メニュー

将棋の世界が面白い! - 天と地にある物事を想い巡らすサイト!よろず放談

お問い合わせ

ブログBLOG

将棋の世界が面白い!

カテゴリ: 趣味 公開日:2021年03月12日(金)

将棋の世界が面白い!

将棋の世界に長く君臨してきた羽生九段(引退後は永世七冠の称号)が8大タイトル

100回に後一つに迫っています。将棋というゲームをかなり国民に浸透させたのは

国民栄誉賞を授与した羽生九段であることは間違いありませんが、あまりにも強すぎて

完全に国民に浸透するまでには至りませんでした。

ところが、4年前に藤井棋士が14歳でプロデビューし、29連勝を達成した頃から

将棋に対する国民の注目度が飛躍的に上がりました。加えて、AIが将棋に参戦し、

人間とAIが合体するような動きになっていることから、将棋が現代感覚に合致するようになったのです。

現在の将棋の世界では、8タイトルを渡辺三冠、豊嶋二冠、藤井二冠、永瀬王座が保持し、この4人を四天王と呼んでいます。

2020年度は3月末で終了しますが、藤井二冠が快進撃を続けています。

先日名人戦に向けたB級2組順位戦で10戦全勝を飾りました。C級2組から始まる順位戦で

通算39勝1敗を記録し、来期はB級1組に昇格です。

各年度には「将棋大賞」表彰対象となる4つの記録部門があります。そのうち、勝数の43,

連勝の16(継続中)、勝率の8割4分3厘で首位をキープしています(残る対局数は永瀬王座)。

さらに昨日の勝利で4年連続4度目の勝率8割を確定させ、羽生九段の3年を超えました。

来年は2タイトルの防衛戦があり、B級1組の順位戦を突破して、A級入りが実現出来るか注目されています。

また、3月23日に行われる竜王戦2組の準決勝で勝利すると、次年度は1組の昇格となり、

タイトル挑戦の可能性が高まることになります。

渡辺三冠間の今年のハイライトは長年の夢だった名人位の獲得でした。現在一番強いといわれている棋士です。

現在渡辺王将に永瀬王座が挑戦する第70期王将戦が進行しています。渡辺王将3勝、

永瀬王座2勝で本日から第6戦が行われます。渡辺王将が防衛するのか、永瀬王座が

タイに持ち込むのか、ギリギリの戦いが展開されます。

そして今年のA級順位戦で初優勝したのが斉藤八段でした。将棋界の最強棋士10人の

リーグ戦を9勝1敗で勝ちきったのは大したものです。

この二人が4月7日~8日から名人戦7番勝負に臨みます。渡辺名人が防衛するのか、

斉藤八段が初挑戦で奪取するのか注目されます。

昨日、藤井棋聖に挑戦するトーナメント1回戦でこの二人が対戦し、渡辺三冠が勝ちました。

名人千の前哨戦とも考えられる対戦でしたが、トップ棋士達には常に何らかのタイトル挑戦に絡む可能性があり、

指すのも見るのもゆっくりしている暇がありません。

棋聖戦トーナメントには、永瀬王座も豊嶋二冠もあの木村九段も残っていますので、

全棋士が打倒藤井二冠を目指していることでしょう。

もう一つ来季の注目は羽生九段の100回タイトル獲得です。古希の自分の立場からすると、

50歳になった羽生九段が4天皇を退けて100回を達成してほしいと思います。

 

コロナ禍でモヤモヤ感が消えない中、スカッとしたいときは、将棋に注目しましょう!