2022年第1四半期(1~3月)補聴器出荷台数!
2022年第1四半期(1~3月)補聴器出荷台数!
2022年第1四半期の補聴器出荷台数が公表されました。
詳細は次の通りです。
2022年 1月~3月(前年比) タイプ別構成比(前年の構成比)
合計 138,379(102.2%)
ポケット型 3,356( 90.0%) 2.4%( 2.8%)
耳かけ型 34,960( 96.6%) 25.3%(26.7%)
RIC型 45,582( 95.3%) 32.9%(35.3%)
メガネ型 54( 43.2%) 0.1%( 0.1%)
耳あな型 40,833( 98.7%) 29.5%(30.6%)
既成耳あな型 13,594(220.8%) 9.8%( 4.5%)
2020年に出現した新型コロナウイルス感染の影響で落ち込んだ補聴器出荷台数は、2021年にTV観賞用の需要が貢献し
589,951台まで回復しました。
2022年は外出自粛が緩む中、増加か減少かいずれの方向に進むか注目されていましたが、
既成耳あな型だけが大幅に伸びる出だしとなりました。
全体としては2、964台増加しているので、2022年全体としては60万台復帰の足がかりになりましたが、
伸びたのは既成耳あな型の7,436台だけで他は全て減少していることになります。
既成耳あな型の特徴は簡単な装用と低価格ですが、海外メーカーがこの分野に力を入れ始め、
ある程度の調整が出来る製品に水準が上がっていることがうけているのだと推測します。
以前よりブログで指摘してきた通り、この傾向は今後も増加することが予測されるので、
将来的には市場の半分位を占める事になるかも知れません。
その意味では次回第2四半期(4~6月)の動向が注目されます。