映画「砂の器」!
映画「砂の器」!
松本清張の同名の長編小説が映画化されたもので1974年公開されました。コロナ禍で家にいることが多くなるとテレビでの映画鑑賞も増えます。
洋画を見ることが多いのですが今回は邦画をと思って、推理小説が好きなのでこの作品を観ることにしました。
この小説は1960年から1961年に書かれたものですから、
この中で扱われているハンセン病への偏見も今よりはもっとあったのではないかと思われます。
患者である父とその子がお遍路姿で放浪する場面が四季を通して描かれています。音楽に乗って地方都市の風景が四季折々実に美しいのです。
山陰を走る特急「まつかぜ」がでてきますが、あのころ「まつかぜ」に乗ったことがあり、
松江で乗り換えて宍道湖を見ながら走る夕暮れの山陰線の車窓の風景は実に美しい忘れがたいものでした。
また、この映画のなかで訛りが事件解決に大きな役割を果たすですが、
確かに出雲方言にちょっと東北の方言に似た部分もあったなと思いだしたりしました。
古い映画を見ることは筋を追う楽しさはもちろんですが、映像の中に色々な過ぎ去った思い出を見つける喜びもありとても良いものだと思います。
19歳6ヶ月で藤井五冠誕生!
19歳6ヶ月で藤井五冠誕生!
期待はしていましたが、昨日藤井四冠が4連勝で渡辺王将を下し新王将になると同時に十代で五冠になりました。
羽生九段でさえ22歳10ヶ月でなったほど、そして1950年から出来たタイトル戦でこれまで3人しかいなかった5冠に19歳でなってしまうというとは、今後打ち破ることが出来ないような大記録でしょう!
タイトル戦の歴史は名人戦と九段戦(全日本選手権杯)の1950年に始まりました。
1951年には今回獲得した王将戦が始まり、1960年に王位戦がはじまったのです。
九段戦は1962年にタイトル名が十段戦に変わり、1988年から現在の竜王戦になっています。
全部で8タイトルがありますが、4タイトルが二日掛かりの7番勝負で残り4タイトルが1日制の5番勝負になります。
2日制の7番勝負は名人戦、竜王戦、王将戦、王位戦ですが、今回のタイトル獲得で藤井四冠が3つを獲得したことになります。
そしてさらに驚くことはこれらの4タイトル戦で16勝1敗の成績を残していることです。
考える時間があればあるほど強さを発揮するので、これからも当分タイトル防衛を重ねて行くのではないでしょうか!
残る名人戦の挑戦も将棋ファンが期待していますが、3月中にA級リーグ戦に昇級するかどうかが判明し、
2022年度にA級リーグ戦で優勝すると2023年4~6月に行われる名人戦挑戦となるのです。
昨日王将タイトル獲得後、富士山に例えれば何合目まで登っているイメージかと聞かれた時に「森林限界の手前です」と答えたそうです。
森林限界なんて粋な語彙を使うではないですか、19歳の藤井五冠は!
10代での5冠なるか?王将戦第4局!
10代での5冠なるか?王将戦第4局!
いよいよ第4局が始まりました。
4連勝で藤井四冠が渡辺王将煮勝てるとは思えませんが、これまで数々の記録を打ち立ててきた藤井四冠なら
達成してしまうかも知れないという期待感もあります。
なんとなく急戦模様の感じもありますので1日目から目が離せません。
「駒形のどぜう」!
「駒形のどぜう」!
友人から、かねてからの念願の「駒形のどぜう」に泥鰌を食べに行きましたと便りがあり、そういえば今年も「駒形のどぜう」に
行ってないなと思いました。コロナの前は正月明けには泥鰌好きの友人から毎年お誘いがあり浅草まで泥鰌を食べに行ったものでした。
江戸時代創業の店は外観も店内もなかなかの雰囲気で泥鰌も美味しく人気があるためいつもお昼時は満員で,
待ち札を渡されて待つ間墨田川沿いを散策したものです。
駒形橋からはスカイツリーやあの有名なアサヒビールの金色のオブジェが見えます。晴れている日にはとても気持ち良い景色です。
さて程よくお腹もすいて泥鰌への期待も高まります。泥鰌鍋にはたっぷりのネギとゴボウを入れます。ねぎは取り放題ですが
ゴボウは追加注文してたっぷり入れるのが好きです。泥鰌鍋は寒い日でも食べ終わるととても体中がポカポカしてくるから不思議です。
食後は浅草に向かって歩き雷門から仲見世商店街を通って伝法院通りへ向かう辺りは食べ物屋や土産物屋でいっぱいです。
その賑わいはただそぞろ歩いているだけでうきうきしてきます。
今はコロナ禍でそんな賑わいは望めませんが、そろそろあの活気が町にしっかりと戻って来てほしいものです。
1月30日の凄い出来事!
1月30日の凄い出来事!
① テニス/全豪オープン男子シングルス決勝戦で35歳のナダルが25歳のメドベージェフを2セットダウンから逆転して5時間24分の試合を勝ち取りました。年齢差10歳で5時間24分の決勝戦を制するのは尋常ではありません。ついにフェデラーを抜いてグランドスラム通算21回目の優勝と、ジョコビッチに並ぶダブルグランドスラムを達成しました。若手の台頭や年齢を考えると次の全仏オープンでの優勝が最後になりそうですが、是非22回目の優勝を遂げてほしいと思います。ワクチン問題で出場停止になったジョコビッチに少しでも差を広げておくのが史上最強の名を残す手段だと思います。5年くらい前はフェデラーの20回優勝は絶対破られないと思っていましたがついに王座を明け渡した感があります。それでもフェデラーのプレイスタイルは最も美しいテニスと今後も語り継がれるでしょう!
② 藤井四冠が昨日王将戦第3局に勝利し、王将タイトル獲得まで残り1勝としました。昨日の対局はパソコンでチラチラ見ていましたが、解説者達のコメントがないと一手毎の意味がよくわかりませんでした。二日目の昨日午後4時くらいまでは互角だったというのですから素人に理解出来ないのは当然かも知れません。持ち時間が3分になった時に藤井四冠は29手詰めを読み切ったことを後で解説者が言っていました。藤井四冠が代表格のAI導入将棋は序盤・中盤までは威力を発揮しますが、今回の対局も含め終盤戦にもつれ込んだ時はAIをそばに置いておくわけにはいかないので、結局は棋士の読みと判断力又は決断力で勝負が決まるようです。大山・中原・羽生の3棋士しかいない5冠棋士になれるか、そして羽生九段が記録した22歳10ヶ月を19歳で塗り替えるか、11~12日に行われる第4局に注目が集まります。
シャーロック・ホームズの世界!
シャーロック・ホームズの世界!
シャーロック・ホームズは言わずと知れたイギリスのアーサーコナン・ドイルが作った小説の主人公です。
ロンドンのベーカーストリート221Bにあるハドソン夫人の経営するアパートに友人で良き相棒の医師ワトソンと暮らしています。
頭脳明晰、長身で鷲鼻、角張った顎を持ちバイオリンを、しかもかの名器ストラデイヴァリを弾き、
数々の難解なあるいは奇怪な事件を次々と解決していきます。
彼の活躍する映画シャーロック・ホームズはたくさんの作品があり超ベストセラーでもあります。
無声映画時代からたくさん映画化されていますが、なかでもジレエミー・ブレットの演じたシャーロック・ホームズは
まるで本物のホームズがそこにいるかの様で、シドニー・バジエットが描いた挿絵そのもののように思えるほどです。
実に魅力的な俳優で大変な人気がありました。私もこの俳優の演じるシャーロック・ホームズが大好きで何度見ても飽きません。
ベネディクト・カンバーバッチのシャーロックも21世紀のシャーロック・ホームズとして時代背景の異なる設定でやはり魅力的です。
また2013年からCBSのテレビドラマ「エレメンタリー・ホームズ&ワトソン」が配信されましたが、
ジョニー・ミラーがホームズを演じました。
この作品では時代も21世紀、舞台はニューヨーク、ワトソンに至っては女性という設定でしたが実に面白く、
このシリーズを見終わったときには当分喪失感を伴うほどでした。
こんな風にシャーロック・ホームズは未だにこれを題材として大ヒットを生み出せる稀有な作品なのです。
8020運動
8020運動
定期的に歯医者で歯の点検と手入れを行ってもらっていますが、前々回行った時に歯科医から「8020運動」を知っていますかと聞かれましたが知りませんでした。1989年に現在の厚労省と日本歯科医師会が推進している啓発運動で、80歳になっても自分の歯が20本以上保とうという運動です。20本以上あれば食生活にはほぼ満足出来るそうです。
1989年の時と現在では入れ歯技術やインプラントも進歩しているので必ずしも自分の歯にこだわる必要ないようにも感じます。
自分のことで言えば子どもの頃歯が良く虫歯になって禁獄景の詰め物をシテもらっていました。最近はそれらの半分歯程度はセラミックにしているので残る金属の詰め物が逆に目立ちます。また、上歯の親不知を2本抜いたので合計34本しかありません。さらに、中学の体育の時間、偶然バスケットボールが口に当たり前歯の一本が折れてしまいました、それ以来前歯の一本は差し歯になっています。
8020運動の話を聞いて以降歯を良く磨き刺繍帽を防ごうとしていますが、磨き方が乱暴又は強すぎるようで歯肉が下がり傾向です。
この状態になると冷たいものや熱いもので歯がしみるので歳とともに冷たかったり熱かったりするものを避けるようになりました。
視力や聴力は当然ですが、食べることを楽しむために歯の大切さを痛感しています。
2011年の新燃岳噴火!
2011年の新燃岳噴火!
高千穂連峰に位置する1421mの新燃岳は頂上に大カルデラ湖を持つ活火山で歴史的に幾度となく噴火してきた山です。
1月26日それまで小噴火を続けていましたが、14時49分に、膨大な噴出物やエネルギーを放出するプリニー式噴火を起こしたのです。
当時は報道でも大騒ぎWしましたが、昨日はあれから11年経つ記念の日でした。
霧島地区ではいつ次の噴火が起こるか分からないと警戒を怠っていないそうです。
当時1月25日に仕事で鹿児島に滞在し、26日の午前特急で次の予定地宮崎に向かいました。
霧島神宮駅を通過したのは11時過ぎだったと記憶します。
こんもりと繁った森林を見ると下車して森林浴でもしたい感じでしたが、新燃岳の小噴火など何の変化も感じず通り過ぎました。
宮崎に着いたのは1時頃だったように思います。
予定の仕事を一つ済ませて外に出たときに空を見上げると空が左半分雲に覆われ右半分は真っ青な快晴という景色でした。
写真を撮るのを忘れましたが、天地がひっくり返るような印象で不思議な雲もあるものだと思いました。
その後ホテルでTVを見たときに新燃岳の噴火が大々的に報道されているではありませんか!
噴煙は火口から7000mの上空にまで達したということでしたので、空が真っ二つになったのも納得出来ました。
後で分かったことですがその日の宮崎行き特急列車は私が乗ったのが最後でした。
噴火がもっと早く11時頃であればどうなっていたのだろうと今でも偶に夢に出てきます。
ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡目的地に到着!
ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡目的地に到着!
1月24日、ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡が地球から約161km離れた目的地に到着しました。
目的地はL2と呼ばれ太陽と地球の間にある5カ所のラグランジュ点の一つです。グランジュ点とは太陽の重力、地球の重力、
ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡の遠心力が釣り合っている点のことです。
具体的にはL2点を周回する軌道に乗せたのですが、厳密には約20日ごとに機内にあるスラスター(推進システム)を2~3分噴射して
軌道修正を行う必要があります。
従いスラスターの燃料が尽きると軌道を維持出来なくなるので、ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡の寿命は長くて20年程度と考えられています。
これから3ヶ月ほどかけて望遠鏡の光学系をナノメートルの制度で調整していくので、6月下旬には最初の画像が送られてくる予定らしいです。
ハッブルよりもさらに制度の高い画像が期待されるので、送られてくる画像をNASAが公開してくれるのを待ちましょう!
画像はジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡の展開イメージです。
読書の選択肢!
読書の選択肢!
本を読むのは楽しいものです。
好きな作家の作品を読んでいると時間を忘れて読み耽り気が付いたら何時間も立っていたなどということはよくあります。
この楽しい読書を阻むものは何か。視力の低下です。私の場合は老眼になったころから少しずつその影響が表れました。
老眼も徐々に進行していくとまず文庫本を読むのが辛くなります。そこで単行本でとなるのですがソファーやベッドに寝転がって読むというずぼらがしにくくなります。更に老眼が進むと単行本でも夜など見辛くなります。こういった過程を徐々に踏んで気が付いてみたら読書量が一気に落ちてしまいました。
そこで初めて電子書籍というものに目が向きました。それまでは電子書籍があるのはわかっていましたが、目に悪いだろうとか紙をめくるあの楽しさがないのは嫌だとか、食わず嫌い状態だったのですが、本を読みたい一心で試してみることにしました。
読書用のタブレットを買い使ってみると思ったよりずっといいのです。思わず昔のようにどんどん本を読み進めることができました。
文字の大きさも変えられるし手元の光もあるので読み辛さが大きく軽減されるのです。また、突然思い立ってこれが読みたいと思った時も本屋に行く手間もなくすぐに読むことができます。流行になった本などが店頭から消えてしまっても電子書籍ならそんな心配もありません。そんな訳で今は紙の本と電子書籍を両方気分によって使い分けています。
更に先日からオーディオブックを試しています。耳で聞く読書です。読書とは言わないかもしれません。でも読書と同じ情報を耳から得ることができます。話す速度は変えられるのですが標準の速さだと読む速度より遅いので理解がしやすいように思えます。じわじわと脳が理解していくような感じです。またナレーターによってはその本が読むよりも生き生きと伝わってくることもあります。別の作業をしながらでも読みたい本を聞き続けることもできます。
人間は二つ以上のことを同時に行うと脳が活性化するらしいので脳トレにも役に立つかもしれません。
今はテクノロジーが進んで選択肢が増えたことで楽しみの幅ができうれしい限りです。