#藤井王座盤石!
#藤井王座盤石!
昨日行われた王座戦第2局は先番の藤井王座がジワジワと藤井局線を描き、危なげなく勝利した。
終局後の画像を撮ったが藤井王座が光って神様みたいな感じである。
悔しさが表情に溢れる永瀬九段が次戦での巻き返しなるか注目される。
(L・D)
#あっぱれ一力棋聖・応氏杯世界選手権優勝!
#あっぱれ一力棋聖・応氏杯世界選手権優勝!
一力棋聖が19年振りの快挙を達成した。
4年に一度行われる囲碁の国際棋戦で中国の謝科九段を3-0で下し優勝したのだ。
藤井七冠が凄くて将棋ばかりが注目されているが、国際的には囲碁の方が愛好者が多く歴史も長い。
およそ50年位前は卓球と同じで日本が最強であったが、その後中国や韓国に抜かれ、
国際試合で日本棋士が勝つことはほとんど無かったのである。
今回は直前の国際試合で完敗した謝科九段にストレート勝ちしたので、
日本の囲碁が見直されるきっかけになるかも知れない。
今後の一力棋聖に期待しよう!
(L・D)
#王座戦・藤井王座先勝!
#王座戦・藤井王座先勝!
昨年と攻防が真逆になった王座戦第1局は永瀬九段が先手番で始まった。
あまり見たことがない戦型と進行になったので、永瀬九段が思いもよらぬ手で優勢になるのか気になった。
自分が指してもどこから突破口を開くのか全く分らないし、早々と馬を作った永瀬九段が有利に見えて仕方がなかったが、
藤井王座は気にした素振りも見せない。
そうこうしているうちに徐々に藤井曲線が描かれ始めたのである。
結局この曲線はどんどん進み124手で後手番の藤井王座が勝利した。
全五局で後手番で先勝したのは極めて大きい様に思う。
(L・D)
#最も完成された昭和歌謡曲・ルビーの指輪!
#最も完成された昭和歌謡曲・ルビーの指輪!
NHKその他音楽に関連した番組で大変明快な解説をしてくれ、個人的にも気に入っているのはバイオリニストの葉加瀬太郎だ。
いろいろな音楽に関する解説を聞いているといつもこの人はちょっと変人だけど頭が凄く良いとの印象を受ける。
何故だろうと思い大学を調べたら東京芸大と知り自分が持った印象の背景が分った。
自分は1979~1986年までイタリアにいたのでその感に流行った歌謡曲をあまり知らない。
ルビーの指輪は1981年の曲なのでほとんど印象になかった。
帰国後、何回もルビーの指輪というメロディーはBGMとして聞いた気がするが、
なんだかぼけた曲の印象で歌詞まで真剣に読んでみたこともなかった。
ステージで歌ってる寺尾聰がこれまた控えめで力強さを感じないギタリスト兼作曲家だった。
むしろタバコとコーヒーが似合ってる俳優さんみたいな感じだった。
先日テレ朝系番組を偶々見たら「令和の今見てもカッコいい昭和の歌手ベスト20」があった。
寺尾聰は11位だったが、番組主題の裏話的に葉加瀬太郎が昭和歌謡曲で最も完成されたのがルビーの指輪というので驚いた。
何故だろうと聞いていたら、①全体が16ビートである。②小節の頭をずらすシンコペ-ションを使っている。
③セブンスコードを多用している。④歌詞の最後が2年後の世界なので半音上げる転調をしている。ことなのだそうだ。
自分も中学生の時代ギターでコードをいじっていたので彼の言うことは何となく理解出来る。
その頃作詞作曲も自分でやってみたが、上記①~④が入った曲を作る発想は全くなかったと思い起すばかりだ。
昨晩ルビーの指輪の歌詞を読んでこれまた素晴らしい内容であることが分った。
難しい言葉はないのだが、その場の情景をVRとして見ている感覚になった。
セブンスコードは4つの音で構成される和音で、一般的な三和音を使用するよりも味が出せる、
つまり明るくもあり暗くもあり、ちょっとあいまいな雰囲気になって、現在の都会的な曲にもなるのだそうだ。
個人的には八代亜紀の舟歌と美空ひばりの川の流れのようにと高橋真梨子の海色の風がお気に入りだったが、
これからは講釈を加える為にルビーの指輪を追加しよう!
(L・D)
#藤井七冠・ダブル永世達成!
#藤井七冠・ダブル永世達成!
昨日行われた王位戦第五局で藤井王位は渡辺九段を圧倒し、98手で勝ち連続五期獲得で永世王位の称号を取得した。
棋聖と合わせダブル永世称号だが、これまでの記録である羽生九段の24歳9ヶ月を更新する22歳1ヶ月での獲得である。
これで通算タイトル数は24まで積み重ねた。
叡王戦で破れ、連続が22で途切れたのは残念だが前人未踏の速さであることに変わりはない。
藤井七冠の快進撃を見ながら思い起こすのは羽生九段の総獲得数99である。
羽生九段のこの数字を知っているものとして全盛期に飛ぶ鳥を落とす勢いだったのを良く憶えている。
中盤から終盤にかけて多少首を掲げ斜め目で盤面を睨み、予想外の手を打つのである。
これに怯えまたは誤魔化され対戦相手が悪手を打って羽生九段が勝つのを難度も見た気がする。
それに比べると藤井七段は中盤まで難度も首を垂れて渋い表情や仕草を見せながら最後には勝ってしまうことが多い。
王位戦1~3局はその仕草が典型で渡辺九段が3連勝でもおかしくなかったのだ。
羽生・藤井両永世棋士の対照的な仕草も比較して見ると面白く感じる。
ところで羽生九段の総タイトル数99を藤井七冠が抜くのは何時だろうと想像するのもまた楽しい。
単純に七冠を後10年維持したとすると合計94になる。
10年間全て維持することは無理として平均6割維持するとすれば藤井七冠が38歳時に到達することになる。
そこまで生きているか分らないが、出来ればその瞬間を見てみたい気がする。
(L・D)
#安らかに眠れ、中島健郎氏!
#安らかに眠れ、中島健郎氏!
所属先の石井スポーツが中島氏と平出氏が亡くなった旨最終コメントを発表した。
それによると、7550m付近で偵察に行った際、突然氷と共に滑落して、
1000m以上下方の6350m付近で同僚の平出氏とロープで繋がれた状態にあるとのことだ。
場所が2次災害が起きる可能性があるため、救助にも行けないとしてそのままの状態らしい。
石井スポーツは亡くなったことを公表したが、何時遺体回収に向かうかは発表していないので、
このまま雪や氷に埋葬されることもありそうだ。
本当に惜しい人を失った想いで一杯だが、K2攻略がご自身の夢だったとしたらやむを得ないだろう。
画像は中島氏がエベレストを登頂した時のものである。
(L・D)
#藤井王位永世称号に王手!
#藤井王位永世称号に王手!
何をやってくるか判らない渡辺九段が矢倉囲いのような形でスタートした第4局は藤井王位が中飛車で対抗する出だしとなった。
遅々と駒組みが進む中、何時、どちらが開戦するのかという緊迫感があったが、
渡辺九段が珍しく157分の大長考をして43手目を封じて1日目が終了した。
2日制のタイトル戦の場合、夜は両棋士がどのように過ごしているのかいつも気になっている。
PCを持ち込んで夜通し2日目の健闘をしている棋士もいるように思えてならない。
何故なら、簡単に眠れるような状況ではないからだ。
2日目が始まり藤井王位が54手目で7五歩から攻撃を開始し、銀を5筋に進めて読みの激しさが増して行った。
藤井王位が調子良いときの藤井曲線がAI評価値で増して行く中、一手一手の選択肢が多く藤井王位も結構悩んでいる場面もあった。
下記は最終版、藤井王位が5五歩と絶妙手を打った場面である。
その前に渡辺九段は劣勢を挽回するため、解説者が想像していなかった2二角という勝負手を打ったのである。
この手は角を金で取らないと詰みがあり得るぞと言う意味合いと藤井王位の竜を取る手になっており、
どちらかの選択を求めたのである。
ひょっとしたらと解説者が色めき立つ中、藤井王位が打った5五歩が簡単そうで思いつかない手で、
いずれのもくろみも潰しているのである。
解説者はさすがだと感服していたが、渡辺九段も目を見開きその後天井を見上げて苦悩の表情を浮かべる。
悔しくて諦めがつかないのか、その後少し時間をかけて指し続けたが、最終的に100手の段階で渡辺九段が投了した。
これで5期連続タイトル維持での永世称号取得まで1勝とした。
渡辺九段は執念深く一気に逆転する鋭さも持っているので、次の藤井王位先手番で決着を付けたい所だ。
2日制のタイトル戦は昼食時間を入れると最低18時間その1戦に緊張感を保ち、脳をフル回転させなければならず、
自分みたいなレベルの人間には到達出来ない世界であることがちょっと残念な気もする。
(L・D)
#王位戦第4局が始まった。
#王位戦第4局が始まった。
難敵渡辺九段との王位戦段4局が始まった。
現在藤井王位の2勝1敗だが内容的には3連敗でもおかしくない経過だった。
連続してタイトルを取られた悔しさと怒りが今タイトル戦に臨む渡辺九段の表情に表われている。
今回渡辺九段が先手番なので単純に予測すると渡辺九段が勝って2勝2敗に戻すのだが、
藤井王位からすると今回勝てば棋聖に続いて永世称号に近づく大事な一戦なのだ。
1日目の午前中は見慣れない駒組みになっているが、どちらが先に仕掛けるかによって戦局が大きく変わりそうな雰囲気がある。
ABEMATVで実況解説を聞きながら進行を見ているのだが、
解説者が解説盤で駒を動かしながらいろいろな可能性を示してくれる。
素人に近い自分はこんなことが出来る解説者を凄いと思いつつも、
対戦している両棋士は全て頭の中でいろいろな可能性を考えながら手を進めるので神業じゃないだろうか?
囲碁の世界も同様だが、将棋のプロ棋士達も様々な顔がある。
藤井七冠は歳相応な柔和感と鋭敏さを感じる。
羽生九段は表面は穏やかだな感じだが、笑顔になっても目だけは笑っていないイメージだ。
一番悪役っぽく居合い抜きで瞬殺されそうなのが渡辺九段。
現実的ではないが、対局で面と向かったら一手もさせないのではないだろうか?
明日の決着を見まもろう!
(L・D)
#早く戻っておいで、中島健郎氏!
#早く戻っておいで、中島健郎氏!
先月K2で滑落した中島健郎氏についてその後の情報が何もないが、未だ滑落場所にいるのだろうか?
パリ五輪も終ったので、早く戻ってきてほしいと思う。
画像はNHKBSが作成した番組「グレートヒマラヤトレイル」の第1回目で登場した中島健郎氏である。
目の前にそびえるマカルーを見て「格好エエー」とつぶやいた瞬間なのだ。
この第1回のマカルーからエベレスト・ローツェ、カンチェンジュンガ、アンナプルナ、ダウラギリ、マナスルと,
ヒマラヤの8000m峰、そして神の住む山ジャヌー(7710m)を見せてくれたことに感謝しかない。
それぞれの峰を撮影するために嶮しい場所に登る場面も沢山あり、彼の登山技術の高さも知ることが出来た。
そんな凄いクライマーでありながら、ゆったりと語る彼を見ていると、人間性の良さがにじみ出てくるのである。
誠に悲しいことであるが、今は日本における偉大なクライマーを悼むばかりである。
(L・D)
#王位戦第3局・藤井王位勝利!
#王位戦第3局・藤井王位勝利!
27-28日に行われた第3局は藤井王位が先手ながら、渡辺九段に先に仕掛けられた。
その仕掛け手が藤井王位の意表を突いた様で早い段階で3時間超の大長考。
時間の使い方に問題がありそうな出だしである。
その後終盤まで渡辺九段が優勢で進みいよいよ最終段階。
ここで藤井王位がいくつか種まきをしたようで優勢が逆転、更に再逆転など波乱万丈の進行になったが、
渡辺九段がどうしても持ち駒が足らず勝ちきれない。
その内にまた攻守逆転し藤井王位が21手積みを読み切り勝ったのである。
勝った藤井王位は俯き、渡辺九段は頭をかきむしり悔しさをあらわにするという、第1局の幕切れと全く同じシーンが見れた。
藤井王位は今回の先手番を落とすと後が苦しくなる大事な1戦を勝ってほっとしているだろう。
一方の渡辺九段は3連勝でもおかしくなかったこのタイトル戦、次の先手番では並々ならぬ覚悟で新手を繰り出してくるだろう!
観戦する立場としてはトッププロ同氏のメチャクチャ楽しい戦いである!
(L・D)