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健康にサウナ!

カテゴリ: 健康 公開日:2020年03月05日(木)

健康にサウナ!

メディアが最近取り上げていますが、今、サウナブームが日本で起きているそうです。

個人的にも好きなので、温泉に行った時にサウナがあると必ず入ることにしています。

これまでのサウナ経験で一番印象に残っているのは、エクアドル滞在時代によく通ったスポーツクラブにあるサウナです。

そこはいわゆるスチームバスで、タイル張りの部屋は蒸気に溢れ、周りがよく見えません。
そして一角にユーカリの枝が大量に置いてあり、ユーカリの香りが蒸気に運ばれて漂って来ると、
何とも言えないリラックスした気分になります。

ランニングやテニスの後に30分ぐらいサウナ室でストレッチをやりながら過ごすと、
癒やされた感覚で爽快になったことを覚えています。

 

サウナ(SAUNA)とは蒸し風呂を意味するフィンランド語です。

フィンランドでは1000年以上の歴史がありますが、人口約550万人に対し300万ものサウナがあるそうです。
もちろんこの数字には、一般家庭のサウナも含まれています。

日本に伝わったのは、1956年にメルボルンオリンピックに参加した日本人選手が
帰国後に紹介したのがきっかけだったそうです。

 

サウナは大きく分けると二つあります。

一つはドライサウナで、もう一つはウェットサウナです。

ドライサウナの特徴は、温度が高く、湿度が低いことです。
日本では大半がドライサウナですがその理由は解りません。

ウェットサウナは、ドライサウナと比較して温度が低く湿度が高いことをいいます。

 

サウナの効果には次の様なことがあります。

   酸素摂取をよくして疲労回復:
サウナに入ると血流が安静時の2倍近くに上がり、その結果酸素の摂取量が増えて、
肉体疲労回復の効果が上がります。

   温度刺激でストレス解消:
サウナ室内の高温の空気が全身の皮膚を刺激し中枢神経の興奮が高められます。
これによって、神経による身体機能の調整が促され、ストレスの解消になります。

   血管が拡張して血圧低下:
入浴の直後は一時的に血圧が上昇しますが、その後血管の拡張によって最高血圧と最低血圧が共に低下します。
しかし、入浴後は次第に普段の血圧に戻ります。

   低温サウナは安眠効果:
低温サウナにゆっくり入ると鎮静作用が働きます。活動的な昼のリズムから休息の
リズムへの自然な転換がはかれ、快適な睡眠につながります。
ドライサウナでは下段に座るのがお勧めです。

   血行促進で肩こり解消:
肩こりや筋肉痛の原因は、主に筋肉の過度の緊張や血流の不足です。
サウナに入ると血行がよくなり、筋肉内を循環する血液量が増え、
汗と共に疲労物質が排出されます。
それにより、肩こりや腰痛などの神経感覚的症状改善につながります。

   減量効果:
サウナに入ると大量の汗をかき、入浴後に体重を計れば1kgくらい減っています。
しかし入浴後は適度の水分補給が必要です。

   自律神経を調節して血管強化:
サウナの温度刺激は自律神経の調節力を高めて血行をよくします。
また毛細血管内の血流も促進されます。

   心臓機能も亢進:
サウナに入ると心臓の血液拍出量が増加します。
したがって血液循環量も増え、酸素や栄養が全身によく供給されます。

   交代浴で自律神経の訓練:
交代浴とはサウナと冷水浴・冷水シャワーなどを併用する入浴法です。
交代浴による温度変化は自律神経系の訓練となります。
それにより自らの器官機能を調整します。

     汗腺・皮脂腺も清潔:
サウナに入ると筋温や血液温の上昇によって、老廃物や疲労物質は汗とともに
体外に分泌されます。体温が約38度℃になると全身の汗腺から汗が出ます。

同時に毛穴にある皮脂腺からはあぶらが、アポクリン腺からは鼻を刺す臭いが出ます。
それにより、汗腺の機能を高め、皮膚や皮下組織を洗浄します。

   身体を温めるとHSPも増加:
私たちの身体は約60兆という数の細胞で作られており,
そのほとんどがタンパク質からできています。
それらの細胞内のタンパク質は、常に熱、疲労、汗腺、血管の梗塞、虚血状態、
紫外線などさまざまなストレスによっても損傷を受けています。
HSP(ヒート・ショック・プロティン)はそれらの損傷を修復するたんぱく質で、
サウナに入るとこのHSPが生まれ、損傷したたんぱく質の修復を促進します。

   脳の活性化:
サウナに入ると血行が促進され、脳に酸素が送られるので活性化されます。

 

サウナを利用するときに、下記のように止めるべきこともありますので注意しましょう!① 飲酒後にサウナに入る:
  サウナもアルコールも欠陥を拡張させ、血圧が低下し過ぎる可能性があります。

② 食事の直前直後にサウナに入る:
サウナによって血液の分布が皮膚に移ってしまうと、胃腸に十分な血液が回らなくなり、消化不良を起こすなどの可能性があります。

  食事の前後1時間は避けた方が良いそうです。

③ 怪我、高血圧、ひどい湿疹などの皮膚の病気、心臓の病気、呼吸器疾患などがある方は
あらかじめ主治医に相談しましょう。

④ 湯船に入らず、すぐサウナに入る:
血圧の大きな変動を防ぐために、湯船に浸かって熱い環境にならすのが大切です。
湯船がない場合はシャワーで湯を浴びましょう。

⑤ 最初からサウナの上段に座る:
60℃程度以下の比較的低温のサウナであれば、体への負担は少ないですが、100℃前後のかなり熱いサウナであれば、
その温度が体に大きな刺激となります。2段以上ある部屋であれば、まず下段に座るのがお勧めです。

⑥ 我慢して長時間サウナに入る:
サウナ浴は苦痛を伴う修行のような我慢大会ではありません。
適切な入浴時間は、100℃の高温サウナであれば連続して長くて5分以内、
40~50℃のスウエットサウナであれば10分以内が目安です。

⑦ サウナを出てすぐに水風呂に入る:
熱いサウナから冷水にいきなり浸かると、急激な温度差によって、ヒートショック
(急激な温度差による体調不良)を自分で作り出していることになります。

⑧ 「かけ水」をしないで水風呂に入る:
ヒートショックは水風呂に入ることでも起こります。
水風呂の強烈な寒冷刺激により、血管が急激に収縮して血圧は50mmHg以上急上昇します。

脳卒中や心筋梗塞だけでなく、極端に脈が遅くなる「徐脈」が発生したり、
致命的な不整脈が発生することもあります。

手足の末端から手桶などで少しずつ冷たい水をかけ、体を冷たい水に十分慣らしてからからゆっくり水風呂に入るようにすべきです。

⑨ 休憩せずにサウナ入浴を繰り返す:
サウナに入ると、500ミリリットル以上体から水分が奪われることになります。
十分な水分補給をしないで脱水したままにしておくと、血液の流れが悪くなり、
熱中症になりやすくなるばかりか、血液の粘り気が出て血栓ができやすくなります。

⑩ サウナあがりにビールを飲む:
ビールだけでは脱水の回復にはなりません。
ビールには利尿作用があるため、飲んだ以上に尿となって水分が排出されます。
ビールだけでなく、水、お茶、スポーツドリンクなどの水分を摂ることが大切です。