京都の苔名所!
京都の苔名所!
歴史と美を誇る京都には苔名所がたくさんあります。大原、洛北、洛東、洛西、洛南それぞれに有名な場所を探してみたら合計30にもなりました。このほかにもたくさんあると思いますが、少なくともこの30名所は全て訪れてみたいものです!
○ 大原:
三千院
比叡山の麓に堂宇を並べる天台宗のお寺。国宝・阿弥陀三尊像を祀る往生極楽院が建つ有清園は杉木立に覆われ、苔の生育にも適しているため、一面の緑が美しいです。
実光院
勝林院の子院のひとつとして建てられたお寺。初秋から春にかけて花を咲かせる不断桜が見られることで有名です。
勝林院
長和2年(1013)に創建された天台宗のお寺で、「天台声明」発祥の地と言われています。素朴な風情が漂う本堂前の参道にはスギゴケが多く敷かれ、紅葉とのコントラストが見事です。
来迎院
仁寿年間(851-854)に慈覚大師円仁によって開かれたお寺です。境内は木立が多く、湿潤な環境下であるため、様々な種類の苔を見ることができます。
○ 洛北:
圓光寺
紅葉の美しさで知られる臨済宗のお寺です。「十牛之庭」は空を覆うような楓や足下に広がる苔に加え、竹林がしっとりとした風情を醸し出します。
源光庵
本堂にある丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」で有名ですが、苔鑑賞をするには、一面が苔で覆われた書院に面するお庭です。
大徳寺 龍源院
壺庭である「東滴壺(とうてきこ)」と、「一枝坦(いっしだん)」、「龍吟庭(りょうぎんてい)」、「滹沱庭(こだてい)」の3つの枯山水庭園を有する大徳寺の塔頭寺院です。なかでも龍吟庭は、お庭一面が苔に覆われ、禅寺の厳めしい風情の中に優しい彩りを添えています。
瑠璃光院
比叡山麓の八瀬の地に佇む寺院で、春と秋の一定期間公開されます。黒塗りの机の天板に反射するモミジの光景は有名です。
蓮華寺
石川丈山が作庭したと言われ、池と石組みが特徴的なお庭で知られます。本堂を取り囲むように敷き詰められた苔の絨毯が見事です。
曼殊院
鶴島と亀島を配した書院前の枯山水庭園や茶室前の露地庭など、随所に苔を取り入れた光景をみることができます。
○ 洛東:
建仁寺
京都最古と伝わる禅寺で臨済宗建仁寺派の大本山です。苔や楓の木、石組みから構成される「潮音庭」は、どこからみても正面に見えるように計算された造りになっています。秋は、苔の絨毯とモミジの色鮮やかなコントラストに目を奪われます。
銀閣寺[慈照寺]
室町幕府8代将軍・足利義政が造営した山荘を、義政の死後、禅寺に改め創建されました。国宝・観音殿(銀閣)など、洗練された東山文化の粋を感じられます。山の斜面を利用した庭園には苔の絨毯が広がり、雨上がりなど特に美しいです。
法然院
法然が、弟子の住蓮・安楽とともに六時礼讃の修行をした草庵を起源とし、江戸時代初期に再興されました。清浄な空気に包まれる境内では、茅葺き屋根の山門をしっとりと覆う苔や、白砂壇の周りに繁るスギゴケなど、味わい深い苔の姿が見られます。
南禅寺 天授庵
南禅寺三門の横に建つ塔頭寺院です。方丈前の枯山水と、書院南側の池を中心とした池泉回遊式の2つの庭があり、趣もそれぞれ異なります。枯山水庭園は、苔生した園路に菱形の飛び石が並ぶ、モダンデザインで、池泉庭園は天然の苔が自生し、深い緑の景色を作り出しています。
南禅寺 南禅院
亀山法皇の離宮跡で南禅寺発祥の地に建つ寺院は、鎌倉時代末を代表する池泉回遊式庭園です。庭の中心となる上池・下池の周りにはこんもりとした苔が広がり、建物・モミジ・池・苔のバランスの妙に注目しながら鑑賞したいお庭です。
圓徳院
北政所ねねが晩年を過ごした場所に建立された寺院です。モミジや杉の木も植わり、庭一面に広がる苔からも桃山文化の美が感じられます。
青蓮院
皇室ゆかりの門跡寺院のひとつです。相阿弥作の池泉回遊式庭園「相阿弥の庭」をはじめとする4つの庭園が見どころで、龍心池周りに生息する苔や、宸殿前庭園全体に広がる苔の緑が特にいきいきとして美しいです。
○ 洛西:
常寂光寺
藤原定家が山荘「時雨亭」を構えた場所とも言われ、自然豊かな山腹に堂宇を並べてあり、仁王門の周りは特に苔の緑が美しいです。
祇王寺
『平家物語』に登場する祇王ゆかりのお寺です。茅葺き屋根の草庵の前に苔庭が広がり、約30種類の苔が生育しています。
野宮神社
『源氏物語』にも登場し、縁結びの社としても有名です。境内で目を惹くのが、淡い緑が美しい「野宮じゅうたん苔」です。
宝厳院
春と秋に期間限定で公開される天龍寺の塔頭寺院です。嵐山を借景とする「獅子吼(ししく)の庭」には、100種類以上もの苔が生育し、庭園に潤いと彩りを添えます。
鹿王院
足利義満によって建てられた宝幢寺の塔頭寺院のひとつです。客殿の前には苔生したお庭が広がり、嵐山を借景に苔の海に浮かぶかのような舎利殿の光景が雄大で美しいです。
西芳寺[苔寺]
苔の美しさで有名な世界文化遺産のひとつです。お庭は夢窓疎石による作庭と伝わり、黄金池の周りを中心として約120種の苔が生息し、1年を通して緑豊かな景観美を作り出しています。
地蔵院[竹の寺]
一休宗純が幼少期を過ごしたと言われ、「竹の寺」としても有名です。本堂と方丈を結ぶ参道や、京都市の名勝に登録される「十六羅漢の庭」など、苔のみどりも美しいです。
龍安寺
有名な方丈南庭の枯山水庭園は石と苔が絶妙なアクセントを作り出しています。鏡容池の北側や西側の参道は杉木立に覆われ、緑の絨毯が広がります。
妙心寺 桂春院
年間を通して公開されている妙心寺の塔頭寺院です。「清浄の庭」「思惟の庭」「真如の庭」「侘びの庭」と、趣の異なる4つの庭があり、なかでも「侘びの庭」は茶室に付随する露地庭園で、一面に敷かれた苔がしっとりとした風情を醸し出しています。
○ 洛南:
東福寺
京都随一の紅葉名所として知られる寺院で、通天橋からの景色は圧巻のひと言です。庭園の美しさにも定評があり、作庭家・重森三玲が方丈の東西南北に配した「本坊庭園」はぜひ訪れてみてください。ふかふかと立体感ある苔と敷石が斬新な空間を作り出す北庭「市松の庭」は特に印象深いです。
東福寺 芬陀院
東福寺の塔頭寺院のひとつで、通称「雪舟寺」と呼ばれています。枯山水の「鶴亀の庭」は雪舟作と言われ、鶴や亀の形に模した石組みの島が、まるで苔の海に浮かんでいるかのようです。茶室「図南亭」の西側の露地庭や東庭は、苔だけでなくさまざまな木々や植物が配され、洗練された景観です。
東福寺 霊雲院
東福寺の塔頭で、昭和の作庭家、重森三玲が復元した2つのお庭があります。ひとつは、仏教の世界観を模した「九山八海(くせんはっかい)の庭」で、もうひとつは雲と川の流れを鞍馬砂と白砂で表現した「臥雲(がうん)の庭」です。どちらの庭も、砂の色や苔と木々の緑の調和がなんとも美しいです。
泉涌寺 雲龍院
泉涌寺の塔頭寺院です。見る角度によって4つの雪見障子からの景色が変化する「蓮華の間」や、「悟りの間」の丸窓からの景色はフォトスポットとして人気です。
熊本県の紅葉名所!
熊本県の紅葉名所!
9月末日になりこれから各地で紅葉が日本全体を彩る時期になりました。各地の名所をいくつか紹介していきたいと思います。まずは、熊本地震から復興途上にあり、株式会社視聴覚センター様がある熊本県です。
○ 「五家荘」熊本県八代市泉町
九州脊梁に囲まれて点在する五家荘は、椎原他5つの集落の総称で、平家の落人伝説が残る秘境としても有名です。梅の木轟公園に架かる吊橋(橋長116m、高さ55m)は、周辺の風景と橋の独特な構造美が調和していて、モミジやカエデ、ブナ、ドウダンツツジが山間を色とりどりに染め上げます。
○ 「蘇陽峡」熊本県上益城郡山都町長崎
約200mの高さに切り立つ絶壁が約10kmにも渡って続く、九州のグランドキャニオンと呼ばれる渓谷です。長崎鼻展望台からは谷底をぬうように流れる五ヶ瀬川と、四季折々の絶景と紅葉が堪能できます。
○ 「緑仙峡」熊本県上益城郡山都町緑川
緑仙峡は、くまもと名水百選に数えられる緑川水源一帯の流域で、ブナやクヌギなどの原生林に囲まれています。寒暖差が激しいので、燃えるように木々が色づき、多くの絶壁や岩などが迫力満点の情景を展開します。
○ 「球磨川」熊本県球磨郡球磨村
日本三大急流として名高い球磨川沿いは各所で紅葉が見られます。特に、球磨川と肥薩線を見下ろすようなロケーションの一勝寺の境内は、赤と黄が鮮やかな紅葉と梵鐘のコントラストや、紅葉の中を駆ける列車も鑑賞できる隠れ家的スポットです。
○ 「麓城跡」熊本県球磨郡あさぎり町上南3265-2
谷水薬師の本堂横から延びる遊歩道を15分ほど歩いたところにある麓城跡で、かつてこの地を治めた豪族上村氏の居城跡です。城跡一帯にある約100本のモミジが一斉に色づき、360度どこを見渡しても絵になる、球磨郡内でも屈指の紅葉の名所です。
世界で最も住みやすい都市ランキング トップ10!
世界で最も住みやすい都市ランキング トップ10!
英国の経済誌「The Economist」が毎年世界主要140都市を対象に、「治安」「医療」「文化・環境」「教育」「(交通・住宅などの)インフラ」の5項目を基準にトップ10を発表していますが、今年は8月14日に次のように発表されました。
第1位 ウィーン(オーストリア)
第2位 メルボルン(オーストラリア)
第3位 大阪(日本)
第4位 カルガリー(カナダ)
第5位 シドニー(オーストラリア)
第6位 バンクーバー(カナダ)
第7位 トロント(カナダ)
第8位 東京(日本)
第9位 コペンハーゲン(デンマーク)
第10位 アデレード(オーストラリア)
見てお分かりの通り、日本からは2つの都市が選ばれましたが、驚きは大阪が3位で東京が8位であることです。大阪は前回の第14位から大躍進ですが、理由としては、「犯罪率の低下」「交通の便利さ」が評価されたようです。東京に住む者からすると東京の方が上位にあっておかしくないと思いますが、英国人の感じ方は違うのでしょうか?大阪をよく知っている日本の記者たちが指摘する大阪が住みやすい理由は次の様なことだそうです。いろいろ勉強になりますね。
○ 安くて美味しいお店が沢山あること「本場のうどん・たこ焼き・お好み焼き・串カツ・焼肉など」
○ 電車などの交通網がシンプルで分かりやすいこと「東京に比べて公共交通機関がわかりやい、通勤ラッシュもそれほどひどくない。京都や神戸、奈良に気軽に行ける。淡路島や四国(特に徳島や香川)にも足を伸ばせる」
○ 繁華街が難波、梅田、阿倍野あたりで、お店も集中しているため買い物がしやすいこと
○ カッコつけない大阪人のノリの良さがあること
○ 東京ディズニーランドに引けを取らない、もしくはそれ以上の人気があるUSJがあり、グリコやくいだおれ太郎やカニ道楽等、ほどよく昭和の面影を残すカオス感もあること
○ 万博公園や大阪城公園、中之島公園など、公園が充実していること
夕日の絶景スポット!
夕日の絶景スポット!
暑かった今年の夏が終わろうとしているこの時期、何故か夕日を想い浮かべ、絶景の場所を訪れてみたくなります。いくつか掲載します。
○ ゴジラ岩【秋田県】
岩礁地帯である潮瀬崎にあるまる、まるで“ゴジラ”の様な岩。特に夕暮れ時にはゴジラの口に夕日が差し掛かり、その姿はまるで火を吐いているようです。
○ 砂山ビーチ【沖縄県】
白砂の下り坂の先に姿を現す人気のビーチです。ぽっかりと穴を開けた洞窟を眺めると、空と海をオレンジ色に染めながら沈みゆく夕日が印象的です。
○ 笹川流れ【新潟県】
国の名勝天然記念物(県立自然公園)に指定された11kmも続く海岸です。太陽が水平線に沈む間際には、オレンジ色にくっきり光る夕日を見ることができます。
○ 万座毛【沖縄県】
万座毛は沖縄の絶景名所として必ずその名が挙がる場所です。ゾウの鼻のカタチをした琉球石灰岩が、水平線に沈む美しい夕日を見つめているようです。
○ 屏風ケ浦【千葉県】
銚子市名洗町から旭市飯岡刑部岬まで約10kmにわたる、「東洋のドーバー」という別名もある岸の絶壁です。夕暮れ時が特に幻想的です。
○ 人形岩(西方海岸)【鹿児島県】
人のような形の岩の前に、小さい頭があって、まるで親が子を抱く姿に見えることから、いつしか人形岩と呼ばれるようになりました。親子が沈みゆく夕日を見送る姿が絵になります。
○ 大観山【神奈川県】
世界遺産・富士山、芦ノ湖に箱根の山々を一望できる絶景スポットで夕日を眺めるのは最高でしょう!
「澁谷ストリーム」開業!
「澁谷ストリーム」開業!
9月13日、東急が進めている渋谷駅近隣再開発のランドマークとなる大型複合施設「渋谷ストリーム」が開業しました。「渋谷ストリーム」は国道と首都高速道路を挟んで渋谷駅の南側に位置し、高さ約180mで地上35階・地下4階の高層ビルです。1~3階は飲食店を中心とした商業ゾーンで、4~13階にはホールやホテルなどが入り、14階以上のオフィスフロアにはグーグル日本法人が本社機能を置くことになっています。13日の午後たまたま澁谷を通りかかったので、2階と3階を中心に訪れてみました。中に入る前に驚いたのは、旧東急渋谷駅時代には、水が淀んで誰も見向きをしなかった渋谷川が再生されていたことです。渋谷川沿いに続く遊歩道と広場が同時に開業したもう1つの複合施設「渋谷ブリッジ」へと通じていて、渋谷と代官山方面を結ぶ新たなルートが生まれました。川の両サイドに設けた「壁泉」から再生水を放流することで、水流がよみがえった川沿いには風が吹き抜け、渋谷ストリーム前の広場や遊歩道は新たな渋谷のスポットとして人気を呼びそうです。但し、問題として浮かび上がっているのは「川の匂い」だそうです。2階に直接上がったので個人的には感じませんでしたが、川に近づいた時や1階の飲食店の中で感じることがあるそうです。飲食施設としては1階に5店舗、2階に15店舗、3階に10店舗があります。ほとんどのお店の店内が外から覘くことが出来るようになっているので、気軽に入れる感じがしました。店頭に置いてあるメニューを見たら、どのお店も比較的安い価格帯にしているので庶民的な雰囲気もありました。飲み物はワインを店頭で見せているお店が多、現在のワインブームを象徴していました。開業日当日のせいか、15時くらいでも各お店で食事をしている人がかなりいました。この界隈は飲食店が多い場所ですから、新たに30店舗も飲食店が増えたことで競争が益々激しくなり、近隣の既存店はお客の確保が大変だろうと推測します。
知床八景!
知床八景!
北海道で人気の高い知床世界遺産に知床八景があることを知っていますか?個人的にはまだ訪れたことがないので、近いうちにぜひ行ってみたいと思います。今後の為に掲載しておきますが、1~3は世界遺産登録地域外にあります。
1.オシンコシンの滝
知床半島最大の滝で、落差約80mの断崖を幾筋にも分かれ豪快かつ優美に流れ落ちる様は圧倒的です。冬季は雪に覆われますが、滝自体は凍らないので通年訪れることが可能です。オシンコシンとはアイヌ語で「川下にエゾ松が生えているところ」の意味です.。
2.オロンコ岩
流氷公園(ウトロ港)の入り口にある大きな岩山で、階段がついていて夏は上ることができます。170段あまりの急な石段を上っていくと頂上は平らで、岩礁が透けて見えるほど青く澄んだオホーツク海やウトロの町並み、知床連山などが広く見わたせます。その昔、このあたりに住んでいた先住民族「オロッコ族」から、この名がついたといわれています。
3.夕陽台
沈む夕陽が海面に朱色の筋をつくる春から秋、流氷で白く覆われた海面が黄金色に染まる冬、それぞれに美しく印象的です。冬は流氷観察にも最適です。
4.プユニ岬
ここからが知床世界遺産域内になります。ウトロから知床自然センターへ向かう途中の上り坂にある絶景と夕陽の名所です。海底の岩肌まで見えそうな澄んだオホーツク海とウトロの町並みやオロンコ岩、背後にそびえる知床連山、そして、空気の澄んだ日は遠くに阿寒国立公園の山々などが一望できます。夕陽台と並び、流氷観察のベストスポットでもあります。プユニとはアイヌ語で「穴のあるところ」という意味です。
5.フレペの滝
高さ100mあまりの断崖からしみだした水が海へと注いでいて、別名乙女の涙といわれるロマンチックな滝です。滝そのものも美しいですが、そこへ行くまでの遊歩道散策も知床の自然を満喫できます。フレペとはアイヌ語で「赤い水」の意味です。
6.知床五湖
原生林に囲まれてたたずむ幻想的な5つの湖です。ヒグマよけの電気柵が設置してあり、安全に草原の上を歩くことができます。安全で誰でも雄大な自然を楽しめる高架木道と静かに奥深い自然に触れることのできる地上遊歩道(時期により有料、レクチャー付き)の「2つの五湖散策」を、お好みに合わせて選ぶことができます。
7.カムイワッカ湯の滝
知床を代表する秘湯で、天然の大温泉活火山である知床硫黄山の中腹から涌き出る温泉が川に流れ込み、川全体が流れる温泉のようになっています。カムイワッカは「五の滝」までありますが、現在は落石の危険のため一の滝の上までしか行けません。カムイワッカ湯の滝は、知床半島のウトロ側で一般の人が車で行ける最東端の場所になります。カムイワッカとはアイヌ語で「神の」という意味です。
8.知床峠
国道334号線のウトロと羅臼を結ぶ全長約30kmの知床横断道路の頂上にあるのが知床峠ですが4月下旬から11月上旬までしか行くことが出来ません。7月下旬でも見ることができる残雪の白が印象的ですし、秋はここから見る羅臼岳の紅葉が見事です。天候が良ければ遠く北方領土国後島も望むことができます。
知床半島と地図を添付します。
グリュエールとギーガバー!
グリュエールとギーガバー!
以前、勤務していたスイスの補聴器メーカー・バーナフォンの社用でスイスに出張した折、本社の友人が「面白いところに連れていってあげる」というので、お言葉に甘えてベルンから彼の車で約2時間走り。たどり着いた先はグリュエール村です。
グリュエールはエメンタールと並ぶチーズフォンデュチーズフォンデに使うチーズの名前ですが、その地域がグリュエールという名称でした。飼育されている牛がたくさんいる放牧地帯を見ながらまず行った先はグリュエールチーズの製造工場でした。ここは観光客様に製造工程がわかる見学路が整備されていて、よく理解ができたことを覚えています。最後にチーズの保管庫にも行きましたが、訪問の記念に少し無料で分けてもらうことはできず、止む無くショップで購入しました。グリュエールチーズの独特の香りは牧草の種類に原因があることもわかりました。
車で行ったのでどの辺に位置しているかはよくわかっていませんでしたが、後日調べたら、ローザンヌからCFFでPalezieux経由Gruyereにいくことが出来ます。その後、丘を登り向かった先はグリュエール村の中心地です。高台に平坦に開かれたと思わせる広場があり、両側にはレストランと土産物屋とホテルが立ち並び、この村はグリュエールチーズと観光で維持されていることがわかりました。
広場のメインストリートの先に狭い小路があります。くぐる前の左側の建物がチーズフォンデュを満喫できるレストランで、最後にそこに立ち寄りグリュエールだけのチーズフォンデュを食べましたが、常に満席状態で凄く美味しかったことを覚えています。
H・R・ギーガを知っている人は多いと思いますが、スイスの画家・イラストライター・造形作家です。惜しくも2014年に74歳で亡くなられましたが、映画「エイリアン」のクリーチャーデザイナーとして有名です。先ほどの狭い小道を抜けるとすぐ先の右側にギーガ博物館、左側にギーガバーがあります。博物館は時間的な余裕がなかったのでパスしましたが、館内ではネクロノミコンの原画とかエイリアンのデザインスケッチとか、ギーガ独特の作品がたくさんあるそうです。
今回友人が案内してくれたお目当てはギーガバーでした。中に入るとエイリアンの体内に入ったような感覚になります。壁や椅子などに触ってみるのですが、映画「エイリアン」を思い出してあまり気持ちのいいものではありませんでした。そこで注文したホットコーヒーは普通の味でしたから、店内の装飾とのギャップを感じました。
スイスに旅行に行かれるときはぜひ立ち寄られることをお勧めします!
行ってみたいヨーロッパの城壁都市5選!
行ってみたいヨーロッパの城壁都市5選!
○ カルカッソンヌ(フランス)
フランス南西部に位置するカルカッソンヌは、周囲をニ重の城壁に囲まれた城塞都市で全長3キロに及ぶ城壁には52の塔があります。そのまま「歴史的城塞都市カルカッソンヌ」として、世界遺産に登録されています。地中海と大西洋を結ぶ軍事の要衝にあるカルカッソンヌには、紀元前3世紀に砦が築かれ、その後ローマ人によって城塞都市が建設されました。現在見られる町並みの原型は13世紀にフランス王9世が造ったものですが、荒廃がひどく19世紀に復元されました。最大の見どころは、11世紀から13世紀にかけて建造されたコンタル城で内部は博物館になっています。また、城壁からはカルカッソンヌの絶景が堪能できます。
○ ロドス島(ギリシャ)
ギリシャにある数々の島のなかでも、歴史ファンが最も好むのがドデカネス諸島に属するロドス島です。重厚な城壁に囲まれた旧市街は、その名も「ロドスの中世都市」として世界遺産に登録されています。14世紀のはじめに聖ヨハネ騎士団に占領され、それから2世紀にわたって、ロドス島は騎士団の本拠地であり続けました。ロドスの中世都市に残る中世の建造物の多くは、ヨハネ騎士団によって築かれたものです。騎士団長の館や騎士団の通りをはじめ、中世の面影を色濃く残す重厚な風景が目白押しで、歴史ファンにはたまらないそうです。旧市街を囲む城壁を一歩出ると、青いエーゲ海が広がる開放的なロケーションも世界中の観光客を魅了しています。
○ ヴァレッタ(マルタ)
オスマン帝国の攻撃によって、ロドス島を追われた聖ヨハネ騎士団が16世紀から拠点を置いたのがマルタ島です。地中海の島国マルタの首都・ヴァレッタは、騎士団により計画都市として整備されました。防衛上の必要性から、堅固な城壁に守られたヴァレッタの町は、まさに海に浮かぶ要塞で、海上から見るヴァレッタは長崎の軍艦島をはるかにしのぐスケールです。ハチミツ色のマルタストーンと、張り出しバルコニーが独特のヴァレッタの町並みを見ると、タイムスリップしたかのような印象というよりも、別世界にやってきたかのような気分にさせられるそうです。
○ ネルトリンゲン(ドイツ)
ドイツのロマンティック街道沿いに位置する中世の町ネルトリンゲンは、1500万年前に隕石が落下してできたリース盆地に築かれた町です。城壁に囲まれた中世の町はドイツに数多くありますが、ネルトリンゲンの城壁は特別です。何故なら、ネルトリンゲンの旧市街を囲む全長約2.7キロの城壁は、ドイツでただ一つ歩いて町の周りを一周できる城壁なのです。ネルトリンゲンのシンボルが町の中心に建つ聖ゲオルク教会です。高さ89.9メートルを誇る教会の塔は、「ダニエル」の愛称で親しまれているそうです。
○ サンマリノ(サンマリノ)
周囲をイタリア領に囲まれ、地図上ではイタリアの一都市のように見えますが、れっきとした独立国家です。国土面積は十和田湖とほぼ同じで、世界で5番目に小さい「国家」です。
現存する世界最古の共和国としても知られ、1631年にローマ教皇が独立を承認し、共和国となりました。首都サンマリノは、標高739メートルのティターノ山に築かれた城塞都市で、歴史地区がまるごと世界遺産になっています。断崖絶壁の上に建つダイナミックな景観から、「山頂の独立国」の異名があり、なかでも、第2の砦チェスタから眺めるサンマリノのパノラマは文句なしの絶景です。3つの堅固な砦に守られた難攻不落の城塞内には、今も中世の空気を今に伝える風景の数々があり、石畳の通りの両側には情緒ある石造りの家々が並び、観光客を出迎えます。
この夏行きたい絶景スポット10選!
この夏行きたい絶景スポット10選!
旅行情報誌『じゃらん』は「この夏行きたい絶景」についてアンケートを実施して、トップ10のスポットを発表しました。皆さんも是非訪れてみてください!
1位:「与論島 百合ヶ浜」(鹿児島県)。
春から夏にかけての干潮時にだけ姿を現す真っ白な砂浜が人気のスポットで、運が良ければ見られる奇跡の絶景です。
2位:「星野リゾート トマム 雲海テラス」(北海道)。
標高1088メートルのテラスにはゴンドラを利用して登ります。雲海を見るには7~10月の早朝がお薦めです。
3位:「天橋立 砂浜ライトアップ」(京都府)。
天橋立の砂浜が青、紫、緑などの光で彩られ、時間とともに変化する様子を楽しめます。
4位:「高台寺 夏の夜間特別拝観」(京都府)。
幽玄の世界を醸し出す竹林や、臥龍池(がりょうち)の水面に映る青モミジは風情たっぷりです。
5位:「北条海岸 ダイヤモンド富士」(千葉県)。
富士山の頂上に夕日が沈む様子を海越しに見られるチャンスは限られています。残る2018年の観測日は7月29~30日の18時45分頃が狙い目です。
6位:「飛騨高山 夏のライトアップ」(岐阜県)。
宮川に架かる中橋の幻想的な雰囲気を楽しめるスポットです。風情ある夜の町を歩くのもお勧めです。
7位:「北杜市明野 サンフラワーフェス2018」(山梨県)。
約60万本のひまわりを楽しめるひまわり畑の背景には南アルプス・八ヶ岳・富士山の雄大な景色が広がります。
8位:「霧幻峡の渡し 川霧」(福島県)。
奥会津を流れる只見川の峡谷の渡し船に乗船します。川霧は6~8月の早朝と夕方に発生しやすいそうです。
9位:「黒部ダム 観光放水」(富山県)。
大迫力の放水を見学できる観光放水は6~10月の期間限定で、運が良ければ放水にかかる虹を見られます。
10位:「岐阜城 パノラマ夜景」(岐阜県)。
7月14日~8月31日の期間限定でロープウェイが夜間営業しており、最長22時まで夜景を楽しめます。
熊本県の海水浴場!
熊本県の海水浴場!
猛暑が続く今年の夏、冷たい水を求めて人々は移動します。九州の真ん中に位置し,自然美に溢れた熊本県から5つの海水浴場を選びました。可能な方はぜひ訪れてみてください。
○ 茂串海水浴場(熊本県天草市牛深町茂串)
熊本県内でも屈指の海水の透明度を誇り、白い砂浜が美しい海水浴場です。素潜りで簡単に熱帯魚を見つけることが出来ます。また、ウミガメの産卵場所としても知られ、5、6月の産卵期は卵を産みにきたウミガメの姿を見ることもあるそうです。
○ パールサンビーチ (樋合海水浴場)・(熊本県上天草市松島町合津樋合)
樋合島の北西に位置する波の穏やかなビーチです。約300m続く白い砂浜からは、天草富士と呼ばれる高杢山を臨むことができ、干潮時には歩いて高杢島まで渡ることもできます。
○ 四郎ヶ浜ビーチ(熊本県天草市有明町上津浦)
年間10万人が訪れる、天草エリアで最も賑わうビーチです。天草・島原の乱のとき、周辺の海岸にキリシタン軍を率いた天草四朗時貞が上陸したといわれることから名づけられました。雲仙の山並みを眼前に、白砂の美しい砂浜が約500m続きます。
○ 富岡海水浴場(熊本県天草郡苓北町富岡字権現山地先)
環境省の快水浴場百選に選ばれていて、コバルトブルーに透き通った海水に、亜熱帯性海域特有のカラフルな生物が溢れています。両側に自然石を使った突堤を築き、沖合に消波ブロックを設置しているので、波が穏やかで過ごしやすいのが特徴です。
○ 白鶴浜海水浴場(熊本県天草市天草町高浜北)
白い鶴が翼を広げたような形から名がついたと言われ、全長1.3kmの天然の白砂が続く渚です。水質、透明度ともに評価が高く、快水浴場百選にも選ばれています。また、サーフィン、ボディボード、ジェットスキー等のマリンスポーツ愛好家が集まる場所としても有名です。