カテゴリ: 科学、自然
公開日:2020年03月17日(火)
霰と雹!
掲題の漢字を読めますか?
あられ「霰」とひょう「雹」です。
誰でも知っているこの2つの違いについて、明確に説明しろと言われると考えてしまいます。
答えはサイズの違いです。
気象庁によると霰は直径が5mm未満、雹は5mm以上なのだそうです。
何れも発生源は積乱雲です。
積乱雲の中には、雨や雪の元となる雪の結晶、氷の粒、水滴が詰まっています。
雪の結晶や氷の粒が大きくなると、自重でだんだん下りていきます。
そこで、水滴とぶつかり凍りつき、そのまま溶けずに地表に達すると霰になります。
霰状態のものが雲の中で上昇気流に乗り、さらに水滴と結合することで、
サイズが5mm以上になって地上に到達するのが雹なのです。
当たり前と思っている生活環境の中にも、意外な発見はあるものです!