薄焼イワシ!
薄焼イワシ!
熟年が増すにつれて健康面でいろいろ問題が出てくる。肩が凝ったり、腰や膝が痛くなったり、挙げ句の果てに歩くのがしんどくなったり、踏んだり蹴ったりである。
コロナ禍の影響でよくTVを見るようになり、広告を見ていると熟年組向けに健康ケアのサプリメント広告が目につく。
最近は死亡保険の広告も増えている。
歳をとると否応なしに気にしなくてはならないのが骨粗鬆症の可能性。
骨粗鬆症を防ぐためにカルシウムを摂取することが必要だが、普段はなかなか取れないのでサプリメントに頼る人が結構いる様だ。
カルシウムのサプリメントというテーマでTV広告を見ていると通販生活が販売している片口イワシの薄焼イワシの露出が高いように思う。港に到着後、専属の釜茹で工場で10分以内に釜茹でする新鮮さを前面に出した広告である。
約4匹が一枚の薄焼イワシになり60代の女性では2枚食べると一日のカルシウム量の不足が補えると言う。
たった2枚で補えるならこれは良いと思うが唯一心配なことがある。
それは片口イワシの内臓に含まれているかも知れないマイクロプラスチックである。
港到着後10分で釜茹でするとしたら1匹ずつ内臓を取り出す作業はしていないと思うので、
広告の中でこの問題が無い旨のデータとコメントを加えてはどうかと思う。
肥後細川庭園
肥後細川庭園
晴れた気持ちの良い午後に文京区にある肥後細川庭園を訪れました。ここは江戸時代末期に熊本藩主細川家の下屋敷だった場所です。
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池泉回遊式庭園は見事な眺望が得られとても落ち着いた美しい空間を作っています。池の端に滝が流れていてこの池の水はすべて湧き水と雨水で賄われているそうです。四季折々の庭のたたずまいは変化にあふれ驚きがあります。地形の変化を巧みに取り入れて立体的眺望を得ています。門をくぐると江戸時代の雰囲気が伝わってきます。松聲閣はもともと細川家の学問所として使われていたようです。今は江戸文化を様々な形で発信しています。落語や能などここで味わえたら素敵だと思いますが今はコロナ禍で中止になったりしているようです。お庭を歩いて疲れたらここでお抹茶やお菓子を頂けます。のんびりお庭を見ながらの一服は実に心癒されるひと時となると思います。秋にはライトアップなどもしているようです。
この素敵な庭園が無料となっていていつでも気楽に訪れることができるのはいいですね。
孀婦岩(そうふがん、-いわ)!
孀婦岩(そうふがん、-いわ)!
東京の南約650kmに位置するこの岩は東京都に所属し東西84m、南北56m、標高99mの無人島です。
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奇妙な名前ですが、イギリスの探検家ミアーズが1788年4月9日に発見しLot‘wife「ロトの妻」と名付けたことに由来します。ロトは旧約聖書に出て来ます。ロトが家族と共にソドムを訪れたときにそのひどさに怒った神が「ソドムを滅ぼすのでソドムから離れろ、しかし、絶対に振り返るな」とロトに伝え、彼は家族とともにソドムを去るのですが、その時に妻が滅ぶソドムを見るために振り返り、
即岩になってしまったストーリーです。
孀婦岩は大昔海底火山が噴火して出来た残りです。海上に現れた火山が一度海中に沈みその後再隆起して地上に出てきたのです。
火山を構成するのは急冷されて出来る玄武岩ですが孀婦岩は安山岩のようです。
火山が噴火した時に火道無いに溜まったマグマがゆっくり冷えることで安山岩になります。
再隆起した火山の頂上部分は風雨や波によって削られ現在のような形状になったのです。
孀婦岩を調査した専門家によると、今後も波に浸食され数百年後には海上から消えるのだそうです。
立ち入り禁止の無人岩ですが、草や虫が生息しているそうです。絶海の孤岩に生き物が生息する理由は3Wといわれています。
鳥のWING、海のWAVE、WIND(風)によって運ばれて来るのです。
奥が深い日本酒!
奥が深い日本酒!
若いころ日本酒を飲んだら翌日長く胃がもたれ他経験が何度もありそれ以来ほとんど日本酒は飲んでいないのだが、
最近は欧米でも日本酒が注目され産業としても大きく羽ばたいているようである。
日本酒は大きく分けて原料による2種類がある。
1. 米・水・米麹だけのもの
2. 米・水・米麹・醸造用アルコール(白米の重量の10%以下が条件)
この2種類は精米歩合によって3カテゴリーに分類されそれぞれ名前が付いている。
これらの分類に属さない日本酒を普通種と称する。
精米歩合とは玄米を削り残った白米の重量割合である。一般的に数値が小さいほどきれいで軽い酒となるらしい。
1. のカテゴリー:純米大吟醸酒(精米歩合50%以下)
純米吟醸酒 (精米歩合60%以下)
純米酒 (精米歩合70%以下)
2.のカテゴリー:大吟醸酒 (精米歩合50%以下)
吟醸酒 (精米歩合60%以下)
本醸造酒 (精米歩合70%以下)
純米代吟醸酒も代吟醸酒も白米陵を減らす為の行程が増えるのでその分価格も高くなる傾向があるが最高級という意味ではない。
飲む人の好みによって評価は変化する。
発酵させる麹菌には3種類ある。
黄麹:最も使われる麹で優しい酸味と華やかな香りを出すことが出来る。
黒麹:一般的には焼酎造りに使用されているが、日本酒にも一部使用されている。
強い酸味と個性的な風味を出すことが出来る。
白麹:黒麹の突然変異で生まれた麹。焼酎用が多いが最近日本酒にも使われるようになって来た。
白ワインのような軽快な酸味が特徴である。
日本酒の味を分けるときに味わいの濃厚・淡麗と香りの華やかさ・穏やかさのマトリック
スで酒の特徴を示す方法がよく使われる。
1例をあげると次のようになる:
最も濃厚・華やか:陸奥八仙 赤ラベル 特別純米
最も濃厚・穏やか:玉川 自然仕込 純米酒
最も淡麗・華やか:紀土・KID・純米大吟醸
最も淡麗・穏やか:日高見 超辛口 純米酒
最近注目されている日本酒として次の日本酒を試して見ては如何だろうか?
IWA 5(富山県)
仙禽(栃木県)
風の森(奈良県)
鷹長(奈良県)
田中六五(福岡県)
光栄菊(佐賀県)
荷札酒(新潟県)
ポンペイ!
ポンペイ!
大昔ポンペイという映画を見て凄いことが起ったと衝撃を受けたポンペイには1980年前半に仕事で1度いったことがある。
目的はベズビオ火山の山麓に広がるカメオ工房を訪れて取り扱いの可能性を探るためであった。
ついでに遺跡も訪れて見たが、時間もあまりなく発掘も中途半端だったのであまり感動はしなかった。
ポンペイは約1万人の町だったようだが、紀元79年10月24日に大噴火をして火山灰が町の位階1階部分を埋め尽くし、
その後火砕流が町を襲い全体が消滅したそうだ。
1599年に建築家フォンターナが移籍を見つけて美術品を少し発掘した後埋め戻されたとされている。
1748年に再発見され断続的発掘により建造物の完全な形や当時の壁画が見つかったが資金的な問題から継続することはなかった。
2018年にEUが資金を提供する形で本格的な発掘が再開しているが、慎重な作業と広範囲に亘るため全容が明らかになるのは相当な時間がかかりそうだ。
先日トンガで発生した海底火山や桜島噴火も同じだが、昨今報道されている富士山の噴火が起らなければ良いと思う。
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映画「砂の器」!
映画「砂の器」!
松本清張の同名の長編小説が映画化されたもので1974年公開されました。コロナ禍で家にいることが多くなるとテレビでの映画鑑賞も増えます。
洋画を見ることが多いのですが今回は邦画をと思って、推理小説が好きなのでこの作品を観ることにしました。
この小説は1960年から1961年に書かれたものですから、
この中で扱われているハンセン病への偏見も今よりはもっとあったのではないかと思われます。
患者である父とその子がお遍路姿で放浪する場面が四季を通して描かれています。音楽に乗って地方都市の風景が四季折々実に美しいのです。
山陰を走る特急「まつかぜ」がでてきますが、あのころ「まつかぜ」に乗ったことがあり、
松江で乗り換えて宍道湖を見ながら走る夕暮れの山陰線の車窓の風景は実に美しい忘れがたいものでした。
また、この映画のなかで訛りが事件解決に大きな役割を果たすですが、
確かに出雲方言にちょっと東北の方言に似た部分もあったなと思いだしたりしました。
古い映画を見ることは筋を追う楽しさはもちろんですが、映像の中に色々な過ぎ去った思い出を見つける喜びもありとても良いものだと思います。
19歳6ヶ月で藤井五冠誕生!
19歳6ヶ月で藤井五冠誕生!
期待はしていましたが、昨日藤井四冠が4連勝で渡辺王将を下し新王将になると同時に十代で五冠になりました。
羽生九段でさえ22歳10ヶ月でなったほど、そして1950年から出来たタイトル戦でこれまで3人しかいなかった5冠に19歳でなってしまうというとは、今後打ち破ることが出来ないような大記録でしょう!
タイトル戦の歴史は名人戦と九段戦(全日本選手権杯)の1950年に始まりました。
1951年には今回獲得した王将戦が始まり、1960年に王位戦がはじまったのです。
九段戦は1962年にタイトル名が十段戦に変わり、1988年から現在の竜王戦になっています。
全部で8タイトルがありますが、4タイトルが二日掛かりの7番勝負で残り4タイトルが1日制の5番勝負になります。
2日制の7番勝負は名人戦、竜王戦、王将戦、王位戦ですが、今回のタイトル獲得で藤井四冠が3つを獲得したことになります。
そしてさらに驚くことはこれらの4タイトル戦で16勝1敗の成績を残していることです。
考える時間があればあるほど強さを発揮するので、これからも当分タイトル防衛を重ねて行くのではないでしょうか!
残る名人戦の挑戦も将棋ファンが期待していますが、3月中にA級リーグ戦に昇級するかどうかが判明し、
2022年度にA級リーグ戦で優勝すると2023年4~6月に行われる名人戦挑戦となるのです。
昨日王将タイトル獲得後、富士山に例えれば何合目まで登っているイメージかと聞かれた時に「森林限界の手前です」と答えたそうです。
森林限界なんて粋な語彙を使うではないですか、19歳の藤井五冠は!
10代での5冠なるか?王将戦第4局!
10代での5冠なるか?王将戦第4局!
いよいよ第4局が始まりました。
4連勝で藤井四冠が渡辺王将煮勝てるとは思えませんが、これまで数々の記録を打ち立ててきた藤井四冠なら
達成してしまうかも知れないという期待感もあります。
なんとなく急戦模様の感じもありますので1日目から目が離せません。
「駒形のどぜう」!
「駒形のどぜう」!
友人から、かねてからの念願の「駒形のどぜう」に泥鰌を食べに行きましたと便りがあり、そういえば今年も「駒形のどぜう」に
行ってないなと思いました。コロナの前は正月明けには泥鰌好きの友人から毎年お誘いがあり浅草まで泥鰌を食べに行ったものでした。
江戸時代創業の店は外観も店内もなかなかの雰囲気で泥鰌も美味しく人気があるためいつもお昼時は満員で,
待ち札を渡されて待つ間墨田川沿いを散策したものです。
駒形橋からはスカイツリーやあの有名なアサヒビールの金色のオブジェが見えます。晴れている日にはとても気持ち良い景色です。
さて程よくお腹もすいて泥鰌への期待も高まります。泥鰌鍋にはたっぷりのネギとゴボウを入れます。ねぎは取り放題ですが
ゴボウは追加注文してたっぷり入れるのが好きです。泥鰌鍋は寒い日でも食べ終わるととても体中がポカポカしてくるから不思議です。
食後は浅草に向かって歩き雷門から仲見世商店街を通って伝法院通りへ向かう辺りは食べ物屋や土産物屋でいっぱいです。
その賑わいはただそぞろ歩いているだけでうきうきしてきます。
今はコロナ禍でそんな賑わいは望めませんが、そろそろあの活気が町にしっかりと戻って来てほしいものです。
1月30日の凄い出来事!
1月30日の凄い出来事!
① テニス/全豪オープン男子シングルス決勝戦で35歳のナダルが25歳のメドベージェフを2セットダウンから逆転して5時間24分の試合を勝ち取りました。年齢差10歳で5時間24分の決勝戦を制するのは尋常ではありません。ついにフェデラーを抜いてグランドスラム通算21回目の優勝と、ジョコビッチに並ぶダブルグランドスラムを達成しました。若手の台頭や年齢を考えると次の全仏オープンでの優勝が最後になりそうですが、是非22回目の優勝を遂げてほしいと思います。ワクチン問題で出場停止になったジョコビッチに少しでも差を広げておくのが史上最強の名を残す手段だと思います。5年くらい前はフェデラーの20回優勝は絶対破られないと思っていましたがついに王座を明け渡した感があります。それでもフェデラーのプレイスタイルは最も美しいテニスと今後も語り継がれるでしょう!
② 藤井四冠が昨日王将戦第3局に勝利し、王将タイトル獲得まで残り1勝としました。昨日の対局はパソコンでチラチラ見ていましたが、解説者達のコメントがないと一手毎の意味がよくわかりませんでした。二日目の昨日午後4時くらいまでは互角だったというのですから素人に理解出来ないのは当然かも知れません。持ち時間が3分になった時に藤井四冠は29手詰めを読み切ったことを後で解説者が言っていました。藤井四冠が代表格のAI導入将棋は序盤・中盤までは威力を発揮しますが、今回の対局も含め終盤戦にもつれ込んだ時はAIをそばに置いておくわけにはいかないので、結局は棋士の読みと判断力又は決断力で勝負が決まるようです。大山・中原・羽生の3棋士しかいない5冠棋士になれるか、そして羽生九段が記録した22歳10ヶ月を19歳で塗り替えるか、11~12日に行われる第4局に注目が集まります。