藤井叡王防衛!
藤井叡王防衛!
昨日行われた第4局は激闘でした。
振り飛車を得意とする菅井八段の三間飛車を受けて立った藤井叡王が2度の千日手指し直しを経て勝ちきりました。
最後は領木氏とも穴熊で守りを固めましたが、藤井叡王は龍とと金で金銀の壁を崩しつつ、
最後は角を捨てて1筋から菅井八段の穴熊を急襲しました。
菅井八段も角と飛車で藤井叡王の穴熊を崩しに打ちかかりますが、
藤井叡王の方が1手早く詰め路を形成して得意の終盤力で菅井八段を投了させたのです。
これで14期連続のタイトル獲得になりました。
31日からの2日間はいよいよ名人戦第5局です。ここで勝つと羽生九段に並ぶ7冠と最年少名人が実現します。
昨年の今頃は夢かも知れないけれど最年少名人になってほしいとファンが皆願っていましたが、
それが七冠のおまけも付いて実現するかも知れないのです。
宝くじを買うのとある意味同じですが、夢や願いは抱かなければ実現するチャンスはないのです!
赤坂プリンスクラシックハウス!
赤坂プリンスクラシックハウス!
五月は薔薇が美しい季節という事で薔薇に囲まれた紀尾井町にある赤坂クラシックハウスを訪れました。
ここは赤坂プリンスがあったところで、現在は東京ガーデンテラス紀尾井町の一角にあります。
紀尾井町ガーデンテラスはオフイス、ホテル、商業施設、カンファレンス、住宅、そしてこの東京都指定有形文化財からなる複合市街地です。この土地は江戸時代は紀伊徳川家の土地だったそうです。
隣接して尾張徳川家、彦根藩井伊家の屋敷があったことから、紀尾井町と呼ばれるようになったようです。
明治維新後北白川家邸に、そして李王家邸となり、更に西武電鉄所有の赤坂プリンスとなりました。
まさに歴史がこの地の上で吹き抜けて行った感があります。
赤坂プリンスクラシックハウスはイギリスのチューダー様式で落ち着いた雰囲気で二つの尖塔があり緑と薔薇に囲まれて大変美しいです。
現在はレストラン、パーティルームとして使われています。
創建当時の内装も見る事ができ宮家の格調高さを感じる事ができます。
世界卓球2023シングルス!
世界卓球2023シングルス!
男子期待の張本は準々決勝で世界第3位の梁靖崑と対戦し2-4で負けてしまいましたが、
11-13,9-11,14-12,16-14,9-11,9-11という大接戦でした。
両選手とも打ち合うボールの速さが人間の技ではないような凄い展開でした。
勝負の分かれ目は張本側に3つありました。1つはリターンで集中力を欠く時があること。
2つ目は安全に以降という気持ちが時として出てしまうこと。3つ目はフォアドライブの精度が不足している事でした。
これから20歳ですから今回の敗因を良く分析して、弱点を改善すればやがて中国選手に勝てるのではないでしょうか?
中国には梁靖崑より強い選手が最低2人いると思うと信じられません。人口比が約10倍ですから、
張本並の選手が単純に10人いると考えれば納得がいきますが・・・・!
女子は早田と伊藤が準々決勝に進出しました。
伊藤は世界第4位の陳夢に0-4で負けましたが、
早田は世界第3位の王芸迪を4-3で破り準決勝で世界第1位の孫穎莎と対戦することになりました。
スコアは4-11,11-3,11-9,6-11,11-9,8-1121-19でしたが、
最終ゲームは9度のマッチポイントを凌いで奇跡的に勝ったのです。
こんな試合で勝つと早田は1段上の水準になったかも知れません。
準決勝が楽しみです!
直島!
直島!
直島に行ったのは10年くらい前の事です。
きっかけは美容院で美容師さんと夏の旅行の話をしていたら直島がすごく良かったと言って勧めてくれたのです。
ガイドブックもその場で見せてくれたのですが、とても魅力的に感じて、行く事にしました。
直島は瀬戸内海に浮かぶ直島諸島の中心の島です。
人口が減って行く問題を抱えて、島の活性化をはかるため芸術を積極的に取り入れたのです。
屋外に赤かぼちゃと黄かぼちゃが存在感たっぷりに目につき今も覚えているのですが、これは草間弥生さんの作品です。
水玉模様のかぼちゃが海のそばにどんと色鮮やかに座っているのです。
中がくり抜かれているので中に入る事もできます。
安藤忠雄さんの建築で地中美術館館があります。
島の景観を損なわないように建物のほとんどが地中にあります。
コンクリート、鉄、ガラス、木を素材として大変モダンな雰囲気があります。
モネの最晩年の睡蓮の作品5点が自然光のみで見られるよう陳列されています。
その他にも現代作家の印象に残る作品があります。
島を歩くと景色が素晴らしく瀬戸内海の美しさを感じます、そしてアートにも出会う事ができます。
今迄にこんな島は見た事がありません。
名人戦第4局・藤井六冠勝つ!
名人戦第4局・藤井六冠勝つ!
藤井六冠が名人位奪取に王手をかけるか、渡辺名人が巻き返して五分の状態に戻すか、天下分け目の第4局は藤井六冠の先手で始まり,
2日目16:45分に渡辺名人が投了して藤井六冠が3-1で名人位獲得まで後1勝となりました。
今までの多くのタイトル戦では角交換が主流でしたが、今回の名人戦では角交換を避ける戦法が中心となり、
前例の無いような戦いが続いています。
第4局も渡辺名人が攻めて藤井六冠が受ける場面が長く、見ていて藤井六冠が厳しいのではないかと思ってましたが、
2日目の途中から流れがかわり攻めと守りが逆転、渡辺名人の持ち駒がほとんど無くなった為、あっという間に追い詰められた流れでした。
藤井六冠は角道を閉じる雁木という作戦に苦戦した時期がありましたが、最近、特にこの名人戦では苦手感を克復した様に見えます。
28日に叡王戦第4局、そして5月31日~6月1日に名人戦第5局がありますから,
いよいよ7冠達成と最年少名人が実現するかも知れません。
マンハッタン島沈没?
マンハッタン島沈没?
アメリカの地質研究所が調査したところではマンハッタン島が毎年平均で1~2ミリ沈下しているそうです。
いつから始まったのかは分かりませんが、場所によってはもっと早く沈下しているところもあるそうです。
マンハッタン島はマンハッタン片岩という雲母の結晶片岩という割れる変成岩で出来ています。
大昔パンゲア大陸が形成された過程で作られたもので非情に固く高層ビルを建てるのに適していると言われています。
その評価の如くどんどん高層ビルが建てられ、現在は100万棟以上に上る建物の重さが7.7億トンにも及びその重さで沈下しているというのです。
小松左京の日本沈没は極端ですがベニスの地盤沈下の様に、
地球温暖化の影響でマンハッタン島の沿岸部が水位上昇や洪水により部分的な沈没が実際に起きるかも知れません。
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ優勝!
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ優勝!
NTTリーグワンプレーオフ決勝戦が昨日行われ、昨年優勝の埼玉パナソニックワイルドナイツを17-15で下し、
クボタスピアーズ船橋・東京ベイがトップリーグ時代を含め初優勝を果たしました。
2月から始まったリーグワンの集大成ともいえる決勝戦はティアワンの現役選手が多数出場するレベルの高い試合でした。
出足が悪いワイルドナイツに9-3でリードして前半を終えたスピアーズでしたが、後半予想通り逆転され12-15になりました。
その後技術力の高いキックパスからWTBの木田がトライを奪い17-15になったのです。
残り10分間は緊迫した攻防でしたが、ワイルドナイツにミスが多く出て辛くも逃げ切った感じでした。
前半もワイルドナイツはミスや反則が多かったですから負けるべくして負けたと選手達も納得でしょう!
今年は9月からフランスでワールドカップが行われます。
ブレイブ・ブロッサムズは前回以上のベスト4を狙っていますが、1次リーグでイングランドとアルゼンチンが立ちはだかります。
2月からはじまったリーグワンを通じてで日本人選手達は飛躍的にレベルアップしていると思いますが、
イングランドとアルゼンチンに何とか勝てると思うのは時期尚早の様に思います。
今後フィジー、トンガ、サモア及びオールブラックスXVと練習試合が組まれているので、
そこでもう1~2段レベルアップすることが期待されます。
テニス界の世代交代!
テニス界の世代交代!
昨年フェデラーが引退したのでテニスの人気が落ちてしまいましたが、3強の1角ナダルが来期限りで引退するようです。
もうすぐ始まる全仏オープンは体調不良で出場しないことも発表しました。
2001年にプロデビューし、2004年から4大大会で積み上げた優勝回数はジョコビッチと並び22回、
その内全仏オープンが14回で正に赤土の王者です。
来年体調を戻し全仏オープンで有終の美を飾らせてあげたいと思います。
残るはジョコビッチですが、彼も年齢には勝てないので今後4大大会で優勝するかは不明です。
フェデラーが20回、ナダルとジョコビッチが22回、20回以上のタイトルは今後達成出来るプレーヤーはいないのではないでしょうか?
将棋はいよいよ新時代の到来か?
将棋はいよいよ新時代の到来か?
先日決まった棋聖戦の挑戦者は所謂四天王の豊島九段、永瀬王座、渡辺名人ではなく佐々木七段でした。
昨日行われた王位戦挑戦者決定戦に勝ち上がったのは羽生九段と佐々木七段で、先番の佐々木七段が終盤の混戦を勝ちきり優勝したのです。これで2タイトル連続で藤井六冠に挑むことになります。
佐々木七段は居飛車の相掛りを得意とする棋士なので藤井六冠とのがっぷり四つの展開が期待されます。
30歳未満で強くなった棋士がどんどん出てきていますから、将棋の世界は勢力図が変わるかも知れません。
羽生九段は挑戦権がとれずがっかりしていた様ですが、
ファンは藤井六冠との再度のタイトル戦を楽しみにしていますのでこれからも頑張ってほしいところです。
マカルー!
マカルー!
世界の8000m級14峰の中で5番目に高い8463mを誇ります。
マカルーとは明確な言葉がなく、チベット語でカマ渓谷にある峰の転語とか、
サンスクリット語でヒンドゥー教のシバ神の化身を意味するマハーカラーがなまったものといわれています。
14峰はネパールヒマラヤに9峰、カラコルムヒマラヤに5峰が鎮座していますが、
一番東にカンチェンジュンガ山群がありその次にマカルーが聳えています。
次はローツェとエベレストですが20kmくらい離れているので独立峰の印象が強い美しい山です。
個人的に山の容姿として最もお気に入りの山の一つです。
人類が8000m級の山に登頂したのは1950年にフランス隊がアンナプルナに登頂したのが始まりでした。
アンナプルナは落石などがあり登頂が大変難しい山ですが、それが最初だったというのは不思議な気がします。
登山が極めて難しいといえばK2が有名ですが、
登山技術の発達や機材の高度化によって攻略が進みK2ですら残すは冬の東壁だけだそうです。
マカルーには季節を問わず西壁が未踏になっています。3000mも続く大絶壁が人類の挑戦をまだ許していないのです。
NHKBSの番組グレートヒマラヤ・トレイルで眺めるたびに大変美しい山と感じています。