制を整えておくことなのです。

火力発電用の鉄鋼製品が40年以上持つもの、持たないものは既に経験からわかっているので材料の改善とか交換で対処出来ています。

しかし、放射線を浴びることによる鉄鋼製品の劣化については未だ分かっていません。

しかも、格納庫内にある製品の交換は大変難しいのです。

現役時代、台湾電力庁賀建設中の発電所の格納庫内部に入れてもらったことがありました。

この原子炉はBWRでしたので上記を発生させる熱交換器まで全部格納庫内にあります。

資機材に欠陥とか腐食とかのダメージが発生したらどうなるのだろうかと思いながら見学していました。

さらに蜘蛛の巣の様に張り巡らされた配管もASTM基準ですから変だなと思ったことを覚えています。

今回の決定にはいろいろな段階的チェックの条件がついているとは思いますが、

60年超という恰も無限大の様な承認はやめた方が良いと思います。

(仮説) 日本にあった海抜約1万メートルの山!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2023年02月11日(土)

(仮説) 日本にあった海抜約1万メートルの山!

このマグマ山を見たら誰もがびっくりするのではないでしょうか?

geojapan1

信州大学の原山教授が唱えた仮説ですが、今から何百万年も前に60万年の歳月をかけて出来た

約1万メートルの山が現在の北アルプス爺ケ岳の辺りにそびえ立ったそうです。

約300万年前に2つに別れていた日本列島は東西圧縮が始まることで合体しました。

しかし、東西圧縮の圧力により爺ケ岳や槍が岳の地下に莫大なマグマがカルデラ噴火を起したのです。

geojapan2

その後地下のマグマは冷え固まりましたが、東西圧縮はさらに変化をもたらします。

黒部峡谷の割れ目が生じ、そのすき間に沿って地下にあるマグマの冷えた塊が槍ヶ岳のカルデラ噴火では約20度、

爺ケ岳のカルデラ噴火では垂直の90度隆起したのです。

geojapan

特に爺ケ岳のカルデラは直径10kmのマグマ溜まりがあったのでそれが垂直に押し上げられ高さ約1万メートルの山が形成された様です。

geojapan4

この二つの山はその後雨や風により脆く崩れ落ち現在の様な北アルプスの形になったのですが、

エヴェレストの2倍以上もある山が本州のど真ん中にあったとしたら凄いことです。

先ず気候が大幅に異なっているはずなので、どんな国になっていたのだろうか想像が膨らみます。

トルコで大地震!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2023年02月08日(水)

トルコで大地震!

百年に一度とも言われる大地震がトルコで発生しました。

地震対策が万全では無いためか、TVの映像では脆く倒壊するビルが散見されます。

季節が冬で寒さが厳しいことやシリアとの国境に近く救助のための機材が不足していることから大変な状況になっている様です。

日本から派助隊の第1陣が既に向かっており全体で80人ほどがトルコ支援に向かうようです。

東日本大震災を経験した日本人として何か支援したいと思いますが、

すぐに駆けつけることは出来ず支援金の募金をすることだけしかありません。

被災地は大変でしょうが、何とか出来るだけ多くの方々が救助されることを願っています。

 

 

 

過去最強クラスの寒波!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2023年01月24日(火)

過去最強クラスの寒波!

2023年1月24日から過去最強クラスの寒波がやってくるとTV経由気象庁が警報を発し、

TV各局も国会での増税問題や一般人の生活苦に対する論議をそっちのけで報道しています。

この寒波は約1ヶ月前に北米が大変な寒波に襲われましたが、それが偏西風によってアジアに巡って来ているものと推測しています。

最近は「過去最強クラスの寒波」が何回も報道されているような気がします。

自分が小学生の頃ですから今から65年ほど前は冬に雪が降るのは当たり前でした。

真夜中の気温が氷点下になるのも普通の出来事だったと思います。

近所に23区で一番高い44.6mの箱根山があり、雪が降ると竹スキーを造ってよく滑っていました。

また、ベニヤ板に座り頂上から横にある音楽堂まで落差約50mを滑り降りると凄い迫力を感じたものです。

お金がなかったものですから父親が仲間と一緒に造った3畳くらいのスペースで勉強をして夜は布団を敷いて寝ていましたが、

プロの大工仕事ではないので壁の木材が密閉されておらず隙間風が新進と入り込んで来ます。

冬は毎晩湯たんぽを入れてもらい、毛布の上に掛け布団を2枚重ね、首まで毛布と掛け布団で覆い朝まで微動だにせず眠るのです。

零下の夜が明けて目が覚めると、先ずまつげに霜がついていることに気がつき、掛け布団を押し上げるとバリバリという音がしました。

そして毎朝生き延びた幸せ感を味わったことが幾度となく思い出されます。

そんな感じで少年時代を過ごしたせいか、冬に雪が降らないのはむしろもの足りなさを感じてしまいます。

補聴器の仕事を張り始めて、冬の期間に北海道にも幾度となく行きました。

旭川に行く前にマイナス15度との報道を見たときはさすがにびびりましたが、

行ってみたら風がなかったせいかとんでもなく寒いという感じではありませんでした。

驚いたのは女子高生達が普通のソックスだけで歩いていたことです。

思わず近づいて観察しましたが、ストッキングは履いておらず素足ではありませんか。

人間の適応能力に感動しました。

そんな経験から過去最強クラスの寒波といわれても実感が沸きません。

地球温暖化で暖冬が多くなったのが原因だと思いますが、

世の中の利便性が増せば増すほど自然の力に対する抵抗力が失われる典型的な例なのかも知れません。

何かがおかしいと感じ頻繁に過去最強クラスの寒波を発表する気象庁の歴史を調べてみました。

簡単に言いますと、1872年に北海道で気象観測所が出来、1875年に東京気象台が出来たので結構歴史がある印象です。

気象庁に昇格したのが1952年ですからその時からデータが蓄積された様に感じます。

自分の少年時代はそれ以降だったので、その当時の記録はあるはずです。

従い過去の記録に比べれば現在の東京の状況は大したことではないので、やはり過去最強クラスの寒波というのは言い過ぎではないでしょうか?

今の富士山は4代目!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2023年01月09日(月)

今の富士山は4代目!

世界に誇る美しい霊峰富士山は信仰の対象にもなっています。

北アルプス、中央アルプス、南アルプスにある3000m級の山々から見ると、

それらの山々より高いすり鉢状の形状が美しく、そしてはるかに高い孤高の山が聳えています。。

日本の自然が素晴らしいと言われる四季を反映して周りに控える5湖から眺める富士山はそれぞれ違う形に見えますが、

四季と共に変貌する山景色が素晴らしくおそらく世界で一番綺麗で表情が豊かな山でないでしょうか?

そんな富士山ですが、現在のものは新富士山と呼ばれていて、画像の様に4代目であることは余り知られていません。

fujirekisi 

日本列島が大陸から完全に離れて形成されたのは、

氷河期が終り宗谷岬の北側が海になった1万2~3千年前と言われています。

最初の富士山は先小御岳と称し数百万年前から約70万年前に隆起しました。

第2世代は小御岳で約70万年前に出来ました。

第3世代は古富士と称し約10万年前に噴火によって造られたようです。

新富士は紀元前1500年から300年の間に噴火によって形成されました。

当時はもちろん記録がないのではっきりしたことは分かりませんが、何度も噴火が続き現在のすり鉢状が出来上がった様です。

奈良平安時代以降の記録では頂上からの大規模噴火はありません。

直近は1707年の宝永噴火ですが、今でも凄い噴火口が残っているように中腹の噴火です。

新富士について今後の心配事は二つあります。

一つ目は次の大噴火です。

宝永大噴火から既に300年が立っていて過去の噴火頻度からするとすぐに大噴火があってもおかしくないそうです。

宝永大噴火の時は49日前に宝永大地震があったとのことで、南海トラフ地震が発生すると噴火の恐れがあります。

二つ目は大沢崩れでやがて山頂の火口が崩れてしまい、霊峰富士の形が変化してしまう可能性です。

綺麗なすり鉢状が崩れてしまうと霊峰らしさが失われてしまいます。

いつまでも今の新富士であってほしいと願うばかりです。

科学誌サイエンスが選んだ2022年の10大科学業績!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2022年12月21日(水)

科学誌サイエンスが選んだ2022年の10大科学業績!

内容が難しいものもあるので容態だけ掲載するが、どの題材もいずれ報道で大きく取り上げられる時が来るであろう。

・ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡

・これまでの約5000倍もの大きさを持つ巨大バクテリアの発見

・多年生イネの品種の開発

・中世の黒死病が欧州人の遺伝子を変えたことについての新たな洞察

・永久凍土層に保存された環境DNAから復元された200万年前のグリーンランドの生態系

・RS(呼吸器合胞体)ウイルスワクチンの開発の進展

・小惑星に宇宙機を衝突させて軌道を変更させるNASAの実験ミッション「DART」

・米史上最大の気候変動対策を盛り込んだ「インフレ抑制法」の成立

・画像生成などクリエーティブな人工知能(AI)の急速な発展

・多発性硬化症を引き起こす可能性のあるウイルスの同定

皆既月食・皆既食・おまけの天王星食!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2022年11月09日(水)

皆既月食・皆既食・おまけの天王星食!

昨晩は久々の皆既月食と442年振りに同時に起きる天王星食が話題になり、快晴だったこともありTV報道はどこもかしこもこの話題で盛り上がった。

腰の具合が悪く外に出れない自分はTV報道のおかげで両方とも見ることが出来てラッキーだった。

このブログを書こうと思い今朝記事を漁ったがほとんど報道されておらず米国の中間選挙で舞い上がっているのである。

この身代わりの速さは開いた口が塞がらない感じである。

442年前は織田信長の時代であるが、そもそも天王星は1781年に発見されたので、442年前に天王星食を観察した人はいなかったはず。

日本人は何の意味もないのに、「何年ぶりの出来事」で盛り上がるのが結構好きな民族だと思ったりもする。

良い機会なので天王星について掲載すると、天王星は太陽系の惑星の中で木星・土星に次いで3番目に大きく、

木星・土星・海王星に次いで4番目に重いのだ。

天王星の核には岩石があり、それを包むマントルは水、メタン、アンモニアが含まれる氷で攻勢されているらしい。

大気には水素が83%、ヘリウムが15%、メタンが2%含まれている。

大きさからするといずれ海王星食が話題になるときもあるかも知れない。

画像は左が皆既月食、中間が天王星食が始まる直前、右がいつかは不明だがイエローストーン公園で撮られた皆既食である。

kaikigesshoki2 kaikigesshoku3 kaikinisshoku2