ドロミーティのエンロサディラ!
カテゴリ: 散策
公開日:2023年02月09日(木)
ドロミーティのエンロサディラ!
約6500万年前の造山活動によってヨーロッパのアルプスは形成されました。
その東側の一部にドロミーティがあります。
トレチーメ等大変印象的な山が群集している地域です。
18世紀にフランスの地質学者デオダ・ドゥ・ドロミューがこの地域で苦灰岩(マグネシウム質石灰岩)を発見し、
その岩石をドロマイトと名付けました。
ドロマイトで出来た奇岩が集まった地域もドロミーティと名付けたのです。
考えてみれば、この地質学者は名実ともに永く自分の名前を歴史に残したことになります。
ドロマイトの奇岩は石英が細かく含まれているためか、夕日の当たり具合によって綺麗なオレンジ色に変色します。
この現象をエンロサディラと言い、この地域だけでなく世界から見に来る観光客やプロの写真家が多いそうです。
まずは時間によって変化する色彩をみて下さい。
次はドロミーティ・エンロサディラ・満月の競演です。
アルプスには絶景が沢山ありますが、エンロサディラも間違いなく絶景の一つです。