M-1グランプリ2021・錦鯉!
M-1グランプリ2021・錦鯉!
17回目を迎えたM-1グランプリ画先日の日曜日に行われました。
年を重ねるごとに大会が派手になり、参加者も増えています。
今回は6017組が挑戦し、頂点に立ったのは錦鯉でした。
個人的には今年で4年連続この番組を見ています。
漫才はもともとあまり関心がなかったのでよくわからないこともあるし、以前はどの漫才を見ても同じ様に見えてちょっと飽きた感じをもっていました。
3年前は霜降り明星という何を言っているのか全く分からないほどの早口漫才が優勝して驚くと共に疑問を感じました。
2年前はミルクボーイが優勝しましたが、説明が明快でスタイルもこれまでと異なり優勝に相応しいと思いました。
昨年はマチ“カルラブリーが優勝しましたが、一人はのたうち回る動きだけで掛け合いのトークがないもので何でこれが優勝するのかと再度疑問に感じました。
今年の決勝は錦鯉とオズワルド、インディアンスの戦いでした。
本命の評判が高かったオズワルドは予選は見事だったのですが、決勝のトークがおや?と思うほど低下したのでチャンスはないと思いました。インディアンスは予選も決勝も同じレベルでの演技・トークをしていました。錦鯉は50歳おじさんの動きが予選の方が良かった様に思いました。内容的には漫才というよりもコントに近い内容に思えました。個人的にはインディアンスが優勝と思いましたが、結果は錦鯉でした。
漫才とコントの境界が何処にあるのか、審査員の判断基準が統一されているのか等不明点が多く心底見事な演技という感じにはなりませんが、6017組の皆さんが必ずしも裕福ではなさそうなので、優勝する事が凄いことであることは分かりました。
来年もまた熱戦が繰り広げられるでしょうが、コントとの違いを明確にすることと、
審査員だけでなく会場の観客やネット投票も加えて採点されることをお勧めします。
モンブラン!
モンブラン!
白い山を意味するモンブランはフランスとイタリアの国境に位置する。高さは雪の積もり方で若干変化するが、4808mらしい。
世界で一番高いのはヒマラヤのエヴェレスト(8848M)でヨーロッパではモンブランと昔学校で教わった。
ロシアをヨーロッパに入れるとコーカサス山脈にエルブルス山(5642m)があるので2番目となるが、
一般的にはロシアはヨーロッパに入れない、入れたくない。
マッターホルンも顕著だが、モンブランもフランス側とイタリア側では姿が異なり全く別の山に見える。
画像は左がフランスのシャモニー側、右がイタリアのクールマイユ側のモンブラン!
![]() |
![]() |
双方の町からロープウェイがあり、シャモニーからは3842mのミディー針鋒、クールマイユからは3466mのプンタヘルブロンナに行ってモンブランを展望することが出来る。
![]() |
![]() |
意外だなと思ったのはヨーロッパには4000m以上の山が7峰しかないこと。
スペイン最高の山はムルアセンで3482mしかないのにヨーロッパで9番目の山である。余談だが、ムルアセンはほぼ山頂まで舗装道路があり、大昔SEAT500でほぼ山頂まで行ったことがある。舗装道路の終点まで残り50mぐらいのところで登れなくなったことを今でも覚えている。500CCの車では空気が薄くて限界だったのだ。
話を戻すが、モンブランのわりと近くにグランド・ジョラスがそびえている。
アイガー、マッターホルンと並ぶスイス3大北壁の一つである。
最近国境を巡りフランスとイタリアでもめているという。
頂上を含めモンブランの稜線が国境と定められているが、最近フランスの地図に頂上がフランス領としたものが出回っていてイタリアが抗議しているらしい。
最後に掲載するのはシャモニーを挟んでモンブランと反対側にトレッキングしたら撮れる展望である。
画像内の右側で雪を被った一番高いところがモンブラン、その下方に氷河が進出しているのが見えるが、その下にはシャモニーの町がある。左側奥がグランド・ジョラスで、これもまた立派な山塊だと思う。手前に咲いてアクセントを付けているのはアルペンローズ。
日本の山も美しいが、アルプスも美しい!
2歳馬の頂点・ドウデュース!
2歳馬の頂点・ドウデュース!
昨日行われた「第73回朝日杯フューチュリティステークス」で3番人気のドウデュースが3連勝でG1初制覇しました。
![]() |
![]() |
1番人気のセリフォス、2番人気のジオグリフ、4番人気のダノンスコーピオンも2連勝で参戦した注目馬でした。
この4頭のオッズは1けたの倍率でしたが、それ以外は20倍以上で事実上この4頭の頂上決戦でした。
今回の勝利でドウデュースだけが無敗の3冠馬の権利を得たことになります。
来年の3歳馬3冠(皐月賞、ダービー、菊花賞)はこの4頭が最も注目されるはずなので覚えておきましょう。
ディープインパクトの産駒ではないことが個人的には残念ですが、父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズの血統です。
尚、騎手の武豊がこの朝日杯で初めて勝ちました。
騎手として偉大な記録を持っている武豊ですが、朝日杯は22度目の挑戦で獲得した優勝でした。
現在JRAで実施されている平地のG1レースは24ありますが、今回23個目のレースを制覇しました。
残るは「ホープフルS」だけですから、来年は前人未到の完全制覇が達成されるかもしれません。
ドウデュースらの3歳馬だけでなく、武豊にも注目です!
ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡 打ち上げか?
ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡 打ち上げか?
宇宙天文学について多大な貢献をしたハッブル宇宙望遠鏡の後継機であり、打ち上げ予定が遅れていたジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡がいよいよ今月末にも打ち上げられるらしい。費やした金額は約1兆円の貴重な宇宙望遠鏡である。
約600km上空の軌道を周回するハッブル宇宙望遠鏡は4つのタイプカメラを搭載し128億光年先まで観測が可能であったが、
ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡は赤外線を観測するため150万kmの軌道に乗せられる。
ハッブル宇宙望遠鏡は約20年の活動の中で幾度か修理を行うことが出来たが、ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡はあまりに遠いため遠隔操作以外の修理は事実上出来ない。それ故発射までに時間がかかったとも言える。宇宙の歴史は138億年前に起こったビッグバンに始まり、その2年後の136億年前にファーストスターが生まれたと言われている。
ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡の観測範囲限度は135億光年なので、ファーストスターを相当明瞭に観測することが出来るかもしれない。
100メートルやマラソンの42.195kmのタイムで興奮する我々とは全く違う世界で信じがたいが、136億光年先の話は人類の誇りも感じる。
大塚国際美術館!
大塚国際美術館!
以前、徳島の鳴門の渦を見て美味しい魚を食べようという企画に誘われました。
後でよく見るとプランの中に大塚国際美術館というのが入っているのに気付きましたがさほど気にも留めず、したがって下調べもせず当日を迎えました。無事に鳴門の渦を見た後に大塚国際美術館に着くと、そこは思ってもみなかったほど大きな立派な建物でした。
最初に入ったところはルネッサンスの雰囲気だなと中に進んでいくとシステイーナ礼拝堂であることに気づきました。
「あーここは本物ではなく過去の偉大な芸術作品をレプリカで再現しているのだ」と理解しました。
システイーナ礼拝堂はバチカンにある礼拝堂でミケランジェロの傑作といわれる天井画、壁画が有名です。システイーナ礼拝堂には3度ほど行ったことがありますが、もう古い昔のことで忘れてしまっていることが多くこんな絵が描かれていたことを改めて思いだしました。
本物のシステイーナ礼拝堂はもちろんもっと大きな存在感で圧倒してきます。しかしこれはこれであいまいな記憶の中にうずもれた感動を呼び起こしてくれます。
この最初の部屋で少し複雑な気持ちになりながらも、その後膨大な作品と出会いました。私の好きなモネの作品、“大睡蓮”にも出会えました。フランスのオランジェリ―美術館のものです。ここは行ったことがないので現地で見たいという気持ちが触発されました。
更にレオナルドダヴィンチの“モナ・リザ”、“最後の晩餐”、ゴッホの“ひまわり”フェルメールの“真珠の耳飾りの少女”等々と超有名作品を見て回り最後にピカソのゲルニカにたどり着きます。ピカソが、1937年にスペインバースク地方のゲルニカがナチスドイツ軍によって都市無差別爆撃を受けた事実を知り、力を込めて描いた壁画です。私はこのピカソの作品を見たことがなく、一度見てみたいと以前から強く思っていたので、この“ゲルニカ”に出会えたことは感動的でした。
できることならスペイン、マドリードを訪れて本物に出会いたいですが、大塚国際美術館というとこの“ゲルニカ”を思い出します。
病院外来にクリスマス?
病院外来にクリスマス?
ステロイド治療でお世話になってる東京医療センターに15日行きました。
毎月1回の定期健診ですが、ステロイド量の調整及び様々な副作用対策を相談しています。
X線写真と血液検査結果からステロイド量を6mg/日に減らすことになりました。
10mg以下になってから少しずつ副作用が減っていることを感じますが、いつ逆戻りするか分からないこと、
さらにオミクロン株など感染要因が存在することなどで気を緩めることが出来ません。
診察が終わり外来ロビーに行ったら、クリスマスツリーとミニチュア電車が動いているではありませんか。
![]() |
![]() |
病院とクリスマスツリーの組み合わせはあまり見たことがなかったので、思わず総合案内の担当女性に聞きましたが、
はっきりした答えはありませんでした。おそらく病気で苦労している患者さん達への癒やしの意味があるのでしょう!
こんな計らいで元気付けられ自宅まで50分かけて歩いて帰ったのですが、
翌日左足の膨ら脛に軽い肉離れが発生し筋力の衰えを痛感しました。
何処まで成長?西之島!
何処まで成長?西之島!
18世紀にスペイン船が見つけ「ロサリオ島」と名付けた小さな島は本州から1000km、最寄りの父島から130km離れている。
現在は西之島と称するが当時の「ロサリオ島」の姿はない。
1973年に東南側の噴火により新島が出来、その後の浸食と土砂の堆積で新島と旧西之島は一体化したが、
荒波に削られ新島部分hほとんど消滅した。
ところが、2013年に同じ東南側で噴火があり新島が生まれた。
現在の西之島は夢の如くここから進化したのである。
2013年から約2年間、2015年に約4ヶ月、2018年に約半月、そして2020に8ヶ月の合計4回の噴火を経て現在の姿になった。
旧西之島は2013年の噴火の段階で拡大する新島と一体化し、現在は2020年の噴火による火山灰の堆積で姿を消している。
伊豆半島を線で結んで南に伸ばすと西之島がある。
つまり、西之島は同じ海底火山帯の一部であることが分かる。
しかし一つだけ他と違うことがあり、それが成長する島にさせているようだ。
大島も八丈島も海底のさらに下にあるマントルが30kmほどの深さにあるが、西之島は20kmほどで他に比べ浅いところにマントルが位置しているのである。
そして、大島も八丈島も構成する岩石は高温高圧下で形成された重い岩石であるが、西之島は比較的低温低圧下で形成される安山岩で出来ている。
マントルの表層にあるプレートが他のプレートと接する場所では常にどちらかが沈み込んでいるわけだが、重い岩石はプレートと共に潜り込んでマントルに吸収されることが繰り返されるのに対し、安山岩などの軽い岩石は一度は沈み込むものの、
その後マグマの噴火と共に海面より押し上げられ島や大陸の元になる要素なのである。
最も大きな噴火は2020年に発生した。
この噴火ですり鉢状の形状だった部分が吹っ飛び、火山灰となって島を覆ったのである。
頂上は吹っ飛んだものの90m高くなり容積は6倍、そして火山灰が5m以上島を覆った。
これからも噴火による安山岩の堆積、そしてその後起きる大噴火による火山灰の蓄積を繰り返し、さらに大きくなる可能性を秘めている。
父島迄届く程大きくなるとは思えないが、東京都の島で最大の伊豆大島を抜くのは十分可能かと思われる。
今後の成長を見守りたい。
画像の1段目左から、2020年以前の西之島、2020年の大噴火、現在の形で、
2段目左から、噴火口、噴火前と噴火後の横から見た比較図、火山灰の分布図である。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
平成中村座ニューヨーク公演!
平成中村座ニューヨーク公演!
先日BSプレミアムで偶然平成中村座のニューヨーク公演ドキュメンタリーを観ました。
観ているうちに強く引き込まれいまだその感動が消えません。
五代目中村勘九郎(十八代目中村勘三郎)はニューヨークに住む歌舞伎になじみのない人々にも歌舞伎を楽しんでもらうことは出来るという信念のもとニューヨーク歌舞伎公演を企てます。
アメリカでの歌舞伎公演はこれまでにも例はあるのですが、勘九郎のはニューヨークのど真ん中マンハッタンに江戸時代の芝居小屋を忠実に再現してそこで歌舞伎を公演するという壮大なスケールのものでした。
もともと江戸時代の歌舞伎は庶民の娯楽でエネルギーに溢れたものですが、それがニューヨークのど真ん中によみがえったような趣向です。演目は“夏祭鑑浪速鑑”悲劇的な芝居ですが華やかさもある舞台です。ですが例えば“連獅子”“のような派手な衣装や豪快な毛振りではなく演者の心の動きを追う、それも英語でですから難易度は高いかと思われます。
現代感覚で古典を解釈し演出し時間と空間を超えて、果たしてこの大がかりで冒険心に満ちた興行はうまく行くのだろうかと誰もが思ったでしょう。結局中村勘九郎の卓越した演技力とプロデューサーとしての優れた能力は素晴らしい結果を引き出します。
初日ニューヨーカー達はスタンディングオベーションで熱狂的に応えニューヨークタイムズをはじめメディアも絶賛するという大成功に終わりました。
テレビを観ていた私もラストシーンの逃げる主人公団七(勘九郎)の疾走感、そしてその後を追いかける岡っ引きならぬニューヨーク市警、その絵のあざ鮮やかさ、美しさ、面白さに釘付けになりました。
懐かしい欧州・その1
懐かしい欧州・その1
おそらく二度と行けないであろう欧州のTV番組を見ているととても懐かしい気がして、様々な記憶が蘇ります。
5都市の画像を掲載するので、【はじめての補聴器】サイトをご覧の皆さんは何という町か分かりますか?
答えはその2で掲載します。
1.
2.
3.
4.
5.
ミラーレス一眼カメラの世界!
ミラーレス一眼カメラの世界!
和服もメガネも最盛期には莫大な需要があったのに現在の市場規模は10分の一以下になっているようですが、カメラの世界も相当落ち込んでいます。
2012年がレンズ交換式デジタルカメラ最盛期でしたが、世界の出荷台数は2015万台、それが2020年には530万台まで落ち込んでいます。日本では一眼レフカメラといえばキャノンとニコンが代名詞だったのですが、ミラーレス一眼カメラが出現してから業界地図が変わっています。
一眼レフカメラとは撮影用レンズの入射光を光学式ファインダーに導くために反射ミラーを組み込んでいますが、ミラーレス一眼カメラは反射ミラーの代わりに電子ビューファインダーや液晶ディスプレイを通じて像を確認しています。
ミラーレス一眼カメラを最初に販売したのは2008年のパナソニックでした。
ミラーレスは小型化や軽量化が出来るのですが、電子ビューファインダーの表示の遅れ、動いている被写体にピントを合わせる動体AFの速度、発熱による動作の不安定化などの課題も抱えていたのです。
ここで登場するのがソニーです。同社は2006年に当時のコニカミノルタホールディングスのカメラ事業を引き継ぎ、一眼レフカメラでキャノンとニコンの市場シェアを切り崩そうとしたのですが上手くいきません。そこで目をつけたのがミラーレス一眼カメラでした。理由はソニーがビデオカメラなどで培った動画技術や画像センサーの強みを持っていたことです。2013年に世界初のフルサイズミラーレス「α7」を発売し、2018年にキャノンとニコンが参入するまで100%近いシェアを握っていたのです。
2020年のミラーレス一眼カメラは全体の50%を超えました。
単に世界のミラーレス市場としては、ソニーが35.3%、キャノンが32.2%と首位を競っていますが、プロや上級者が主に使用する高性能な「フルサイズ」機に限ると、ソニーが54.2%、で断トツです。2位はキャノンの27.5%ですが、ニコンは15%と低迷しています。
今後、特にニコンの巻き返しが予想されますが、少なくとも日本勢の強さは維持されるでしょう。
日本の技術力のすごさを垣間見ることが出来る典型的で面白い業界だと思います。