2023年A級順位戦大詰め!
2023年A級順位戦大詰め!
2月1日に一斉対局があり6勝1敗でトップだった藤井五冠が永瀬王座に敗れました。
先手番の永瀬王座が研究内容を存分に発揮したと言えます。
藤井五冠は時間を使いながら必死に対応したのですが、午前零時50分に力尽きました。
藤井五冠ファンとして最後まで観戦していたのですが、負けを宣告する藤井五冠を見て自分もがっくりしなかなか寝付けなかったです。
これで6勝2敗が広瀬八段と2人となり3月2日の最終戦に臨みます。
両方勝てば決定戦、どちらかだけが勝てばその棋士が渡辺名人への挑戦者になります。
二人とも負けると3人以上の決定戦になりますが、藤井五冠はA級リーグに初めて参加したため序列が低く、
最初から勝ち抜かなくてはならない厳しい条件となります。
正に天国と地獄のような3月2日の最終戦結果が注目されます。
2023年1月31日 渋谷東急百貨店本店閉店!
2023年1月31日 渋谷東急百貨店本店閉店!
沢山の人が東急百貨店本店を懐かしみ31日に訪れたとのことです。
有名な渋谷のスクランブル交差点からはかなり奥まったところにありました。
高度経済成長期の1967年に開店し、1989年に開設した複合文化施設のBUNKAMURAと共に、
最先端の文化や流行の発信拠点として存在感を示してきたと言われています。
渋谷は昔からよく訪れていましたが、個人的には東急百貨店本店の方向には馴染みがなく、残念なことに1回も訪れたことはなかったです。
百貨店は高度経済成長のシンボルみたいな存在でしたが、バブル崩壊と共に個別ブランドの店舗が増え、
あのような大型店ブランドというもの自体が意味のないものに変化していったのです。
三越と伊勢丹が合併したのはその最たるものでしょう!
現在の百貨店は高級ブランドが百貨店内に店舗を構え、まるで場所を貸している形態に変わっています。
青年時代は買い物といえば新宿の伊勢丹によく行きましたがここ20年ほどは百貨店で何かを買う気はあまりしません。
百貨店の将来はどうなるのでしょうか?
21世にとって基準となり基礎となる芸術家ゲルハルト・リヒター!
21世にとって基準となり基礎となる芸術家ゲルハルト・リヒター!
東ドイツのドレスデンで生まれ、ベルリンの壁ができる前の29歳に自由な絵画に憧れ,
西ドイツに移住したゲルハルト・リヒターは現在90歳です。
彼が初期の頃から製作されているフォト・ペインティングは、新聞や雑誌の写真を大きくキャンバスに描き写し、
画面全体を写真とは見せない手法でした。
その後ジャクソン・ポロックの絵画に刺激されてアブストラクト・ペインティングに進化して行きます。
典型的な作品は82歳の時に描いたビルケナウです。
元々の題材の舞台はアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所でした。
そこで密かに撮られた囚人達の4枚の写真をフォト・ペインティングで拡大し、
その後グレイ系で消した上でアブストラクト・ペインティングを施したのです。
最初派4枚の画像。
次は4枚の内の1枚をフォト・ペインティングした画像。
次はグレイピンクで塗りつぶした画像。
そしてアブストラクト・ペインティングを施した画像。
最後は4枚全てをアブストラクト・ペインティングにした画像です。
元々の写真からは想像できない絵画に仕上がっていますが、
現代の絵画というのは単に綺麗に描写するだけではダメということなのでしょうか?
ピカソのゲルニカは皆さん知っていますね?
この絵画には驚きましたが、ゲルハルト・リヒターには度肝を抜かれました!
世界最大の大英博物館!
世界最大の大英博物館!
所蔵物800万点を超える大英博物館は世界最大の規模を誇ります。
東京国立博物館が約12万点、ルーブル美術館が役36万点などと比べると群を抜いています。
今から40年前位でしたか、ロンドンに行った時に一度訪れたことがありますが、
規模が大きすぎて2-3時間では全体像がつかめませんでした。
先日BSで大英博物館番組が放映されていました。
規模や内容が大きすぎるので何度かに分けて放映されるようです。
第1回目で印象に残ったことを掲載しておきます。
○ 一広間全体に広がるラムセス2世の世界。
一説にはモーセの時代のファラオとも伝えられ映画「10戒」でも登場するので馴染み深く、
この広間をみると圧倒されるのではないでしょうか。
○ 大英博物館で最も美しい壺の一つといわれる黒像式アンフォラ派一目見ただけで
ハッとさせられるオーラがあります。
描かれているのはギリシア神話でアキレウスがアマゾン族の女王エンテレシアを殺すシーンです。
突き刺した槍でエンテレシスの首から血が溢れ、それをみたアキレウスの目に彼女に恋して殺してしまった賛美と絶望が見て取れます。
○ 大広間に鎮座しているギリシアの石像物の数々はアテネ・アクロポリスのパンテオン神殿の屋根に飾られていたものです。
大英帝国時代に世界各地から宝物を略奪または買収して来たのですがこれは典型でしょう。
当時英国大使だったエルギン卿トマス・ブルースが大金を叩いて英国に持ち帰ったのです。
大英博物館はそれらを経費の半額程度で買い取ってそうで、エルギン卿は大損したのです。
ローマに引き継がれる彫刻技術の精密さには感服するばかりです。
○ くさび形文字の粘土板も印象的です。
旧約聖書・創世記にノアの箱舟が後世に伝わった記述があります。
「あなたはゴフェルの木の箱船を造りなさい。
わたしは四十日 四十夜 地の上に雨を降らせ
わたしの造ったすべての生き物を地の面から拭いさることにした」
19世紀にジョージ・スミスが粘土板のくさび形文字を解読しました。
そこに「六日、七夜、風が吹き、大洪水と暴雨が大地を拭った」と書かれていることが分かり、
ノアの洪水説は確かにあったと現代人も信じる(?)様になったのです。
紀元前の大昔に日本では考えられないような文明が起きていたことを想像すると世界史の重要性が認識されます。
元白鵬の断髪式に誰も参加しなかった相撲協会幹部達!
元白鵬の断髪式に誰も参加しなかった相撲協会幹部達!
1月28日に国技館で元白鵬の断髪式が行われました。
各界から著名人画集まり盛大な断髪式だったそうです。
14年間横綱を務め45回の優勝他数々の記録を打ち立てた大横綱らしい内容でした。
理事を辞めた伊勢ヶ浜親方、元稀勢の里の二所ノ関親方は参列しましたが、相撲協会の幹部は誰一人参加しなかったそうです。
14年間横綱の地位で大相撲人気の維持に貢献した元白鵬に相撲協会幹部達は感謝の気持ちはないのだろうか?
今の幹部で横綱になったのは八角親方だけだと思いますが、八角親方でさえ8回しか優勝していないのですから、
14年も横綱という役を守る事の大変さが分からないのかも知れません。
宮城野親方となってこれからは別の角度から大相撲の伝統を守り世界に広めて行きたいと意気込んでいます。
これから宮城野親方が大相撲人気拡大のためにやることを、断髪式に参列した各界の方々は温かく見つめ応援していくことでしょう!
2023年全日本多給選手権!男女シングルス決勝を観戦しました。
2023年全日本多給選手権!男女シングルス決勝を観戦しました。
女子は早田と木原の激突でした。
木原が先に2セットを取りましたが、早田が経験力を生かし逆転の4-2で優勝しました。
二人とも素晴らしい攻撃力でおそらくこれまでで最高の決勝戦だった様に思います。
しかし中国選手が相手では未だ勝てないだろうなと思いました。
男子は戸上と張本の対戦でした。
こちらは勝つんだという気持ちが表われた戸上が4-2で内容的に圧勝でした。
張本は肝心な所で精神が弱いかも知れません。
中国選手にこれら4人が勝てるかといえば未だ?です。
早田は自分のドライブボールの回転をもっとあげることと中国選手のドライブボールをしっかり打ち返すことが必要です。
木原は18歳で一番伸びしろを感じますが、前陣ブロックで中国選手のドライブボールをブロックで逆に攻撃することが
出来るようになることとつまらないミスをしないことでしょう。
戸上は中国選手のスゴイスピンボールを打ち返して攻撃できるかがポイントです。
張本は前陣ブロックのフォアでドライブの攻撃力が出せるかでしょう。
現状は余りにも合わせ技で対処してますがそれでは中国選手に勝てません。
しかし、4人共もう少しで中国選手に追いつくレベルにあるのでとても楽しみではあります。
男子は若い力がどんどん出てきているのが良いですが、全体的にもっともっとスピンのかかったドライブが打てないとダメです。
女子もこれからは若い世代が躍進して来ます。もっとスピンが効いて速いボールが打てるようになるt良いですね。
石川、伊藤、平野に将来性が感じられません。
中国は人口が日本の10倍以上ですから、石川、伊藤、平野クラスの選手はそれぞれ10人以上いて、
彼らが日々実力強化に取り組んでいるのです。
日本選手権で負けるようでは中国選手達に勝てるはずがないでしょう?
3人のうち誰かはそろそろ引退かも知れませんね!
2023年選抜高校野球は面白そう!
2023年選抜高校野球は面白そう!
昨日28日に選抜高校野球大会の出場校が発表されました。
昨年秋の明治神宮大会が有力校の選考基準になっているのである程度予測は出来ましたが、
高校生は秋から春にかけて実力が大幅に向上する選手も多く、
明治神宮大会を制覇した大坂桐蔭が絶対かというと必ずしもそうではありません。
昨年夏の甲子園を制した仙台育英が8人も前回出場者を残していることで大きな存在感があります。
明治神宮大会で大阪桐蔭と対峙した広陵や報徳学園も伝統高であり下馬評も大変高い高校です。
加えて履正社や智弁和歌山、九州大会を制した沖縄尚学など投打に好選手を揃えた高校が多数出場します。
毎会感染する選抜高校野球ですが、今年ほどドラフトで実力的に話題になりそな選手が多い大会はなかったかも知れません。
本命ともいわれる大坂桐蔭は明治神宮大会で守備の未熟さを呈してしまいました。
その後大坂桐蔭は現在まで対外試合を数多くこなしているらしいですが、
明治神宮大会後部員全員を均等に試合に出しチーム編成をやり直しているそうです。
もちろん守備は強化させるだろうし、投打に渡り昨年よりレベルが上がるのは必然なので、
残り課題は他の35校が「打倒大坂桐蔭!」で向かってくるのを精神面で跳ね返せるかでしょう!
希望的な要素としてはくじ運があります。
有力校同士がつぶし合いをしてくれると、準々決勝以降に疲れが残らないかも知れません。
いずれにしても大変楽しみな大会になりそうです!
王将戦第3局始まる!
王将戦第3局始まる!
藤井王将の先番で第3局が始まりました。
放映はABEMAではなく毎日新聞のものなのでAIの優劣判定がありません。
第2局も藤井王将が勝つと思って見ていましたが、最後は藤井王将が投了してしまい驚きました。
自分が如何に将棋の優劣を理解していないと分かり、さらに藤井王将が負けたのでがっくりでした。
今回は藤王将が先番なので負けるわけにはいきません。
負けると一気に報道が羽生九段に味方するような無いように変わってしまいます。
今回は今までみたこともないような序盤の進行になっています。
毎回感じますがタイトル戦が始まると2日間何も出来なくなるので、1日の使い方としてはどうなのかと疑問に思うこともあります。
エクアドル・キトのパネシージョの丘と赤道のコリオリの力!
エクアドル・キトのパネシージョの丘と赤道のコリオリの力!
先日BS番組でエクアドル・キトの特集を放映していました。
1992~97年の5年間キトに居住していたので懐かしく観賞しました。
大半がキトの旧市街についてだったのですが、新市街に済んでいた私に取っては初めて知る情報が沢山ありました。
キトがインカ王国の第2の都市だったとは知りませんでした。
番組を見て先ず感じたのはエクアドルが裕福になりキトも驚くほど近代化されたことでした。
地下鉄まで走っているというのです。
キト全体を見下ろすピチンチャ山が凄く印象的なのですが、この山の紹介はありませんでした。
1999年に噴火した様なので風景が変わったせいかもしれません。
一番印象的だったのは旧市街にあるパネシージョの丘も頂上に鎮座する聖母マリア像も不変だったことです。
それほど高い丘ではないのですがここに登ると旧市街も新市街も見渡せるのです。
旧市街と新市街の間に中央広場みたいなところがあり、当時無名の画家達が自作を路面展示しながら売っていました。
パリのモンマントルの丘の雰囲気に似ています。
大半は画像の様なゴンザロ・エンダラ クロウの模倣画でしたが、
唯一凄く気にいった絵があり帰国直前に買った作品を現在画像の様に部屋に飾っています。
この絵の中心がパネシージョの丘で何となく嬉しく感じました。
当時日本から来られるお客を連れて行く場所にキトから30kmほど離れた赤道記念碑があります。
そこには赤道を示す赤い線が塗られていましたが現在は黄色く塗られているではありませんか。
当時から知られていましたが、現在は250mほど離れた場所に赤道が赤く塗られています。
そこで案内役またはガイドの人がコリオリの力を見せる実演をしているのです。
コリオリの力とは、回転座標系上で移動した際に移動方向と垂直な方向に移動速度に比例した大きさで受ける慣性力です。
ちょっと難しいので分かりやすく説明すると、地球は東向きに自転しているため、
低緯度の地点から高緯度の地点に向かって運動している物体には東向き、
逆に高緯度の地点から低緯度の地点に向かって運動している物体には西向きの力が働くのです。
言い換えると北半球では右向き(時計回りと反対)、南半球では左向きの力(時計回り)が働きます。
実演は画像の様に真ん中に排水口がある水槽に水を張り、
葉っぱを浮かべた上で排水口を開けると葉っぱが赤道の来たと南で回り方が逆になります。
赤道上で排水すると葉っぱは回りません。
昔はなかったですが、確かにこの実演は分かりやすいと思いました。
大変懐かしい番組でした!
高齢者に厳し過ぎる岸田政権!
高齢者に厳し過ぎる岸田政権!
燃料は上がり、為替は円安になり、いずれも物価高に繋がっています。
そのような環境下、岸田政権は物価上昇以上の賃金アップを産業界に要請しています。
ユニクロの様に早々と反応した大手企業もあれば、慎重でコメントを発していない大手企業もあります。
しかし、欧米諸国との賃金上昇差を考えれば、十分な内部留保を抱えている大企業は多かれ少なかれ対応すると思われます。
問題は全体の99%を占める企業数で従業員も77%を占める中小企業が対応出来るかということでしょう。
結論としては岸田政権が望む様な結果にはならないと推測しますので、岸田政権は出鼻をくじかれることになるでしょう。
但し、賃金が例年に増して上がることは間違いないと思われますので、出来るだけ多くの方が働くことをお勧めします。
問題として提起したいのはリタイアして無職の高齢者に対する岸田政権の対応です。
対コロナ政策では現在70歳以上の高齢者が従来の比でない速度で亡くなっています。
医療業界は警鐘をならしていますが、政府は聞く耳を持たず成り行きに任せています。
米国で感染拡大している新型のXBBが日本でも感染拡大したら岸田政権は行き詰るかも知れません。
さらにひどいのが年金です。
物価上昇以上の賃金アップを目玉政策の一つとするなら、年金も物価上昇以上にしてもらわないと高齢者は生きていけません。
それなのに岸田政権は23年度の年金にマクロ経済スライドを発動したのです。
年金額は68歳以上が前年の物価変動率(22年は2.5%)、
67歳以下が過去3年間の賃金変動率(19~21年度平均は2.8%)に基づき決定されています。
しかし、マクロ経済スライドが発動されたことにより、23年度の年金額は本来の上昇率より0.6%引き下げられてしまうのです。
これは絶対におかしいと思うのですが、皆さんはどのように感じるでしょうか?