奥が深い日本酒!
奥が深い日本酒!
若いころ日本酒を飲んだら翌日長く胃がもたれ他経験が何度もありそれ以来ほとんど日本酒は飲んでいないのだが、
最近は欧米でも日本酒が注目され産業としても大きく羽ばたいているようである。
日本酒は大きく分けて原料による2種類がある。
1. 米・水・米麹だけのもの
2. 米・水・米麹・醸造用アルコール(白米の重量の10%以下が条件)
この2種類は精米歩合によって3カテゴリーに分類されそれぞれ名前が付いている。
これらの分類に属さない日本酒を普通種と称する。
精米歩合とは玄米を削り残った白米の重量割合である。一般的に数値が小さいほどきれいで軽い酒となるらしい。
1. のカテゴリー:純米大吟醸酒(精米歩合50%以下)
純米吟醸酒 (精米歩合60%以下)
純米酒 (精米歩合70%以下)
2.のカテゴリー:大吟醸酒 (精米歩合50%以下)
吟醸酒 (精米歩合60%以下)
本醸造酒 (精米歩合70%以下)
純米代吟醸酒も代吟醸酒も白米陵を減らす為の行程が増えるのでその分価格も高くなる傾向があるが最高級という意味ではない。
飲む人の好みによって評価は変化する。
発酵させる麹菌には3種類ある。
黄麹:最も使われる麹で優しい酸味と華やかな香りを出すことが出来る。
黒麹:一般的には焼酎造りに使用されているが、日本酒にも一部使用されている。
強い酸味と個性的な風味を出すことが出来る。
白麹:黒麹の突然変異で生まれた麹。焼酎用が多いが最近日本酒にも使われるようになって来た。
白ワインのような軽快な酸味が特徴である。
日本酒の味を分けるときに味わいの濃厚・淡麗と香りの華やかさ・穏やかさのマトリック
スで酒の特徴を示す方法がよく使われる。
1例をあげると次のようになる:
最も濃厚・華やか:陸奥八仙 赤ラベル 特別純米
最も濃厚・穏やか:玉川 自然仕込 純米酒
最も淡麗・華やか:紀土・KID・純米大吟醸
最も淡麗・穏やか:日高見 超辛口 純米酒
最近注目されている日本酒として次の日本酒を試して見ては如何だろうか?
IWA 5(富山県)
仙禽(栃木県)
風の森(奈良県)
鷹長(奈良県)
田中六五(福岡県)
光栄菊(佐賀県)
荷札酒(新潟県)