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永平寺!

カテゴリ: 散策 公開日:2022年04月25日(月)

永平寺!

大晦日のNHK番組行く年来る年の除夜の鐘でしばしば登場する永平寺は福井県の山奥にある

開山は道元で総持寺と並び曹洞宗の大本山である。

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道元は幼児に父母を亡くし14歳(1204年)に比叡山延暦寺に上がり仏門に入った。

しかし、天台宗の教えでは「人は皆生まれながらにして、本来悟っている仏性を持っている」と言っているのに

何故厳しい修行をしなければ悟りが得られないのかと言う疑問があった。

1217年に比叡山を下り、臨済宗宗の建仁寺に教えを請おうとした。

開祖栄西は2年後に亡くなったので、直弟子の明全と共に1223年宋に亘り天童山景徳寺の如浄に入門した。

如浄の禅風はひたすら坐禅に打ち込む「只管打坐(しかんたざ)」を強調したもので、

道元は4年あまりの修行により法を嗣ぐ許可を得て帰国した。

現在も続く永平寺の修行は壁と向き合って座禅を組むもので、「自己を見つめて自我を捨てる」境地に達することらしい。

永平寺が何故福井県にあるかと言えば、帰国後道元は旧仏教勢力の比叡山から激しい迫害に遭ったことに起因する。

永平寺の由来は中国で初めて仏法が伝来し後漢明帝の時の元号「(永平)からで、その意味は「永久の和平」である。

現在では暴虐の限りを尽くすプーチンに修行させたいものである!