レーニア山!
レーニア山!
北米の山と言えばアラスカのマッキンレー山(デナリ山)カナダのローガン山を思い浮かべる人が多いのではないかと思うが、
これはあまりアメリカの観光をした事がない自分だけのことかも知れないが。
米国のちょうど中部地帯にはプレートレーンと言われる平原地帯がありその西側にロッキー山脈が北西から南東に走っている。
さらにその西側にシエラネバダ山脈がカリフォルニア州東部を縦断している。
そして今回お目当てのレーニア山が位置するカスケード山脈はカナダのブリティッシュ・コロンビア州からカリフォルニア州北部の
シャスター・カスケード州を西海岸沿いに走っているのである。
自分は行ったことがないのだが、NHKBSで【世界の山々・美の旬描】という番組があり、美しいし世界の自然を紹介してくれる。
簡単に海外に行けない者に撮っては有り難い番組である。
カスケード山脈の最高峰が4392mのレーニア山でアジア系移民が移住した最寄りのタマコから70km、
シアトルから車で2時間ほどの場所に位置している。
それぞれの町からの見え方が素晴らしい山である。タマコではタマコの富士山とも呼ばれているらしい。
この山の一体はレーニア国立公園になっていて自然がそのまま残されている場所でもある。
もちろん登山ルートも設定されており、米国人登山者の登竜門にもなっている様だ。
この国立公園には様々な動物が生息しており公園内を散策するといろいろな動物に遭遇することが出来る。
森林も奥深く、巨木が多く古代の森と呼ばれるペイトリアークス森林もある。
アメリカ ネズコはヒノキの仲間で樹齢千年を超えるという。
レーニア山のもう一つの特徴はアラスカを除くと北米最大の氷河地帯であること。
全部で25~26の氷河があり最長は9kmのカーボン氷河でその先には画像の通り水煙のスプレイフォールがある。
カスケード山脈は連山というよりは火山がポツンポツンと孤立している感があり、
画像のアダムズ山(3751m)や1980年に噴火して頂上が吹き飛んだセントヘレンズ山(2950m)もある。
米国はとても広いので日本にはないスケールの大自然が満喫出来そうだ!