ロジャー・フェデラー引退発表!
ロジャー・フェデラー引退発表!
スポーツ界では二刀流大谷や55号の村上など新たなスターが続々誕生している一方で、
世界で親しまれたエリザベス女王が逝去されたり、著名人が亡くなったりして、今年は特に世代の交代を感じる。
そんなことを感じているときに、昨日ロジャー・フェデラーが引退を発表した。
テニスに親しんできた自分としてはテニスとはロジャー・フェデラーであった。
とても同じようには出来ないのだが、頭の中には常に彼のプレースタイルがあった。
テニスも時代が変わると思うと、とても寂しい気がしてならない。
どんなにナダルやジョコビッチ、そしてアルカラスのような新たなスターが誕生しても、
ロジャー・フェデラーのテニスタイルは全く別物で誰もマネが出来ないものである。
強さと共に、正確さ、優雅さ、誠実さ、そして芸術性が彼のプレーにはあったように思う。
最近のテニスはフェデラーの時代以上にレベルが上がり、ストロークやサービスの強さとコートカバーリングの広さ、
さらに4~5時間戦う体力が求められるので凄い時代になったと思うのだが、
それでもロジャー・フェデラーのプレーには超越したものを感じるのである。後世に伝えるため彼の発表した内容を掲載しておこう。
【多くの人たちが知っているように、過去3年にわたって怪我と手術を繰り返してきた。困難の連続だったよ。もう一度ちゃんと競える状態まで戻れるよう懸命に努力してきた。でも、肉体的にできることとできないことはわかっていて、それが最近になってより明確になった。僕は今、41歳だ。24年にわたって1500試合以上戦ってきた。テニスは夢見てもいなかったほど僕に優しくしてきてくれたけど、競技者としてのキャリアを終える時期が来たのだと理解しなければならない。
来週ロンドンで行われる“レーバー・カップ”が、僕にとって最後のツアーイベントになるだろう。今後ももちろんテニスはするだろうけど、グランドスラムやツアーの大会に出場するのはもう終わりだ。
ほろ苦い決断だよ。テニスが与えてくれたものすべてが恋しくなるだろうからね。でも、それと同時にお祝いしたい気分でもあるんだ。僕は自分が地球上で最も幸運な人間の一人だと考えている。テニスの特別な才能があり、プロとして想像したこともなかったような高いレベルで、そんなことが可能とは思わないほど長い間、現役生活を続けることができた。
まずは素晴らしい妻、ミルカに感謝したい。僕とずっと生きてきてくれた。20年以上にわたって、大一番へと向かう僕を励まし、スタンドから見守り、妊娠中もツアーに帯同してくれた。そして素晴らしい4人の子どもたちにもお礼を言いたい。あの子たちと過ごす中で素晴らしい思い出の数々ができたし、それまで知らなかったところを探究することができた。家族がスタンドから応援してくれる姿を見た時の気持ちは、永遠に大事にするよ。両親にも感謝している。そして姉さん。彼らなしではどんなことも不可能だったろう。
あとは、これまで指導してくれたコーチたち全員に心からのお礼を言いたい。いつも僕を正しい方向へと導いてくれた…見事だったよ!そして僕を若くして信じ、理想的なスタートを切らせてくれたスイステニス協会にも感謝している。僕のチームにもお礼を言わないとね。イバン、ダニ、ローランド、そして特にセベとピエールは、僕に最高のアドバイスをくれたし、いつだってそばで支えてくれた。それとトニー。17年以上も僕のビジネスの面倒を見てくれた。クリエイティブな人といるのは最高の気分だよ。そしてパートナーのような関係を築けたスポンサーの方々、親切でもてなしの精神にあふれていたツアーの人たちにも感謝している。
そして、コートでともに戦った仲間にもお礼を。数多くの印象的な試合をすることができた。決して忘れないよ。僕たちはいつだってフェアに戦い、情熱と激しさをもって、テニスの歴史に恥じぬよう、ベストを尽くしてきた。本当に感謝しているよ。僕たちは互いに刺激し合い、テニスを新たな高みへと導いたんだ。そして、信じられないほど素晴らしいファンのみんなに特別の感謝を捧げたい。ファンのみんなが僕にどのくらいたくさんの力と信じる気持ちをくれたか、決して知ることはないだろう。みんなが駆けつけてくれたスタジアムへ足を踏み入れた時の気持ちは、僕の人生の中でも特に心躍る瞬間だったよ。ファンがいなければ、いくら成功を収めても虚しかっただろう。でもみんながいてくれたから、喜びとエネルギーで満たされた。
ツアーでの24年間は素晴らしい冒険の日々だった。まるで一瞬で過ぎ去ったかのように感じる時もあれば、一生をもう生きたかのように濃密で魔法のような日々だったと感じる時もある。40以上の国々で、ファンのみんなの前でプレーし、笑ったり泣いたり、喜びや痛みを感じた。そして何よりも、生きているという実感が得られた。ツアーで世界中を旅する中で素晴らしい人たちと出会い、生涯の友もできた。彼らは忙しい時間を割いて僕がプレーするのを見に来てくれて、応援してくれた。本当にありがとう。
テニスを好きになった時の僕は、地元バーゼルのボールキッズの一人だった。コートに立つ選手たちを不思議な気持ちで見つめたものだよ。子どもの頃の僕にとって選手はまるで巨人のように大きな存在で、僕は夢を見るようになった。その夢のおかげで懸命に努力し、次第に自分を信じられるようになっていった。いくつかの成功を収めたことで自信が芽生え、ここまで信じられないほど素晴らしい旅路を続けてくることができた。だから、世界中の人たちにあらためて心からのお礼を言わせてほしい。スイスのボールキッズが夢を叶えることを助けてくれてありがとう。最後は、テニスへ。大好きだよ。決して君から離れたりはしない。】
村上宗隆55号達成!
村上宗隆55号達成!
日本人として長らく1位を保持してきた王貞治の55号に村上が58年ぶりに並んだ。
最年少の22歳での達成、12度目の1試合2本塁打もプロ野球の歴史に残る記録である。
さらにシーズン終了時、またしても最年少での三冠王達成がかかっている。
そして本塁打として残る記録はバレンティンの60号だが残り15試合で達成できるだろうか?
まだ先の話であるが、残る大記録は通算本塁打!
王貞治は1958年にデビューして引退した1980年まで868本の本塁打を打った。
23年の間、約38本をの本塁打を打ち続けたことになる。
米国と日本では球場の広さが違うので単純な比較は出来ないが、単純に本数としては868本は世界記録である。
果たして村上がそれだけ長く打ち続けられるか分からないが、MLBの二刀流大谷、将棋界の藤井五冠といい、
世界に誇る若者がまた出現したことは嬉しい限りである。
テニス男子世代交代か?
テニス男子世代交代か?
長らくテニス界を導いて来たナダルやジョコビッチが少しずつ世界ランクを落とし、世代交代が進んでいる様だ。
その象徴が今回の全米オープンであった。
スペインのアルカラスが全米オープンで初優勝を飾り、1990年のピートサンプラスに次ぐ19歳で世界ランク1位になったのである。
ズベレフ、メドベージェフ等を飛び越えて10代1位になったことに意義がありそうだ。
日本で一番有名な錦織は怪我が多いようで試合に出ておらず、出たとしても世界のテニスレベルが上がっているので、
あのサービスが驚異的に改善されない限り上位進出は無理であろう。
日本国籍では大坂なおみに期待が集中するが、最近の報道から感じるのはテニスに対する興味の消失である。
いろいろな事業を手がけているためか、世界ランク上位に戻るための厳しい練習はしていないようだ。
バドミントンは日本センスが頑張っているが、テニス界は日本人には無理なのだろうか?
大谷12勝!
大谷12勝!
本日のアストロズ戦で大谷は5回を投げ1失点したが、珍しく味方が点を取ってくれたおかげで7-1で勝ち勝利投手になった。
大谷に達成してほしいのは14勝である。それでベーブ・ルースを抜き二刀流の世界一になるからだ。
残り登板予定は3~4試合なのでその中で2勝は厳しいが頑張ってほしい。
最近の大谷を見て気になることが2つある。
今日は人差し指の豆が悪化したのか、剥けたのか、予防をしたのか分からないが、豆の理由で降板した。
推測するに2シームを投げるようになってから出てきた豆の問題であるように思う。
豆の治癒は時間がかかるので次の登板が問題である。
もう一つは登板日に打つ方が良くない。シーズン終盤になって疲れが相当溜まっているのか、
投手により専念しようと思っているのか分からないが、打撃でのしぶとさがなくなっているので、登板日はDHは止めたらどうか?
米国ではMVPの話題が盛り上がり、ヤンキースのジャッジかエンゼルスの大谷かと報道陣が騒いでいるが、
個人的にはジャッジの方が相応しいように思う。
大谷は終盤になって得点圏にランナーがいるときのヒット数が非情に少ないように見えるのである。
大相撲秋場所が面白そう!
大相撲秋場所が面白そう!
7月の名古屋場所はコロナ旋風が荒れまくったが、それでも千秋楽まで無事に開催され、思いもよらぬ逸ノ城の優勝で幕を閉じた。
今回の秋場所は大変面白そうなことになっている。
コロナ感染で休場していた力士が戻ってきたので番付が難しく、結局関脇3力士、小結3力士体制になったのだ。
大関も3力士いるので、横綱を含め10人が役力士になる。
照ノ富士の膝がどんな調子なのか分からないことや、最近の下克上ムードが重なり、
役力士に加え前頭上位にやる気満々の力士達が揃ったのである。
唯一コロナ禍が再度吹き荒れないことを願うのみである。
注目点は以下の通り。
○ 照ノ富士が優勝出来るか
○ 大関陣のふがいなさ払拭は起こるか
○ 御嶽海は勝ち越せるか
○ 豊昇龍は10勝以上達成するか
○ 逸ノ城は連続10勝以上を上げられるか
○ 琴乃若が勝ち越せるか
○ 若隆景は勝ち越せるか
○ 新しいスターは誕生するか?
藤井五冠の快進撃は続く!
藤井五冠の快進撃は続く!
昨日まで行われた王位戦第5局は後手の藤井王位が豊島九段をに勝ち通算4-1で王位戦3連覇を果たした。
この勝利には記録的なことが沢山詰まっている。
20歳1ヶ月でのタイトル戦10連勝は発の快挙。
初タイトル取得からわずか2年1ヶ月で10期に達したのも初。
読みの深さでは将棋界でも最高レベルにある豊島九段と5回とも角代わり腰掛銀の戦法で渡り合い、
4-1の成績は恐ろしいほどの強さを証明している。
昨年などは序盤戦に弱い傾向があったが、今年になって序盤に失敗することが解消されているのだ。
終局後、豊島九段の表情には悔しさがにじんでいたが、各タイトル戦の予選会で勝ち残っているものも多く、
今年は他のタイトルを獲得する可能性があるので期待したい。
藤井五冠の次の防衛戦は最も位いが高い竜王戦である。
第1局は10月に行われるが、対戦相手は久々の広瀬八段35歳である。
2018年に羽生九段を破り竜王になった実績がある実力者なので、今回将棋界をあっと言わせるような竜王奪回が実現するか注目したい。
バドミントン・ジャパンオープン・日本人優勝!
バドミントン・ジャパンオープン・日本人優勝!
先週のW-る度カップに引き続き行われたジャパンオープンのシングルスで男女ともに日本人が優勝した。
男女ともに日本人が優勝するのは実に珍しいできごとである!
女子は世界ランキング1位の山口茜が順当に韓国のアン・セヨンを2-0で下した。
相手のアン・セヨンは今回あっさり負けたが、身長170を越える長身でまだ20歳なので、今後の脅威になる可能性が感じられた。
驚いたのは男子決勝戦であった。
桃田の影に隠れ素人の自分にはどんな存在なのか分からない28歳の西山拳太があれよあれよといった感じで、
世界の強豪を逆転で破り決勝戦に勝ち上がった。
相手は台湾のシュウ・テンセイで33歳ではあるが180cmの長身で世界ランキング6位の強豪である。
報道によると西山はスピードとスタミナがあるとのことで決勝戦もその能力をフルに発揮していた。
30回ほど続くラリーが何回も繰り返され両選手とも汗びっしょりになりながら戦っていた。
結果は2-1で西山拳太が勝ったのだが、特にファイナルセットの後半は息絶え絶えといった感じで、
シュウ・テンセイ選手の年齢がジワジワと効いて最後はスタミナ切れのような感じがあった。
それにしても左右前後にシャトルを打ち合いどこかに相手の隙を見つけようとする動きは
最も厳しい球技と言われるに相応しい内容であった。
28歳というと普通は峠を越えた?と思われがちだが、西山拳太の動きは20~24歳くらいと言ってもおかしくないものだったので、
桃田に代わる存在になるかも知れない。
素晴らしい試合を見せてもらった!
MLBで日本人投手1000勝!
MLBで日本人投手1000勝!
9月3日ダルビッシュが12勝目を挙げたが、これが日本人投手として通算1000勝目となった。
最初の1勝を挙げたのは遠い昔、1964年の村上雅則氏である。
ジャイアンツに入団した彼が同年9月29日にリリーフで挙げた勝利であった。
彼は2年間ジャイアンツに在籍し通算5勝を挙げた。
日本人投手の歴史はそれから30年待たなければならなかった。
1995年にドジャースに入団した野茂英雄がトルネード投法で歴史の土台を作ったのである。
野茂氏以降何人もMLBに挑戦して繋いできた結果が昨日ダルビッシュによって成し遂げられた1000勝なのだ。
58年経過したが次の2000勝まではそんなに時間は要さないと思う。
なぜならば日本で最も優秀な投手達が次々に挑戦するだろうからである。
バドミントン女子シングルス・ジャパンカップ!
バドミントン女子シングルス・ジャパンカップ!
先日日本でワールドカップが開催され、女子シングルスで山口が東京オリンピックチャンピオンの中国・陳をフルセットで破り優勝したが、
その一週間後ジャパンカップが開催された。
本日の準決勝戦は前回と同じ陳である。
今回もフルセットになり、ファイナルセットは死闘とも言える内容で最後は24-22で山口が勝ったのである。
粘り強さ、身体の柔軟性、スタミナ、スピード等、全てのレベルが高いのに驚くばかりである。
決勝戦の相手が誰か不明だが、山口に勝てる選手はいるのだろうか?
混合ダブルスの準々決勝もあった。渡辺・東野の相手は前回決勝で0-2で敗れた中国ペアである。
今回は闘争心丸出しで立ち向かい、これまたファイナルセットを22-20で中国ペアを破ったのである。
こういう接戦で日本選手が勝ってくれると元気が出るように思う!
ジャッジと大谷!
ジャッジと大谷!
昨日までの3日間じっくりMLBを見てしまった。
エンゼルスとヤンキースの3連戦である。
場所はエンゼルス球場で、大谷を見たい、ジャッジを見たいということで連日満員の大盛況である。
エンゼルス本拠地なのでエンゼルスファンだらけだと思ったら、ヤンキースファンが半分ほどいる感じで、
日本のプロ野球では感じられない正に世紀の対決の雰囲気であった。
結果は負けが込んでいるエンゼルスが2勝1敗で勝ち越したのが驚きであった。
当然ヤンキースが3試合とも圧勝して終わるだろうと思ったら、エンゼルスの投手陣が結構頑張ったのである。
こんな投手陣の頑張りをずっと続けていたらプレーオフにもいけたんじゃないかと思わせる内容であった。
打撃の方では千両役者が揃って試合を決めるホームランを打ち観客も大変喜んだのではないか?
第1戦は大谷の29号2ランとジャッジの50号ソロホームランが出たがその差で4-3でエンゼルスが勝った。
第2戦はジャッジの51号3ランが決めてとなり7-4でヤンキースが勝った。
そして第3戦は大谷が逆転の30号3ランを放ち、その後投手陣が必死で抑えて3-2で勝った。
特に第3試合は劇的で大谷にとってもこれまでで最高のホームランだったかも知れない。
ジャッジと大谷は今年のMVPを争っているといわれているが、成る程と感じさせる活躍ぶりであった。
ジャッジは62本のホームランを打てばMVP当確、大谷は14勝で最低投球回数に達したら当確のように思う。
果たして残り試合で何が起こるだろう?