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ブログ - 天と地にある物事を想い巡らすサイト!よろず放談

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今年のコメ不足は起こるか?

カテゴリ: 衣・食・住 公開日:2019年07月24日(水)

今年のコメ不足は起こるか?

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1993年にエクアドルに駐在していた時に、日本ではコメの大凶作が発生しました。東日本の太平洋側、とくに東北地方の大冷害、そして西日本は台風の被害などのために、全国的に冷夏になったことが原因でした。当時、エクアドルに駐在している我々に対しては、安い価格で日本食を送ってくれる社内制度があり、頻繁に活用していました。特にコメは重要でいつも補充していた様に思います。購入できる米はもちろん国産100%でした。住んでいたのが海抜3000メートルのキトですから、電気ガマの焚き時間調整が多少問題でしたが、慣れれば問題なく、保温状態で数日は十分食べることが出来ました。ところが、大凶作の翌年だったと思いますが、日本米の不足で、送られてくる米が国産80%、タイ米20%の混合米になったのです。それを炊いた日は余り変な感じはなかったのですが、保温状態で1日経つと米の表面に黄色い色が浮き出てきて、なんとなく変な臭いも感じました。あとで考えるとこれがタイ米の効果というか影響だったのです。
気象庁によると、東京都心は7月16日まで20日連続で、日照が1日3時間未満を記録しました。これは1961年の観測開始以来の出来事で、17日連続で最長記録だった1988年を上回っているそうです。さらに、東海から東京、北関東、東北までの太平洋側の地域は記録的な日照不足が続いています。ちょうど栄養成長期にあたる出穂前に日照不足が続いているので、生育に影響が出ている可能性があります。
1993年と同じようにならないことを祈るばかりです!

リチウムイオン電池から全個体電池へ!

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2019年07月23日(火)

リチウムイオン電池から全個体電池へ!

補聴器に使われている電池が充電式のリチウムイオン電池に急速に移行しています。
補聴器用電池の第1人社であるファルタ・マイクロバッテリー・ジャパン社の予測では、4年後に50%以上が充電式のリチウムイオン電池になるとのことですが、直近の動きからするともっと早まりそうな雰囲気があります。IoT社会のニーズに必要な充電池、さらに、電気自動車用の充電バッテリー向けの需要が現在世界で注目されています。現在の主流であるリチウムイオン電池は電解液を使用しますが、液漏れ及びそれに伴う発火の危険性があることや小型化がしにくいことなどがあり、特に電気自動車用については限界があります。
NEDO(新エネルギー産業技術総合開発機構)が2010年に作成した二次電池(充電池)技術開発ロードマップでは、2030年頃までに普及すべき革新二次電池の候補として全個体電池があげられていましたが、現在、まさにその開発競争に世界が動いています。全個体電池は電解液も固体であるため発火の危険性が少ないことや、出力特性を高められること、さらに小型化も可能になります。IoT分野では,TDK、村田製作所などが既に量産体制を構築し始めています。長時間使用可能なワイヤレス・イヤホーン用などの全個体電池は近々大量に出回ると思われます。電気自動車分野では、トヨタ自動車が主体となって、パナソニック、東芝、中国電池メーカーなどと連携して電気自動車用の全個体電池開発を発表しています。電気自動車の世界では、同時並行して、水素燃料電池車の開発も行われていますが、水素の保存法、再充填の手軽さ、価格、走行距離など、まだ課題が多く実現の時期がなかなか見えてきません。従い、全個体電池の技術革新が急速に進み、2030年にはガソリン車が大幅に減っているかもしれません!

ダビデ像の表情2面性!

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年07月21日(日)

ダビデ像の表情2面性!

1501~1504年にかけてミケランジェロが制作したしたダビデ像が、表情に2面性を持っていることはあまり知られていません。たくさんの観光客が見物することで有名なのはベッキオ宮殿前のシニョーリア広場にあるダビデ像ですが、これはレプリカで、本物はアカデミア美術館の中にあります。高さが5.17メートルもある巨大な大理石像です。

ミケランジェロは戦いに挑む直前の、緊迫したダビデを表現しているそうです。後にダビデはイスラエル王になるのですが、緊迫した戦いの場面について、聖書の中の物語では『イスラエル軍とフィリスティア軍との戦いが膠着状態にあったとき、巨大な体躯に重装備で身を固めた歴戦の勇士ゴリアテが進み出て、イスラエル軍の戦列に向かって「自分を倒せるものなら倒してみろ」と挑発した。イスラエル軍の兵士たち全員が恐れをなして尻込みする中で、武具の着け方さえ知らない羊飼いの若者が、羊を狼から守るために使う石投げ器一つでゴリアテに挑み、石がゴリアテの額に命中し一撃で倒した。』と記述されています。

ここで注目されるのはダビデの2つの目です。ダビデの顔を正面から見ると、右目がこちらを向いているのに対して、左目が外を向いていて、いわゆる外斜視にしてあります。聖書の中には、ダビデが斜視だったことを示唆する記述はありませんから、そのことも知った上で、ミケランジェロは、すべての角度からの見栄えを計算し尽くして造っていたに違いないと言われています。

専門家達が指摘するには、像から見て右側は、体のバランスも取れていて安定している「静」の状態に、左側は、足を投げ出し髪も乱れた「動」の状態にしてあるそうです。さらに、目に関して言えば、左目は体の動きに準じて敵をまっすぐに睨みつけているが、右目は力と機知と知性をたたえた眼差しに見えるそうです。

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ミケランジェロは絵画の才能も凄いですが、彫刻にも秀でていたことがわかりますね!

週間少年漫画雑誌の現状!

カテゴリ: 文化・芸術 公開日:2019年07月19日(金)

週間少年漫画雑誌の現状!

3月17日が漫画週刊誌の日であることは余り知られていません。

1959年3月17日に少年マガジン「講談社」と少年サンデー「小学館」が発刊されたのを記念して制定されました。その後1968年に少年ジャンプ「集英社」が発刊されました。

当時これらは3大少年漫画週刊誌と呼ばれていたものです。

発刊後、この3誌ともどんどん販売部数を伸ばしていき、1995年に絶頂期を迎えます。トップを走ったのは少年ジャンプで653万部を発行しました。2位は少年マガジンで453万部でした。少年ジャンプと少年マガジンはアクション、スポ根、バトルのカテゴリー漫画が多く、少年サンデーは学園ものが多かったと思います。何故かわかりませんが、1995年に少年ジャンプに連載されていたドラゴンボールが終了してから、発行部数は低下の一途をたどり、最近では少年ジャンプが約180万部、少年マガジンが約84万部、少年サンデーは約30万部まで下落しています。

発行部数不振の背景には、少子化、ゲーム人気、モバイル普及などの理由が複合的に絡んでいるようですが、それに加えて、電子版が普及しているのも影響しているかもしれません。ひょっとすると、漫画に飽きた人たちも沢山いるのかもしれません。

個人的には発刊以降ずっと購読していたわけではないのですが、初刊から少年ジャンプに連載された「男一匹ガキ大将」の主役である戸川万吉にとても感銘を受けました。あの頃の漫画には何か夢の様なものがあった気がします。それも時代のなせる業なのでしょうか?

納豆の効能とトッピング!

カテゴリ: 衣・食・住 公開日:2019年07月18日(木)

納豆の効能とトッピング!

7月10日は納豆の日でした。そこで、納豆について気がついたことをまとめてみました。
○ 納豆の効能:
・良質な植物性タンパク質が豊富。
・納豆菌を作用させた発酵食品で消化率が高い。
・ナットウキナーゼが血栓を防ぎ、動脈硬化を予防する。
・イソフラボンが更年期障害や骨粗鬆症を防ぐ。
・ビタミンB2が豊富で糖質や脂質の代謝を促進する。
・必須アミノ酸のリシンを多く含んでいる。
いつでも食べられるのに、常食としていない人が結構いる納豆は体にいいことばかりではないですか!
○ 納豆をさらに美味しくするトッピング:
・ネギ:
ネギの硫化アリルが納豆のニオイを消し、ナットウキナーゼとの相乗効果で血液をサラサラにします。
・シソ:殺菌作用や防腐作用があります。納豆にないビタミンAやCも含まれています。
・すりゴマ:
カルシウムや鉄分などのミネラルが含まれています。また、香ばしさも楽しめて風味もアップします。
・キムチ:
発酵食品同士で納豆と相性は絶妙です。キムチには、唐辛子やニンニク、ショウガなども使われているので、新陳代謝、血流、免疫力、疲労回復にも効果があります。
・ザーサイ:
中華系の漬物で、ミネラルや食物繊維が豊富です。乳酸菌の整腸作用も期待できそうです。
・しらす干し:
カルシウムが豊富なうえ、骨を丈夫に維持するビタミンDも含まれています。
・オクラ:
「ねばねば」同士の組み合わせです。オクラのねばねばは、水溶性食物繊維のペクチンやガラクタンのぬめりで、整腸作用、血糖値の急上昇を防ぐことが期待されます。また、カルシウムやカリウムも豊富です。

ちょっとした工夫でさらに美味しさが増す納豆は凄いですね!
積極的に食べてみては如何でしょうか?

 

バクテリアががん細胞を完全破壊?

カテゴリ: 科学、自然 公開日:2019年07月18日(木)

バクテリアががん細胞を完全破壊?

アメリカのコロンビア大学研究チームがすごいことに挑戦しています。
バクテリアを使って完全にがん細胞を破壊しようとしているのです。
鍵はCD47という遺伝子にあります。通常、CD47は健康な細胞にくっついて「私を食べないで」というようなサインを出しているので、死んだ細胞などを食べるマクロファージと呼ばれる免疫細胞から健康な細胞を守っています。ところが、がん細胞が突然変異によってCD47を作り出し、自分自身をマクロファージから逃れさせて成長することがわかっていました。それ故、この偽のCD47を免疫細胞に攻撃させる方法を開発して、臨床試験も始まっていたのですが、攻撃する交代の分子が大きすぎて腫瘍の中に入り込めませんでした。
今回のコロンビア大学は、抗体の代わりにバクテリアを使って攻撃することを試みています。
500万個の非病原性バクテリアに、抗体よりもっと小さな単鎖抗体を生成する遺伝子を注入し、マウスの腫瘍に注射しました。その結果、バクテリアは腫瘍内で大量の単鎖抗体を吐き出し、CD47によるがん細胞の「私を食べないでサイン」のカムフラージュを剥がすことに成功しました。その後、Tリンパ球を活性化させて腫瘍を小さくし、最終的には完全に除去できたのだそうです。
マウスでの成功がそのまま人間に応用できるかどうかはまだわかりませんが、以前掲載した光免疫療法よりすごいことかもしれません。今後の推移に注目しましょう!

初心者向けとされる関東の山々を侮ってはいけない!

カテゴリ: 散策 公開日:2019年06月27日(木)

初心者向けとされる関東の山々を侮ってはいけない!

夏が近づくと初心者も山仁登ってみようかという気持ちになるようで、山岳系のメディアや雑誌がしきりに勧誘しています。個人的な登山歴として挙げられるのは。25歳ぐらいの時に会社の同僚たちと富士山に5合目から登ったことと46歳位の時にエクアドルのコトパクシ山(5897m)の5000mまで登ったことくらいです、富士山は同僚の中に女性が1人いたので、初めは彼女に併せて登りはじめ、彼女が7合目でリタイアしたのでそこからギアを上げて約4時間で頂上に到達しました。10分ほど休憩を取ったあと当時は当たり前だった「須走」で下山しました。かかとに重心を置き、スキーで新雪を滑り降りるようなイメージです。5合目まで1時間ほどでしたが、スピード感があり、宙を飛んでいるような爽快な気分だったことを今でも覚えています。

コトパクシはエクアドルで2番目に高い山です。国立公園内を4300mまで車で走り、そこから5000mまで須走の一歩道を登って行きます。空気は薄いし、須走なので普通に歩くと自重でずれ落ちなかなか上に進めません。先に登った人たちの足跡を頼りに飛び跳ねるように4~5歩進み、小休止する方法で登っていきました。結局1時間15分で5000mに到達したのですが、さすがに空気が薄く、ふわふわした感じでした。

この様な経験をしているにも関わらず、現在は初心者コースを登山するのに四苦八苦しています。初心者用の代表的な山は、高尾山、御岳山、陣馬山、筑波山、伊予ヶ岳などが有名です。この中で、2年ほど前に御岳山に登って来ました。ガイドブックには「ケーブルカーを利用すれば、御岳山駅を降りてから山頂の武蔵御嶽神社までは、歩いて30分ほど。また「ロックガーデン」を一周するコースは、大小さまざまな奇石の間を流れる清流や、岩に這う美しいコケ、木々の緑に上流の滝と、見所がいっぱい! 途中の天狗岩には鎖が設置されていて、岩登りにチャレンジもできます。比較的なだらかで休憩所とトイレも設置されているコースなので、ご家族連れにもおすすめですよ。」などと記載されていて、下山もケーブルカーに乗れば大したことはないと思っていたのですが、連れて行ってくれた補聴器/経堂の石田様が別のコースに案内してくれたおかげ(?)でひどい目にあいました。ガイドブック同様武蔵御嶽神社までは大したことはなかったのですが、ロックガーデンに行かず、七代の滝に向かったのです。およそ400mの標高差をまっすぐ降りていくのですが、木の根っこが造ったようで、1段の高さが50cm以上ありそうな天然階段をひたすら下りました。この行程で両足の膝の上の筋肉に力が入らなくなったのです。その後、急な鉄階段を何とか登り切り、七代の滝への下り口まで戻ってきました。そこで終わりにして、ケーブルカーで戻れば、初心者として合格だったかもしれないのですが、膝上の筋肉が回復したように思えたので、石田様が日の出山を経由してツルツル温泉に入ってから帰ろうと提案されたことを、無謀にも了解してしまったのです。日の出山までの登りはそれほど急ではなくむしろ快調に進んだのですが、頂上直前に標高差5~10mくらいの急な階段があり、再度膝上に力が入らなくなりました。20分ほど休憩して、最後の下山をするのですが、足がほとんど言うことを聞かず、自分より年上だと思える方たちにも追い抜かれ無様な姿をさらけ出していました。ようやく林道に出たと思ったら、そこからツルツル温泉までが長いこと、温泉に着いたときは瀕死の状態でした。

石田様にはこの御岳山を含め4回登山に連れて行ってもらいましたが、1勝3敗という結果です。

イギリスの登山家、ジョージ。マロリーが「なぜ、あなたはエベレストに登りたいのか?」と問われて「そこにエベレストがあるから」と答えたという逸話は有名ですが、エベレストを御岳山に置き換えて、同じルートをもう一度挑戦したいと思います。

「スカボローフェア」とパセリ・セージ・ローズマリー&タイム!

カテゴリ: 衣・食・住 公開日:2019年06月26日(水)

「スカボローフェア」とパセリ・セージ・ローズマリー&タイム!

香辛料を調べていたら、1966年に映画「(卒業)の主題歌として大ヒットした、サイモンとガーファンクルの「スカボローフェア」を思い出しました。自慢にもならないですが、ギター片手に良く歌っていたものです。スカボローフェアは正式な発音では「スカーバラ・フェア」と称し、スカーバラは英国ノース・ヨークシャー州に現存する海沿いの街ですが(画像は町の概観)、フェアは市のことです。

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中世期は交易の拠点として栄えて、毎年夏にフェア(市)が開催され、歌詞にある様なパセリ、セージ、ローズマリー、タイムといったハーブも売買されていたそうです。17世紀ごろ、「妖精の騎士」と呼ばれた別のバラードを元にして作られ、吟遊詩人達によって歌い継がれていたもののひとつとの言い伝えがあります。サイモンとガーファンクルはそのバラードをハーモニーを交え、美しいメロディーに変えて歌ったのです。妖精の騎士の歌詞は魔界の妖精と人間のやり取りとされています。魔界の妖精が、旅人に無理難題を問いかけ、もし、旅人が、まともに返答したなら、魔界にさらっていくというものでした。その企みを見抜いた旅人は、「パセリ、セージ、ローズマリー、タイム」 と、魔除け効果のあるハーブの名を唱えて、うまく逃げおおせたということらしいです。サイモンとガーファンクルの歌詞では、大陸からスカーバラ・フェアを訪れた男性が、その折、巡り合ったかの地に住む昔の恋人に、「自分のことは忘れてくれ」というメッセージを込めたものになっています。映画「卒業」では男と女が逆の立場になる展開なのですが、メロディーといい、歌詞といい、映画のストーリーに良く合っていたと思います。

さて、ここで本題ですが、4つのハーブは魔除けの効果、つまり、抗菌性や抗酸化性が高いハーブたちのようです。それぞれを少し見てみましょう。

〇 パセリ:

原産地はイタリアのサルデーニャ島と言われていますが、さわやかな香りを持ち、鮮やかな緑色をしています。おそらく、外国原産の中で、日本人が一番よく知っているハーブの一つでしょう。栄養価は極めて高く、ビタミンA βカロチン)、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC など多くのビタミンを含み、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルも野菜の中でも屈指でです。他にも食物繊維、葉緑素、カリウムなども含み、これら栄養素の含有量は、野菜の中でもトップクラスだそうです。香りが結構強いので、好き嫌いがありますが、栄養価がとても高いので、ぜひ積極的に摂りましょう!

〇 セージ:

セージはシソ科アキギリ属の多年草または常緑低木で地中海原産です。長楕円形で柄のある葉は対生し、表面に細かい縮れがあるのが特徴で、ヨモギに似た芳ば しい香りです。ローズマリーとともに他のスパイスに比べて際立って強い抗酸化作用を有していて、脂肪分解や臭み消し効果があるので肉料理の香り付けによく使われていますが、そのほかの薬用効果も多彩なハーブです。

〇 ローズマリー:

地中海沿岸が原産の、シソ科のフレッシュスパイス(ハーブ)です。消臭効果や抗菌作用、抗酸化作用があり、甘い芳香と爽やかなほろ苦さが特徴です。下味づけや調理途中で加え、クセのある肉や魚介の臭み消しのほか、野菜料理の風味づけにも使われます。さらに、肉や魚とともにグリルやオーブンで焼き、香りを移した香草焼きなども、おなじみの使い方です。

〇 タイム:

タイムはシソ科イブキジャコウソウ属の植物の総称で、およそ350種もあります。数ある種の中でも、日本で使われるコモンタイム(立麝香草)、シトラスタイム(レモンタイム)、ワイルドタイム(ヨウシュイブキジャコウソウ)が代表的な種でです。芳香を持つ多年生植物で、丈が低く草本にみえるが、茎が木化する木本です。肉類、スープ、シチューの香り付けにしばしば使われるます。また、フランス料理ではブーケガルニ(香草類を束ねたもの)やエルブ・ド・プロヴァンス(プロバンス地方で用いられるハーブブレンド)に欠かせない食材の1つでもあります。

香辛料・スパイス・ハーブの違いは?

カテゴリ: 衣・食・住 公開日:2019年06月25日(火)

香辛料・スパイス・ハーブの違いは?

この3つの違いを簡単に掲載します。何気なく料理に使っていますが、実は奥が深いので、まず基本から押さえておかないといけません。

1.香辛料:
香辛料とは植物体の一部である、植物の果実、果皮、花、蕾(つぼみ)、樹皮、茎、葉、種子、根、地下茎などを、特有の香り、辛味、色調を有し、飲食物に香り付け、消臭、調味、着色等の目的で使用し、風味や美観をそえるものの総称です。
香辛料の栽培地域は大きく、熱帯~亜熱帯地域(南アジア、中央アフリカ、ラテンアメリカ等)、亜熱帯~温帯地域(アジア、アフリカ、ヨーロッパ、南北アメリカ)、温帯地域(アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカ)の3つに分かれます。
コショウ、クローブ、ナツメグ、カルダモン等は熱帯~亜熱帯、とうがらし、ターメリック、ジンジャー等は亜熱帯~温帯、クミン、コリアンダー等多くのシードスパイスやハーブは温帯で栽培されています。

2.スパイス:
スパイスとは香辛料のうち、利用部位として茎と葉と花を除くものの総称です。
具体的には、ニンニク、ショウガ、ごまの種子、唐辛子、ホースラディシュ、マスタード、ケシノミ、ゆず、胡椒、ナツメグ、シナモン、パプリカ、カルダモン、クミン、サフラン、オールスパイス、クローブ、山椒、オレンジピール、ウイキョウ、カンゾウ、フェネグリーク、ディルシード、カショウ、ロングペパーなどが含まれます。

3.ハーブ:
ハーブとは香辛料のうち、茎と葉と花を利用するものの総称です。
具体的には、クレソン、コリアンダーリーフ、紫蘇、セロリー、タラゴン、チャイブ、チャービル、ニラ、パセリ、マスタードグリーン(からしな)、ミョウガ、ヨモギ、バジル、オレガノ、ローズマリー、ペパーミント、サボリー、レモングラス、ワサビ葉、山椒の葉などが含まれます。

上記の中で誰もが使用していて、香辛料の王様とも言える胡椒は、日本ではブレンドされたものが市販されていますが、実は沢山の産地があってそれぞれ辛みも香りも異なるのだそうです。

胡椒を大別してみましょう!
〇黒胡椒:

 実が完全に熟する前に収穫し、じっくり乾燥させた胡椒です。ほどよい辛みがあり、胡椒の中で最も香りが強いものです。

〇白胡椒:

 完熟した故障の実を水に浸け、外皮を取り去って乾燥させたのが白胡椒です。強めの辛みと上品な香りが特徴です。

〇緑胡椒:

 実を収穫し、フリーズドライ製法で乾燥させたのが緑胡椒です。青みがあるマイルドな香りを持っています。

〇その他の胡椒:

オールスパイス:シチューなどの煮込み料理に使われます。

セシュアンペパー:中華料理に欠かせないスパイスです。

ピンクペパー:料理の彩りに良く使われます。

レッドペパー:フルーティーな完熟胡椒です。

漆(うるし)の話 その1

カテゴリ: 趣味 公開日:2019年06月24日(月)

漆(うるし)の話 その1

漆とはウルシ科のウルシノキやブラックツリーから採取した樹液を加工した、ウルシオールを主成分とする天然樹脂塗料です。日本と中国産樹液はウルシオール、台湾とベトナムはラッコール、タイやミャンマーはチチオールを主成分としていて、多少の違いがあります。

ウルシの生息域は東アジアから南アジアに限られており、漆器は当地域の特産品と言えます。

成分的に見ると、漆は油中水球型のエマルション(分散質と分散媒が共に液体である分散系溶液)で、有機溶媒に可溶な成分とに可溶な成分、さらにどちらにも不溶な成分とに分けることができます。3つの成分が合体している不思議な塗料と言えるでしょう。

漆は硬化するのが一つの特徴ですが、主に、空気中の水蒸気が持つ酸素が、生漆に含まれる酵素(ラッカーゼ)の触媒作用によって常温重合する酵素酸化で硬化します。

大変デリケートな一面もあって、紫外線によって劣化するし、液体の状態で加熱すると酵素が失活するため固まらなくなります。

日本国内の漆の生産量は、需要量の2%程度でしかなく、残りは中国からの輸入で賄われています。その輸入量は1990年前後が300トン以上であったのに対し、2007年以降は100トンを切る傾向にあります。日本国内の生産地は北海道から高知県にまでまたがっていますが、生産量の70%は浄法寺漆に代表される岩手県産です。漆生産の場では、漆かき職人が減少し続けており、今後、文化財の修復に必要な国内産漆の確保に支障が生じることから後継者の育成が課題となっています。

製品の代表格である漆器(しっき)は、木や紙などに(うるし)を塗り重ねて作る工芸品です。日常品から高級品、食器、根付等まで様々な用途があります。狭義には「漆を塗った食器」の意味ですが、それに捉われていません。漆を表面に塗ることで器物は格段に長持ちするので、用途は広がります。

加工された素地(きじ:素材が木の場合には「木地」)に下地工程、塗り工程と、細かく挙げると30から40になる手順を経て漆器に仕上げていきます。この工程は漆工と言われそれぞれに名前があり、生産地別で考え出された漆工も合わせると多岐にわたります。

利用される素地には、よく乾燥された木材、竹、紙、金属などが良く使われますが、現代では合成樹脂も使われています。更に、漆にセルロースナノファイバー(CNF)を混ぜて光沢や強度を高める技術が開発されるなど、時代とともに進化しているのです!