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ブログ - 天と地にある物事を想い巡らすサイト!よろず放談

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レアアースに朗報!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年04月11日(水)

レアアースに朗報!

多くの製造業で使われるレアアース(希土類)の世界生産量は中国が約90%を占めていて、これまで幾度となく中国との価格交渉で物議を醸しだしています。そのような環境下、海洋研究開発機構や東京大学の研究グループが排他的経済水域(EEZ)である南鳥島沖南250kmの海底(深さ約5600m)に調査船を送り、約1600万トンのレアアース泥があることを確認したと発表しました。このレアアース泥には、例えばモーターなどに使うテルビウムは世界需要の420年分、液晶ディスプレーの発光体に使うユロピウムは620年分もあるとのことです。残る課題は5600mの海底から如何に安いコストでレアアース泥を回収するかですが、レアアース泥の粒の直径が通常の泥の4倍あることに着目し、海底でふるいにかける特殊装置を開発し、試掘では通常の6倍の濃度でレアアース泥を回収出来たそうです。これが本格的に商業ベースに乗ると日本の産業界が活気づくこと間違いなしです。

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富士山と桜

カテゴリ: 散策 公開日:2018年04月11日(水)

富士山と桜

霊峰富士山と桜が重なると、外国人には最も「日本らしい風景」と受け止められるようです。中国人を始め多数の外国人がカメラを手にして訪れる最も有名な場所の一つに山梨県富士吉田市の新倉山浅間公園があります。富士山を背景に650本の満開ソメイヨシノと五重塔を一望出来るので、満足度が高い様です。先日の週末も朝からたくさんの人が訪れて、カメラや携帯で画像を撮りまくっていたそうです。

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世界遺産・吉野山の桜!

カテゴリ: 散策 公開日:2018年04月06日(金)

世界遺産・吉野山の桜!

シロヤマザクラを中心とした約3万本の桜が山全体をピンク色に染める景色は、そのボリューム感も花弁の彩も息をのむような美しさで圧倒されます。標高の高いところの「上千本」は既に満開で、頂上付近の「奥千本」も今週末には満開になるそうです。ぜひ一度行ってみたいと思います。

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「日本三大・・・・」に桜もあります!

カテゴリ: 散策 公開日:2018年04月03日(火)

「日本三大・・・・」に桜もあります!

先日掲載した天然記念物指定桜にも含まれていますが、三春滝桜(福島県)、山高神代桜(山梨県)、根尾谷淡墨桜(岐阜県)を日本三大桜と称します。共通しているのは樹齢が1000年を超えることと地元の人々が様々な取り組みをして現在まで維持していることです。

これほどまで長期にわたり、地域の人々が主体となって多数の木々を守る国は他にあるのでしょうか?

三春滝桜:

樹齢1000年を超え、樹高12m・枝張りは直径12mもあるベニシダレザクラの巨木です。30年ほど前に花が白くなったので土壌改良や完熟肥料を使い、現在は本来の紅色の花に戻ったそうです。

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山高神代桜:

樹齢が1800年とも2000年ともいわれるエドヒガンザクラで、幹回りは11.8mあり日本一巨大な桜です。これだけの樹齢だと樹勢が衰えてくるため、16年前に現在の北杜市が樹勢回復事業をスタートさせました。その後4年の期間をかけて土壌改良に取り組んだ結果、現在は根が伸びていることが確認されています。

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根尾谷淡墨桜:

樹齢1500年以上と言われるエドヒガン桜で、つぼみの時は淡いピンク、満開になると白色、散りぎわには淡い墨色になることから命名されたそうです。1948年に当時の文部省の調査で「3年以内に枯死」と宣告されたそうですが、1949年に接木を施したところ1950に見事再生させることが出来ました。その後も度重なる施術により現在に至っています。

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天然記念物指定を受けた桜一覧!

カテゴリ: 散策 公開日:2018年03月31日(土)

天然記念物指定を受けた桜一覧!

1919年に制定された天然記念物制度で、2018年現在39件の桜が天然記念物に指定されています。下記がそのリストですが、この中には日本五大桜に数えられる「石戸蒲ザクラ」、「三春滝ザクラ」、「山高神代ザクラ」、「狩宿の下馬ザクラ」、「根尾谷淡墨ザクラ」がすべて含まれています。天然記念物になるのは長寿が前提となりますのでソメイヨシノは入っていません。一番多い種類は長寿と巨木が特徴のエドヒガンだそうです。

・盛岡石割ザクラ(エドヒガン・岩手県盛岡市)

・龍谷寺のモリオカシダレ(シダレザクラ・岩手県盛岡市)

・角館のシダレザクラ(シダレザクラ・秋田県角館町)

・鹽竃神社の鹽竃ザクラ(サトザクラ・宮城県塩竈市)

・南谷のカスミザクラ(オオヤマザクラ・山形県鶴岡市)

・伊佐沢の久保ザクラ(エドヒガン・山形県長井市)

・三春滝ザクラ(シダレザクラ・福島県三春町)

・馬場ザクラ(エドヒガン・福島県大玉村)

・大戸のサクラ(シロヤマザクラ・茨城県東茨城町)

・桜川のサクラ(シロヤマザクラ・茨城県桜川市)

・金剛ザクラ(ヤマザクラ・栃木県日光市)

・三波川の冬ザクラ(フユザクラ・群馬県藤岡市)

・石戸蒲ザクラ(エドヒガン・埼玉県北本市)

・大島のサクラ株(オオシマザクラ・東京都大島町)

・小木の御所ザクラ(サトザクラ・新潟県佐渡市)

・極楽寺の野中ザクラ(オオヤマザクラの変種・新潟県阿賀町)

・梅護寺の数珠掛ザクラ(サトザクラ・新潟県阿賀野市)

・小山田ヒガンザクラ樹林(エドヒガン・新潟県五泉市)

・橡平サクラ樹林(オオヤマザクラ・新潟県新発田市)

・素桜神社の神代ザクラ(エドヒガン・長野県長野市)

・松月寺のサクラ(ヤマザクラ・石川県金沢市)

・山高神代ザクラ(エドヒガン・山梨県北杜市)

・躑躅原フジザクラ群落(フジザクラ・山梨県富士吉田市)

・狩宿の下馬ザクラ(ヤマザクラ・静岡県富士宮市)

・木曽川堤のサクラ(エドヒガン・愛知県一宮市)

・根尾谷淡墨ザクラ(エドヒガン・岐阜県本巣市)

・揖斐二度ザクラ(サトザクラ・岐阜県大野町)

・霞間ヶ渓のサクラ(ヤマザクラ・岐阜県池田町)

・中将姫誓願ザクラ(ヤマザクラの変種・岐阜県岐阜市)

・臥龍のサクラ(エドヒガン・岐阜県高山市)

・三多気のサクラ(ヤマザクラ・三重県津市)

・常照寺の九重ザクラ(シダレザクラ・京都市右京区)

・樽見の大ザクラ(エドヒガン・兵庫県養父市)

・白子不断ザクラ(ヤマザクラの変種・三重県鈴鹿市)

・知足院ナラヤエザクラ(カスミザクラ・奈良県奈良市)

・三隅大平ザクラ(ヤマザクラ、エドヒガンの自然交配種・島根県浜田市)

・大村神社のオオムラザクラ(サトザクラ・長崎県大村市)

・ヒガンザクラ自生南限地(エドヒガン・鹿児島県姶良郡)

・荒川のカンヒザクラ自生地(カンヒザクラ・沖縄県石垣市)

一部の桜を見てみましょう。

狩宿の下馬ザクラ

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桜川のサクラ

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樹齢約800年の石戸蒲ザクラ

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樹齢約660年の三隅太平ザクラ

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何処も彼処も桜だらけ!

カテゴリ: 散策 公開日:2018年03月29日(木)

何処も彼処も桜だらけ!

ちょっと変わった桜シーンが紹介されています。

京都府八幡市にある背割堤のソメイヨシノを空から撮ったシーンです。ピンクの芋虫みたいな感じですが、中はトンネルになっているのではないでしょうか?

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和歌山県田辺市にある熊野本宮大社には日本一を誇る大鳥居(高さ33.9m、幅42m)があります。この大鳥居を守る様に植樹された桜は街灯りでピンク色に染まっています。そして午前4時ごろ、月が西に沈むと東の空に天の川が姿を現しました。まさに幻想的なシーンです。

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桜シーズン・ソメイヨシノ真っ盛り!

カテゴリ: 散策 公開日:2018年03月27日(火)

桜シーズン・ソメイヨシノ真っ盛り!

関東から関西にかけて桜シーズン真っ盛りで、どこもお花見客で溢れています。

桜の代表格はソメイヨシノで全国に1000万本植樹されていると言われています。初めのソメイヨシノ(原木)はどこにあるかと言えば、江戸時代中期~末期に園芸が盛んであった染井村(現・豊島区駒込付近)で、エドヒガンとオオシマザクラの交雑によって誕生したとされています。名前は当時から桜で有名だった奈良県吉野の名前にあやかって、ソメイヨシノと命名されたそうです。(但し奈良県吉野の桜は大部分がヤマザクラだそうです)。お花見で有名な染井霊園によると、園内にある100本のソメイヨシノの中に原木があるかわからないとのこと。一方、千葉大学の中村教授が上野公園の桜を遺伝子解析したところ、動物園正門前の小松宮像近くにある管理番号136番の桜が原木である可能性が高いそうです。同教授は江戸時代の園芸家である伊藤伊兵衛正武(1667~1757)が交配した可能性が高いとも指摘しています。ソメイヨシノは植樹された本数が多く、一斉に開花するので華やかですが、寿命は60~100年ほどで、樹齢500年以上もあるようなシロヤマザクラのように長期間歴史と共に生きることが出来ません。桜が散るとなんとなくはかない気分になりますので、今のうちにお花見をしましょう! 

関東の桜名所!

カテゴリ: 散策 公開日:2018年03月25日(日)

関東の桜名所!

いいよいよ2018年のお花見シーズンです。桜名所100選の中で関東の名所を挙げてみました。訪れたところが意外に少ないことに気付きます。

かみね公園(茨城県日立市)

動物園や遊園を併設した桜の名所

平和通り(茨城県日立市)

約1.8kmの平和通りを彩る桜のトンネル

静峰ふるさと公園(茨城県那珂市)

2000本のヤエザクラが一面をピンクに染め上げる

日光街道桜並木(栃木県宇都宮市)

約16kmと、全国屈指の規模を誇る桜並木

大平山県立自然公園(栃木県栃木市)

約4000本が咲き誇る約2kmの桜名所

大平山(栃木県栃木市)

4000本のソメイヨシノが山全体を彩る

赤城南面千本桜(群馬県前橋市)

約1.3kmの市道が満開時には桜のトンネルに

桜山公園(群馬県藤岡市)

山全体をピンク色に染め上げる様子は圧巻

大宮公園(埼玉県さいたま市)

約1000本の桜が咲き競う、埼玉県内屈指の桜の名所

熊谷桜堤(埼玉県熊谷市)

江戸時代から知られる桜の名所が今も人々を魅了する

長瀞(埼玉県秩父郡長瀞町)

町全体が桜色に染まる季節を楽しむ

泉自然公園(千葉県千葉市)

お花見広場や草原の桜がお勧め

清水公園(千葉県野田市)

100年の古木「劫初の桜」が見られる民営の自然公園

茂原公園(千葉県茂原市)

約2850本の桜で彩られる、茂原市民の憩いの場

新宿御苑(東京都新宿区)

高層ビルと桜のコラボは都心ならでは

上野恩賜公園(東京都台東区)

日本一の花見客を誇り、江戸時代より親しまれる桜の名所

隅田公園(東京都墨田区)

8代将軍・徳川吉宗が造った桜の名所

井の頭恩賜公園(東京都武蔵野市)

池の中央にかかる七井橋からの眺めがお勧め

小金井公園(東京都小金井市)

都立公園の中でも最大規模を誇る公園に桜が咲き誇る

県立三ツ池公園(神奈川県横浜市)

78品種1600本の桜が順次開花

衣笠山公園(神奈川県横須賀市)

三浦半島随一の桜の名所

小田原城址公園(神奈川県小田原市)

天守閣やお堀などを背景に咲く、満開の桜が絶景

エヴェレスト(チョモランマ)を廻る不毛な論争!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年03月21日(水)

エヴェレスト(チョモランマ)を廻る不毛な論争!

世界最高峰のエヴェレスト(チョモランマ)の標高は8848mと学校で習った記憶があり、世界最高峰なので決して忘れることのない数字になっています。かなり昔インドの測量局が独自計測した時の標高が8848mであったことと、その後中国の国家計測地理情報局が1975年に科学的な計測を行った結果8848.13mだったことで、8848mが証明された形になっていました。ところが、中国が再度計測をした結果として、標高は8844.43mであると発表したことで論争は始まりました。中国の主張は頂上に積もった雪3.5mと地殻変動の影響で合計3.7m低くなったというものです。エヴェレスト登山のメッカであるネパールがこれに意義を唱えているようで、今年の登山シーズン中に再計測を予定しています。どういう結果になるかわかりませんが、標高を岩石面で測るのか、万年雪も含めて測るのかの不毛な論争の感じがします。世界一ですから従来通り8848mとしてほしいですね!

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地球の磁力低下!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2018年03月15日(木)

地球の磁力低下!

世界の地質学者たちが地球の磁力について、私達が知らないところで観測してくれています。最近のレポートでは南米から南アフリカにかけて広がる「南大西洋異常帯」において磁力低下の異常を指摘しています。磁力低下が進むと最後は磁極が逆転しますが、過去2000万年の地球史を見ると磁極の逆転は20万年~30万年に一回起こっていたことが確認されています。しかし不思議なことに、ここ80万年は発生していません。一方、地球の磁力はここ数十年にわたり5%/10年の割合で弱まっており、特に「南大西洋異常帯」で特に弱まっているそうです。磁極の逆転に人類が受ける事態は壊滅的であると学舎たちが指摘しています。日本で心配されている南海トラフ地震の可能性もそうですが、人類はいつ起こるかもしれない自然脅威と直面していることを認識しておきましょう!