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ドロミーティのエンロサディラ!

カテゴリ: 散策 公開日:2023年02月09日(木)

ドロミーティのエンロサディラ!

約6500万年前の造山活動によってヨーロッパのアルプスは形成されました。

その東側の一部にドロミーティがあります。

トレチーメ等大変印象的な山が群集している地域です。

18世紀にフランスの地質学者デオダ・ドゥ・ドロミューがこの地域で苦灰岩(マグネシウム質石灰岩)を発見し、

その岩石をドロマイトと名付けました。

ドロマイトで出来た奇岩が集まった地域もドロミーティと名付けたのです。

考えてみれば、この地質学者は名実ともに永く自分の名前を歴史に残したことになります。

ドロマイトの奇岩は石英が細かく含まれているためか、夕日の当たり具合によって綺麗なオレンジ色に変色します。

この現象をエンロサディラと言い、この地域だけでなく世界から見に来る観光客やプロの写真家が多いそうです。

まずは時間によって変化する色彩をみて下さい。

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次はドロミーティ・エンロサディラ・満月の競演です。

 

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アルプスには絶景が沢山ありますが、エンロサディラも間違いなく絶景の一つです。

2023年札幌雪祭り開催!

カテゴリ: 散策 公開日:2023年02月06日(月)

2023年札幌雪祭り開催!

久しぶりに札幌の雪間売りが開催されています。

祭りの中心である大通りには大規模な作品が並んでいます。

北海道にいた恐竜を再現し照明を当てることで美しさが引き立つ作品や日本が誇るMLBの大谷など見応えのある作品が沢山あります。

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久しぶりの開催なので札幌の市民も観光客も満喫しているのではないでしょうか?

2023年1月31日 渋谷東急百貨店本店閉店!

カテゴリ: 散策 公開日:2023年02月02日(木)

2023年1月31日 渋谷東急百貨店本店閉店!

沢山の人が東急百貨店本店を懐かしみ31日に訪れたとのことです。

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有名な渋谷のスクランブル交差点からはかなり奥まったところにありました。

高度経済成長期の1967年に開店し、1989年に開設した複合文化施設のBUNKAMURAと共に、

最先端の文化や流行の発信拠点として存在感を示してきたと言われています。

渋谷は昔からよく訪れていましたが、個人的には東急百貨店本店の方向には馴染みがなく、残念なことに1回も訪れたことはなかったです。

百貨店は高度経済成長のシンボルみたいな存在でしたが、バブル崩壊と共に個別ブランドの店舗が増え、

あのような大型店ブランドというもの自体が意味のないものに変化していったのです。

三越と伊勢丹が合併したのはその最たるものでしょう!

現在の百貨店は高級ブランドが百貨店内に店舗を構え、まるで場所を貸している形態に変わっています。

青年時代は買い物といえば新宿の伊勢丹によく行きましたがここ20年ほどは百貨店で何かを買う気はあまりしません。

百貨店の将来はどうなるのでしょうか?

世界最大の大英博物館!

カテゴリ: 散策 公開日:2023年01月31日(火)

世界最大の大英博物館!

所蔵物800万点を超える大英博物館は世界最大の規模を誇ります。

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東京国立博物館が約12万点、ルーブル美術館が役36万点などと比べると群を抜いています。

今から40年前位でしたか、ロンドンに行った時に一度訪れたことがありますが、

規模が大きすぎて2-3時間では全体像がつかめませんでした。

先日BSで大英博物館番組が放映されていました。

規模や内容が大きすぎるので何度かに分けて放映されるようです。

第1回目で印象に残ったことを掲載しておきます。

  一広間全体に広がるラムセス2世の世界。

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一説にはモーセの時代のファラオとも伝えられ映画「10戒」でも登場するので馴染み深く、

この広間をみると圧倒されるのではないでしょうか。

  大英博物館で最も美しい壺の一つといわれる黒像式アンフォラ派一目見ただけで

ハッとさせられるオーラがあります。

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描かれているのはギリシア神話でアキレウスがアマゾン族の女王エンテレシアを殺すシーンです。

突き刺した槍でエンテレシスの首から血が溢れ、それをみたアキレウスの目に彼女に恋して殺してしまった賛美と絶望が見て取れます。

  大広間に鎮座しているギリシアの石像物の数々はアテネ・アクロポリスのパンテオン神殿の屋根に飾られていたものです。

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大英帝国時代に世界各地から宝物を略奪または買収して来たのですがこれは典型でしょう。

当時英国大使だったエルギン卿トマス・ブルースが大金を叩いて英国に持ち帰ったのです。

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大英博物館はそれらを経費の半額程度で買い取ってそうで、エルギン卿は大損したのです。

ローマに引き継がれる彫刻技術の精密さには感服するばかりです。

  くさび形文字の粘土板も印象的です。

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旧約聖書・創世記にノアの箱舟が後世に伝わった記述があります。

「あなたはゴフェルの木の箱船を造りなさい。

わたしは四十日 四十夜 地の上に雨を降らせ

わたしの造ったすべての生き物を地の面から拭いさることにした」

19世紀にジョージ・スミスが粘土板のくさび形文字を解読しました。

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そこに「六日、七夜、風が吹き、大洪水と暴雨が大地を拭った」と書かれていることが分かり、

ノアの洪水説は確かにあったと現代人も信じる(?)様になったのです。

紀元前の大昔に日本では考えられないような文明が起きていたことを想像すると世界史の重要性が認識されます。

エクアドル・キトのパネシージョの丘と赤道のコリオリの力!

カテゴリ: 散策 公開日:2023年01月27日(金)

エクアドル・キトのパネシージョの丘と赤道のコリオリの力!

先日BS番組でエクアドル・キトの特集を放映していました。

1992~97年の5年間キトに居住していたので懐かしく観賞しました。

大半がキトの旧市街についてだったのですが、新市街に済んでいた私に取っては初めて知る情報が沢山ありました。

キトがインカ王国の第2の都市だったとは知りませんでした。

番組を見て先ず感じたのはエクアドルが裕福になりキトも驚くほど近代化されたことでした。

地下鉄まで走っているというのです。

キト全体を見下ろすピチンチャ山が凄く印象的なのですが、この山の紹介はありませんでした。

1999年に噴火した様なので風景が変わったせいかもしれません。

一番印象的だったのは旧市街にあるパネシージョの丘も頂上に鎮座する聖母マリア像も不変だったことです。

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それほど高い丘ではないのですがここに登ると旧市街も新市街も見渡せるのです。

旧市街と新市街の間に中央広場みたいなところがあり、当時無名の画家達が自作を路面展示しながら売っていました。

パリのモンマントルの丘の雰囲気に似ています。

大半は画像の様なゴンザロ・エンダラ クロウの模倣画でしたが、

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唯一凄く気にいった絵があり帰国直前に買った作品を現在画像の様に部屋に飾っています。

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この絵の中心がパネシージョの丘で何となく嬉しく感じました。

当時日本から来られるお客を連れて行く場所にキトから30kmほど離れた赤道記念碑があります。

そこには赤道を示す赤い線が塗られていましたが現在は黄色く塗られているではありませんか。

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当時から知られていましたが、現在は250mほど離れた場所に赤道が赤く塗られています。

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そこで案内役またはガイドの人がコリオリの力を見せる実演をしているのです。

コリオリの力とは、回転座標系上で移動した際に移動方向と垂直な方向に移動速度に比例した大きさで受ける慣性力です。

ちょっと難しいので分かりやすく説明すると、地球は東向きに自転しているため、

低緯度の地点から高緯度の地点に向かって運動している物体には東向き、

逆に高緯度の地点から低緯度の地点に向かって運動している物体には西向きの力が働くのです。

言い換えると北半球では右向き(時計回りと反対)、南半球では左向きの力(時計回り)が働きます。

実演は画像の様に真ん中に排水口がある水槽に水を張り、

葉っぱを浮かべた上で排水口を開けると葉っぱが赤道の来たと南で回り方が逆になります。

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赤道上で排水すると葉っぱは回りません。

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昔はなかったですが、確かにこの実演は分かりやすいと思いました。

大変懐かしい番組でした!

東京駅近辺のランドマーク!

カテゴリ: 散策 公開日:2023年01月18日(水)

東京駅近辺のランドマーク!

ランドマークとはその地域や国における特徴的な記念物、自然物、建物、構造物、空間を指します。

例えば、神奈川県では295mの当時日本で最高の建物ランドマークが建設され、

建物の美しさや斬新さから国民がこれこそランドマークと感じたのではないでしょうか?

東京ととしては以前は東京タワーでしたが今はスカイツリーでしょう。

では、東京駅近辺となると先ず思い浮かべるのは皇居ですが、

ちょっと遠いのでもっと近くでとなるとやはり東京駅丸の内駅舎になるのかなと思います。

神田で仕事をしていた時期はお客様との会食で丸ビルや新丸ビルを使っていました。

この二つのビルも大きくて「ロードオブザリング」の二つの塔ではないですが東京駅と相対して雰囲気があります。

しかし、退職して年金生活になって東京駅を思い浮かべるとやはり東京駅丸の内駅舎になるのです。

しかし、時の流れと共に東京駅近辺はどんどん再開発が進んでいます。

最も注目されるのは画像の予想図の様に2027年に東京駅日本橋口前に竣工予定のトーチタワーです。

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たかさ390mの日本一のビルディングになります。

そのエリアはトーチタワーだけでなくいくつかのビルが連携して空間が3次元的に活用される場所になるそうです。

2027年からはこのトーチタワーがランドマークになる可能性もあるでしょう!

自由ヶ丘再開発!

カテゴリ: 散策 公開日:2023年01月13日(金)

自由ヶ丘再開発!

東急線正面改札の前はバスやタクシーが停車する広場になっていますが、

2027年(?)を目処に改札を背にして右側の一角が再開発されることになり、

みずほ銀行やその他の商店がほぼ立ち退きが完了しました。

再開発後に建てられるビルが画像の様なものらしいです。

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自由ヶ丘は人気のある町のひとつとして有名ですが、企画整理などがまるでなされていないので、凄くごちゃごちゃした印象を受ける町です。一方そのごちゃごちゃ感が良いという人達もいるので人の好みとは複雑なものだと思います。

石垣島!

カテゴリ: 散策 公開日:2023年01月10日(火)

石垣島!

友人から石垣島の写真が送られて来ました。

東京では寒さに震えているのに、半袖で過ごせます、とあり、南国はいいなと憧れます。

石垣島に旅した事がありますが、美しく南国情緒たっぷりの魅力的な島でした。

私は海水浴はしませんが泳げる人たちにとっては更に魅力的でしょう。

レストランで石垣島の郷土料理を歌と踊りを楽しみながら頂いた帰り、ホテルまでサトウキビの畑の横を歩いた記憶があります。

私は沖縄の島々が好きで他の島々も訪れましたが、何処も美しい海と南国の樹木、豊かな自然が心身を癒してくれます。

その美しい石垣島にミサイルの基地があります。

石垣島の方々はどう思っているでしょうか?

世界情勢が油断のならない状況下、この問題は深刻に捉えて国民全体でしっかり議論して行く必要があると思います。

そして何が世界で起きているのか、日本はどう言う立ち位置にありどうしなくてはいけないのか。

真剣に皆で考えて行くべきだと思います!

小倉あん発祥の二尊院!

カテゴリ: 散策 公開日:2023年01月08日(日)

小倉あん発祥の二尊院!

二尊院は京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町にある天台宗の寺院で、834年円仁によって創建されました。

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個人的には訪れたことがないので興味深く感じます。

総門を入った「紅葉の馬場」と呼ばれる参道は、紅葉の名所として知られ、

また奥には小倉百人一首ゆかりの藤原定家が営んだ時雨亭跡と伝わる場所があります。

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二尊院の名は本尊の「発遣の釈迦」と「来迎の阿弥陀」の二如来像に由来すます。

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あまり意識していませんでしたが、仏教に興味がないと阿弥陀如来と釈迦如来の違いがわからないのでしょうか?

簡単に言うと釈迦如は実在の人が仏になった、阿弥陀如来は実在していない仏で、

別の言い方をすれば、地球上の仏が釈迦如来で宇宙全体の仏が阿弥陀如来でしょうか。

死者を送り出すのが釈迦如来で迎い入れるのが阿弥陀如来とも言われています。

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ギリシャ神話であればゼウスが阿弥陀如来で釈迦如来はアポロンを含めゼウス以外の神様と言ったところでしょう。

最澄が開いた天台宗はご本尊を決めていません。

比叡山の延暦寺は薬師如来ですが、お寺によって釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来のいずれかをご本尊にしているようです。

最も多いのは釈迦如来だそうです。

二尊院は阿弥陀如来と釈迦如来2仏をご本尊としているところが変わっています。

そして釈迦如来は右手を上げ、左手を下げる一般的な印相を示しているのですが、

阿弥陀如来像は普通とは異なった腕と指の造りになっています。

右手を下げ、左手を上げる通常とは逆の形に造られていることに加え、

通常は親指と人差し指、親指と中指、親指と薬指のいずれかで輪をつくる印相を示しますが、

二尊院の阿弥陀如来像は下げた右手の指を5本とも真っ直ぐ伸ばしているのです。

何故この様な造りにしたかの解説はありませんので、何か仏の神秘感を感じるではありませんか!

比叡山延暦寺で修行した総が悟りを開いて下野し、様々な宗派を造り出され現在に至っていますが、

個人的にはどの宗派も悟りを開くには修行というキーワードは共通と思うので同じように感じます。

どの宗派も旧統一教会の様に一般の人々を不幸に陥れる悪行は絶対にされないようお願いします。

お猿公園!

カテゴリ: 散策 公開日:2022年12月26日(月)

お猿公園!

兵庫県芦屋市の打出駅近くに小さな公園があります。

そこはお猿公園として親しまれていて、かつてはお猿やシマリス、孔雀などがいたそうです。

考えただけでも素敵な空間ではないでしょうか?

小さな子や昔小さかった子にも特別の場所になるような気がします。

私が訪れた時は公園の真ん中に檻の跡があるばかりでした。

でも何だか想像力がかき立てられる思いです。

公園からは古い図書館の壁が蔦に絡まって見えました。

後で姉にこの話をすると受験勉強をその図書館でしたそうです。

とても寒かったと言っていました。

村上春樹のデビュー作「風の歌を聞け」にこのお猿公園が出て来ます。

何だか存在しないような場所が彼の作品には出て来ますがここは本当にあったんだって感銘を受けました。

ここは打出小槌町と言うのですが初めてその地名を聞いた時も、まるで物語のような響きに心底びっくりしました。

様々な偶然が私をこの場所に連れてきました。

人との出会いは奇跡と言いますが場所との出会いもやはり奇跡のように思えます。