上野・マティス!
上野・マティス!
上野駅と言うのは本当に大きな駅で、建物は7層にわたり出入り口も沢山あります。
上野動物園や国立博物館、西洋美術館等に行く際使う公園口から浅草口まで歩いたのですが、
駅の周囲を回るようにして行っても大変遠く感じました。
その間幾つもの出入り口があり、上野駅の巨大さを感じました。
これならスイカを使って駅に入場して有料ではありますが駅構内を通った方がだいぶ時間が節約出来るだろうと思いました。
上野と言えば北への列車のターミナル駅としてのイメージがとても強いです。
スキー旅行も夏の旅行も上野駅から始まり、上野駅に帰って来て終わっていました。
そんな交通の要の場所でもあり、沢山の有数の美術館やコンサートホールがあり、東京芸大と言う日本の最高峰の芸術大学もあります。
更には上野動物園は子供時代そして親になれば子供を連れて、更には孫を連れてと一生縁があるように思います。
一方アメ横のあの活気ある雰囲気は独特で飲んだり食べたり買い物したりと楽しいところです。
地方から来た友人が行きたいというので一緒に行ったりして、やはり有名なんだと再確認したりしました。
上野はエネルギーがいっぱいの多面性を持つ大きな魅力的な町だと思います。
東京都美術館で開催中のマティス展も覗いてみました。
マティスといえばドラン、ブラマンクと共にフォーヴィズム(野獣派」の巨匠として有名です。
フォーヴィズムとは純粋な色彩による絵画様式で野獣を描いているわけではありません。
画像の5作はマティスの代表作ですが下段左はフォーヴィズム前に彼が最初に描いた「読書する女性」で写実的です。
上段左はフォーヴィズムに変化するきっかけになったと言われる「緑色の食器戸棚と静物」です。
その他三作のフォーヴィズム画との違いがよくわかります。
ダヴィンチと並ぶスーパー画家であるカソとも親交がありましたが、
ピカソのキュビズム(立体派=立方体派)とも通じるところが感じられます。
キュビズムとはルネサンス以来の単一焦点による遠近法の放棄すなわち複数の視点による対象の把握と画面上の再構成、
及び形態上の極端な解体・単純化・抽象化を意味します。
マティスの作品をいろいろ鑑賞して個人的に感じたことは自分でも描けそうですが、現実には描けないであろう難しさでした。
夏の旅行!
夏の旅行!
暑くなって来ました!
まだ6月と言うのに気温30度などあっさり超えて益々暑くなりそうです。
こうなって来ると涼しい所に行きたいとか、海に泳ぎに行ったり開放的な気持ちを味わいたいとか、
夏ならではの旅行へ気持ちがわきます。
政府がやっている全国旅行支援も場所によっては既に終わっている所もありますが、
まだ受け付けている所もあるし地域によっては再開している所もあります。
コロナの問題もとりあえず大丈夫のようなので、国内、海外共に旅行業界は活気を帯びています。
海外旅行は海外の物価高騰や更に円安も追い討ちをかけ、とても高く感じます。
以前行った事のある所などと比較すると驚きの価格です。
国内はそれに比べるとまだまだましで、割安感があります。
鉄道運賃もJRなら駅ネットなどで割安切符を買う事が出来ますし、
シニアには大人の休日倶楽部などがあり旅行に頻繁に行くならとてもお得です。
更に飛行機ならシニア割引もありますし、LC 等飛行機会社によってかなり割安のチケットも販売しています。
必要な情報を手に入れる事が出来ればお得に旅行が出来ます。
普段の生活からたまに別世界に飛び出すのは旅の醍醐味です。
心身がリフレッシュして活力が沸きます。
夏の暑さに負けずドラエモンの「何処でもドア」を開けてみたいと思います。
この市はどこでしょう?
この市はどこでしょう?
世界には美しい場所がたくさんあります。
7年間滞在したイタリアにも綺麗な場所は色々ありましたが、全部訪れたわけではありません。
それでも画像の場所はイタリアに行かれた方は100%と言っていいほど知っていると思います。
ひょっとしたら次の画像の城より日本人に取って有名かも知れません。
橋の上に宝飾品のお店が立ち並ぶことでも有名です。
余談ですが滞在当時イタリアには宝飾品の産地で有名な場所が3つありました。
その頃日本ではミラノファッションが注目を浴び、山梨県甲府市がゴールドチェーン製造で有名になった時代です。
トスカーナ州のアレッツォはゴールドチェーン、ロンバルディア州のヴァレンツァはゴールドと貴石、
ベネト州のヴィチェンツァはゴールドと半貴石でした。
中世から情熱的な市!
中世から情熱的な市!
上の画像がイタリアのどの市か判りますか?
ダニエル・クレイグの007映画にも登場しました。
下の画像の様に17のコントラーダ(町内会)が市の中心にある広場で毎年行う競馬でも有名です。
イタリアに7年も滞在していたのにこの競馬を見なかったのが今でも悔やまれます。
大阪の日本画!
大阪の日本画!
大阪の日本画と題した展覧会が東京ステーションギャラリーで開催されています。
東京ステーションギャラリーは東京駅丸の内駅舎内にあり、
辰野金吾さん設計の素晴らしい歴史的建造物で重要文化財の中にある希少性の高い美術館です。
今回は大阪の日本画にスポットを当て東京でも京都でもない、大阪で育まれた独特の雰囲気を持つ美術作品を展示しています。
実際観てみると、やはり今迄観て来た日本画と何か違う感じがします。
経済の大きな中心であった大阪の市民文化に支えられた近代大阪の美術は歴史の流れを汲みながらも、
伝統に縛られない自由な表現を成功させています。
妖艶で退廃的な作風で人気を博し、「悪魔派」と呼ばれた北野恒富の作品や女性画家の先駆者、
島成園等沢山の画家の作品を見る事が出来ます。
生田花朝の「天神祭」は実に明るく生き生きとして活気に溢れ天神祭はこんな風だったのかと思うと、
皆が楽しんだ様子が伝わり水の都大阪の面目躍如です。
静嘉堂・丸の内!
静嘉堂・丸の内!
去年の秋、丸の内に移転した静嘉堂文庫美術館に行きました。
あの素晴らしい曜変天目茶碗に再び出会う事が叶いました。
陳列される場所は変わっても変わらぬ存在感を持ってこの美しい茶碗は人の心を魅了します。
この新しい静嘉堂文庫美術館は丸の内にある明治生命館にあり、この建物は重要文化財です。
昭和9年に岡田信一郎さんの設計で建てられました。
古典主義様式の建物の最高傑作として高く評価されています。
作品を観る途中の休憩や見終わってほっと一息つくのに大堂と言われるホールに座るとこの実に素晴らしい建築をゆっくりと堪能出来、
とても贅沢な時間を過ごす事ができます。
今回の特別展”明治美術狂想曲”では重要文化財、橋本雅邦の「龍虎図屏風」黒田清輝の「裸体婦人像」等を見る事ができます。
赤坂プリンスクラシックハウス!
赤坂プリンスクラシックハウス!
五月は薔薇が美しい季節という事で薔薇に囲まれた紀尾井町にある赤坂クラシックハウスを訪れました。
ここは赤坂プリンスがあったところで、現在は東京ガーデンテラス紀尾井町の一角にあります。
紀尾井町ガーデンテラスはオフイス、ホテル、商業施設、カンファレンス、住宅、そしてこの東京都指定有形文化財からなる複合市街地です。この土地は江戸時代は紀伊徳川家の土地だったそうです。
隣接して尾張徳川家、彦根藩井伊家の屋敷があったことから、紀尾井町と呼ばれるようになったようです。
明治維新後北白川家邸に、そして李王家邸となり、更に西武電鉄所有の赤坂プリンスとなりました。
まさに歴史がこの地の上で吹き抜けて行った感があります。
赤坂プリンスクラシックハウスはイギリスのチューダー様式で落ち着いた雰囲気で二つの尖塔があり緑と薔薇に囲まれて大変美しいです。
現在はレストラン、パーティルームとして使われています。
創建当時の内装も見る事ができ宮家の格調高さを感じる事ができます。
直島!
直島!
直島に行ったのは10年くらい前の事です。
きっかけは美容院で美容師さんと夏の旅行の話をしていたら直島がすごく良かったと言って勧めてくれたのです。
ガイドブックもその場で見せてくれたのですが、とても魅力的に感じて、行く事にしました。
直島は瀬戸内海に浮かぶ直島諸島の中心の島です。
人口が減って行く問題を抱えて、島の活性化をはかるため芸術を積極的に取り入れたのです。
屋外に赤かぼちゃと黄かぼちゃが存在感たっぷりに目につき今も覚えているのですが、これは草間弥生さんの作品です。
水玉模様のかぼちゃが海のそばにどんと色鮮やかに座っているのです。
中がくり抜かれているので中に入る事もできます。
安藤忠雄さんの建築で地中美術館館があります。
島の景観を損なわないように建物のほとんどが地中にあります。
コンクリート、鉄、ガラス、木を素材として大変モダンな雰囲気があります。
モネの最晩年の睡蓮の作品5点が自然光のみで見られるよう陳列されています。
その他にも現代作家の印象に残る作品があります。
島を歩くと景色が素晴らしく瀬戸内海の美しさを感じます、そしてアートにも出会う事ができます。
今迄にこんな島は見た事がありません。
マカルー!
マカルー!
世界の8000m級14峰の中で5番目に高い8463mを誇ります。
マカルーとは明確な言葉がなく、チベット語でカマ渓谷にある峰の転語とか、
サンスクリット語でヒンドゥー教のシバ神の化身を意味するマハーカラーがなまったものといわれています。
14峰はネパールヒマラヤに9峰、カラコルムヒマラヤに5峰が鎮座していますが、
一番東にカンチェンジュンガ山群がありその次にマカルーが聳えています。
次はローツェとエベレストですが20kmくらい離れているので独立峰の印象が強い美しい山です。
個人的に山の容姿として最もお気に入りの山の一つです。
人類が8000m級の山に登頂したのは1950年にフランス隊がアンナプルナに登頂したのが始まりでした。
アンナプルナは落石などがあり登頂が大変難しい山ですが、それが最初だったというのは不思議な気がします。
登山が極めて難しいといえばK2が有名ですが、
登山技術の発達や機材の高度化によって攻略が進みK2ですら残すは冬の東壁だけだそうです。
マカルーには季節を問わず西壁が未踏になっています。3000mも続く大絶壁が人類の挑戦をまだ許していないのです。
NHKBSの番組グレートヒマラヤ・トレイルで眺めるたびに大変美しい山と感じています。
パタゴニア!
パタゴニア!
出来る事ならいつかパタゴニアに行ってみたいと思っています。
ですが、かなりハードルの高い望みなので先ずは頭の中であれこれ想像しながら楽しむことにしようと思います。
パタゴニアの美しい景色は写真だけですが、うっとりとしてしまいます。
南米のスイスと言われるそうですが、又少し雰囲気が違うように思います。
パタゴニアはアルゼンチンとチリにまたがりますがアルゼンチン側の玄関口はエル・カラファテ、
ここから80キロメートルほどでペリト モレノ氷河に到着します。
遊覧船もあり美しい青味を帯びた氷河を近くで見る事が出来ます。
一方チリ側からパタゴニアに行くならプンタアレナスが玄関口となります。
南米大陸の最南端マゼラン海峡に面した町です。
パイネ国立公園、グレイ氷河そしてマゼラン海峡を越えればフエゴ島があります。
子供の頃マゼランの世界一周という本を読みわくわくしましたが、マゼランが発見した大西洋から太平洋に抜ける海峡がここにあるのです。
世界は広くそのほんの一部しか行く事は出来ませんが、地図を広げると想像で夢が広がります。