新型栄養失調!
新型栄養失調!
栄養失調とは異常現象、戦争、災害、慢性的な貧困、拒食症、食料不足、極端な偏食などに伴い発生する一般的な用語です。
しかし、現代人は糖質過多、エネルギー過多のの食生活を好み、必要な栄養素が不足していることで
不調を来すことがあり、それを新型栄養失調と呼ばれています。
特に、高齢者や若者が自己流で行うダイエットによる偏食が上げられます。
3大栄養素であるたんぱく質(肉類、魚類、卵、豆腐など)、糖質(米、パン、麺類等)、
脂質(植物性、動物性油脂)は基本的に良く食べられますが、ビタミンやミネラル摂取に
注意していないことが多いのではないでしょうか?
まして、たんぱく質の中で体内で合成できない必須アミノ酸を念頭にたんぱく質の質と
量を気にしている人はほとんど異なように思います。
新型栄養失調を避けるためには、摂取する食物のバランスが大切です。
必須アミノ酸の種類と役割を掲載しておきます。
・イソロイシン:成長を促したり、神経の働きを補助するなどの作用があります。
・ロイシン:肝臓の機能を高める働きがあります。
・トリプトファン:鎮痛や催眠、精神安定などの作用を持つ神経伝達物質である
セロトニンをつくる原料となります。
・リジン:人間の体の組織を修復するとともに、ブドウ糖の代謝を促進したり、肝機能を
高めるなどの働きを持っています。
・メチオニン:体内でヒスタミンの血中濃度の低下に働きます。
・フェニルアラニン:脳に刺激を与える神経伝達物質のドーパミンやノルアドレナリンを
生成します。
・ヒスチジン:体の成長や神経機能の補助などに関与しています。
・スレオニン:成長の促進に加え、脂肪肝の防止に働きます。
・バリン:体の成長に関与しています。
・アルギニン:体を活性化して免疫機能を高めたり、脂肪の代謝を促して筋肉を強化すると
される成長ホルモンを合成します。