#藤井王位永世称号に王手!
#藤井王位永世称号に王手!
何をやってくるか判らない渡辺九段が矢倉囲いのような形でスタートした第4局は藤井王位が中飛車で対抗する出だしとなった。
遅々と駒組みが進む中、何時、どちらが開戦するのかという緊迫感があったが、
渡辺九段が珍しく157分の大長考をして43手目を封じて1日目が終了した。
2日制のタイトル戦の場合、夜は両棋士がどのように過ごしているのかいつも気になっている。
PCを持ち込んで夜通し2日目の健闘をしている棋士もいるように思えてならない。
何故なら、簡単に眠れるような状況ではないからだ。
2日目が始まり藤井王位が54手目で7五歩から攻撃を開始し、銀を5筋に進めて読みの激しさが増して行った。
藤井王位が調子良いときの藤井曲線がAI評価値で増して行く中、一手一手の選択肢が多く藤井王位も結構悩んでいる場面もあった。
下記は最終版、藤井王位が5五歩と絶妙手を打った場面である。
その前に渡辺九段は劣勢を挽回するため、解説者が想像していなかった2二角という勝負手を打ったのである。
この手は角を金で取らないと詰みがあり得るぞと言う意味合いと藤井王位の竜を取る手になっており、
どちらかの選択を求めたのである。
ひょっとしたらと解説者が色めき立つ中、藤井王位が打った5五歩が簡単そうで思いつかない手で、
いずれのもくろみも潰しているのである。
解説者はさすがだと感服していたが、渡辺九段も目を見開きその後天井を見上げて苦悩の表情を浮かべる。
悔しくて諦めがつかないのか、その後少し時間をかけて指し続けたが、最終的に100手の段階で渡辺九段が投了した。
これで5期連続タイトル維持での永世称号取得まで1勝とした。
渡辺九段は執念深く一気に逆転する鋭さも持っているので、次の藤井王位先手番で決着を付けたい所だ。
2日制のタイトル戦は昼食時間を入れると最低18時間その1戦に緊張感を保ち、脳をフル回転させなければならず、
自分みたいなレベルの人間には到達出来ない世界であることがちょっと残念な気もする。
(L・D)
#王位戦第4局が始まった。
#王位戦第4局が始まった。
難敵渡辺九段との王位戦段4局が始まった。
現在藤井王位の2勝1敗だが内容的には3連敗でもおかしくない経過だった。
連続してタイトルを取られた悔しさと怒りが今タイトル戦に臨む渡辺九段の表情に表われている。
今回渡辺九段が先手番なので単純に予測すると渡辺九段が勝って2勝2敗に戻すのだが、
藤井王位からすると今回勝てば棋聖に続いて永世称号に近づく大事な一戦なのだ。
1日目の午前中は見慣れない駒組みになっているが、どちらが先に仕掛けるかによって戦局が大きく変わりそうな雰囲気がある。
ABEMATVで実況解説を聞きながら進行を見ているのだが、
解説者が解説盤で駒を動かしながらいろいろな可能性を示してくれる。
素人に近い自分はこんなことが出来る解説者を凄いと思いつつも、
対戦している両棋士は全て頭の中でいろいろな可能性を考えながら手を進めるので神業じゃないだろうか?
囲碁の世界も同様だが、将棋のプロ棋士達も様々な顔がある。
藤井七冠は歳相応な柔和感と鋭敏さを感じる。
羽生九段は表面は穏やかだな感じだが、笑顔になっても目だけは笑っていないイメージだ。
一番悪役っぽく居合い抜きで瞬殺されそうなのが渡辺九段。
現実的ではないが、対局で面と向かったら一手もさせないのではないだろうか?
明日の決着を見まもろう!
(L・D)
#早く戻っておいで、中島健郎氏!
#早く戻っておいで、中島健郎氏!
先月K2で滑落した中島健郎氏についてその後の情報が何もないが、未だ滑落場所にいるのだろうか?
パリ五輪も終ったので、早く戻ってきてほしいと思う。
画像はNHKBSが作成した番組「グレートヒマラヤトレイル」の第1回目で登場した中島健郎氏である。
目の前にそびえるマカルーを見て「格好エエー」とつぶやいた瞬間なのだ。
この第1回のマカルーからエベレスト・ローツェ、カンチェンジュンガ、アンナプルナ、ダウラギリ、マナスルと,
ヒマラヤの8000m峰、そして神の住む山ジャヌー(7710m)を見せてくれたことに感謝しかない。
それぞれの峰を撮影するために嶮しい場所に登る場面も沢山あり、彼の登山技術の高さも知ることが出来た。
そんな凄いクライマーでありながら、ゆったりと語る彼を見ていると、人間性の良さがにじみ出てくるのである。
誠に悲しいことであるが、今は日本における偉大なクライマーを悼むばかりである。
(L・D)
#王位戦第3局・藤井王位勝利!
#王位戦第3局・藤井王位勝利!
27-28日に行われた第3局は藤井王位が先手ながら、渡辺九段に先に仕掛けられた。
その仕掛け手が藤井王位の意表を突いた様で早い段階で3時間超の大長考。
時間の使い方に問題がありそうな出だしである。
その後終盤まで渡辺九段が優勢で進みいよいよ最終段階。
ここで藤井王位がいくつか種まきをしたようで優勢が逆転、更に再逆転など波乱万丈の進行になったが、
渡辺九段がどうしても持ち駒が足らず勝ちきれない。
その内にまた攻守逆転し藤井王位が21手積みを読み切り勝ったのである。
勝った藤井王位は俯き、渡辺九段は頭をかきむしり悔しさをあらわにするという、第1局の幕切れと全く同じシーンが見れた。
藤井王位は今回の先手番を落とすと後が苦しくなる大事な1戦を勝ってほっとしているだろう。
一方の渡辺九段は3連勝でもおかしくなかったこのタイトル戦、次の先手番では並々ならぬ覚悟で新手を繰り出してくるだろう!
観戦する立場としてはトッププロ同氏のメチャクチャ楽しい戦いである!
(L・D)
#中島健郎氏と平出和也氏を悼む!
#中島健郎氏と平出和也氏を悼む!
先日k2西壁で滑落した二人はその後移動した痕跡がなく、救助にも行けない場所と言うことで、
家族同意の下で救助活動が終了した旨、二人の所属する企業から発表があった。
常に誰も果たしたことがないルートに挑戦するのはクライマーの信条なのかも知れないが、
残された我々からするともっと登山活動の良さを世の中に広めてほしかったと悔しさが残る。
特に中島健郎氏は石井邦彦氏との名コンビでグレートヒマラヤトレイルというシリーズ番組を継続していたので、
もっとあの爽やかな解説付きの番組を観たかったという想いで一杯だ。
本当に惜しい人を失ってしまった。
石井邦彦氏もさぞかし無念の思いであろう!
画像は2人が決めたコースだが、どこで滑落したかは判らない。
もの凄く慎重な中島氏だからアイゼンをしっかり打ち込みながら登っていたはずなので、滑落理由も分らないのである。
結局何も判らずモヤモヤ感だけが残るが、今は唯ご冥福を祈るしかない!
(L・D)
中島健郎氏と平出和也氏の無事を祈る!
中島健郎氏と平出和也氏の無事を祈る!
NHKBSでグレートヒマラヤトレイルというシリーズ番組があり、
中島健郎氏と石井邦彦氏が名だたるヒマラヤの8000m峰を紹介してくれている。
ヒマラヤは是非いってみたい場所だが、現実はそれほど甘くないので、
これらの番組を見て恰もヒマラヤに行った気分に浸っているのである。
特にお気に入りは中島健郎氏の語りからにじみ出る素晴らしい人間性。
クライマーとしてヒマラヤを含め数多くの山に挑んできた経験に基づくしゃべり方が安心感を抱かせるのである。
ところが先日突然驚愕のニュースが入って来た。
クライマーとしても所属企業の同僚としても親しい平出氏とk2の西壁最難関ルートに挑み7000m付近で滑落したというのだ。
ヘリコプターでは二人の位置は確認出来たらしいが、ヘリコプターが着陸できる場所ではないので、
別途ベースキャンプから救助隊を派遣することになったらしい。
あの勇猛果敢にして慎重な中島健郎氏がそんなことはあり得ないだろうと思いながらも今は生き延びてほしいと唯願うばかりだ。
救助隊急いでくれー!
(L・D)
#王位戦・渡辺九段勝つ!
#王位戦・渡辺九段勝つ!
王位戦第2局は先手番の渡辺九段が藤井王位に圧勝した。
第1局も渡辺九段がほぼ勝っていたので、将棋としては2連勝した感じである。
叡王戦の後半あたりから藤井王位の指し回しが上手くないように思える。誰もが藤井七冠を徹底研究しているせいなのか、
藤井七冠自身の思考力が落ちてきたのか判らないが、長考して指しても相手の当たり前の手でまた長考するような場面が多々あるのだ。
AIに頼りすぎで、直感力とか決断力があまりないのかも知れない。
21歳で八冠に上りつめた反動で神通力が急速に落ちてきている感じすらある。
王位戦を防衛すればまた良い方向への転機になる気もするが、渡辺九段の経験値とリベンジ力が藤井王位に優るかも知れない。
第3局は藤井王位の先手番なのでここをなんとしても勝っておかないと精神的に苦しい立場に追いやられる。
面白くなって来たねー王位戦!
(L・D)
一力三冠・応氏杯世界選手権」で決勝へ!
一力三冠・応氏杯世界選手権」で決勝へ!
藤井七冠に人気を奪われた感があるが、
囲碁の世界でも井山九段の後継者である一力三冠が凄いことをやるかも知れない。
井山九段が難度も挑戦して優勝出来なかった国際戦で決勝に進んだのだ。
対戦相手は中国の謝科九段(24歳)。
昨年負けた相手であるが、一力三冠は昨年から今年にかけて凄く力を付けているので、
ひょっとすると日本人初の優勝を成し遂げるかも知れない。
決勝戦は5番勝負で8月から始まる。
頑張れ・一力三冠!
(L・D)
#藤井王位・奇跡の大逆転勝利!
#藤井王位・奇跡の大逆転勝利!
凄いことが起こった!
一昨日藤井王位の先番で始まった第1局は昨日の午後先手が仕掛けることが出来ず千日手となり、挑戦者渡辺九段の先番で再開。
持ち時間は渡辺九段が2時間20分、藤井王位が1時間。
渡辺九段が相懸かりから上手く手を進め優位を築く。
それでも藤井王位が粘っこく対応した為か持ち時間の差がぐんぐん狭まるが、
渡辺九段の有利は動かずAI評価は渡辺九段99%、藤井王位1%で暫しもみ合いが続いた。
お互い1分将棋の中で最後は21手詰めの手があったらしいが、
渡辺九段はそれに気づかず異なった手を打った瞬間AI評価は逆転した。
その後藤井王位は渡辺九段の追撃を凌ぎきり、投了に追い込んだのである。
都知事選結果が自分の期待通りではなかったので、とても暗い雰囲気でこの大局を見ていたが、
あまりにも劇的な結果に都知事選の結果も吹き飛んでしまった。
敗れた渡辺九段の悔しそうな顔が今でも目に浮かぶ!
(L・D)
#永世棋聖誕生!
#永世棋聖誕生!
昨日行われた棋聖戦第3局で藤井棋聖が山崎八段を破り3-0で見事5連覇を達成し、永世棋聖の称号を獲得した。
先日叡王戦で伊藤新叡王に敗れ、八冠から陥落したショックを引きずることなく勝利したのはみごとだった。
次は渡辺九段が挑む王位戦7番勝負が控える。
藤井王位が防衛すると2つめの永世称号を獲得することになる。
渡辺九段は久し振りのタイトル戦で、保持していたタイトルを全て藤井七冠に奪われた屈辱感があるはずだ。
何としても一泡吹かせてやろうと全力で立ち向かってくるだろうから、将棋ファンとしてはたまらない対戦となる。
どちらが勝つか判らないが、4勝3敗で決着が付く白熱の戦いを期待したい!
(L・D)