王将戦第1局!
王将戦第1局!
昨日から注目の第1局画始まりました。1日目終了時46手しか進んでいません。
お互いに何をやってくるか分からないので、慎重にも慎重な読みをいれている雰囲気です。
2日目は15時過ぎ現在63手まで進みましたが、藤井四冠は既に6時間半を使い、渡辺王将は5時間40分を使い、
現在次のてを検討中です。まだ中盤位の進行だと思いますが、
1手間違うと雪崩の如く崩れる可能性がある場面でもある様です。
個人的には両棋士が何を考えているのか全く分かりませんが、
どちらが勝つにしても夜戦に入り神経戦の末劇的な結果が出ることを期待します。
魅力一杯の神戸!
魅力一杯の神戸!
神戸は海と山に囲まれた坂のある美しい町である。
3本の鉄道が東西に走り、おかげで海側も中央も山側も交通がとても便利で暮らしやすい。
山側から見た神戸港を見下ろす夜景は百万ドルの夜景といわれる価値は充分ある。
海のそばにある商業施設モザイクから見る海の景色はザ‘コウベと言う感じ。
気候の良いときはテラスでシュラスコなど食べるのは開放感にあふれて気持ち良いよいことこの上ない。
美味しいものが好きな人にとっても神戸は魅力ある町。
中華街を抱え、また中華街以外にも中華料理店はたくさんありそれぞれの特色や味で飽きさせない。
また神戸牛をはじめとして肉がとても美味しくステーキや焼き肉などリーズナブルな店から高級店までたくさんある。
さらに立ち飲みするような安くて活気があり、おつまみも実に豊富なパブのような居酒屋もある。
なんといってもお好み焼きやたこ焼きに代表されるB級グルメはたくさんあり、
こういった店はいつも人がいっぱいでいかに人気があるかわかる。
食べるものの話になると枚挙にいとまがないが、それとは別に神戸の一押しはそこに住む人々である。
港町ということもあり、昔から人の往来が盛んで外国人も多く住んでいるので日常的に外国人に接する機会もあるせいか、
とてもオープンな人が多くて打ち解け易い。
親切な人が多くこれは人と距離を置きたいという考えと反対に人と積極的にかかわっていきたいという心の表れであろう。
暮らしやすい適度な大きさの町のため歩いていて知人、友人に出会う確率も高く感じる。
このことも人と交わって生きて行くという当たり前の環境が整う一因ではないか?
阪神大震災で大きなダメージを受けそれによる経済的打撃は今も完全になくなったわけではないが、
この魅力ある町が益々元気に活力をもって発展してほしいものだ。
NHK紅白歌合戦!
NHK紅白歌合戦!
20代イタリアに行くまでは毎年紅白歌合戦を見ていた様に思います。
なぜならイタリアに行ってからは毎年サンレモ音楽祭をTVで見て楽しんでいましたから。
1983年でしたか?TOTO・CUTUGNOが歌ったL‘ITALIANOが出たときがサンレモの最高の時代だった様に思います。
TOTOがお世辞にも良い声とは言えない独特のバリトンでイタリア人の典型的な日常生活を歌い上げるのですが、
曲のテンポといい、歌詞の面白さといい、今でも時々口ずさみます。
その後サンレモの内容が国際化を取り入れるなど変化して行った様に、日本に戻った時に見た紅白歌合戦が面白くなくなり、
それ以降はほとんど見なくなったのです。
昨年大晦日はNHKが視聴率を稼ごうと19時以降の本番を前に3時間ほど紅白歌合戦の予告番組を組むほど熱の入れようでした。
昨日の報道では第2部の世帯平均視聴率が過去最低の34.3%を記録して大惨敗と恰も敵将の首を取ったような騒ぎですが、
あの程度の内容で34.3%も取れば十分との見方もあるのではないでしょうか?
一昨年もそうでしたが、紅白歌合戦は最後の歌手の歌と紅白いずれの勝利かを確認するだけにしています。
昨年のMISIAの歌唱力は凄かったですね。彼女は国際はとして十分通用すると思います。
そもそも紅白歌合戦とは男女が曲の良さと歌唱力を競うものでしたから、現在の様にやたらにグループが出場したり、
何を言っているのか分からない歌詞、ダンスまがいの振り付けや衣装合戦をする場ではなかったはずです。
別の言い方をすると、本当の歌合戦は目をつぶって聴いていても評価が出来たのですが、
現代は耳を塞いで目で評価する内容になっている様に思います。
これは歌合戦とは言いがたいので、番組の名前を変えたらどうでしょうか?
また男女に分けるのも時代の風潮に合っていないかもしれません。
毎回分け方を変えて見るとか、若者、中年、おじさんおばさん年代の3グループに分けて歌のうまさを競い合うとか、
憲法改正の議論と同じように変えるべきところは変えて行くべきではないでしょうか?
王将戦!
王将戦!
2022年の幕開けは渡辺三冠に藤井四冠が挑む王将戦である。
第1局は9~10日に行われるが、棋士だけでなく将棋ファンが最も注目する七番勝負である。
藤井四冠が勝てば五冠になり、渡辺三冠が勝てば四冠となり藤井四冠は二冠に後退する。
2021年豊島竜王を破って四冠を達成したが、多くの棋士の中でもう一度撃破しておかなければならない棋士が渡辺三冠と言える。
藤井四冠は渡辺三冠が保持している名人位でもA級順位戦に昇級する一歩手前まで来ているので、
今回の王将戦で勝つと2023年には名人戦挑戦の可能性がある。
今回タイトルを奪取するとその勢いに拍車がかかり、名人位奪取への道が開ける様に思うのである。
余談を一つ。本日A級順位戦の斎藤八段と羽生九段が対局中である。斎藤八段は現在6連勝で渡辺名人への挑戦者第一候補である。
羽生九段は現在2勝4敗でA級残留がかかっている。
1993年にA級に昇級して以来、最も厳しいと言われるA級リーグに29期所属し続けている。
過去に大棋士がA級からの陥落で引退したことが何回もあったので、羽生九段の残留にも注目が集まっている。
まだ50歳なので引退はないと推測するが、出来れば残留して連続30期というとてつもない記録を続けてほしいものである。
奥州平泉!
奥州平泉!
平泉の町を歩くとここは極楽浄土をこの世に実現した町ではないかと思えてきます。
平安時代に、豊富な産出量を誇る金山をバックにした経済力と巧みな政治的能力で京都との関係を良好に保った奥州藤原氏は、
東北の地にまさにこの世の浄土かと見まがう町を実現させたのです。
奥州藤原氏初代藤原清衡が建立した国宝にもなっている中尊寺金色堂は浄土教建築の代表的な例ですが、
まさにその名の通り堂は総金箔張りで黄金色に輝き、阿弥陀堂建築であるとともに奥州藤原氏の墓堂でもあります。
奥州藤原氏二代基衡が造った毛越寺は度重なる戦や火事で当時の建物はありませんが、極楽浄土をこの世に再現した浄土庭園には
今も周囲の木々や池と共に、落ち着きと静けさを備えた美しさがあります。
このスケールの大きさはより広い開かれた宗教的空間の中に包まれるような心地良さを感じさせます。
奥州藤原氏が生まれるにあたっても多くの親族の血が流され、心の平穏を強く求める気持ちがあったのでしょう。
無量光院は奥州藤原氏三代秀衡が京都の平等院を模して造ったものです。
当時はきらびやかな寺院でしたが今は度重なる火災でその跡が残るのみなのです。しかし実際にその地に立つと、
その上手くデザインされた池や中島、背後の金鶏山、そして太陽や空と共にこの世の極楽浄土にいるような感覚を覚えました。
奥州藤原氏の栄華も約百年をもって源頼朝によって終わりを告げるのですが、
残された歴史的遺産は大きく今も燦然と黄金のように輝いています。
何故東京タワーは高さ333mで赤色なのか?
何故東京タワーは高さ333mで赤色なのか?
世界遺産で一番高いタワーがパリのエッフェル塔で高さが324mだから、それを超えた覚えやすい数字にした。
赤いのは東京タワーが鉄塔なので赤い防錆塗料を塗る必要があるからと答える人は多いのではないでしょうか?
真実は全く違います。
昭和33年12月23日は平成天皇の25歳のお誕生日で、この日に完成した東京タワーは鏡、玉、剣によって構成される
皇位のシンボル「三種の神器」そのものを表わした塔だそうです。
形が“剣”、放送局からの電波を反射して八方に拡散させる役割としての“鏡”、そして、昼はその巨大さで太陽の如く地上に君臨し、
夜はライトアップされて月のごとく優しくわれわれを見守るという性質としての“玉”を表わしているのです。
赤色に塗られているのは防錆塗料だからではありません。
航空法で定められた色を使っています。航空法第51条に60m以上の高さがある塔は昼間障害標識を設置することが求められ、
その色が、赤色、もしくはインターナショナルオレンジと白の塗り分けなのです。
東京タワーはインターナショナルオレンジと白を採用して、画像の如く地上150mの大展望台の上からインターナショナルオレンジと白を7等分に塗り分けているのです。
スカイツリーは藍色ですから昼間障害標識色ではありません。
航空法を元に具体的なルールを定める航空方施行規則で高光度航空障害灯(赤色や白色の電灯)があれば良いことになっっています。
現在の東京タワーは夜間にネオン装飾を披露していますから、高光度航空障害灯も切歯しているのではないでしょうか?
喫茶店の思い出!
喫茶店の思い出!
若い頃から喫茶店で時間を過ごすのが好きだった。
日々の日常がとても忙しく目が回る様な時も、ほんの少しの時間を割いて喫茶店で美味しいコーヒ―を飲んで音楽を聴いていると心がゆったりとして和んで行くのを感じたものだ。仕事前のほんの一瞬を気合付けとも言える濃いエスプレッソを一気に飲んで出勤するのは毎日の行事でもあった。あるいは雨の日にぽかっと出来た暇な時間をゆったりと新聞や雑誌を見て過ごしたり、買ったばかりの本を読み始めたり気が付いたら結構な時間が流れていたりしていた。
昨今のコロナ禍でそういう時間も減りもっぱら家でゆっくりと本を読み音楽を聴き美味しいコーヒーをいれて飲むようになった。それはそれでいいのだが、住んでいる場所やよく行く場所にあるお気に入りの喫茶店はその空間が心をほっとさせ、日常からほんの少し遠ざけてくれる感覚に欠ける。
小さい頃遊んだ自分の基地みたいなものである。
インベーダ―ゲームが置いてある店や、焼きサンドが美味しい店もあった。さらに、お店のママが飾るお花がいつも素敵な店、
コーヒーカップが様々で一つ一つあれで飲んでみたいと思わせる店、近所の人がエスプレッソを立ち飲みしてお喋りに忙しい店もあった。
記憶を辿ると、どの店もその街のたたずまいと雰囲気そしてその活気をさえ蘇ってくる。
2030年を見据えて国連が定めたSDG‘sに潜むリスク!
2030年を見据えて国連が定めたSDG‘sに潜むリスク!
SDG‘sは17目標がある。以前掲載したので繰り返しになるが、認識を深めるために再度掲載する。
① 貧困を無くそう。
② 飢餓をゼロに。
③ すべての人に健康と福祉を。
④ 質の高い教育をみんなに。
⑤ ジェンダー平等を実現しよう。
⑥ 安全な水とトイレを世界中に。
⑦ エネルギーをみんなにそしてクリーンに。
⑧ 働きがいも経済成長も。
⑨ 産業と技術革新の基盤を作ろう。
⑩ 人や国の不平等を無くそう
⑪ 住み続けられるまちづくりを。
⑫ つくる責任、つかう責任。
⑬ 気候変動に具体的な対策を。
⑭ 海の豊かさを守ろう。
⑮ 陸の豊かさを守ろう。
⑯ 平和と公正をすべての人に。
⑰ パートナーシップで目標を達成しよう。
実に良く考えられた目標である。特に地球温暖化、水や食料危機、そして、プラスチック染は現実に直面している問題である。
一方、2030年までに飛躍的に進歩するであろうゲノムテクノロジーやAIはSDG‘s達成の鍵を握っていると同時に大きな問題も抱えている。
今回はゲノムテクノロジーに焦点を当てて、キーポイントをまとめてみた。
○ 塩基:A(アデニン)、G(グアニン)、C(シトシン)、T(チミン)の組み合わせで成り立っている。
○ 人の塩基配列は数十億個。
○ ゲノム編集の新技術は2020年にノーベル化学賞が授与されたクリスパー・キャス9。
乳酸菌などが持つ特殊なたんぱく質は特定の配列を見つけ出し、その部分を切断する能力を持つ。
これに新たな配列を注入するとゲノムの書き換えが可能。
○ キメラとは異なる生物類の遺伝情報を持つ細胞が混ざった混合体、例えば人と猿。
○ デザイナーベビーとは親が子どもに望む特徴を持たせて出来る子。
○ ゲノム解析コストが100億円から1万円に。2030年にはヒトゲノム解析コストは限りなくゼロに。
○ 世界レベルでの倫理問題が存在する。
○ 1997年のユネスコ「ヒトゲノムと人類に関する世界宣言」第1条に【ヒトゲノムは人類の遺産】と記載されている。
言い換えると人類の財産であり、管理する責任があるということ。
○ ホーキング博士の予測では「ゲノム編集は、優れた遺伝子を持つ者と持たない者に人類を分断する可能性がある」。
○ 行動遺伝学によると、こころの成り立ちは遺伝率+共有環境+非共有環境。
○ パーソナリティでは約50%、知能では約70%が遺伝率。
○ 2030年はD.I.Y(do it yourself)でゲノム編集が出来る時代。
○ ゲノムテクノロジーについての議論で必要なことは①感染症対策②遺伝性疾患③炭素隔離
個々のキーポイントについての解説はしないが、是非各ポイントについて考えてみてほしい。
たった8年先の2030年に目標達成度が相当上がると同時に危機も増大していることを認識すべきである。
大晦日・黒豆!
大晦日・黒豆!
今年最後の日となりました。昨夜からお煮しめやなますを作ったり、今朝は昨晩つけておいた黒豆をことことと煮始めました。
子供のころに母が忙しく台所で正月の準備をする姿を見てから今に至るまで、お正月は特別な日、大晦日はそれを迎える準備の
最後の日というわけで、迎える準備の象徴的なものが私にとって、黒豆を煮るということのように感じます。
レシピには様々なものがあり毎年決まったレシピでやるわけではなく、豆を煮るという簡単に見えることでも作業の手順も色々で、
その色々を楽しんで毎年やっています。
大忙しの大晦日もあればのんびりした大晦日もあります。その時々を楽しんで黒豆を煮ます。
黒豆を煮ればお正月がやってくるというパブロフの犬状態です。
大晦日といえば忘れられないのが永平寺の大晦日です。ずいぶん昔のことですが父と、雪の降る中永平寺に行ったことがあります。
たくさんの若いお坊さんたちが広い寺を忙しく立ち働き、真剣な表情で走り回っている姿が今も目に焼き付いています。
そこは多くの修行をする人たちが生きる場で、彼らもまた特別のお正月を迎えるため、その準備に余念がなかったのでしょう。
ブエノスアイレスのマリア!
ブエノスアイレスのマリア!
アストル ピアソラ生誕100周年に当たる今年の12月22日夜にピアソラと詩人オラシオ フェレールの最高傑作オペレッタ
(小さなオペラ)が、座・高円寺2で上演されました。
バンドネオン、ヴァイオリンをはじめとする楽器11人、歌手2人、朗読1人、それとは別に群読するのは世界チャンピオンを含んだ
5人のアルゼンチンタンゴダンサー達。すべてスペイン語での上演なので日本語字幕がスクリーンにあらわれます。
目で追えるスピードということで意訳になっていますが原語での上演の雰囲気はそのままに字幕で内容の理解を助けるという手法です。
内容は難解です。“田舎から出てきたマリアがやがて地獄に落ちて死んでしまうが、その影は街をさまよい続けやがて身ごもる” マリアが生んだものは一体何だったのか。どうやらマリアはタンゴそのものという風にとらえられるのではないかということのようです。
詩の内容も象徴的で難しいのですが、あとは感覚で理解を補うということなのでしょうか。
1時間35分の上演時間の間、ある時は音楽に、ある時は歌に、ある時は言葉に、ある時はダンスに、そしてある時は全てが重なりあってとてつもなく大きなエネルギーになり、その中に引き込まれて行く体験をしました。
観客に大きな感動を与え拍手は鳴りやまずスタンディングオベーションで称える人々もいました。