28日のスポーツ4つの特筆!
28日のスポーツ4つの特筆!
1. TVでやっていなかったので見れなかったのが残念であるが、ラグビー女子世界ランク13位の日本サクラフィフティーンが
世界ランク6位のアイルランドを22-10で破ったと知って驚いた。
10月にはニュージーランドでワールドカップが開催される。
今回の勝利がサクラフィフティーンの躍進を後押しするかも知れない。注目だ!
2. 世界バドミントン女子シングルスで山口が昨年に続き2連覇を達成した。
相手は東京オリンピックの金メダリスト、中国の陳であった。
自分は長年テニスをそれなりにやってきたがバドミントンは動きが全く違う。
球技で一番厳しいスポーツといわれるだけはあると納得させられる迫力満点の決勝戦であった。
171cmの長身でそれほど動かずにコートをカバーする陳と背丈は高くない山口がコートを走り回リ展開するラリーが
30回も続くと人間の領域を越えている気がした。
3. 久しぶりにTVでプロ野球を観戦した。
セ・リーグ首位のヤクルトと2位のDeNAの首位攻防戦である。
結果は村上が決勝弾で勝敗を決める漫画のような試合であった。
村上が打席に立つとどこに投げても打たれる雰囲気が漂う。
現実に最初の3打席は四球で出塁、4打席目にエスコバーが投げた素晴らしい低めのボールを完璧に打ってホームラン。
4-1から4-4に追いつかれた直後の一発でDeNAの反撃ムードを完璧に押さえ込んでしまった。
全盛期の王を見ているような気がした。
負けてしまったが、DeNAもいいチームだと感じた。ピッチャーもいい選手が揃っているし打線もいい。
ハマスタで17連勝した理由が分かった。
4. エンゼルスの大谷が11勝目を挙げた。
相手ブルージェイスの投手が良かったこともあるが、大谷が投げるときは打線の援護がない試合が多い。
大谷も投手の時は余り打てていないのでいっそその試合は投手に専念してはどうか?
ダルビッシュも11勝目を挙げたが、初回に3点取られての勝利投手である。
大谷がドジャースなど、打撃のいいチームにいたら既に15勝はしている様な気がする。
エンゼルスはオーナーが球団を売りに出すと明言したので、大谷が今より良い状態のチームで活躍することを祈るばかりである。
白河の関越え達成の仙台育英優勝!
白河の関越え達成の仙台育英優勝!
全国3547校が予選に参加して昨日その頂点に仙台育英が立ちました。
1915年に始まった夏の甲子園は京都二中が優勝しましたが準優勝は秋田中だったのです。
それから107年経ち夏の甲子園10度目の挑戦でついに仙台育英が白河の関越えを実現しました。
巨人の坂本も、MLBのダルビッシュ、菊池、大谷も達成出来なかった偉業です。
敗れた下関国際は古賀と仲井両投手に大坂桐蔭と近江を破った後遺症があったということでしょう。
試合途中まではピラニア打線が不気味でひょっとしたら逆転?と思わせる時もありましたが、
結果的には投手力、打力、守備力で優っていた仙台育英の順当勝ちでした。
今年の甲子園は観客制限が解除されたこともあって久しぶりに盛り上がったのではないでしょうか?
天候にも恵まれ中止になった日は一日もなかったのでそれも良い印象を与えました。
最近は近畿勢が凄く強く、大坂桐蔭の春夏連覇、智弁和歌山の夏連覇、近江山田投手の三度目の挑戦、京都国際森下投手の復活など、
下馬評は近畿勢に集中していました。
しかし、蓋を開けてみたら、智弁和歌山も京都国際も初戦敗退という大波乱から始まったのです。
全部で48試合行われましたが、一番ドラマチックだったのは近江山田投手と高松商外野手浅野の対決でした。
見事に浅野が山田のストレートを仕留めバックスクリーンに同点2ランを放ったのです。
浅野君は身長が170cmしかありませんがプロ入り間違いないでしょう。
下関国際に逆転で敗れた大坂桐蔭の号泣ぶりももらい泣きが止まりませんでした。
負け投手になった前田投手はピラニア打線に対しなかなか三振が取れず根負けした感じでした。
来年に向けて球速を10kmくらい上げることとコントロールを高めることが求められるでしょう。
2020年の夏の甲子園のMVPは誰かといえば、仙台育英の須江監督だと思います。
宮城県と東北地方を祝福し、全国の高校野球児への称賛を全国のファンにお願いする堂々のスピーチで
球場やTVで観戦していた人々を感動させたのです。
予選に参加した高校球児達も凄く勇気づけられたと思います。
須江監督が作り上げた今年の仙台育英には二つの下準備がありました。
一つは須江監督自身が以前大坂桐蔭を訪れ、練習内容を見ると同時に、大坂桐蔭の西谷監督に強くなる秘訣を伺ったことです。
もう一つはレギュラー選別基準の可視化と徹底したデータ管理を実施した事です。
たとえば右投手なら最低でも135キロ以上(左投手は130キロ以上)、野手は一塁到達タイムの最低目標は3.85秒未満で、
スイング速度は最低140キロ以上など、試合に出るためのあらゆる基準を明確化し、また練習試合でも選手のデータを徹底管理して、
それらを選手達に説明していたそうです。
今年はベンチメンバー18人の半数くらいが2年生でしたから、
スタンドにいた2年生以下も含めると来年も超強力チームに仕上げてくるのではないでしょうか?
この秋には新チームになって初の選抜大会が明治神宮で行われます。
そこでの優勝チームが来年の選抜と夏の甲子園に向けて目標にされることになります。
どういう結果になるか注目しましょう。
甲子園の決勝戦で「悲願の白河の関越え」は起きるか?
甲子園の決勝戦で「悲願の白河の関越え」は起きるか?
決勝戦の組み合わせが決まった!
聖光学院に圧勝した仙台育英と近江・山田を攻略した下関国際である。
仙台育英は2年生投手3人で準決勝を乗り切り、3年の主戦投手2名を温存出来たことに価値があった。
聖光学院の主戦投手は佐山だが連投の疲れが明らかでスタミナ切れという感じであった。
昔の様に何百球投げてもケロっとしている様な頑丈な投手は見られなくなった現代を象徴する様な投手であった。
近江に勝った下関国際は古賀・仲井の継投で勝ち上がって来たチームだが、大坂桐蔭を破った試合が最高だったのではないだろうか?
近江と大坂桐蔭との対決を逆にしていたら昨日は間違いなく大坂桐蔭が勝っていたと思う。
これは組み合わせの妙であるが、くじ引きを含めたトーナメントの一発勝負と言うところに面白さと儚さがある。
近江の山田は明らかに限界を超えていた。
最速148kmを投げながら644球を投げたのだからそれだけでも称賛に値する。
もう一人点を与えにくい投手がいたら間違いなく優勝していただろう。
さて、明日14時から行われる決勝戦だが、下関国際はピラニア打線といわれるように
相手投手に球を沢山投げさせるしぶとい打線であるが迫力はない。
決勝戦の相手は温存したエース2人が投げるのでピラニア打線が通用するか疑問である。
さらに、古賀が大坂桐蔭戦と同じように投げられるかが鍵の様に思う。
仲井は昨日のロングリリーフで明らかに疲れているから長いイニングは投げられないだろう。
そうなると仙台育英が断然有利な様に思え、おそらく大勝するのではないか?
「悲願の白河の関越え」という言葉が夏の甲子園には存在する。
「悲願の津軽海峡越え」は2004~2005年の田中投手擁する駒大苫小牧が達成しているので、
「悲願の白河の関越え」は東北地方の優勝を指している。
夏の甲子園は1915年に始まった。
戦争やコロナで中止となった年があったので今回は第104回大会である。
「悲願の白河の関越え」はいつごろから言われ始めたのか定かではないが、少なくともここ20年くらいは聞いている言葉である。
第104回大会で「悲願の白河の関越え」は達成されるか注目しようではないか!
歴史に残る準々決勝!
歴史に残る準々決勝!
昨日行われた夏の甲子園準々決勝!
3万人以上の大観衆が見守る中、中身の濃い戦いが繰り広げられた。
まずは大本命の大坂桐蔭の逆転負け!
応援していたので9回3者凡退で終わった時は自分だけでなく、甲子園球場に異様な興奮と落胆の静けさが渦のように舞っていた。
歓喜を身体全体で表現する下関国際の選手達と応援団への挨拶中及びその後に号泣する大坂桐蔭の選手達を合わせて見ると
天国と地獄を現わしているようで驚愕した。
ファンとしては選手達の号泣を見て涙が止まらなかった。
下関国際には大坂桐蔭を破る次の理由があった。
・内野手、外野手ともに徹底的に鍛えられた守備
・機動力、バットを短く持って小技を絡めた精度の高い攻撃
・試合が作れる速球派で内角を攻めることが出来る左腕がいる
・先発投手以上の速球を投げ込むクローザータイプの速球投手がいる
大坂桐蔭の選手達は西谷監督が指摘するように伊藤、松尾、海老根の3選手以外特出した打力はなかった。
投手も全体的に制球力が低かった様に感じた。
やはり春夏連続優勝というのは難しいことを認識させられた試合であった。
次の大坂桐蔭は前田投手が中心にはなるだろうが、投手も一人ではダメであるし、
打者も伊藤、松尾、海老根級に加え、浅野級のスラッガーが1~2人は必要ではないか?
次は近江と高松商業の試合である。
一番の注目は大会最高の右腕・山田VS最強スラッガー・浅野の勝負で、男対男の勝負という感じが前面に出た凄い迫力であった。
結果は浅野が本塁打も放ち圧勝したが、試合は近江が逆転勝ちで勝利した。
夏・春・夏3期連続ベスト4なので山田という投手の凄さがわかる。
山田は疲労が溜まり右脚に問題が発生したため途中交代した。
準決勝に引きずらないことを願うばかりである。
次は仙台育英と愛工大名電の試合であった。
この試合だけはどちらが勝つかわからなかったが、結局6-2で仙台育英が愛工大名電の強力打線を抑えきったのである。
140km/hを投げる投手を4~5人揃えている仙台育英が俄に優勝候補に躍り出た感じであった。
最後の試合は少し大味だったが聖光学院が九州学院を下したので、準決勝で仙台育英の投手陣に聖光学院が挑む構図になった。
同じ東北勢なので東北勢が2018年の金足農以来決勝に進出することになる。
優勝すれば史上初めて優勝旗が東北の地に渡ることになる。
もう一つの近江VS下関国際は山田の疲労が回復していれば、見応えのある接戦になる様な気がする。
アメリカは勝者を崇める傾向があるが、日本は負けの美学を尊ぶ文化がある。
昨日の甲子園の雰囲気は正にそれで、日本が世界に誇りたいことだと思う!
甲子園8強決まる。
甲子園8強決まる。
ここ2日間でベスト8が決まった。
個人的には75%の的中率であった。
組み合わせは、愛工大名電VS仙台育英、高松商VS近江、下関国際VS大坂桐蔭、聖光学院VS九州学院!
準々決勝は18日に行われる予定。
結果的には良い投手を擁する学校が残っているので、投手の重要性が再認識された。
さらに、140キロ台のストレートには対応出来るチームが増えたが、良いカーブや
スライダーに対するバッティングの技術力が上達していないことも浮き彫りになった。
本日の最終戦大坂桐蔭対二松学舎大付でもその傾向は見られた。
大坂桐蔭は4-0で勝ったが、二松学舎大付の2番手投手のカーブを打ちあぐねていた。
他の7校はTVで見ていたはずで、打倒大坂桐蔭の鍵になりそうである。
夏の甲子園16強出揃い、ベスト8に進むのは?
夏の甲子園16強出揃い、ベスト8に進むのは?
8日に始まった夏の甲子園は順調に試合を消化し14日の今日16強が決まった。
京都国際や智弁和歌山が敗れる波乱があり、報道に騙されたところもあり、
これまで32試合の勝敗について自分の予測は20勝12敗であった。
1・2回戦では大味な試合も結構あったがベスト8を決める3回戦は良い試合が多くなり自分の勝敗的中率も悪くなるような気がする。
3回戦の組み合わせは次の通りである。
明秀日立VS仙台育英(東北同士)
高松商VS九州国際大付属(四国対九州)
明豊VS愛工大名電(九州対中部)
近江VS海星(近畿対九州)
下関国際VS浜田(中国同士)
九州学院VS國學院栃木(九州対関東)
敦賀気比VS聖光学院(北陸対東北)
二松学舎大付VS大坂桐蔭(関東対近畿)
上記で注目すべきは東北勢が3校、九州勢が4校残り、近畿勢はわずか2校であること。
尤も大坂桐蔭と近江は残っているのでさすがというところはある。
本日最後の試合で大坂桐蔭が聖望学園を19-0で破ったのには驚いた。
今年関東で一番強いといわれた浦和学院を破って出場した聖望学園に野球をさせなかったのである。
こんな大勝を擦ると次戦が調子悪い場合もあるので二松学舎大付との試合はどうなるであろうか?
的中するかどうか不明だが、自分なりの8校を予測すると、
仙台育英、高松商、明豊、近江、下関国際、國學院栃木、聖光学院、大坂桐蔭となる。
コロナ禍や旧統一教会などの鬱陶しい事態を忘れさせてくれる甲子園の更なる熱戦を期待しよう!
智弁和歌山散る!
智弁和歌山散る!
夏の連覇を狙い、大坂桐蔭を破る筆頭と思われていた智弁和歌山が國學院栃木に3-5で敗れる大波乱があった。
前回京都国際が敗れたときも驚いたが、今回はそれ以上の驚きであった。
甲子園は観客を喜ばせ、逆にあっと驚かせるシナリオを沢山用意しているようにも思える。
勝って雄叫びを上げる國學院栃木の選手達、負けて悔し涙が止まらない智弁和歌山の選手達を交互に映し出すと、
その差がありすぎて溜まらない気持ちになる。
しかし、我々観客はそういうある意味残酷なドラマを見たいと期待し続けているのである。
大坂桐蔭を倒す有力候補は山田を擁する近江だけになるが、下馬評に挙がっていなかった高校がまだ潜んでいるかも知れない。
夏の甲子園3日!
夏の甲子園3日!
暑い中連日高校球児が躍動している。
良い良い試合もあればひどい試合もありこれが高校野球なのだろう。
3日目最後の興南対市立船橋の試合が行われているが、エラーが重なり現在5-2で興南がリードしている。
ここで3日間で感じたことをまとめておこう。
1. エラーガ多い。
2. 大量点差の試合が多い。
3. 全般的に投手のレベルが低い。
4. 報道の前評判が高すぎる選手が多い。
5. ホームランが少ない。
6. 体格の立派な選手が多い。
7. 山田を擁する近江の強さが目立つ。